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イースタンリーグ ヤクルト対巨人(7/30)

2023.7.30 (日) 13時 ヤクルト戸田球場
G 006300240 15
S 012001000 4
[敗]竹山、[勝]山崎友
[H]G:浅野(竹山)、北村(竹山)、岡田(竹山)

昨日に引き続いての観戦。昨日と同じような気候。とにかく暑いんで、途中で撤退は最初から想定に入っていた。

先発投手はヤクルトが竹山、巨人が石田。
石田は初回は三者凡退だったものの、2回に四球2つとヒットで満塁になり、西村の内野ゴロでヤクルトが先制。
一方、竹山は丁寧に投げようとしているようには見えたのだけど、ポロポロ走者を出しつつ、何とかしのぐピッチング。そして3回に、先頭の浅野にホームランを食らった。次打者四球の後、今度は北村にツーランを打たれ、さらに次の岡田にもホームランを打たれて、一気に4失点。さらにツーベース、ヒット、死球で満塁になり、四球で押出して5点目を失った所で、柴田に交代。緊急登板の柴田は、亀田のファウルフライの犠飛で1点を失ったものの、その後はきっちり締めた。
その裏、今度は石田も崩れる。いきなり四死球で無死1-2塁にすると、次打者の内野ゴロをファーストが後逸し1点を失う。ここで山崎友に交代。山崎から澤井が内野ゴロでもう1点を返した後、北村がレフト線へ大飛球。しかしレフトの松原が、これを捕球するファインプレー。突っ走っていた澤井は慌てて戻ったが、レフトからリレーされた返球が先に一塁に戻り、なかなか珍しい併殺で、この回のヤクルトの得点は2点止まり。ある意味、これが試合の流れを決めたかもしれない。
ヤクルトの4回表の投手は坂本だったが、ツーベース2本にショート小森の悪送球、自身の暴投の後のタイムリーなどで3点を失う。ただ、5回も続投したが、この回は無失点で抑えた。
6回表は嘉手苅が登板し無失点。その裏、ヤクルトは巨人のエラーで出た走者を西村がタイムリーで返し、1点詰めた。しかし7回表の嘉手苅はいきなり連打と四球で無死満塁にして、暴投で1点を失い、さらに四球とヒットでもう1失点。無死満塁で大下に交代したが、大下はうまく火消し。無失点で切り抜けた。
7回裏、ヤクルトが無得点に終った所で、試合時間がほぼ3時間。そこで撤退した。

その後、8回表のヤクルトは鈴木が登板したようだが、打ち込まれて4点を失ったらしい。前日に続いての失敗。そのまま最終スコアは4-15で終了したとのこと。

ヤクルトは2イニング以上投げた投手は全員失点。まあ、ファームでも主力級ではない投手陣、という感じのメンツではあるけれど、かなり残念な感じ。
とはいえ、気温が最高37度を超えるようなコンディションなので、締まった試合をしろという方が無理なようにも思える。巨人も含め、守備や走塁のミスも多かった。所詮イースタンだから、仕方ないとは思う。ただ、こういう試合を、お粗末なスタンドなのに安くない入場料を取って、観客を入れて見せるというのはどうなんだろうとは思う。自分は土手上から見ているだけだから、いいんだけど(というか、そういうチームのやり方に疑念を持ったので、だいぶ前から、意識的に球場には入場しないことにしている)。
まあ、イースタンの興行化の流れは、もう逆戻りすることはないだろうと思う。ヤクルトに関して言えば、守谷に移転すれば、スタンドのお粗末さは解消されて、観戦環境は興行にふさわしいものになるだろうし、そこさえ満足なものになるなら、自分としても殊更に異議を唱えるつもりはない。鎌ヶ谷や横須賀やジャイアンツ球場のレベルになるなら、有料に値するとは思う。

[追記 7/31] 前日の試合と混同して、ヤクルトの先発を市川にしてしまっていたのを、竹山に修正しました。

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イースタンリーグ ヤクルト対巨人(7/29)

2023.7.29 (土) 13時 ヤクルト戸田球場
G 00003200000 5
S 40000001000 5
[H]S:澤井(直江)

ようやく巨人戦を今季初観戦。
とはいえ、暑過ぎ。例によって、川からの風が吹いてくるので、少しは涼しかったのだけど、それでも日光の直射はかなりきつかった。なので、5回をめどに撤退した。

先発投手はヤクルト市川、巨人が田中(千)。
ちなみに巨人は「田中」としかスコアボードに表示がなかったが、登録選手に千晴と豊樹がいるんなら、名前を一文字くらい出して欲しかった。試合後に記録を見て、(豊)が最後に投げたのを見なかったら、複数居るのに気付かないままだった。それとも、豊の方は「豊」が出たんだろうか。

1回表に市川が四球とヒットで走者を背負いながら、なんとか凌いだ後、1回裏のヤクルトは、ヒットと四球で1死満塁にして、北村のツーベースで2点。さらに松本直の2点タイムリーでこの回4点を先行。乱調の田中はこの回だけで降板し、2回はロペス。四球は出したが、まあまあなピッチングと思ったが、彼もこの回だけ。3回は戸田が登板。彼は好投した。6回まで投げたようだが無失点。特に4回は三者三振の快投だった。
市川は毎回走者を出す上、球数も多く、相変わらずぱっとしない感じだったが、4回は三者凡退で、尻上がりに調子を上げてきたのかなと思った。しかし5回の先頭打者の二ゴロを、離脱から復帰したばかりの?山田がファンブルして、出塁されると、ヒットでランナーを増やした後、岡田にツーベースを打たれて2失点。さらに代打香月にもタイムリーを打たれ、この回3点を失った。市川はこの回までで終了。

