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「恐竜・怪鳥の伝説」

去年の6月にMXTVで放送してたのを録画してあった。やっと見た。
見ている最中に能登の大地震が起きて、一旦中断したが、ある程度状況が見えた所で続きを見始めて、最後まで見た。まあ、その程度の見方でも、そんなに問題ない映画ではあった。

1977年の東映の特撮映画。富士の樹海で怪生物が目撃され、恐竜の生き残りが居るという説を唱えながら、認められることなく亡くなった古生物学者を父に持つ主人公が、調査に乗り出すという話。
公開当時から存在は知ってたけれど、あまり知名度の高い映画でもないし、見る機会がここまでなかった。今回見て、理由は分かった。珍作の部類に入る映画だと思う。
怪獣映画かと思っていたが、どちらかというとパニック映画。映画の作り的に、「ジョーズ」やその系統の映画によく似ている(それこそ「ピラニア」とか)。ショッキングな場面の入れ方とかが特にそんな感じ。
登場人物や話の作りが、いかにも東映らしく、出演者も主演の渡瀬恒彦を始め、東映のヤクザ映画で見るような感じの人物だらけ(知識がないのでよく知らなかったが、実際にそうらしい)。ただ、見慣れた東宝の怪獣映画にない新鮮さがあって、お高く止まっていない日常感があったと思う。その辺が東映らしさかな。そういうわけで、それなりに楽しんでは見たけれど、ストーリーや特撮部分が、チャチで雑な所は、さすがに目をつぶれないレベルだった。この先、どうなるんだろうと思わせる所で、あっさり話が終ってしまうのも、尻切れトンボ感。
まあ、正月にだらだら見るのに、ちょうどいいくらいかもしれない。
テーマ曲が結構格好いいと思ったけど、歌っているのは「紫」のメンバーだった人のようで、なるほどという感じ。もっとも、紫って、バンド名は知ってるけど、聴いたことはないんだが(^^;。聴いてみようか。
ちなみに、この音楽が内容に合ってないという感想を見掛けたけれど、こういう内容でこういうテイストの音楽を付けるのが70年代だったと思うし、そういうところも含めて、自分は70年代特撮の子なのでね。

しかし、これは自然災害を題材にした映画でもある(実際には、その部分は、ほとんど描かれないが)。能登で大地震が起きた時、これを見ていたということは、忘れることはないんじゃないか、という気がする。

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