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J1リーグ第10節 浦和対名古屋

2024.4.28(日) 15時 埼玉スタジアム2〇〇2
観客 42265人 主審 荒木友輔 副審 熊谷幸剛、坊薗真琴

 浦和レッズ 2(1−0)1 名古屋グランパス
        (1−1)

 得点 24分 浦和・安居
    70分 浦和・チアゴ サンタナ(PK)
    90+2分 名古屋・和泉

現地観戦。
名古屋の布陣は。3バックは警告累積によるハチャンレの出場停止に伴い、左・河面、中・三國、右が野上。ボランチは米本と稲垣。右サイド中山、左サイド和泉。森島はトップ下ぽい感じに見えて、永井と倍井がトップ。

序盤は名古屋優勢。浦和のディフェンスはだいぶ緩く見えて、裏狙いの名古屋のパスはうまく通っていたし、阻まれた後のセカンドボールもよく回収できていた。ただ、ゴール前での厚みが、いまいちなかったかなと思う。印象に残ってるシュートは10分頃に、倍井がドリブルで持ち込んで撃ったやつくらいだし、これも枠を外れた。
20分過ぎ、浦和がようやく攻め込んでくるようになったら、その矢先、ランゲラックが変なボールを出してしまう。そこから守備がバタバタになった所でボールを奪われ、チアゴサンタナからフリーで入ってきた安居に繋がれて、シュートを決められ失点。自滅感。
これで浦和が調子を取り戻し、名古屋の優勢は失われた。ただ浦和も圧倒的な攻勢というわけではなかったし、五分五分程度だったと思う。前半の最後の方、グスタフソンに危険なシュートを撃たれる場面はあったけど、ランゲラックが好守を見せた。
後半も展開的には五分。双方が惜しいシュートは撃つが決められない。
動いたのは68分。前田がボールを受けて、左からフリーで入ってきたのを稲垣が止めに行ったが、倒してしまいPK。
後でDAZNの映像を見た感じでは、少し微妙に思えたけれど、VARチェックは行われていたはずだし、すんなり始まった所を見ると、DAZNでは流れなかった、もっとはっきりした映像があったのかな、とも思う。
いずれにせよ、チアゴサンタナにPKを決められ、0対2。
ここで名古屋は、野上、米本、倍井を内田、椎橋、パトリックに入れ換え、重心を前に移していった。さらに36分に稲垣に代って入った榊原は、気合十分で精力的に動いて、結構効いたと思う。とはいっても、相手を圧倒するというほどの攻勢にはならず、このまま終わりかなという気がしていた。
しかしロスタイム、右サイドで中山がパンヤと交錯してファールを受けFK(ファール?と思ったのだけど)。これを榊原が、ゴール前左へ蹴ったボールを、パトリックとショルツが競って、ゴールラインを割りCK(GKじゃないの?と思ったのだけど)。そのCKを森島がゴール前へ蹴り込んで、三國がシュート。GK西川に跳ね返されたが、こぼれ球を和泉が蹴り込んでゴール。
スコアはここからは動かず、1-2で終了。名古屋の敗戦。

名古屋の最初の失点は自分たちのミスが起点だし、2点目もPKだから、かなり名古屋の自滅くさい敗戦だった印象。内容的には五分五分だったと思うので。というか、立上りは名古屋の方がボールを持てたし、磐田戦を思わせるような優勢も感じていたから、なおさら。
結局、ビルドアップして得点につなげるというところがしっかり作れていないので、優勢に試合を進めることが出来ても、結果にうまくつながってこない、と思う。倍井が退場する前の磐田戦も、やっぱりそんな感じだった。
ちなみに名古屋の得点は、直前の2つの判定でもやっとしていたので、正直、あんまり喜べなかった。いいのか?という感じで…。まあ、浦和の2点目のPKも、微妙と言えなくもなかったみたいだから、その辺はバランスが取れていたのかもしれない。
名古屋にツキがない試合ではあったと思う。今の名古屋がそこそこ勝ててるのは、守備面は布陣の組み方や個々の選手の奮闘が効いているけれど、得点に関してはツキに負ってる部分が大きいと思っているので、ツキがなければこういう結果になるのは仕方ない、とは思う。この試合に関しては、永井があまり目立たなかったのも影響があったかなと思う。浦和が意識的に抑えにきたのか、永井に疲れが溜まってたのかは、わからないけれど。
ハチャンレ抜きのディフェンスは、よくやっていたと思うけれど(特に三國は、開幕戦を思えば、本当に安定感があった)、最初の失点の場面なんかは、彼が居れば、あそこまでバタバタすることはなかったんじゃないかな、という気はした。