5回が終了した時点で撤退したので、この後は見ていないが、6回表に登板した鈴木が、ヒットと危険球退場になる死球でランナーを溜めて、リリーフの成田がさらに死球の後、犠飛とタイムリーを打たれて、ヤクルトは逆転されたらしい。

しかし8回に、澤井がホームランを打って同点にしたらしい。
そして同点のまま、11回裏までやって引き分けたらしい。

11回までやって引き分けたと聞くと、5回で帰って正解だったかな、という感じはする。
澤井はよく打つなという感じ。上でロングヒッターが足りなくなったら呼ばれるのか、それとも今年は修業なのか。
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青森(7/23)

朝、弘前からJRで新青森へ行き、駅前からルートバスに乗って、青森県立美術館へ。
奈良美智や成田亨など、馴染みがあって関心もあるアーティストの作品が見られたし、他にも面白く見れる作品が多くて良かったと思う。周囲も含めて、ゆったりと広々した空間だったのも良かった。

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美術館で、昼飯を併設のカフェで食べた後、隣の三内丸山遺跡へ行った。

イベント開催中で、無料で入場できた。ただ、中へ入ってみると、かなり期待外れな内容だったので、無料でよかったと思う。
復元された当時の建造物とされるものが、いろいろ配置されているけれど、説明をよく読んでみれば、発掘された穴などの痕跡と、現代に世界に残存している似たような(と思われる)建造物からの推測で復元されたもの。考えてみれば当り前なんだけど。
当時の人々の生活様式の解説だって、言ってみれば、所詮推測に過ぎないな。
もちろん、研究の成果としては、それなりに説得力があって、重要なものなのだろうけど、多分に推測の産物でしかないものをたくさん並べて、実際にそういうものがあったような体で、大々的にテーマパークに仕立てているのは、自分は素直には受け入れられなかった。
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遺跡の後は、路線バスで青森駅へ行き、埠頭の方で、一昨日は時間がなくて見に行けなかったあたりまで眺めに行った。龍飛のものとは違う、「津軽海峡冬景色」の歌碑(歌も流れる)もあった。
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記念館として保存されている、青函連絡船だった八甲田丸の入り口まで行ってみたが、ゆっくり見ているほどの時間はなさそうだったのでやめた。
青函連絡船は乗ったことがない。最初に列車で青森へ行った時、青森で下車した人たちが何人も、駅の出口ではなく、そのままホームの先の青函連絡船乗り場の方へ、向かって行ったのを覚えている。その時は、そのうち乗ってみたいと思ったけれど、機会が来る前に青函トンネルが繋がって、新幹線も走るようになって、青森駅乗換えの連絡船は廃止になってしまった。
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青森駅近くには、ねぶた館もあったが、フリーエリアだけ(ほぼ、おみやげ売り場だけ)のぞいて、ここも中には入らなかった。

最後に青森ベイブリッジに上って、青森を一望した後、新青森へ引き上げて、新幹線で帰って来た。
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青森は三度目で初めて、ある程度市内を見て回ったけれど、ピンポイントで観光地を見て回ったような形だったので、いまひとつ、どういう街なのかは、よく分からなかった気がする。
また行く機会はあるのかな。

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弘前(7/22)

龍飛を朝に出て、新青森までホテルの車で送ってもらい、そこから奥羽本線で弘前へ。
弘前は、以前、青森から自転車で日本海沿岸を南下した時、郊外の国道から市街地を遠くに望んだけれど、街中には入らなかったから、今回、実質的に初めて行った。
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弘前市内を観光することにして、レンタサイクルで市内を回ってみた。
まず赤レンガ倉庫美術館へ行ったが、インスタレーションの展示で、見ていると時間がかかりそうだったのでパスして、フリーエリアにある奈良美智の犬の像を見て、中のレストランで食事しただけで引き上げた。

美術館の隣にある、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅。ただし、駅舎の写真を撮っただけで、鉄道に乗車はしなかった。

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次は弘前城へ向かった。
20230722jousi中へ入って見物するところまでは関心がなかったので、弘前城は外から見ただけだったが、耐震化工事とのことで、回りに足場が組まれたりしていた。相当大掛かりな工事のようで、工程には曳屋も含まれているとのこと。城を曳屋するというのは凄い。
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ただ、弘前城の公園内を見て回っていて、一番感銘を受けたのは、前田光世(コンデ・コマ)の顕彰碑があったことだった。弘前の人だったとは知らなかった。
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弘前城公園を出た後、近くにあったねぷた村という観光施設に入ってみた。ねぷた(ねぶたも含め)について、いろいろ知識を仕入れることが出来たし、津軽三味線の生演奏というのを観れたのも良かったけれど、ねぷたに関しては、正直、あまり自分の趣味ではないと思った。そもそも祭りというもの自体、あまり好きではないということもある。

弘前市内には洋館が数多くあって、それが観光名所になっている。市内の洋館のミニチュアをコンパクトにまとめた公園を見つけた。
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夜、弘前駅前で、来月の本番に向けて、ねぷたの公開練習をしている所に行き合わせた。本物の祭りは見られなかったが、ねぷた村での印象も合わせて、これで十分だな、と思った。
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弘前は、中心部を流しただけだけれど、そもそもが有力な城下町で、明治以降も地域の中心都市だった歴史を、うまく生かして、おしゃれな街作りをしているなという印象を受けた。
心残りは、晴れてはいたけれど、それなりに雲が出ていたせいか、それともビューポイントをうまく見つけられなかったせいか(視界が開けるような街の外まで、行っている時間がなかった)、岩木山が見られなかったこと。昔、自転車で弘前を通り過ぎた時、遠くに岩木山の姿が見えていたのを覚えていて、今回も見たかったのだけど。

