J1リーグ第17節 浦和対名古屋
2022.6.18(土) 19時 埼玉スタジアム2〇〇2
観客 28699人 主審 福島孝一郎 副審 浜本祐介、西尾英朗
浦和レッズ 3(3−0)0 名古屋グランパス
(0−0)
得点 21分 浦和・ショルツ
23分 浦和・伊藤
36分 浦和・関根
3週間ぶりののリーグ戦。ただ、名古屋はインターバル中も、ルヴァン杯で普通に試合をしていた。浦和は試合がなかったから、その辺の差がどう影響するかは気になるところだった。
名古屋の先発は、GK武田、3バックが中谷、藤井、丸山。2ボランチがレオ シルバと稲垣。右サイド森下、左サイド相馬。前3人が仙頭とマテウスはいつも通りながら、もう一人は初先発の石田。先週まで先発だった酒井は控えにもいなかった。先週、シュートをミスりまくった影響なのか、故障か何かか。
名古屋は立ち上がりからひどい内容。GK含めディフェンスが、つまらないミスを繰返し、ピンチを招き続けた。それでも立ち上がりは浦和も不安定感があったから、打ち合いのような雰囲気で、チャンスも作れたが、次第に防戦一方に。
何度となくゴールを脅かされ、そろそろやられる頃合いかと思った矢先の21分に、CKから失点。さらに23分にもCKから失点。あっという間に0-2。
直後の26分、ほとんど何も出来なかった(といっても、チーム全体があれでは、とは思う)石田が阿部に交代。しかしディフェンスの不安定感は改善されず、36分にはゴール前をきれいに崩され、伊藤からのパスを受けた関根に決められ、3点目を失う。0対3で折返し。
ハーフタイムに交代はなく、同じメンバーで後半へ。前半よりは落ち着いた感があり、相手陣内に攻め込む時間帯は増えた。しかし、決定機になりかける場面はあっても、チーム内の連携がいまひとつで、作り切れない。ただし、これは前からのことで、この日に始まったことでもない。攻撃に比重がある分、カウンターをくらいかける場面もあったけれど、後半に関してはそこはかなりちゃんと対処出来ていた。武田も落ち着いていた。そういう意味では、後半の試合の運び方が、本来の名古屋の試合ぶりに近かったと、言えなくはなかったかもしれない。
しかし、51分に仙頭に代えて内田、74分にレオシルバに代えて柿谷を投入するなどしたが、それが功を奏することもなく、無得点のまま、0-3で試合終了。
名古屋の前半の出来の悪さは、なぜここまでひどいのか、不思議なくらいひどかった。
浦和の若手が、けっこう厳しくプレッシャーを掛けてきていたのは分かったけれど、それほどプレッシャーが掛かっていない場面でも凡庸なミスが起きていたように見えたし、そもそもあれくらいのプレッシャーでおたつくようなチームでもなかったはず、とも思った。直前のルヴァン杯プレーオフステージの京都戦が、アクシデント的に大量点差の楽な試合になったことで、選手の感覚がずれてしまったと考えるのが、一番分かりやすいような気がするのだけど、そんな単純なことなのかな。
事前に懸念していたような、試合間隔が開いて、休養と戦術徹底をきっちりやれた浦和と、ずっと試合で疲労が溜まって、リセットも出来なかった名古屋の差、という可能性もあるけれど、名古屋も前の試合からは1週間開いていたし、そこまで過酷だったとは言い難いように思える。
一方で、酒井がメンバーから外れ、控えに本来いてもいいはずの何人かの選手の姿も見当たらなかったことが、結構気になる。故障者がいることは確からしく、それによって選手層がかなり薄くなっていて、出ている選手のコンディションも完全ではない、みたいな状況だとすると、かなり深刻な話になってくるはず。先週の京都戦で、最後にゴールを決めた後の齋藤のインタビューの内容を見ると、チーム内で故障者が多く、満足な練習が出来ない時期もあった、というくだりがあって、それがいつごろを指すのか分からないけれど、今もそういう状態じゃないんだろうかとか、疑心暗鬼にかられてしまう。
(ちなみに齋藤は、あのゴールを置き土産に、韓国の水原三星に完全移籍したとのこと。結局、名古屋では、あまりうまくいかなかったけれど、最後のゴールはずっと記憶に残りそう)
来週の鹿島戦が、そういう不安を払拭してくれればいいんだけれど。その前に金沢での、水曜の天皇杯もあるが…。
3年ぶりに設置されたゴール裏ビジター席の名古屋サポ。
[参考]
2020年以降の埼玉スタジアム2〇〇2開催の浦和レッズ対名古屋 COVID19の影響
2020.10.4 リーグ戦 ビジター席無し、観客数約18000人上限での開催
2021.5.30 リーグ戦 ビジター席無し、観客数5000人上限での開催
2022.6.18 リーグ戦 ビジター席有り、観客数100%での開催
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