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名古屋ゴール裏のみなさん。
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イースタンリーグ ヤクルト対日本ハム(4/27)

2024.4.27 (土) 12時半 ヤクルト戸田球場
F 010003000 4
S 100000100 2
[敗]奥川、[勝]畔柳、[S]黒木

朝方は雨がぱらついて、その後も曇ってたが、降り出すことはないかな、という感じだった。実際には、ちょっと雨が当たった気がした時間帯はあったけれど、特に問題はないレベルだった。

先発投手はヤクルトがロドリゲス、日本ハムは畔柳。
初回、ロドリゲスはいきなり無死1-2塁にしてしまい、もたつき気味のピッチングだったが、0点で凌いだ。その裏の畔柳もいきなりの連打で無死1-3塁。こちらは増田の犠飛で、ヤクルトが1点先制。
2回表、ヤクルトの投手は石川。記録を見ると久々の登板だったから、コンディション不良明けの調整登板だったと思われるけど、なんでこんな中途半端な所からだったんだろうな。1死後、進藤にレフトへ放り込まれて同点。相変わらずの一発病だなと思ったが、それ以外は安定していた。4回途中まで投げて、次の進藤の打席でヒットを打たれた所で交代。球数はきっかり50球。2安打1四球の内容。この後は柴田が受けて、5回まで無失点で終えた。
畔柳は初回のもたつきが嘘のように、2回以降は持ち直して、内野安打1本を打たれただけの好投を見せた。
1-1で5回が終り、都合もあるので帰ろうとしたが、6回表は奥川が登板するというので、そこだけは見ていくことにした。いきなり野村にツーベースを打たれたが、その後はすんなり2死を取った。球は走っているように見えるから、悪くないのかなと思ったが、その後連続四球で満塁にすると、古川に右中間に運ばれ、さらに外野からの返球の中継でセカンドが落球するエラーもあって、3点が入り1-4。
ここまでで引き上げた。

試合はこの後、7回にヤクルトがバッテリーエラーで1点を返したが、2-4で終了した模様。
奥川は7回まで投げて、石川同様、50球程度投げたらしい。ヒットはともかく連続四球はどうなの、と思ったけれど、長期離脱からの復帰第2戦だったそうなので、まあ、こんなものなのかもしれない。
調整とはいえ、石川、奥川の登板で、ヤクルトファンは試合結果はともかく、結構盛上がる試合だったんじゃないかと思われる。

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セリーグ ヤクルト対広島(4/25)

2024.4.25 (木) 18時 神宮球場
C 112202000  8
S 060001011X 9
[勝]石山、[敗]栗林
[H]S:オスナ(ハッチ)、サンタナ(栗林)、C:二俣(高橋)、菊池(高橋)

今年初めての神宮観戦。

2回裏に着いた。球場内に入ってスコアボードを見た時はヤクルト0-2広島だったけれど、スタンドを移動しているうちにランナーが増えて、1死満塁。試合を見る態勢になった所で、塩見がレフト前に運んでヤクルトが1点。次の丸山和がサード強襲ヒットでもう1点。同点。さらに次のオスナがレフトスタンドに放り込み、ヤクルトが6-2と逆転。
しかし3回表、先発高橋が、いかにもそこまでに2点を失なっているピッチング。四球でランナーを出すと、菊池にレフトスタンドへ放り込まれて6-4。
4回には2死から粘られて四球でランナーを出したが、次打者は広島2番手投手の黒原。乗り切ったかと思いきや、レフトへ鋭い当たりを打たれ、レフトのサンタナがお馴染みのまずい守備で(本人は照明が目に入ったと言っているらしい。まあ、そうなんだろうけど、日頃が日頃だしな)、これをスリーベースにしてしまう。6-5。さらに上本に死球をぶつけた所で投手交代で丸山翔。
次の菊池のショートへの当たりが内野安打になり、黒原が還って同点。
6回表のヤクルトは清水が登板。いきなり四球と犠打の後、代打秋山にタイムリーを打たれて、広島が再逆転。さらに上本のヒットの後、野間のタイムリーで6-8。
その裏、塩見がツーベースで出て、内野ゴロで3塁に進み、オスナの打席でバッテリーエラーで還って7-8。
7回は双方無得点で、そろそろ9時なので引き上げた。
ヤクルトがいろいろとダサかったけれど、高橋もサンタナも清水も想定の範囲内としか。