この日は弘前で泊り。

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青森、龍飛(7/21)

青森へ観光に行った。青森へ行くのは3度目で、前回は1995年かな。もっとも、過去2回とも、ほぼ通り過ぎるだけのような行き方だったので、まともに観光するのは、これがほぼ初めて。

東北新幹線で新青森駅へ。埼玉同様、新青森も晴れていて暑かったが、日陰は涼しく、さわやかなくらいだった。湿度はだいぶ違うらしいと思った。
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新青森駅で在来線に乗り換え、すぐに青森駅へ。
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観光案内所で地図などを入手してから、埠頭の方へ行き、しばらく見て回った。埠頭には、写真映えするこんなボードがあった。
20230721minato

一旦、新青森に戻り、そこでホテルの送迎に拾ってもらい、龍飛岬へ。向かう途中、青函トンネルの入り口を見せてもらった。運よく、ちょうど貨物列車が入っていく所が見れた。

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龍飛岬に着いてからは、岬周辺を散策。碑の背後は龍飛埼灯台。
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津軽海峡を挟んだ向こう側に見えるのは北海道。
岬周辺には「津軽海峡冬景色」の歌碑(歌も流れる)もあった。
ちなみに、それ以外にも胡散臭い碑が、むやみに立っていたが、ロシア・ソ連に対抗する国防の要衝という位置付けで、特に戦前・戦中にかけて、特別な場所という扱いを受けていた影響で、そういうものが寄ってきた、という感じ。
現在も自衛隊の施設があるし、そういう意味での重要な場所であること自体は変わっていない、とは思う。
20230721kaikyo
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有名な(だと思う)階段国道。下まで降りてみた。
この辺はあじさいの名所でもあるそうで、咲き誇っているのを見ることが出来た。
20230721kaidan20230721ajisai階段国道を降りた所には、海沿いの小さな集落。
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岬周辺で見た野生の猿。野生の猿を見たのは初めてだったと思う。
20230721saru
この日は龍飛で泊り。

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J1リーグ第21節 京都対名古屋

2023.7.16(日) 19時 サンガスタジアム by KYOCERA
観客 13360人 主審 飯田淳平 副審 堀越雅弘、穴井千雅

 京都サンガFC 2(1−0)1 名古屋グランパス
          (1−1)

 得点 13分 京都・山崎
    62分 名古屋・和泉
    90+2分 京都・パトリック


DAZNの見逃しで見た。
NACK5大宮の大宮対栃木と時間が完全にかぶっていて、いつもなら大宮へ行かずに、ライヴでDAZNで見るけれど、しばらく前から、遠くの中継より近くの現場という気分になっているもので、今回は大宮を優先した。試合が終って帰宅してから、すぐDAZNで見始めた。

名古屋の先発は、通常と少し違っていた。
GKランゲラック、3バックが藤井、中谷、河面は、このところの定番のメンバー。
ボランチが稲垣と内田だったのは、前節の試合で米本が負傷交代した影響だったんじゃないかな。その時に代って入った内田が、そのまま起用された(ただし、米本はベンチ入り)。右サイド和泉、左サイド森下は通常通り。前3人はユンカー、マテウスに加えてターレス。なお、永井は警告累積による出場停止。
延長、PK戦までやった水曜の天皇杯に、フルタイム出ていたのはランゲラック、藤井、中谷、稲垣。それ以外も全員、出場はしていた。
ちなみに京都は敗退済みだったため、水曜の天皇杯はなく、この試合は前の試合から1週間空いていた。

立上りから京都の猛攻を受けた。ハイペースな試合運び自体は、監督がチョウ・キジェになってからの京都の持ち味だから、想定していた状況ではあったと思う。このペースで最後までやり切れるとも思えないし、ペースが落ちるまで名古屋は何とかしのいで、という感じだったけれど、繰り返しゴール前に攻め込まれ、13分にFKを与えると、平戸にきわどいボールを蹴り込まれ、ランゲラックがファインセーブで凌ぐも、こぼれ球を続けて拾われて、最後は山崎に押し込まれて先制を許す。
その後も京都のペースはなかなか落ちなかったが、さすがに前半終盤には名古屋が攻め込む時間帯になった。しかしゴールに押し込むまでには至らず、リードされたまま後半へ。

後半は前半の流れを引継いで、名古屋が巻き返した感じになったけれど、ゴールはなかなか生まれない。

59分にはターレスに代って酒井が投入。
そして62分に、マテウスが左から仕掛け、こぼれた所へ右から入って来た和泉がボールを拾い、きっちりコースを狙って撃って、同点ゴールが決める。京都のペースも落ちてきているし、正直、これで最低引分け、逆転勝ちもあるかな、と思った。
71分には稲垣・内田の両ボランチを、米本・山田に交代。さすがに水曜からの連戦の厳しさがあったはず。稲垣に関しては既に警告を貰っていた点も、長谷川健太は気にしたらしい。72分にランゲラックの好セーブで防いだ決定的なシュートを撃たれたりもしたけれど、この交代が影響して、試合の流れが大きく変わるようなことはなかったと思う。
75分、ユンカーが自陣でボールを納めると、そこからドリブルを開始。京都のチェックをことごとく振り切り、シュートまで持ち込む。惜しくもクロスバーに当たってゴールには入らなかったが、スーパープレーと言っていいような素晴らしい場面だった。
そのすぐ後、終盤に向けて、京都は選手を複数入れ替えて、再度ペースアップを目論んだ感じ。それに対して名古屋は、マテウスやユンカーの奮闘でチャンスは作るものの、次第に京都に押し込まれた感じになっていった。
そしてロスタイムの90+2分に、谷内田のCKから、途中出場のパトリックに押し込まれて失点。
そのまま逃げ切られ、名古屋は1-2の敗戦。

