« 2023年4月 | トップページ | 2023年6月 »

J1リーグ第15節 札幌対名古屋

2023.5.27(土) 13時 札幌ドーム
観客 11711人 主審 池内明彦 副審 五十嵐泰之、西村幹也

 北海道コンサドーレ札幌 1(0−1)2 名古屋グランパス
              (1−1)


 得点 1分 名古屋・ユンカー
    55分 名古屋・マテウス
    85分 札幌・金子

仕事でリアルタイムでは見れなかったので、夜になってDAZNの見逃し配信で見た。

名古屋の先発は、先週週末の広島戦と同じ。週中のルヴァン杯を、完全に控え以下の選手で固めたのは、これも考えてのことだったようで、チームは前々日から札幌へ乗り込んだらしい。確かに、昼一の試合だったから、名古屋から札幌への前日の到着では、結構調整が難しかったに違いない。

結果は知らなかったので、どういう試合になるんだろうと思いながら見始めたら、開始早々、永井が出したボールを、ユンカーが相手DFに走り勝ってマイボールにしてゴールへ向かい、GKとの一対一をきっちり物にして、開始30秒で先制。素晴らしかったけど、正直、なんだそれ、という感も(^^;。札幌がまだ試合に入れてない隙を突いた感じ。
その後の名古屋は、ボール支配率は低かったようだけれど、前へ出て積極的に仕掛ける時間帯が、いつもの試合よりも長くて、ペースが速かったように感じた。手堅く守れてもいたので、危なげない前半だったと思う。

後半になると、札幌の攻勢が激しくなり、ランゲラックが活躍する場面が続いた。そういう中で55分に、スローインから森下が左サイドを抜け出し、中へ速いボールを送ると、マテウスの強いシュートが決まり2-0。マテウスの今年初めての流れからのゴール。突き刺さるようなゴールで、格好良かった。
しかしその後は、ほぼ札幌ペースで試合が進んだ感じ。特に後半から入ったルーカス フェルナンデスには、かなりかき回されていた印象。名古屋は粘り強く守っていたけれど、85分についに失点。この後、マテウス・森下が立て続けに足がつって倒れ込むなど、かなり厳しい状況になったが、なんとか持ちこたえて逃げ切った。

前半の名古屋が、いつもよりペースが速いように見えたので、それが終盤、足に来たのかな、と思ったりした。ピッチの状態もあまりよくなかったようだし、屋内スタジアムで、かなり蒸し暑かったそうなので、そういうのも重なっての終盤の劣勢だったのかな。よく逃げ切ったと思う。
ユンカーの開始早々のゴールがなければ、もっと厳しい試合だったのかな。正直言って、開始早々にあっけなくゴールが決まるという形は、試合を見る上では、けっこう興醒めなんだけども、その後の展開を考えると、名古屋には必要なゴールだったし、決まっていて良かったと思う。それに、ユンカーなので、割と簡単に決めたけれど、他の選手ならあれを決められたかどうかは、かなり怪しい(^^;。これもまた、ユンカーの力で勝った試合かなあ、という気がする。

| | コメント (0)

YBCルヴァン杯第5節 名古屋対神戸

2023.5.24(水) 19時半 豊田スタジアム
観客 6266人 主審 上田益也 副審 日比野真内山翔太

 名古屋グランパス 0(0-0)1 ヴィッセル神戸
           (0-1)

 得点 64分 神戸・リンコン

金曜にスポーツライブプラスで録画中継があったので、録画して見た。
さすがに消化試合だけあって(名古屋はグループリーグ突破、神戸は敗退が決定済み)、大して話題になっていなかったこともあり、結果を知らずに見ることが出来た。

名古屋は前週土曜の試合から先発選手を総取っ替え。
GKは武田。3バックが右から長田、吉田温、河面。右サイド甲田、左サイド鈴木。中央は山田がアンカーで、豊田と倍井が1列前。2トップが貴田と榊原という感じ。
あまり(ほとんど、全くも含む)見たことがない選手だらけで、テレビのあまり大きくない画面で見ていたこともあり、誰が誰やらに近かった。こういう選手起用は、消化試合だから出来る無茶だけど、そういう選手に出場経験を積ませるとか、観客に知ってもらうという意味では良かっただろうと思う。ただ、こういうのを見るのは、テレビじゃなくて、現地の方がいいな、という感じ。

とはいえ、ここまで根こそぎ選手が変ってしまうと、通常の試合との連続性はなくなってしまうし、このメンバーでの練習も、もちろんほとんどされていなくて、ぶっつけ本番に近かったようだから、選手のスキルアップという意味では、効果がどれだけあったかは少し疑問な気もする。

もっともその割には、名古屋は前半に、うまく噛み合った連携からの決定機を何度も作っていた。選手同士がユースで一緒にやっていた、という組合せも結構あったようで、その経験も生きたんだろう。相手GKの好守に阻まれなければ、前半で2点くらい先制していてもおかしくなかった。
それも含めて、積極的な攻撃を仕掛ける場面を、何度も見ることが出来た。ただ、選手の識別が難しい問題があったので、馴染みの薄い選手のそれぞれが、どういう所が持ち味なのかというところまでは、よく分からなかった。甲田くらいになると、さすがにだいぶ分かったのだけど(いいプレーが多かったと思う)。