で、試合はヤクルトが8回に得点して追い付き、9回にサンタナがサヨナラホームランを打って逆転勝ちしたんだとか。
まあ、そもそもサンタナが4回に黒原の打球をしっかり捕ってれば、こんな試合にはならなかったかもしれないわけだが。
とはいえ、高橋がそこを乗り切って続投してたら、その後は問題なかったかは、疑問があるけどね。あそこでノックアウトされて良かったんでは、という気もする…。
引き上げの時点で、流れ的に、こういう決着はいかにもありそうだな、とは思っていた。打撃成績を見ても、オスナもサンタナも、相変わらずよく打っているようだし、大きく出遅れていたらしい村上も、調子を上げてきているようだし。ボロい投手陣を、強力な打線でカバーするという、近年のスタイルそのもの(カバーしきれるかどうかはともかく)。今年もそういうチームらしいな。
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J1リーグ第9節 名古屋対C大阪

2024.4.21(日) 15時 豊田スタジアム
観客 25341人 主審 上村篤史 副審 三原純、赤阪修

 名古屋グランパス 2(0−0)1 セレッソ大阪
           (2−1)

 得点 65分 名古屋・三國
    67分 大阪・レオ セアラ
    82分 名古屋・永井

所用があって、リアルタイムでは見れず、夜になってから、DAZNの見逃し配信で見た。

名古屋は、水曜のルヴァン杯の大宮戦では主力級を温存した。それを受けての先発は、GKがランゲラックの久々の復帰。3バックは三国とハチャンレは通常運行ながら、左に吉田。河面は?と思ったら、控えにいるので、なんだろうと思ったけれど、試合後の長谷川健太のインタビューによると、河面が体調不良気味だったそうで、吉田が水曜の試合で健闘したご褒美とか、そういうものではなかったらしい。
2ボランチは稲垣と米本。右サイド内田は2試合続けて先発ながら、大宮戦ではボランチだったから、ポリヴァレントぶりを発揮というところ。左サイドは山中。前3人は森島、和泉、永井。
吉田を除けば、基本的に通常のメンツという感じ。

セレッソは首位チームだけに、立上りから優勢。しっかりしたビルドアップから、力強さを感じさせる攻撃で、名古屋はほぼ防戦状態になった。ここ2試合の磐田戦、大宮戦では、名古屋の方が支配的な試合運びをしていたけれど、通常運行が戻って来たな、という感じではあった。
13分にはFKからゴール前で決定的なシュートを打たれるが、ランゲラックがきわどくはじいたボールは、クロスバーに当たってゴールにならない。今日もまた、クロスバーが味方らしい、と思った。
ほぼ攻められ放しで推移していたが、27分に裏へのボールに永井が抜け出して、ようやく好機らしきものになる。しかしオフサイドを取られた。ただ、リプレイで見る限り、違うんじゃない?という感じではあったみたい。
このタイミングで、吉田が早々と河面に交代。長谷川健太のインタビューによると、テンパっているという印象だったらしい。
ただ、これで試合展開的には、少し落ち着いたかな、という気はしたものの、ここから一気に名古屋が盛り返したという感じにもならず、劣勢のまま前半は終了。