名古屋はやはり、PK戦までもつれ込んだ厳しい試合だった水曜の天皇杯の影響があったように思える。京都は休養十分だったし、元々がハイペースな試合運びが特徴だから、このタイミングで当たるチームとしては、最悪だったと思う。しかも体力を消耗させる暑いコンディションが、連日続いている。運がなかったという感じ。
もちろん京都がいい試合をしたことに疑いはないけれど、森下が走り負けていたり、ユンカーやマテウスのきわどい場面など、名古屋も休養十分だったら、もう少し何とかなってたんじゃないかと思った。
前日にマリノスが川崎に負けるというまさかの展開で、先週失敗した首位マリノスとの勝ち点差を詰めるチャンスが、再度転がり込んで来ていたのだけど、またも失敗してしまった格好。もっとも、マリノスの敗戦は、名古屋戦の影響があったのでは、という話もあるようなので、そこはお互い様だったのかもしれない。まあ、マリノスも無敵ではないということになれば、まだこの先もチャンスはあるはず(と言いつつ、今の首位は神戸だけれど)。
ここでリーグ戦は3週間のインターバルが入り、名古屋の含め、各チームで選手の出入りもあるから、再開後はまた違った展開になる可能性もある。そこに向けて、チームも練り直してくるんだろうな。

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J2リーグ第26節 大宮対栃木

2023.7.16(日) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 6355人 主審 大坪博和 副審 村田裕介緒方孝浩

 大宮アルディージャ 0(0-0)0 栃木SC
            (0-0)

現地観戦。
大宮は前々節の千葉戦に勝った後、前節はまた負けて、現在の状況はJ2残留圏内まで勝ち点差9。その対象が栃木だから、残留のためには絶対負けられないと考えられる試合。


大宮は立上り攻勢に出て、開始5分には深い位置でFKを獲得。柴山が蹴ったが、ポストに当たって枠内には入らなかった。
この後の大宮は、千葉戦で見た時のような5バックぽい布陣で、守備的な試合運び。意図的にそう構えたのか、押し込まれたのかは、よく分からない。ただ、栃木は人数を掛けて高い位置でボールを繋ぎつつ、積極的にゴールを狙ってくる組立てで、引いた大宮との駆け引きに緊張感があった。栃木は根本がトップでよく粘っていたけれど、13分に打ったシュートがGKの好セーブに阻まれたのを始めとして、大宮の人数を掛けた守備をそう簡単には崩せず、決定的なシュートまではほとんど行けなかった。栃木はもう一人、左サイドから福森が再三、仕掛けて行ったけれど、これも決定的な形まで持ち込むことは、なかなか出来なかった。
大宮も、守備的な構えとはいえ、時折、速攻から相手ゴールに迫る場面はあった。しかしこちらも惜しい場面まではなかなか至らず、双方、そこそこチャンスは作りながら、ゴールは生まれないまま前半終了。

後半も基本的には同じようなペース。ただ、暑くて選手が消耗したせいか、前半よりもきわどい場面は減ったような印象だったのと、後半の方が大宮が攻勢に出ていたように思える。大宮は絶対勝ちたい試合だったから、そうなるのが当たり前だったかもしれない。ただ、圧倒的な攻勢まで持ち込むことは出来なかった。
スコアレスのまま後半も終盤に入り、38分に栃木は、先日名古屋から育成型レンタルで移籍した石田が入った。右サイドの前目に入り、攻撃にも絡んでいたが、残り時間が少なくなるにつれて、大宮が攻勢を強め、石田は下がり目で守備的なプレーが増えた。対面する大宮の左サイドには、茂木や途中出場の泉澤といった、巧いプレーヤーがいたから、抜かれちゃったりしないかなと、心配になりながら見ていたけれど(^^;、しぶとい守りで凌ぎ切った。
とはいえ、栃木も得点は出来ず、スコアレスのまま試合は終了。

大宮の方が、より痛い引き分けだったと思うけれど、栃木も厳しい順位の中では、大宮を勝てる可能性が比較的高い相手と考えていただろうから、残念な結果だったろうね。
ただ大宮は、守備的な試合運びで無失点に抑えたというのは、ある意味、狙い通りだったのかもしれない。シュヴィルツォクの加入が発表されたことを考えると、ベタ引きで守って、得点はシュヴィルツォクの破壊力に期待というのが、現実的な戦術になってきそうに思えるし、その準備段階と考えれば…? まあ、真意は分からないけれど、シュヴィルツォクが合流した後の大宮が、どういう試合をするのかは、かなり興味がある。

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栃木サポのみなさん。
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イースタンリーグ ヤクルト対DeNA(7/16)

2023.7.16 (土) 13時 ヤクルト戸田球場
B 060000000 6
S 000001000 1
[敗]石川、[勝]濱口
[H]S:濱田(濱口)