守備も落ち着いていて、神戸に決定的な場面はほぼ作らせなかった。
しかし後半になると、神戸が状況を見極めて修正してきて、押され気味な展開になった。それでも守備的にそれほど危ない場面はなかったのだけど、64分に石田のGKへのバックパスを、神戸のリンコンが走り込んで奪い、ゴールへ蹴り込んで先制された。崩されたというよりは、隙を突かれたような失点。
その後も神戸の優勢は変わらず。名古屋は選手を入れ替えて、いろいろ試みたけれど、得点には至らず、0-1で敗戦。

ちなみに選手交代は、HTに鈴木→石田。71分に貴田→レオナルド、倍井→行徳、榊原→内田康。84分に豊田→大田。控えの選手は、GKの三井以外、全員が出場した。

勝敗はどうでもいい試合だったし、決定機を何度も作ったし、失点も大きく崩されたものではないし、内容的にはポジティヴだったので、悪い試合ではなかったと思う。いろんな選手も見れたし。ただ、あそこまでやれた以上は、やっぱり勝ちたい試合だったな、という気はした。試合後の選手や監督のコメントにも出ていることだけど、決めきることが出来なかったというのはポイントだろうな。攻撃面で期待されている選手が、何人も出ていたわけだから。特に、ここまで出場機会を結構貰って来た、甲田や石田あたりはね。
ちなみに神戸にとっても消化試合だったから、神戸も名古屋ほど極端ではなかったけれど、メンバーをだいぶ落してはいた。神戸がまだグループリーグ突破の可能性を残していて、ガチで来た状況で、名古屋のこのメンバーでどこまでやれたか、というのを見てみたかったとは思った。
(2023.5.26)

| | コメント (0)

J2リーグ第17節 大宮対仙台

2023.5.21(日) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 7909人 主審 上村篤史 副審 野村修西水流優一

 大宮アルディージャ 1(0-1)1 ベガルタ仙台
            (1-0)

 得点 32分 仙台・郷家
    88分 大宮・山崎

今年初めてのNACK5大宮でのサッカー観戦。ほどほどに晴れていて、快適だった。
ちなみに大宮の試合を見ること自体も、今季初めて。
大宮は開幕直後は5割の成績で推移していたのが、9節以降、全く勝てなくなって、ついに監督の相馬が退任して、ヘッドコーチの原崎が監督就任。その初試合。原崎は以前は仙台で監督をやっていたから、どういう因縁でこうなったのかな、という感じ。

なにせ、大宮の試合は今年初めて見るので、前節までとなにがどう変わったのかもわからなかったが、仙台がロングボールを前線に入れて来て、そこから簡単に守備が崩されて、形を作られるのを見ていると、そりゃあ弱いわけだ、という気はした。
特に右サイドが、仙台の左サイドに攪乱されていた印象。選手のバランスがあまり良くないようには見えた。
危ない場面が何度かあった後、32分にその右サイドを仙台の内田と相良に崩され、相良のゴール前へのクロスを郷家に押し込まれて失点。
ただ、得点が動いた後から、大宮もそれなりに対抗できるようになり始めた感じはあった。
後半に入ると、むしろ大宮の方が優勢に試合を運び始めたように見えた。左サイド中盤の茂木の積極的な仕掛けが目立って、そこから大宮のチャンスも何度か生まれていた。
仙台は試合が進むにつれてペースダウンしていった感じ。疲れてきたのかもしれないし、逃げ切りを意識して、守備的に布陣を変えた面もあったのかもしれない。
とはいえ、大宮もチャンスを作りつつも、点にはなかなか手が届かなかったが、82分の3人替えの選手交代が大きく流れを変えた。特に前線に入った山崎が意欲的に仕掛け、84分にクロスを受けて決定的なシュートを放ったが、GKにファインセーブされる。さらに88分、これも交代で入ったばかりの岡庭が右サイドを持ち上がってゴール前へクロスを送り、山崎が合わせてゴール。終了目前で大宮が同点に追い付いた。
そのまま試合は終り、1-1の引き分け。大宮は久々のホームでの勝ち点だった。

大宮は、いかにもあんまり勝ててないチームという感じだったけれど、後半に巻き返して、とにかく引分けに持ち込んだということは、6連敗していたどん底状態からは、少しは回復しつつあるということなのかな。そこまでひどくはないんじゃないか、とも思ったので。
ただ、全体的には、仙台が逃げ切り損ねた試合という印象が強かった。仙台も、手堅く逃げ切るにしては、試合の運び方に安定感がなかったと思う。

20230521board 20230521pitch 20230521score1 20230521score2
仙台サポのみなさん。
20230521sendai
[追記] 観客数が6/5付で訂正になっている。当初10096人となっていたが、カウント装置に故障があったとのことで、7909人に訂正された。詳細はアルディージャのサイトのこちら→5/21・仙台戦 入場者数の訂正について

| | コメント (0)

J1リーグ第14節 名古屋対広島

2023.5.20(土) 15時 豊田スタジアム
観客 15506人 主審 小屋幸栄 副審 淺田武士、鈴木規志

 名古屋グランパス 2(1−1)1 サンフレッチェ広島
           (1−0)

 得点 37分 広島・川村(FK直接)
    43分 名古屋・ユンカー
    48分 名古屋・ユンカー

現地に見に行く予定だったが、急用が出来て行けなくなった。それでも最終的には、ギリギリ間に合うタイミングで行くことは出来そうだったのだけど、身体のダメージとか、もろもろ考えて中止した。チケットはもったいなかったけれど、ギリギリでは他に何も出来ないから、チケット代よりも高い往復の交通費が、それこそもったいない気がしてきたので。
そういうわけでDAZNで見ていた。