後半は山中が中山に交代。中山が右に入り、内田が左へ。内田を本当に重宝に使っている。
名古屋は前半よりはいい感じで、試合を進められるようになってきた感じだったけれど、相変わらずセレッソにゴール前で持たれる時間は長かった。
しかし63分、ランゲラックからのロングフィードを左サイドで受けた和泉が、縦にボールを送り、裏へ抜け出した永井が拾ってシュートに持ち込む。これは惜しくもクリアされたがCKになり、そのCKからのこぼれ球を和泉がシュートして、GKがはじいたこぼれ球を、さらに三國が押し込み先制点。
多分これが、名古屋のこの試合初めて、得点の可能性を感じる場面だったと思うのだけど、そのワンチャンスを物にした。
しかし直後、ランゲラックが河面へ送ったパスが、意思疎通が出来ていなくてルーカス フェルナンデスにカットされ、ゴール前へ入れられる。そのボールに対して、三國とレオ セアラが飛込み、ボールはゴールの中へ。記録は一旦はオウンゴールになったが、後でレオ セアラの得点に修正されたらしい。
いずれにしても同点になって、振り出しに戻った。名古屋は米本と内田を椎橋とパトリックに交代。
そして83分に左サイドでパトリックがファールを受けて得たFKを、河面が前線に蹴り込み、パトリックが頭でゴール前へ折り返すと、永井が合わせてゴール。名古屋が再度勝ち越し。
あとは名古屋がきっちり守備を固めて、逃げ切って勝利。

名古屋の決定機は、得点になった場面以外、ほぼなかったのではと思う。
内容的には明らかにセレッソの方が良かったと思うけれど、名古屋の、とにかく守り切る守備を崩し切れなかった。そういう意味では、名古屋のディフェンスがもたらした勝ちだと思う。システム的にどうこうというより、個人の能力と枚数の多さだけで守ってるという感はあるけれど、守れてる以上は、問題ないんだろう。ただ次節は、この試合で警告を貰ったハチャンレが、警告累積で出場停止なので、どう効いてくるか。(よくわからない警告だったようだけど、DAZNでは流れなかった?ので、見ていない)
効率的な得点で勝ったわけだけど、どちらもその過程で永井の存在が欠かせないし、試合全体でも、好機らしい場面は、ほとんど永井が絡んでいる。このところの試合は、いつもだいたいそんな感じで、今の名古屋の得点は永井一人にかかっていると言っても過言ではないと思う。ビルドアップとかが、ほとんど機能していない以上、そうならざるを得ない。これでどこまでやっていけるんだろう、という懸念はある。

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イースタンリーグ ヤクルト対ロッテ(4/21)

2024.4.21 (日) 12時半 ヤクルト戸田球場
M 0100000000  1
S 0001000001X 2
[勝]今野、[敗]菊地

試合開始時点で、曇っていたけれど、すぐに雨は降らなそうな感じだった。実際には9回くらいから、ポツリポツリ当たり始めたけど、本格的に降っては来なかったと思う(最後までは現地に居なかったので、多分)。

先発投手はヤクルトが松本健(ドラフト2位の新加入選手)、ロッテは吉川。
1回表、ロッテ先頭の山本大が内野安打で出塁した後、次の高部のバントを、キャッチャーの松本直がつかみ損ねて送球できず、無死1-2塁にしてしまう(放っておけば切れそうにも見えたけど、まあそれは、近くで見ていた松本の判断の方が正しいんだろう)。その次の池田は右飛。走者のタッチアップに備えて、ライトの岩田が捕球してすぐに送球しようとしたが、ぽろっと落としてしまう。これで1死2-3塁。次の石川慎の内野ゴロで山本が還って、ロッテが先制。松本が気の毒だった。
ただ、松本はこの後、好投を続けた。きっちりコースを狙ったピッチングが出来ていた感じで、5回まで投げて、被安打3。初回以外はロッテに得点を許さなかった。球数が50球と少なかったのも好感が持てた。
ロッテの吉川は、制球に不安定さがあり、ヤクルトが攻略できそうに見えたけれど、得点出来ないまま3回で交代。しかし4回に登板した廣畑から、3安打で1点取って、同点に追い付いた。
その後、スコアが動かなくなった。ヤクルトは6回から山野が登板し、7回には2四球とサード西村のエラーで2死満塁のピンチになったが持ちこたえ、それ以外の回は三者凡退。9回は今野が三者凡退に抑えた。ロッテは6回から1イニングづつの継投に入り、秋山、田中楓とつないだ後、8回は坂本。先頭の西村がツーベースを打ち、犠打で1死3塁としたが得点にならず。9回は宮下。先頭の宮本がヒットで出て、犠打で1死2塁としたが、これも得点にならず。試合は延長へ。

