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「勝手にしやがれ」

ジャン=リュック・ゴダールが監督した1960年の映画。ゴダールの初めての長編映画だそう。漠然と、監督デビュー作と思ってたが、厳密にはそういうことらしい。
だいぶ昔に一度、テレビかレンタルビデオで見ているはず。当時、頻繁に言及されている映画なので、見といたほうがいいだろうなと思って見たけれど、それほど感銘は受けなかった覚えがある。しかし先日見た「フレンチ・ディスパッチ」の一部に、ゴダールっぽい雰囲気があり、直後のタイミングでザ・シネマで放送されたので、見返してみる気になった。

今回も、あまり感銘は受けなかった。小悪党がうっかり警官を殺してしまって、追われる身になるが、やばい状況をあまり真剣に受け取らず、好きな女と一緒にいることばかり考えているというストーリーの犯罪映画。1960年にこれが作られた時は、演出や映像がすごく新鮮だったというのは、容易に想像が付くのだけど、直接影響を受けているかどうかはともかく、この映画に似た雰囲気の映像作品は、その後、大量に作られるようになったし、先にそっちの方を見て育った人間にとって、この映画にあまり衝撃がないのは当たり前な話。ここから始まったんだな、という気持ちはあるけれど、この映画自体を特別なものと感じるかどうかは別。
格好良く作っているなあ(特にラスト)、とは思うけれど、やはり時代が古いし、後継的な作品の方が、自分が過ごしてきた時代背景の中で、その時代の格好良さを反映して作られているから、そういう作品に比べると、やはりどうしても見劣りしてしまう。それも仕方ない。
「フレンチ・ディスパッチ」で感じたらしさというのは、主に男女の会話の掛け合いの部分だったのだけれど、そこも参照するのであれば、同じゴダールの作品にしても、これよりもう少し後の映画の方が良かったのかな、という気がした。「勝手にしやがれ」は、スタイルが、まだそこまで確立していないように思える。
それなりに楽しめたとはいえ、少し残念ではあったけれど、こんなものかもな、と思ってはいたし、予想の範囲内だった気がする。

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