名古屋の先発は、前節の鹿島戦で負けたこともあってか、少し変えてきた。3バックから野上が外れ、丸山が入って左サイドで、右に藤井が入った。サイドは左は森下だったが、右は内田ではなく和泉。

しかし立ち上がりはかなり一方的な広島ペース。分厚く攻められ、7分にはポスト直撃のシュートも打たれた。それでも何とか凌ぎ、散発ながらチャンスも作っていたが、37分に直接FKで失点し、先制を許した。
しかしここから、名古屋の攻め手が目立つようになった気がする。42分に、GKにセーブされたが、マテウスが枠内へミドルシュートを撃った。そして43分に、和泉が右CKをゴール前に蹴り込むと、永井がそらし、逆サイドから入ったユンカーが押し込み同点。
その後、広島にきわどいシュートを撃たれたが、ランゲラックがファインセーブ。

同点で迎えた後半の立上りは、名古屋が勢いのある攻めを見せた。48分に森下が左サイドを持ち上がり、DFと競りながらゴール前へ送ると、ユンカーがDFと競りながらボールに合わせて、ゴールへ送り込んで逆転。
リードしたことで、名古屋は得意な試合運びに持ち込める状況になった。手堅く守って、機を見てカウンター。広島にはかなりボールを持たれたし、自ゴール近くで度々形も作られたけれど、決定機には簡単に持ち込ませず、うまく凌いだ。
ユンカーは59分にマテウスのパスからGKと一対一になる、ハットトリックのチャンスがあったけれど、ここは決めきれなかった。
しかし、その後も名古屋は手堅く守り、2-1で逃げ切りを果たした。

名古屋としてはかなり押された劣勢気味な試合内容だったのは確か。ただ、結果的に見れば、(必ずしも意図的ではなかったにしても)前半を引き気味に戦って、先行されたとはいえ1失点にとどめ、そこから逆転して、あとは手堅く守り切ったんだから、狙いに近い試合が出来たとも言えるんじゃないだろうか。特に逆転した後の守備の手堅さは、いかにも今年の名古屋らしかったと思う。
ユンカーの2ゴールは素晴らしかった。どちらも、居るべきところにいて、きっちり押し込むという、ユンカーらしい得点だった。FWとして当り前という気もするけれど、普通はなかなかあれが出来ないんだよな。名古屋の他の選手で、あれがきっちり出来る人物は思い浮かばない。そういう意味では、やっぱりユンカーのおかげで勝てた試合だったし、そこもまた、いかにも今年の名古屋らしい勝ち方だったなと思う。
選手の多少の入替は、試合運びそのものには、それほど影響はなかったのかな。ただ、精度の高いプレースキックも蹴れる和泉を、先発で起用できるようになったのは、今後に向けても大きいと思う。
広島が上位を争う強いチームということを考えても、いい勝ち試合だった。

ユンカーの2ゴールは目の前で見たかったなと思うが、DAZNの中継を見てた時の自分のコンディションを考えたら、やっぱり行かなかったのは正解だった。仕方ない。

| | コメント (0)

セリーグ ヤクルト対巨人(5/17)

2023.5.17 (水) 18時 神宮球場
G 100310000 5
S 000000121 4
[敗]市川、[勝]山崎伊、[S]大勢
[H]S:塩見(中川)、内山(大勢)、G:秋広(市川)

2回裏からの観戦。

先発投手はヤクルト市川、巨人が山崎伊。
1回表に巨人が1点先制していた。
市川は先週水曜に、戸田で3イニング弱投げているのを見たけれど、それほどいい出来とは思えなかったし、今季のここまでの成績を見ても、なんでここで上で先発だったのか、よくわからない。そこまで今のヤクルトの投手事情って厳しいのか?
市川は4回に秋広にスリーランを打たれ、5回にも岡本のツーベースで1失点。5回途中で降板。やっぱり。
ヤクルト打線は、次第に調子を上げたぽい山崎から、4回以降はヒットも打てない。
それでも6-7回をエスピナルがすっきり無失点で抑えると、山崎もそろそろ疲れてきたか、7回裏に長岡、内山の連打で、ようやく1点を返す。
8回表は丸山翔で、あまり好投してるイメージはなかったが、この回はきっちり抑えると、その裏、まず塩見がホームラン。さらに青木、山田の連打でもう1点。ここでホームランが出れば同点になる場面だったが、村上は遊飛。次のサンタナが四球で出て、ホームランなら逆転の場面になったものの、オスナは併殺打で、1点も入らなかった。
9回表は丸山が続投し、すんなり二死を取ったが、次のサードゴロを村上がポロリ。そうなると丸山は苦しくなり、2死満塁のピンチになったが、なんとか持ちこたえた。9時過ぎていたので、ここで撤退。
9回裏は、内山がホームランを打って、ヤクルトが1点差まで詰めたらしいが、そこでおしまいだった模様。

