J1リーグ第33節 名古屋対東京
2022.10.29(土) 15時 豊田スタジアム
観客 28383人 主審 小屋幸栄 副審 唐紙学志、大川直也
名古屋グランパス 2(1−0)1 FC東京
(1−1)
得点 10分 名古屋・酒井
49分 東京・木本
69分 名古屋・永井
3週間のインターバル明けでのホーム最終戦。現地観戦。
名古屋はJ1残留が確定していて、東京はACL出場権圏内の可能性も残して、というような状態だったようだけれど、自分としては気分的に消化試合だった。
名古屋の先発は、GKランゲラック。3バックが中谷、藤井、丸山。ただし、いつもと並びが違い、右が藤井、中央が中谷。藤井が来年居るかどうか分からないってことじゃない?、という意見を聞いたけど、どうなんだろうな。2ボランチ、稲垣と永木。右サイド森下、左サイド相馬。前3人はマテウス、酒井、永井。
立ち上がりから名古屋の出足の良さが目立った気がする。パスカットや競り合いでの優位が感じられ、3分には永井の枠内シュート。ただ、GKに惜しくも弾かれて、こういうのはここから尻すぼみになったりする、と思ったりしたが、10分にペナルティの左側で得たFKを永木がゴール前へ蹴り込むと、酒井が競り勝ってゴールへ押し込み、名古屋が先制。
その後も名古屋の中盤での優位は続いたが、リードした影響か、次第に消極的になった気がした。というか、中盤でマイボールにしても、そこからの組立が続かないチームなので、必然的にそうなったというか。逆に東京が流れをつかみ始め、そうなると攻撃の組立の完成度の違いを感じさせられた。しかし東京もそれほどの迫力はなく、1点リードのまま、前半は終了。
後半は名古屋が勢いを取り戻したいところだったが、49分に右サイドからゴール前にクロスを入れられ、前にクリアしたボールを、上がってきた木本にミドルで叩き込まれて同点。
かなりガッカリさせられる展開ではあったけれど、この影響もあってか、名古屋に前半の前半のような勢いが戻ってきた。56分に酒井に代わって、重廣が入って、よく動いたのも効果的だった気がする。東京もペースは上げていたから、1対1の枠内シュートをランゲラックがセーブするような、やや危ない場面はあったけれど、とりあえず同点のまま迎えた後半69分、ペナルティの右斜め手前あたりでファールを受けてFKを獲得。永木の素早いリスタートで、右サイド深い位置へ持ち込んだ森下が中へクロスを送り、GKに弾かれたボールを永井が拾ってゴールへ流し込み勝ち越し。鮮やかな勝ち越しゴールだった。
その後の名古屋は、目に見えてべた引きになり、そこまで引いてしまうのは早すぎじゃない?と思ったのだけど、71分に森下と永井に代わって入った宮原とレオナルドが、守備的にいい働きをした。うまく時間を使う試合運びも見せて、1点リードを守りきって試合を終えた。
チームの現状を考えたら、十分満足のいくホーム最終戦だったと思う。
クイックスタートでの得点とか、終盤のCKからのコーナーでのボールキープとか、日頃あまりない(相手にやられて、悔しい思いばかりしている)したたかな試合運びも見られたし、決定的な場面で外してばかりいた酒井の先制ゴールとかも含めて、こういうプレーを今までもしていれば、ここまでチームが苦しむこともなかったのに、とは思った。やれば出来るんじゃん、という感じ。
まあ、そうは言っても、総じて楽しく見れた試合だったから、良かったと思う。東京のゴールも、うちから行った木本だったし(^^;。
残念ながら、カメラで失敗して、いつもほどクリアな写真が撮れなかった。
東京サポのみなさん。
試合後のセレモニー。中位程度の成績を反映した、社長も長谷川健太も淡々とした挨拶だった感じ。最後に長谷川健太が東京サポに挨拶したくだりは、個人的には悪くなかったと思うけれど、その時点で東京のゴール裏が、だいぶ人影が薄くなっていたのは、少し残念だった気がする。
多分、今年最後の豊スタだった。また来年。
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