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J1リーグ第38節 名古屋対浦和

2021.12.4(土) 14時 豊田スタジアム
観客 27079人 主審 村上伸次 副審 大川直也、日比野真

 名古屋グランパス 0(0−0)0 浦和レッズ
           (0−0)

今季最終戦。現地観戦。
シャビエルの名古屋での最後の試合。

名古屋の先発は、DFが宮原、中谷、キムミンテ、吉田。ボランチは稲垣と木本。ちなみに長澤は警告累積で出場停止。前4人は相馬、柿谷、マテウス、前田。

前半の名古屋は守備的な試合運び。相馬がおもに吉田との連携から、左サイドを攻め上がる場面は結構目についたけれど、ゴール前が薄くて、そこからゴールを脅かす展開にはほとんどならなかった。右からのマテウスや、前で前田や柿谷がボールを持った場合も同様。前半、ほぼ唯一の決定機は、半ばにマテウスがミドルで撃ち込んだシュート。浦和GK西川にファインセーブされたが。
守備は浦和の整った攻めをよく防いでいたとは思う。浦和は今年ビジターで見た試合よりもしっかりチームが出来ていて、複数のベテランが今季限りでチームを離れるのも無理はないかという感じ。ただ、ゴール前でいまひとつ迫力がないのは名古屋と一緒で、惜しい場面は作るものの、決定機までは至っていなかった。そこは名古屋の守備の手堅さも発揮されていたかな。
名古屋が前半守備的なのはよくあることだし、後半はペースを上げてくるかと思ったが、システムを4バックから3バックに変えた影響もあってか、いくらか前に向かう積極性が出てきた気配はあった。とはいえ、ゴール前の薄さは解消せず。57分に前田に代え、トップに山崎が投入されても、状況に大きな変化は見えなかった。
69分に森下とシャビエルが入る。すぐ後にシャビエルが、ゴール正面でボールを受けてミドルシュート。しかし枠をわずかに外れてしまった。決まっていれば劇的だったんだが。
そして71分に、CKから浦和にゴールにボールを押し込まれる。しかしこれは、浦和の選手のポジショニングの問題で、VAR判定の結果、オフサイドになり、ノーゴール判定で救われた。かなりラッキーだった。ただ、後半は割と名古屋が攻める試合展開だったと思うけれど、このあたりからまた浦和が優勢になってきた印象。
そこから後、名古屋がきわどい場面を作ることはなかった。どちらかといえば、浦和の方がゴールに迫っていて、87分にはCKからボールがゴールに入る場面もあったが、これは明らかなオフサイドでノーゴール。
結局、スコアレスドローで終了。いかにもシーズン最終戦の消化試合らしい、盛り上がりを欠いた試合だったと思う。

正直、シャビエルの退団セレモニーや、今季限りでJリーグの審判から勇退するので、これがラストゲームだった主審の村上さんを送るイベントの方が、ずっと印象に残った。
名古屋は、ルヴァン杯優勝のあと、急速に失速してしまった感がある。ハードスケジュールの中で、無理を重ねてやってきた反動と思えば、仕方ない面はある。来季はACLがない分、楽になりそうには思えるが、その分、だいぶ大所帯になっている今の戦力がどこまで維持されるんだろうという気もする。

と思っていたら、戦力どころか監督が交代になることが発表された(12/9)。
監督交代のいきさつに思うことは山ほどあるけれど、ここには書かない。ただ、さすがに来年は心配ないだろうと思っていた降格戦線への参入も、十分ありえるような気がする。いやな感じがする。取り越し苦労ならいいんだが。
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浦和のゴール裏。試合中の発声などで、場がかなり荒れた感じ。
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Jリーグでの最後のレフェリングだった村上さん。試合後は両チームの選手による胴上げも。
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名古屋での最後の試合だったシャビエル。2017年は本当に世話になったし、チームに長く居てくれて、うれしかった。
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試合後の記念撮影。マッシモも居る。これが見納めになるとは、この時は知らなかった。
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