熱中症の危険が高いので、外出はなるべく控えてと言われる中、炎天下での観戦。
案外風があって、土手の上にいくとなおさら風が当たるので、行ってみるとそれほどひどい暑さは感じなかった。でも、後で天気情報を見ると、38度は超えてた気配だった。一応用心して、最初から、適当なところで引き上げるつもりではいた。

先発投手はヤクルト石川、DeNA濱口という豪華な顔触れ。ただ、石川をここで見るのは今年3度目だし、前回見たときは散々な結果だったから、まだ下に居るってことは、調子があがらないのかな、という感じではあった。
そして石川は初回に2安打を打たれつつ、後続を断って無失点で切り抜けたものの、2回に先頭の蓮にヒットを打たれると、止まらない。7連続安打を打たれ、一気に6失点。その後、1死を取ったところで長谷川に交代。この後ヤクルトは、長谷川が3回まで投げ、4回星、5回嘉手苅が無失点で抑えた。
濱口は立ち上がりは少しもたつき感があったけれど、安定したピッチングで5回無失点。
0対6で5回終了した時点で、試合時間1時間半くらいだったので、区切りもいいので撤収した。

その後の試合は、6回裏に濱田がホームランを打って、ヤクルトが1点返したようだけど、それ以上は波乱なく終ったらしい。
濱口は完投ペースかなと思ったけれど、7回までで交代した模様。

石川の打ち込まれ方が少し衝撃的だった。前に見た試合もホームラン2発に散るという感じだったし、大丈夫なのかな?と思う。
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イースタンリーグ ヤクルト対DeNA(7/15)

2023.7.15 (土) 13時 ヤクルト戸田球場
B 000400   003 7
S 000111[10]0X 13
[勝]久保、[敗]三浦
[H]S:澤井(ガゼルマン)、B:オースティン(下)

蒸し暑かったものの、曇っていて、陽射しがそれほど強くなかったのは助かった。

先発投手はヤクルトが吉村、DeNAがガゼルマン。
吉村はドラフト1位選手だけど、見たのは初めてじゃないかな。

しかし吉村は、調整登板か何かだったのか、1イニングで終了(三者凡退ながら、全部、大きい外野フライ)。2回から下。下は今年、2回くらい見ているが、その時同様、今一つ制球が安定しなかった。2回3回は併殺で切り抜けたが、4回、死球の走者を置いて、オースティンにツーランを打たれて先制される。さらにヒットと四死球で満塁にして、鈴木に交代。鈴木は林に2点タイムリーを打たれ、0-4。
ガゼルマンも、あまり安定感はないながら、ヤクルトは走者を3塁まで送りながら返せない拙攻を繰り返して、3回まで無得点。しかし4回に澤井がライトへホームランを放り込んで、ようやく1点を返す。5回には奥村のタイムリーで1点。6回にはDeNA2番手の徳山から、小森がタイムリーを打って1点。さらに追加点が取れそうで取れない拙攻を続けながらも、3-4の1点差まで詰めた。
7回裏、DeNA3番手で三浦が登板。いきなり連続四球の後、バント失敗で1死は取ったが、次打者死球で満塁。ここで西田が犠牲フライを打って、ヤクルトが同点に追い付いた。そこから後はめちゃくちゃ。四球で再度満塁になり、小森の2点タイムリーで逆転。次打者に四球を出した所で、三浦は池谷に交代したが、さらに四球で押出して1点追加。続いて岩田の2点タイムリー。さらに四球でまた満塁になり、北村の2点タイムリー。松本友のヒットで、またもや満塁になった後、死球で押出して1点。赤羽のタイムリーでもう1点。この時、2塁ランナーもホーム突入したがタッチアウトになり、ようやく終了したが、この回のヤクルトは10得点。とはいえ、この回8四死球だから、多分にDeNA投手陣の自滅。
ヤクルトの投手陣は、5回以降は毎回投手交代で、成田、大下、久保、近藤とつなぎ、無難に無失点で来て、13対4で迎えた最終回は柴田。その柴田は、大量点差でかえって気持ちが入り過ぎたのか、速球をばしばし投げ込んだが、ばしばし打たれて3点を失った。しかし、さすがに9点ものリードに助けられ、13対7で終了。

いかにもファームらしい、雑な試合だった。見ていても、笑うしかないというか。
それにしても、1イニング8四死球は何かの記録じゃないかと思ったが、上には上で、1イニング11四球という記録が、イースタンリーグにはあるらしい。凄いなと思う。
今年の下は、去年より調子を落としているように見えるのが気になる。まあ、自分が見た、ごく限られた範囲での話だけど。
柴田の気合で投げるピッチングも、嫌いじゃないんだけど、やっぱり一本調子過ぎるんだろうな。

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球場の向こう側に、霞んで見えていた富士山。
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天皇杯3回戦 名古屋対仙台

2023.7.12(水) 19時 CSアセット港サッカー場
観客 3423人 主審 清水勇人 副審 内山翔太、原田裕昭

 名古屋グランパス 1(0−0)1 ベガルタ仙台
           (0−0)
           (1-1)
           (0-0)
            5PK4

 得点 99分 名古屋・マテウス
    105分 仙台・小出

 PK 名古屋 マテウス〇 稲垣〇 藤井〇 中谷〇 ユンカー〇
    仙台  中島〇   ホ〇  菅原〇 松下〇 蜂須賀×

 出場選手
 名古屋 ランゲラック(GK)、藤井、中谷、野上、
     和泉(66分河面)、山田(HT森下)、稲垣、内田(94分長澤)、
     重廣(HTマテウス)、永井(84分ターレス)、酒井(66分ユンカー)