ヤクルトは、中軸は不振ぽいけど、塩見とか内山とか、ジョーカー的な選手が打ってはいるから、中軸に火が付けば、一気に調子を上げていく可能性はありそうな。ただ、投手陣も磐石ではないみたいね。そういう中で、不安定な内野手がいるのはつらそうだ。でも、もうずっとそういうスタイルでやってきたチームだからな。
丸山翔は、下で何度も見ていたから、少し気に掛けている。正直、上でばりばりやっていくのは、現時点ではかなり厳しいのでは、という気はするし、この試合でも、村上がエラーした後、あんなにバタつかなくてもいいのに、と思った。生き残るには、この先、そういう所を鍛えていかないと、いけないんだろうな。
巨人も山崎は良かったけど、リリーフの中川も大勢もどうなの、という感じではある。まあ、大勢は見てないが。
ちなみに巨人は坂本がショートで出場していて、守備は超一流だなと、改めて思ったけれど、それはハラスメントの免罪符にはならないし、しちゃいけないとも思う。
20230517board 20230517kyujo 20230517score

| | コメント (0)

J1リーグ第13節 鹿島対名古屋

2023.5.14(日) 13時半 新国立競技場
観客 56020人 主審 木村博之 副審 熊谷幸剛、塚田智宏

 鹿島アントラーズ 2(1−0)0 名古屋グランパス
           (1−0)

 得点 29分 鹿島・鈴木
    84分 鹿島・知念

現地に観に行こうと思えば行けた試合だけど、DAZNで観た。行かなかった理由は、最後に書いておく。

名古屋の先発は先週のガンバ戦から変わって、その前の神戸戦と同じ、現時点でのベストと思われるメンバー。GKランゲラック、3バックが野上、中谷、藤井。2ボランチが米本、稲垣。サイドは内田と森下で、この試合の開始時は左が森下、右が内田。前3人はマテウス、永井、ユンカー。

立上り、鹿島にきわどいシュートを撃たれたかと思えば、名古屋もCKを続けて獲得して、相手ゴールに迫り、激しい攻め合いの気配があった。
12分に鹿島にCKを与え、樋口が蹴ったボールを鈴木に合わされて先制されたかに思えたが、その前に鹿島側にファールがあったことがVARから指摘され、最終的にゴールは取消し。個人的には、取らなくても構わないファールのように思えたので、儲けたな、という感じだった。
しかし名古屋は、なかなか効果的な形で相手ゴールに迫れない。鹿島は引き気味に構えて、カウンターを狙いに来ているような感じがあり、いつも名古屋がやってることをやられてる?、みたいな感じ。ボールを持つ時間は長いけれど、持たされている感が否めなかった。
29分に鹿島にCK。樋口が蹴って、鈴木に押し込まれる、12分と全く同じ形。今度はゴールが認められ、先制を許す。にしても、まるで同じ形で結局失点というのは、どうなのか。
ただ、この後、名古屋も決定的なチャンスを作れるようになり始めた。
38分にマテウスの左からのクロスを、ユンカーがゴール前で合わせる。しかし、DFに当たってゴールにならない。42分には、永井→マテウスとつないで、米本が正面から強烈なミドルを撃つが、これもDFに当たって防がれる。どちらも相手DFは関川だったようで、防がれたというよりは、当たってしまった、というふうに見えたのだけど、コースに入る嗅覚を持ってるというのなら、素晴らしいDFだな。
前半は、失点の形はともかく、そこまで悪い出来には見えなかったけれど、厳しい寄せでなかなかうまく組立てられず、それでも作った決定的な場面も決めきれないという、もどかしい内容だったと思う。そして0-1で折返し。

後半は前半よりも悪くなった。序盤は鹿島に押し込まれて耐える展開。
それに対して、63分に内田に代えて和泉を投入し、さらに65分に米本と永井に代えて、長澤と酒井を入れた。これである程度、流れが変わった部分はあったと思う。和泉がゴール前でシュートまで持ち込んだり、ユンカーがゴール前でチャンスを迎えたりという場面が生まれた。しかし手堅く守られてしまう。

そして84分に、知念にゴール前に抜け出されシュートを撃たれる、1対1で受けたランゲラックがファインセーブで跳ね返したが、そこから前へ出して行く途中で寄せられてボールを奪われ、ゴール前に戻ってしまった所を、知念に入り込まれ、今度は決められてしまった。0-2。
ここも、一度ランゲラックがセーブした時点で、きっちりゴール前からクリアしていれば、失点しなくても済んだのでは、と思う。
ここで稲垣を貴田に代え、攻勢に出ようとしたが、89分の酒井のシュートは枠を捉えきれず、ロスタイムの藤井のシュートはGKに処理され、得点することが出来ないまま試合終了。第2節の鳥栖戦以来、ほぼ2か月ぶりの敗戦。

単純に、鹿島が強かった、とは思う。プレスの厳しさやプレーの正確さがあって、しかもそれを、試合が終るまで持続出来ていた。
戦術的な部分に関しては、どこまでが元々のスタイルで、どこからが名古屋を分析した上のものなのかは分からないけれど、名古屋がやりたいようにやらせてもらえなかったのは確か。
そういう中でも、名古屋もチャンスを作れなかったわけではないから、それなりに対応出来ていたとは言えると思うけれど、失点の形が悪過ぎた印象。2点とも、みすみす与えてしまった、という感じ。やはり湘南戦以降、チームの好調の背景にあった「堅守」に陰りがみえているように思える。まあ、運不運という部分で、風向きが変わっただけ、という気はしないでもないけれど、だとしたらなおさら、対応を考えていく必要があると思うな。
対戦相手に研究されてもいるはずだし、次の手を考えていく段階に来ているんだろうと思う。


