J1リーグ第10節 浦和対名古屋
2024.4.28(日) 15時 埼玉スタジアム2〇〇2
観客 42265人 主審 荒木友輔 副審 熊谷幸剛、坊薗真琴
浦和レッズ 2(1−0)1 名古屋グランパス
(1−1)
得点 24分 浦和・安居
70分 浦和・チアゴ サンタナ(PK)
90+2分 名古屋・和泉
現地観戦。
名古屋の布陣は。3バックは警告累積によるハチャンレの出場停止に伴い、左・河面、中・三國、右が野上。ボランチは米本と稲垣。右サイド中山、左サイド和泉。森島はトップ下ぽい感じに見えて、永井と倍井がトップ。
序盤は名古屋優勢。浦和のディフェンスはだいぶ緩く見えて、裏狙いの名古屋のパスはうまく通っていたし、阻まれた後のセカンドボールもよく回収できていた。ただ、ゴール前での厚みが、いまいちなかったかなと思う。印象に残ってるシュートは10分頃に、倍井がドリブルで持ち込んで撃ったやつくらいだし、これも枠を外れた。
20分過ぎ、浦和がようやく攻め込んでくるようになったら、その矢先、ランゲラックが変なボールを出してしまう。そこから守備がバタバタになった所でボールを奪われ、チアゴサンタナからフリーで入ってきた安居に繋がれて、シュートを決められ失点。自滅感。
これで浦和が調子を取り戻し、名古屋の優勢は失われた。ただ浦和も圧倒的な攻勢というわけではなかったし、五分五分程度だったと思う。前半の最後の方、グスタフソンに危険なシュートを撃たれる場面はあったけど、ランゲラックが好守を見せた。
後半も展開的には五分。双方が惜しいシュートは撃つが決められない。
動いたのは68分。前田がボールを受けて、左からフリーで入ってきたのを稲垣が止めに行ったが、倒してしまいPK。
後でDAZNの映像を見た感じでは、少し微妙に思えたけれど、VARチェックは行われていたはずだし、すんなり始まった所を見ると、DAZNでは流れなかった、もっとはっきりした映像があったのかな、とも思う。
いずれにせよ、チアゴサンタナにPKを決められ、0対2。
ここで名古屋は、野上、米本、倍井を内田、椎橋、パトリックに入れ換え、重心を前に移していった。さらに36分に稲垣に代って入った榊原は、気合十分で精力的に動いて、結構効いたと思う。とはいっても、相手を圧倒するというほどの攻勢にはならず、このまま終わりかなという気がしていた。
しかしロスタイム、右サイドで中山がパンヤと交錯してファールを受けFK(ファール?と思ったのだけど)。これを榊原が、ゴール前左へ蹴ったボールを、パトリックとショルツが競って、ゴールラインを割りCK(GKじゃないの?と思ったのだけど)。そのCKを森島がゴール前へ蹴り込んで、三國がシュート。GK西川に跳ね返されたが、こぼれ球を和泉が蹴り込んでゴール。
スコアはここからは動かず、1-2で終了。名古屋の敗戦。
名古屋の最初の失点は自分たちのミスが起点だし、2点目もPKだから、かなり名古屋の自滅くさい敗戦だった印象。内容的には五分五分だったと思うので。というか、立上りは名古屋の方がボールを持てたし、磐田戦を思わせるような優勢も感じていたから、なおさら。
結局、ビルドアップして得点につなげるというところがしっかり作れていないので、優勢に試合を進めることが出来ても、結果にうまくつながってこない、と思う。倍井が退場する前の磐田戦も、やっぱりそんな感じだった。
ちなみに名古屋の得点は、直前の2つの判定でもやっとしていたので、正直、あんまり喜べなかった。いいのか?という感じで…。まあ、浦和の2点目のPKも、微妙と言えなくもなかったみたいだから、その辺はバランスが取れていたのかもしれない。
名古屋にツキがない試合ではあったと思う。今の名古屋がそこそこ勝ててるのは、守備面は布陣の組み方や個々の選手の奮闘が効いているけれど、得点に関してはツキに負ってる部分が大きいと思っているので、ツキがなければこういう結果になるのは仕方ない、とは思う。この試合に関しては、永井があまり目立たなかったのも影響があったかなと思う。浦和が意識的に抑えにきたのか、永井に疲れが溜まってたのかは、わからないけれど。
ハチャンレ抜きのディフェンスは、よくやっていたと思うけれど(特に三國は、開幕戦を思えば、本当に安定感があった)、最初の失点の場面なんかは、彼が居れば、あそこまでバタバタすることはなかったんじゃないかな、という気はした。
名古屋ゴール裏のみなさん。
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