     
 金沢 林彰洋(GK)、蜂須賀孝治、小出悠太、福森直也、秋山陽介(64分中島元彦)、
    鎌田大夢(64分ホ・ヨンジュン)、梁勇基(56分松下佳貴)、オナイウ情滋、
    相良竜之介(98分菅原龍之助)加藤千尋(74分工藤蒼生)、中山仁斗(74分菅田真啓)

見ていないし、見れる見込みもないので、記録だけ書いておく。16強に勝ち抜け。
ただ、この試合が延長・PK戦までかかったことが、次の試合に影響したようには思える。
(2022.7.19)

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蒲郡(7/9)

名古屋対マリノスを見た後は知立泊だったので、翌日は蒲郡に行ってみた。

とりあえず東海道線に乗るために、知立駅から刈谷駅まで徒歩で移動。6/11に刈谷に行った時、逆に刈谷から知立へ徒歩で出ようとしたのだけど、天気が悪かったり、時間に余裕がなかったり、諸事情で止めた経緯があった。十分歩ける距離なのは、その時に理解していた。
この日も雨が降ったりやんだりで、あまりいいコンディションではなかったけれど、踏み切った。


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30分強程度で刈谷駅に着いた。ついでに、6/11に撮らなかった名鉄刈谷駅と、いかにも開けた感じの駅前の風景写真を撮った。

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刈谷から東海道線に乗って蒲郡へ。
蒲郡は、30数年前に、当時かかわっていたサークルの合宿のようなもので来たことがあり、それが自分の初めての愛知県訪問だった。その後は、1994年にJリーグの観戦で初めて名古屋に行った。そこまでは、愛知県や名古屋に、それしか接点がなかったのに、今では名古屋サポを自称して、度々愛知県を訪れるようになっているのは少し不思議な感じがする。

JR蒲郡駅
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名鉄蒲郡駅
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観光案内所で地図を貰って、とりあえず手っ取り早く行けそうだった市立博物館へ行ってみた。
市内のあちこちに残っていたものを、端から展示して見ました的な、まさに「博物館」という感じの場所だったけれど、そのごちゃまぜぶりが楽しかった。どういう所なのか、ほとんど知らない蒲郡の歴史を概観するのも、興味深かった。近頃、あちこちで郷土資料館や博物館に行ってみているけれど、知らない土地がどういう歴史をたどって今に至っているかというのを知るのは、けっこう面白い。
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その後、蒲郡港周辺を歩き回ってみた。
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竹島は蒲郡観光の中心的な存在らしい。その辺にあった案内板を読むと、竹生島から勧請されたとか、いろいろ面白いことが書いてあって、興味をそそられたが、島まで行ってみる時間はなかったのが残念。それをいえば、あたりには水族館が2つあったし、文学館とかファンタジー館とか、興味をそそられる場所がいくつもあったのだけど、寄ってみる時間がなかったのが残念。わざわざそのために蒲郡へ行きたいとまでは、なかなか思わないだろうから、行く機会はもうないかもしれない。まあ、そういう場所は、日本中(世界中?)あちこちに、いっぱい残してきているけれど。
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その後、海岸から離れて、駅を中心に街中を軽く一回りしてみた。
全体的には、悪い意味でなく、自分が子供の頃に見ていた、「昭和な」雰囲気の残る観光地という感じだった。行かなかったけれど、近隣には遊園地やボートレース場もあって、いかにもという感じ。
こういう所で、一日、のんびりするのもいいな、と思いつつ、駅に戻って引き上げた。

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J1リーグ第20節 名古屋対横浜FM

2023.7.8(土) 18時 豊田スタジアム
観客 29743人 主審 荒木友輔 副審 聳城巧、塚田智宏

 名古屋グランパス 2(1−2)2 横浜F・マリノス
           (1−0)

 得点 8分 名古屋・永井
    28分 横浜・エウベル
    35分 横浜・藤田
    47分 名古屋・ユンカー

現地観戦。
勝ち点差4の首位のマリノスとの試合で、やたらと煽るような前宣伝が飛び交っていたが、まだ先は長いし、勝てば首位というわけでもないので、ちょっと食傷気味だった。もっとも、自力で差を詰めておかないと、いくら先が長くても、この先、詰まる保証はないと言えばそうなので、決戦という言い方は必ずしも間違ってはいない。単に自分が、そういう煽りが嫌いなだけ、といえばその通り。
思い出すのは、似たようなシチュエーションだった2011年9月の柏戦。この試合で負けたことが、最終節に僅差で柏に優勝を持って行かれる遠因になった。あの時よりシーズンの残りが全然長いとはいえ、自力で差を詰めておきたい試合だったのは確か。

名古屋の先発は、前節の川崎戦に対し、内田と入れ替わって出場停止明けの米本が復帰。一方、コンディション不良の野上に代って入ったと言われていた河面は、この試合も連続出場。前節のプレーぶりが評価されてのことかな。野上はこの試合もベンチにはいた。