最後に、新国立に試合を見に行かなかった理由。

2021年の東京五輪は招致時点からずっと反対していた。その象徴のような新国立競技場の建設や、結局開催されてしまった五輪において、たくさんのトラブルや不祥事や犠牲が生じたのも見てきた。そうしたことを思うと、新国立競技場で試合を見るのは、自分の気持ちが許さない。
だから新国立競技場では試合を観戦しないことにしたし、この先も行くつもりはない。
2021年の東京五輪が、どれだけ酷いものだったかを忘れないためにも、そうしようと思っている。

| | コメント (0)

感想「乙女島のおとめ」

「乙女島のおとめ 」 田中小実昌 集英社文庫
短篇集。1979年の刊行で、番町書房から出ていたものの文庫化らしい。収録されている作品は、巻末の書誌によると、1970年から75年にかけて「小説現代」などに発表されたもの。先日、古書店で買ったが、今は絶版だろうな。

内容はどれも、赤線地帯の余韻が残る日本の各地で、 主人公が女性と関わる話。各作品の主人公は同一人物ではないと思われるが、ミステリの翻訳をやっていたり、放浪癖があったり、いずれも明らかに著者が投影されている似たような人物像。ちなみに赤線廃止は1958年。
当然?、そういう方面の話にはなるけれど、エロ小説というわけではなく、あくまでも人間模様を描く小説。各篇に登場する、浮世離れした雰囲気で描かれる、どこか不思議な女性たちが印象に残る。よくわからない存在として、女性を描いた小説、と言えるのかもしれない。
そんなに読んでいるわけではないけれど、昔の「中間小説」って、こういうのが多かった気がすると思った。全体に漂っている、1960年代の雰囲気も、そう感じる理由の一部じゃないかと思う。
ただ、まったりとした筆致は、この人独特のものだったはず。テンションが高くなくて、読みやすかった。また、著者の翻訳観が披歴されるくだりがあり、興味深かった。

それにしても、1970-80年代あたり、山のように書かれていた「中間小説」って、今は本当に消えてしまった感じがする。今は何に置き換わっているんだろう。
もっとも、簡単に「中間小説」と書いたけれど、「中間小説」と「大衆小説」の違いが、よく分かっていないな。それを言えば、「純文学」と「中間小説」の区別も。なんとなく、今はそういう区分自体が薄れているのかな、という気はするけれど、本当の所は分からない。
(2023.4.29)

| | コメント (0)

セリーグ ヤクルト対中日(5/12)

2023.5.12 (金) 18時 神宮球場
D 220001020 7
S 000100000 1
[敗]高梨、[勝]小笠原
[H]D:岡林(高梨)

戸田から移動して、神宮球場。このパターンでダブルヘッダーしたのは、かなり久しぶりな気がする。

先発投手はヤクルト高梨、中日が小笠原。
中日の先頭打者の大島がいきなりツーベース。次の岡林がライトスタンドへ打ち込み、早々と0対2。さらにその後、長岡のエラーと村上のまずい守備で、ピンチが広がったが、なんとか抑えた。
しかし2回2死2塁から、大島にレフトオーバーの当たりを打たれる。レフトがバックホームしたが間に合わず、2塁走者が還って0対3。さらにキャッチャー古賀が、2塁へ向かった大島を刺そうとして悪送球。センターの奥までボールが転がり、大島も還って0対4。守備の乱れが目立つ立ち上がり。
ただ、高梨はその後は立ち直り、5回まで無失点だった。
打線は小笠原に対して、それなりに粘りつつも得点出来ずにいて、4回に相手エラーで走者が出た所から1点は取ったが、走塁ミスも絡んで、いまひとつチャンスを作りきれない。
6回表の投手は、先日支配下登録された丸山翔。しかし木下拓にタイムリーを打たれて1対5。
7回表に登板したエスピナルは無失点で終えたが、8回表の尾仲は3安打と犠飛で2失点し、1対7。ただこの回の失点については、不運な当りもあったし、サードの村上の守備が上手ければ防げたような気がする。その裏、中日のサードに入った高橋周平が、好守連発で投手を助けたからなおさら。村上のサード守備は、だいぶマシになったかなと思っていたけど、やっぱりまだまだか。
9回表は梅野が投げ、並木のスーパーキャッチもあって(大勝ペースで気分のよくなっていた中日ファンも拍手喝采(^^;))、三者凡退。
しかしヤクルト打線は、5回から7回まで、毎回併殺を喰らうなど調子が上がらず、中日が8回から繰り出したリリーフ陣を崩すことも出来ずに、そのまま試合終了。

ヤクルトの完敗。打線が低調というのは聞いてたが、守備もだいぶ怪しかった。打撃不振の影響も出ているのかな?
そんな中で、並木の2安打と美技は目を引いた。だいぶアピール出来たんじゃないかな。他にもイースタンで見慣れた選手が、妙に多かった気がする。上は人手不足なんだろうか(あんまり把握してない)。
20230512board2 20230512kyujo2 20230512ref 20230512end2 20230512score2

| | コメント (0)

イースタンリーグ ヤクルト対楽天(5/12)

2023.5.12 (金) 13時 ヤクルト戸田球場
E 000020001 3
S 20100011X 5
[勝]長谷川、[S]大下、[敗]松井友
[H]S:宮本(松井友)

