J3リーグ第1節 大宮対八戸
2024.2.24(土) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 7183人 主審 井上知大 副審 高寺恒如、原田大輔
大宮アルディージャ 4(1-0)1 ヴァンラーレ八戸
(3-1)
得点 11分 大宮・泉
57分 大宮・茂木
63分 八戸・オリオラ サンデー
64分 大宮・泉
76分 大宮・中野誠
大宮のJ3初戦。自分がJ3の試合を見るのも初めて。
大宮はだいぶ選手が入れ替わったけれど、スタメンを見ていると、案外去年と変わってない、という感じだった。半分以上が去年も居て、レギュラー的に出ていた選手だったので。
ちなみに、新加入で目を引いたのは、やっぱり杉本健勇。
八戸はJFLで一度見たことはあるけれど、かなり以前なので、チームそのものは全然別物だったと思う。監督が石崎さんで、久々に見る名前だなと思った。
立上りはさすがに大宮が優勢だったと思う。やはり去年までのキャリアの差の影響か、大宮が圧倒している、というほどではないにしても、スピード感や強度で、八戸が付いて来れてない感じはあった。
開始早々に、茂木のきわどい直接FK。11分には茂木の右からのクロスを、逆サイドで泉が合わせて先制点。ただ、この得点の場面も、見ていて、これくらいのを八戸は守り切れないかなあ、とは思った。
その後も大宮が優勢に試合を進めたけれど、八戸も次第に慣れて来たのか、大宮のゴール前に攻め込む場面が増えて来た。FKやCKからゴールに迫る場面も何度か作って、前半の後半はむしろ八戸の方に勢いを感じたけれど、得点には至らず、1-0で前半終了。
後半は立上りから、八戸が積極的に攻勢を掛けてきているかな、という印象。ただ、前掛かりになっている分、大宮の反撃をくらいやすく、危なっかしい場面が続いた。
そして57分に大宮は、攻めあがっていた左SBの下口がクロスを入れ、逆サイドから茂木が頭で叩き込んで、大宮が追加点。茂木は右SBだし、なかなかダイナミックな得点だったと思う。見た目も華やかだった。
これで大宮が一気に流れをつかむかと思いきや、63分に八戸のオリオラ・サンデーがドリブルで突っかけて、守備をかわしてゴールを決め、2-1。
しかし直後の64分に、大宮の泉が左サイドから中へカットインしてシュートを決め、再度突き放した。
76分には、右からの藤井のクロスを、中央で杉本が流して、逆サイドで中野誠也が押し込んで4点目。
大宮が4-1で大勝。
順当な結果なんだろうな、という感じはした。やはり地力の差はあったと思うし、大宮は早い時間に先制した分だけ、試合運びにも余裕もあった。去年まで攻守でいい働きを見せていた茂木が、今年も残留したのは大きかったし、中心になるポジションの石川と小島も残留組だから、そういう安定感もあったと思う。
ただ、まだ1試合目なので、何とも言えないとも思う。4-1で大勝とはいえ、八戸は昨年までの成績を見る限り、決してJ3の中での強豪ではなくて、せいぜい中堅どころだし、まだお互い、手探り状態の開幕戦ということもあった。慣れてくれば、実力的に下位のチームでも、上位と対抗する手立てを考えて来るようになる。もう少し試合をこなしてみないと、大宮の立ち位置はわからないだろうな。
なにせ大宮は、優勝して1年でJ2復帰という目標を掲げている(掲げないわけにはいかない)以上、ほどほどの成績ではダメなわけで。その可能性のあるポジションに立てるのかどうか。
杉本健勇は、大宮の攻撃を仕切りつつ、洒落たプレーをしようという意図が感じられて、割と泥臭い試合の中で、一人だけ異彩を放っていたように見えた。そのスタイルがどの程度、効果を発揮するのかはよくわからないけれど、見ていて面白かったのは確か。今年の大宮の試合を見る時の、楽しみのひとつになりそう。
埼玉県にJ3がやって来た!
スタジアムのビジョンは修理中なので、スコアボードや選手ボードは代替品なのが、一段とわびしさを感じさせた。
八戸のゴール裏のみなさん。
八戸のマスコットさん。ヴァン太くんと言うらしい。
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