名古屋はどういう試合の入り方をするんだろう、慎重に行くのか、仕掛けていくのか、どっちだろうと思っていたが、いきなり立ち上がりから激しく仕掛けて行った。CKを連続して奪うなど、マリノスを圧倒するような立ち上がり。そして8分に、永井からパスを受けたユンカーがシュート。DFに当たってこぼれた所を永井がシュート。これもDFに当たったが、それでループを描くような浮き球になり、GKには届かないコースでゴールに入って名古屋が先制。ラッキーなゴールではあったけれど、攻勢を続ける中での得点だったから、力を見せた先制だったのは間違いない。
その後もしばらく名古屋の優勢は続いたが、徐々にマリノスに勢いが移って行った。後から思えば、この時間帯に接触プレーで足を痛めた米本の動きが鈍ったことが、主導権の交代に影響していたのかもしれない。
25分にゴール直前でのFKを与え、エウベルが蹴ると、ポスト直撃し、ゴールには入らなかった。ここから名古屋がカウンターを仕掛け、マテウスがシュートまで持ち込んだが、GK一森に惜しくもセーブされる。そして一森のキックから逆にマリノスのカウンター。直接エウベルにボールが通り、完全に抜け出されて、ランゲラックの一対一まで持ち込まれ、シュートして決められ同点。鮮やかだった。
35分には中盤のパスを起点に、マリノスにゴール前で繋がれ、走り込んできた藤田にシュートされて2点目を失う。やっぱりマリノスは強いわ、という感じの展開。
このすぐ後に、米本は内田に交代。
前半はそのまま1-2で終了。ただ、マリノスに主導権を握られているといっても、逆転された後も、名古屋もやられ放しではなかったから、まだ分からないだろうな、とは思っていた。

後半の立上り、マリノスDFのミスパスを森下が拾い、そこからパスを受けたマテウスがゴール前へボールを送ると、走り込んだユンカーがきっちり合わせて、あっという間に同点に追い付いた。
後半のマリノスは、明らかにペースダウンしていたし、集中力も落ちていた。前半、綺麗に通っていた長短のパスを名古屋がカットできるようになり、逆にあっさり奪われていた名古屋のパスが、通るようになった。個人的には、関東で感じていたよりもはるかに蒸し暑い豊田の気候が、マリノスの選手の体力を削いでいったんじゃないかと思っている。
そういうわけで、後半は名古屋が優勢に試合を運んだが、64分の和泉を筆頭に、決定的な場面を何度も作りつつ、ゴールにボールを押し込めない。86分についにマテウスが決めた、と思ったが、マテウスにパスを出した酒井が、その前に森下からパスを受けた時点でオフサイドだった
と判定され、ノーゴール。
後半途中からマリノスは、引分けでOKと割り切った気配があり、プレーにいちいち時間を掛けるようになった。そういう中でも名古屋はよく攻め立てていたと思うけれど、結局追加点はなく、2-2で引分け。

後半の決定機の数々を考えると、名古屋が勝ち点3を取り損なったな、という印象が強い。これが最後でどう効いてくるか。もっとも名古屋の得点はどちらも、運や相手ミスが絡んだものなので、それをうまく生かしたとはいえ、自力できっちり崩せたわけではないんだな。そういう意味では、結果は引分けとはいえ、やはりマリノスの方が一枚上手だったのかもしれない。
ただ、個人的には優勝にはそんなにこだわりがないので、勝てなかったことは、実はそんなに気にはしていない。煽りに嫌な感じを持つのも、そういう気持ちが強いからだと思う。
米本の怪我の程度が案じられる。
ちなみに、この試合のユンカーのゴールは、いつものような、ユンカーでなくちゃ決められない的なゴールではなかったと思っていたが、後半の名古屋の決められなさぶりを思うと、後で考えると、きっちり決めたこと自体が、実はさすがユンカーだったのかな、という気もしてきた(^^;。

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マリノスサポのみなさん。
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J2リーグ第24節 大宮対千葉

2023.7.5(水) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 4855人 主審 清水勇人 副審 八木あかね、塚田健太

 大宮アルディージャ 2(1-0)1 ジェフユナイテッド市原・千葉
            (1-1)

 得点 23分 大宮・柴山
    80分 千葉・日高
    90分 大宮・アンジェロッティ

ファンクラブの招待券で行った。雨が時折ぽつぽつ落ちていて、気になったけれど、そろそろ招待券も使ってしまわないとと思って、強行。結果的には、試合中はポツポツ止まりで、少しパラパラ来たのは試合が終った後だったから、よかった。

大宮は原崎が新監督に就任してから、初戦の仙台戦で引き分けた後、6連敗で、5失点の試合も2回あり、最下位独走体制を固めつつある状況。千葉も大していい順位ではないけれど、大宮が勝てる見込みはかなり低そうに思えた。

試合が始まってみると、大宮は5バックのような構え。中盤も引き気味で、とにかく守備から入るという感じ。
それに対して千葉は、日頃からそういうスタイルなのか、丹念につないで組み立てようとしていた。試合序盤は両サイドを崩して、中へクロスを送る場面が目立ち、優勢と見えたが、多い人数でゴール前を固める大宮の守備を突破出来ず、次第に勢いが失われていった。
そして20分過ぎ、千葉GKがボールを前へ出していこうとしてキックミス。大宮の柴山が拾って、シュートに持ち込みかけるが、ここは防がれる。しかしこの流れで大宮がスローインからチャンスを作り、最後は柴山がシュートを決めて大宮が先制してしまう。
こうなると千葉には焦りも見え始め、うまくいかない感満載で、前半終了。