だいぶ雲が多くて、陽射しを遮ってくれたのは、試合を見る分には有り難かった。昼間のうちは雨は大丈夫そうな予報だったし。

先発投手はヤクルト市川、楽天は松井友。
1回裏に宮本のホームランでヤクルトが先制。さらに太田がヒットで出て、相手エラーで進塁し、西浦のタイムリーで還って2点目。
市川はヒットと四球で走者を出し続ける不安定な投球。それでも無失点で持ちこたえていたが、3回に2死取った後にツーベースを打たれたタイミングで久保に交代。少し早すぎる気がしたが、球数制限とかがかかってるのかな。
久保は3回の残りと4回をきれいに抑えた。
打線は3回裏に宮本が四球で出て、太田のツーベースで生還し3対0。
5回表のヤクルトは下が登板したが、連打を食らい、黒川のタイムリーと平良の犠飛で2失点。1点差に迫られる。6回もヒットと四球で1死1-2塁になった所で、柴田に交代。柴田も乱調気味に見えたが、力で押し切った感じで無失点で終えた。
7回表は長谷川が登板し、まずまずの安定感で0点で抑えた。その裏、楽天の投手は2番手のバニュエロスに交代。4回以降、尻上がり気味に調子を上げた松井友から、追加点を挙げられていなかったヤクルトは、この回、太田のタイムリーで1点追加。
次に行く所があったので、8回表を長谷川が抑えた所で離脱した。その後は双方が1点づつ取り合って、最終スコアは5対3だった模様。

ヤクルトの投手陣は、久保、長谷川が安定感を見せた一方、下はよくなかった。彼は緩い球が持ち味だと思うのだけど、うまく使えていなかったような。
野手では、宮本と太田は好調に見えた。
20230512board1 20230512kyujo 20230512score1

| | コメント (0)

J1リーグ第12節 名古屋対G大阪

2023.5.6(土) 19時 豊田スタジアム
観客 28613人 主審 山本雄大 副審 西橋勲、穴井千雅

 名古屋グランパス 1(0−0)0 ガンバ大阪
           (1−0)

 得点 67分 名古屋・稲垣

DAZNで見ていた。

前節の試合から中2日ということもあってか、名古屋の先発は大幅に変更。GKランゲラック、3バックは左から丸山、中谷、藤井。ボランチは稲垣と長澤。右サイド内田、左サイド森下。3トップは酒井、マテウス、和泉。長澤と和泉は、前節の途中出場での動きの良さを見て、という面もあったかもしれないな。

引き気味に構えてカウンターを狙うという、いつもの前半とは違って、前半から前でボールを繋ぐ場面が目立つ試合運びだった。前3人がこのメンツでは、ユンカーや永井のような、強力なカウンターはあまり期待できないし、必然的に前でポゼッションして攻めることが多くなっていた感じ。それに相手は現時点で下位に沈んでいる不調のガンバだから、押し込みやすかった、ということもあっただろうと思う。
ただ、その割には優位感があまりない試合だった。惜しいと思えたのは、37分に稲垣が右サイドからゴール前へボールを入れ、逆サイドから入った森下が合わせた場面くらい。しかも森下は合わせきれず、枠へ飛ばせなかった。

後半は内田が永井に交代してスタート。永井が前に入り、森下が右サイドへ、和泉が左サイドへ移動。
52分にマテウスのCKに酒井が頭で合わせるが、わずかに枠上。しかし、こういうのを決められないと、酒井は今のポジションから順列を上げることは出来ないだろうなあ、と思える。
で、57分に酒井に代わってユンカーが入り、同時に長澤は米本に交代。
58分にガンバのカウンターから、多分、この試合で初めて、ゴール枠をわずかに逸れるきわどいシュートを撃たれた。この辺から、だんだんカウンターの応酬ぽくなってきた感じ。
そして67分に、相手陣内でボールを奪った名古屋が繋ぎ、永井からのボールを、流れから上がっていた藤井が、右サイドからゴール前へボールを送る。ユンカーがトラップし、逆の足でシュートに行こうとして届かなかったが、相手DFにボールが当たってこぼれた所を、稲垣が押し込んだ。これで名古屋が先制。
名古屋は79分にマテウスを野上に代え、5バックのような守りを固めた布陣になった。このところ、先行して追い付かれる試合が目立つ中、今日こそは守り切るという意思を感じた。
守備的布陣になったこともあり、終盤は押し込まれる場面も多く、92分にはきわどいシュートも撃たれたが、これはランゲラックのファインセーブでしのいだ。そして名古屋が1-0で逃げ切った。

ホーム開幕戦以来の、名古屋のホームでのリーグ戦勝利だった。ホームで勝ち試合が見れてないファンにとっては嬉しい試合だったんじゃないかな。とはいえ、内容的には、メンバーをいつもと変えていたこともあって、少し物足りなさは残ったと思うけれども。そして今回も、永井、ユンカーが入ってからの勝ち越しということで、やはりこのメンツでないとダメなのか?、という感じもしないではない。

| | コメント (0)

イースタンリーグ ヤクルト対日本ハム(5/6)

2023.5.6 (土) 13時 ヤクルト戸田球場
F 100110000 3
S 000000000 0
[敗]奥川、[勝]吉田、[S]齋藤綱
[H]F:宇佐見(嘉手苅)

2日続けてのヤクルト戸田球場のイースタンリーグ。
昨日以上の南からの強風で、辛かった。

先発投手はヤクルトが奥川、日本ハムは齊藤伸。
ただ、奥川はリハビリ中らしく(どういう状況なのか把握していないけど、しばらくいなくなってたらしいことは知ってる)、3回までしか投げなかった。初回にヒット2本で1死1-3塁から、有薗に犠飛を上げられて失点。3回までで4安打1死球1失点だったから、必ずしもいい内容ではなかったと思うけれど、ネットで見た反応は好意的だった。復帰が待ち望まれてるということだろうな。
齊藤伸も3回まで。こちらがどういう事情なのかは全く知らない。ヤクルトはヒット2本は打ったが、無得点。
4回から双方継投。ヤクルトの4-5回は柴田で、5回にヒットで出した走者がバッテリーエラー(捕逸のように見えた)で2塁に進み、犠打で3塁、内野ゴロでホームインして2点目。
6回は嘉手苅が宇佐見にホームランを打たれ、3点目。強風に乗ったような感じもあるホームラン。
7回は新外国人のケラで、速球と大きく変化する変化球を見せてくれて、面白そうだった。この回は三者凡退。
打線は、日本ハムの長谷川、吉田の継投を崩せず、7回まで無得点。
7回が終って、ヤクルトの投手が尾仲に交代したところで、尾仲なら昨日も見たしな、と思って引き上げた。正直、強風との戦いに疲れた(^^;。
ちなみに、試合は0-3のスコアのまま終ったとのこと。
20230506board 20230506kyujo 20230506score

| | コメント (0)

イースタンリーグ ヤクルト対日本ハム(5/5)

2023.5.5 (金休) 13時 ヤクルト戸田球場
F 000040002 6
S 101300000 5
[敗]梅野、[勝]柿木
[H]S:橋本(松岡)

4月は行こうと思った日に雨で中止とか、巡り合わせが悪くて、1試合しか行けなかったから、久々な感じ。

こどもの日ということで、スコアボードの表示がひらがな表記。例年もやってたはず。
晴れていて気温が高い一方、強い南風が吹いているコンディションだった。

先発投手はヤクルトが沼田、日本ハムが松岡。
ヤクルトは初回に先頭の赤羽がツーベースで出て、澤井のタイムリーで先制。3回には太田がヒットで出て、澤井のツーベースで進塁し、松本友の犠飛で2点目。4回には橋本のホームランの後、2安打1四球で満塁になり、松本友の2点タイムリー。地道に得点を重ねた。松岡は制球難で、毎回四球を出した上に、被安打も多く、5回までに110球を越える球数。
一方の沼田も、それほどよいピッチングではなく、毎回走者を出していたが、何とか粘って無失点で持ちこたえていた。しかし5回表についに決壊。4安打1四球を与え、安打の中には不運な当りもあったにせよ、一気に4失点。1点差にまで迫られた。
両先発投手が不安定なピッチングをしていたせいで、5回まではかなりダルい試合だった。
さすがに6回からは、両チーム継投。ヤクルトは鈴木、尾仲、梅野とつなぎ、日本ハムは姫野、柿木。三者凡退で終ったのは8回の表裏だけなので、リリーフ陣も必ずしも安定していたわけではないけれど、5回までのダラダラ感は少しマシになった。そして得点が5-4で動かないまま、9回へ。
9回表、8回から続投した梅野がいきなり2四球。内野ゴロで1死2-3塁となり、そこで梅林にきっちり内野ゴロを打たれて同点。さらに今日3安打で当たっていた阪口に、きっちりタイムリーを打たれて逆転された。
その裏、こちらも8回から続投した柿木に対し、ヤクルトは2死から死球で走者を出して、バッテリエラーで得点圏まで進めたが、橋本が三振して試合終了。

梅野が四球から崩れるのは、以前から何度も見ているから、変わらないな、という感じ。もっとも、2020年以降、上の試合をあんまり見ていないから、好調で上で投げてた時の梅野が、どういうピッチングをしていたのかはよく知らないので、単に下に落ちて来て調子が悪い姿しか見ていない、というだけなのかもしれない。
赤羽が2回に内野ゴロ捕球の際に転倒して足を痛めたらしく、途中交代になった。それほどおおごとではなさそうだったけど、大丈夫かな。
その後、セカンドに入った三ツ俣と、ショートの元山、サードの北村の内野陣は、守備のいいところを見せてくれてた感じ。
沼田は5イニング投げて、四球は出さなかったけど死球が3つで、ちょっとぶつけ過ぎな感じだった。そんなにひどい当て方はしてなかったとは思うけどね。
20230505board 20230505kyujo 20230505score 20230505end

| | コメント (0)

J1リーグ第11節 名古屋対神戸

2023.5.3(水休) 15時 豊田スタジアム
観客 40789人 主審 荒木友輔 副審 八木あかね、和角敏之

 名古屋グランパス 2(0−1)2 ヴィッセル神戸
           (2−1)

 得点 11分 神戸・大迫
    60分 神戸・佐々木
    73分 名古屋・ユンカー
    90+8分 名古屋・藤井

 退場 90+6分 神戸・齊藤(警告2回)

現地観戦。
ゴールデンウィークということで、チームが招待券を配りまくった効果もあり、4万人超えの観客。よく入った。
とはいえ、そんなチケットのバラ撒き方をしているのに、デカデカと「完売」を誇示するチームの運営の姿勢には疑問しか感じない。そういうところは前からだけどね。


首位神戸に対して名古屋は3位で、勝てば勝ち点が並ぶ状況。得失点差がかなり離れているので、入れ替わりで名古屋が首位に立つ可能性はほぼなかったが(ちなみに2位の広島は、この日は試合無し)、上位対決なのは間違いなく、その辺の期待も持てた試合。連休初日で、交通関係激混みが予想される中、観に行ったのは、その辺の理由もなくもなかった。
名古屋の先発はいつもの顔触れ(ただし、内田が左、森下が右で、いつもとサイドが逆だった)。前節の横浜戦で外れたユンカーも、先発復帰。