後半に入ると、序盤は大宮が、前半の流れを受けていい攻撃を続けて見せるが、追加点にはならない。次第に前半同様、千葉が支配的な展開になるものの、大宮の厚い守備を崩せないのは相変わらず。このまま大宮が逃げ切っちゃう?と思い始めたが、35分に千葉は、右サイドから早いクロスをゴール前に入れ、そこから同点ゴールが決まる。
ある意味、つなぐサッカーで崩せなかった大宮の守備を、放り込みで打ち破ったような形。日頃の千葉のスタイルがどういうものなのかは知らないが、つなぐサッカーの中心にいた元名古屋の田口が(得点の時には既に下がっていて、そのタイミングで交代で入った米倉がゴールに絡んだ)、少し気の毒に思えた。
これで一気に千葉に流れが行くか、と思ったが、そこまで一方的な展開にはならなかった。大宮も攻勢に出て、やや激しさを増した感じ。そういう中で89分に、大宮の泉澤が左サイドを抜けかかるところを千葉のDFが倒してファウル。そのFKを大宮の三幸がゴール前に蹴り込み、浦上が合わせる。千葉GKが捕球しようとするがファンブル。そこをアンジェロッティが頭で押し込んでゴール。90分の劇的な大宮の勝ち越しゴール。
その後、7分の長いロスタイムを、千葉は攻め続けたが、大宮の守備を崩すには至らず、大宮が勝利。原崎監督初勝利。

多分に千葉が自滅した試合だったとは思うけれど、大宮も好機で選手が反応出来たからこその2得点なので、悪い勝ちではないと思う。ゴール以外の時間帯は、決して面白い試合運びではなかったけれど。
とはいえ、最下位争いをしている他のチームも、この日の試合では軒並み勝ち点を重ねていて、上位との勝ち点差は縮まらず、むしろ負けなくて良かったくらいの感じ。まあ、なんとか踏みとどまる貴重な勝利だったとは言えそう。この勝利で流れが変わるということもありえるしね。
と思っていたら、シュヴィルツォクが移籍加入という、名古屋サポ的には驚くような話が…。これで大宮が、一気に上昇気流に乗る可能性もないではないのかな。
ちなみに千葉も、この試合内容では、順位が低迷してるのも仕方ないか、という感じではあったと思う。

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千葉サポのみなさん。
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J1リーグ第19節 名古屋対川崎

2023.7.1(土) 18時 豊田スタジアム
観客 25560人 主審 木村博之 副審 浜本祐介、赤阪修

 名古屋グランパス 2(1−0)0 川崎フロンターレ
           (1−0)

 得点 41分 名古屋・ユンカー
    64分 名古屋・和泉

DAZNで見ていた。

名古屋の先発は、前節から2人変更。野上が外れて河面(よって3バックは右から藤井、中谷、河面)、米本が外れて内田。米本は警告累積による出場停止で、野上はコンディション不良だったらしい。ただ、野上はベンチ入りはしていたし、終盤出場もしたので、深刻なものではないと思われる。
前節の完敗の後だけに、メンバーを二人も変えて、何か違ったことをやろうとしてる?、と一瞬思ったけれど、そういうことではなかったらしい。

ただし、やり方は明らかに変えて来ていた。前3人のうち、マテウスは下がり気味で、2トップのようだったし、全体としても引き気味。比較的最近の試合で見せていた、前から仕掛けていく形ではなく、ぞれ以前の、引いて守って、攻撃はカウンター主体のサッカーに見えた。積極的に前へ追っていける米本が出ていないし、3バックの一角が、リーグ戦での出場が乏しい河面であることを考えれば、前節の敗戦はともかく、引き気味で慎重な試合運びになるのは当然とも思える。
必然的に川崎にボールを持たれる試合になったけれど、引いて守る名古屋はそう簡単には崩れないし、ランゲラックのセービングも好調。しかも開始8分には、ユンカーが裏へ抜け出して、GKの好セーブに阻まれたが、決定的な場面を作り、カウンターもうまく機能するのを見せつけた。
35分にマテウスの左からのクロスから、川崎ゴール前で交錯プレー。ユンカーとDFがもつれ合って倒れ、ユンカーはシュートすることが出来なかったが、これはノーファールの判定。
41分、マテウスが左サイドからゴール前にクロスを送る。GKに一旦キャッチされたのだけど、ファンブルしてこぼす。そこにすかさず詰めるユンカー。先制ゴールが決まる。ユンカーらしい抜け目なさと、ゴールへきっちりボールを送り込む正確さが、またも結果につながった。
先制した名古屋の守備はさらに堅くなり、容易なことでは失点しない、という雰囲気になってきた。

しかし、名古屋が引いて構えて、自陣ゴール前のスペースを潰していても、川崎はそこをかいくぐってチャンスを作って来て、後半は序盤からランゲラックが活躍する場面が続いた。名古屋が持ちこたえる時間が続いていたが、64分、和泉が左サイドから攻め込み、永井とのワンツーでゴール前へ入り込んでシュートを決め、スコアを2-0とする。和泉のテクニックがよく出た、素晴らしいゴールだった。
さすがにこうなると、そう簡単にやられる気はしなくなった。川崎にはこの後も何度も決定機を作られたが、人数を掛けて守備で跳ね返し、無失点で逃げ切った。

ユンカーがどさくさでゴールして、ランゲラックが止めまくるという、いかにも名古屋らしい勝ち試合。前節の敗戦を受けての試合だったから、敗戦を引きずる悪い流れを作らない、いい勝利だったと思う。和泉のゴールも素晴らしかったし。
ところで、この試合のスタイルは、以前への回帰にも見えたが、この先はどうしていくのか興味を感じる。長期的なこともあるけれど、とりあえず次節のマリノス戦はどうしてくるのかな。

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