しかし試合の立上りは神戸に圧倒された。神戸は武藤・大迫の大物2人に加えて、汰木、井出といった攻撃的な選手がうまく連携し、初瀬や酒井のSBも噛み合って、攻撃的に仕掛けて来た。なかなか押し返すことが出来ないまま、11分に汰木のクロスから大迫に決められ、先行される。
その後も防戦一方。決定的なシュートまで持ち込まれることはほぼ防いだが、自陣よりも前に展開することが、ほとんど出来ていなかった。マテウスは齊藤に競り負ける場面が目立ったし、うまく連携したプレーが出来ていたのは、森下くらいしかいなかった感じ。もっとも、チームの完成度で負けているというよりは、チームの作り方のコンセプトの違いなんだろうという気はする。
それでも前半の半ばを過ぎると、神戸がややスローダウンした感があり、名古屋もある程度攻められるようにはなった。34分には森下の巧い抜け出しからのクロスから、永井がゴールにボールを送り込んだが、この時のユンカーの立ち位置がオフサイドで、ゴールは認められなかった。観戦場所からは高さがなくて、分からなかったのだけど、中継画像で見ると確かにそうで、これはどうしようもなかったな(^^;。
前半は劣勢のまま、0-1で終了。ただ、前半の後半、多少なりとも攻められるようになってきていたので、このまま追加点を与えずに行けば、なんとかなるかも、とは思っていた。

しかし後半も、名古屋はなかなか流れをつかめない。55分を過ぎると選手交代を準備し始め、ピッチサイドに交代選手が出て行ったのだけど、交代する前の60分、右サイドから入り込んできた大迫に稲垣がかわされ、そこから中央に送られたボールを佐々木に決められて0-2。今日はダメだな、という雰囲気になってしまった。
その後の交代は、内田が和泉、米本が長澤、永井が酒井。いずれも、いまひとつうまくいっていない感のある選手たちだったので、妥当には思えた。そして入った選手がいい動きを見せて、名古屋に流れを少しづつ引き寄せていったと思う。それにしても、なかなか決定的な場面には至らず、73分に左サイドからマテウスがゴール前に放り込んだボールが、大きく逸れて右サイドに遠く流れて行った時は、またそれかよ(この日も何本も、外れなシュートやロングボールを蹴っていたので)、と思ったのだけど。
そのボールを森下が追いかけて拾い、中へ折り返した。ユンカーがDFと競り合い、ゴール前にこぼれた所へマテウスが走り込んで、この時ばかりはきっちり枠に飛ぶ強いグラウンダのシュート。GKにはじかれたが、こぼれた先にいたユンカーが、きっちり流し込んで、名古屋が1点を返す。ユンカーのホームでの初ゴール。とてもらしいゴールだったと思う。
ただこれで一気に名古屋が攻勢に、というわけでもなく、試合に動きはあるものの、双方決め手を欠いてロスタイムに突入。そして96分にこの日2回目の警告で、神戸の齊藤が退場。ただ、残り時間はほとんどなかったから、これが影響するとはあまり思えなかったのだけど、結果的に、この退場がスムーズに行われず、時計が止まって時間が延びたことが、思いがけない結果につながったみたい。
名古屋が神戸ゴールに向かって最後の猛攻を掛ける中、ゴール前にこぼれたボールを藤井が拾い、冷静にフェイントを掛けてからシュート。これが決まって、終了寸前の劇的な同点ゴールになり、引き分けた。

齊藤の退場で時間が延びていなければ、おそらくあそこまで試合が続くことはなかったと思われる。

何はともあれ、途中までは完敗ペースとも思えた試合を引分けに持ち込んだ名古屋にとっては、首位相手ということもあり、ほとんど勝ちに等しい引分けだった。試合後の盛り上がりは、完全に勝ち試合だった(^^;。

神戸は本当に強かったという印象。神戸のここまでの試合を見てはいなかったから、去年までのイメージで、首位にはいるけど、勢いとか巡り合わせなんじゃないのかなと、漠然と思っていたけれど、そんなことはなかった。強力な2トップを軸にして、しっかり構成されたチームだったと思う。この先も、そう簡単に崩れることはないんじゃないかな。

そういう神戸相手に、名古屋の試合運びの内容自体は、決していいものではなかったと思うけれど、まあ、強い対戦相手に苦しめられるのは当り前のことだし、しかもそこで引分けに持ち込んだんだから、十分賞賛に値すると思う。途中交代で入った和泉や長澤がいい働きをしたのも(特に長澤は、今年一番の出来だったんじゃないかな)、今後、故障や出場停止などで、どうしてもメンバーが流動的になっていくだろうから、頼りになるところを見せてくれたと思う。あと、なかなか決まらなかったユンカーでのホームでのゴールが、ついに出たもの、いい兆しじゃないかな。
先行して追い付かれる、あまり芳しくない展開が続いてたが、この試合で逆パターンで引き分けたことで、嫌な感じも払拭できそうな気がする。

名古屋は、運営はひどいものだけど、今年は現場はよくやっていると思う。

20230503board 20230503pitch 20230503score1 20230503score2
神戸サポのみなさん。
20230503kobe

| | コメント (0)

« 2023年4月 | トップページ | 2023年6月 »