所用があったので、ここで撤退。後で確認すると、9回裏にヤクルトが、またもや先頭打者が出て犠打で送り、3度目の正直で還して、サヨナラ勝ちしたらしい。

9回裏までなら2時間半を切る速い試合だったので、最後まで見れなかったのは残念。9回に決めとけよ、という感じだけど、まあ、仕方ない。
松本健のピッチングが好印象だった。

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WEリーグ第15節 大宮対浦和

2024.4.18(木) 18時 NACK5スタジアム大宮
観客 2505人 主審 柳彩乃 副審 松尾久美子、吉田瑞希

 大宮アルディージャVENTUS 0(0-4)4 三菱重工浦和レッズレディース
                  (0-0)

 得点 2分 浦和・伊藤
    10分 浦和・島田
    14分 浦和・島田
    24分 浦和・清家

曇っていて、雨を気にしながらの観戦だったけれど、降り出したのは試合が終ってからで、助かった。

大宮は、立上りから猛攻を掛けて来た浦和に押し込まれ、開始2分で先制され、その後も攻め立てられ続けて、建て直す間もなく、ずるずる失点を重ねて、25分で0-4。
この辺からようやく浦和がペースダウンしたけれど、浦和の優位は変わらず。大宮も、大差がついてしまった試合をどう立て直すか、いいアイディアを見付けられなかった感じ。
しかも大宮は、3失点目の直前に船木が交錯で負傷し、その後交代。日頃、攻撃面でかなり効いている選手だから、反撃する上で、この交代は痛かったはず、とも思う。
大宮はその後も、見どころらしい見どころも作れないまま、0-4で敗戦。

まあ、駒場で行われた1月の同じカードでも、浦和3-1大宮で、大宮の1点は最後の最後に決まったおまけのようなゴールだったから、これくらいのチーム力の差がある、と言うしかないのかもしれない。過去の戦績を見ても、勝ったことはあるにしても、総じて大差で敗けた試合が多い。
攻撃力が持ち味の浦和が、立上りから攻勢に出て来るのは予想できたんだから、試合の入りでの大宮の受け方に、少し工夫がなさ過ぎた気はするけれどね。
というか、試合後の監督のコメントを見ると、立上りをしっかり戦って、自分たちも前へ出て行かないと、みたいな戦術だったらしくて、それじゃあ、ああなるよな、と思った。ちょっと、チーム力の差を考えてなさ過ぎで、もう少し現実的な、勝てる可能性のある戦い方を考えるべきだったんじゃないのかなと思う。「さいたま市ダービー」ということで、気負ってしまったということなんだろうか。

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大宮ゴール裏のみなさん。
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浦和ゴール裏のみなさん。
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イースタンリーグ ヤクルト対西武(4/18)

2024.4.18 (木) 12時半 ヤクルト戸田球場
L 001000030 4
S 001020000 3
[敗]宮川、[勝]豆田、[S]上田
[H]L:蛭間(原樹理)

曇っていて、やや涼しい気候だった。

先発投手はヤクルトが原樹理、西武が菅井。
原樹理は今年一度見たけれど、ひどい出来で、それ以外のイースタンでの登板成績を確認しても、軒並み悪い内容だったから、あまり期待はしなかった。
案の定、毎回先頭打者にヒットを打たれる。1回2回はうまく切り抜けたが、3回は先頭の蛭間にホームランを打たれ、先制を許す。さらにヒット、犠打、四球で1死1-2塁。しかし次打者を併殺に取って切り抜ける。
菅井もいまいち安定感のないピッチングで、3回、伊藤と増田の連続ツーベースで、ヤクルトがすぐに追いついた。5回には2死1-2塁から、今度も増田がツーベースを打って二者生還。ヤクルトが3-1と逆転した。
一方、原樹理は、4回以降安定した。大きい当りは打たれても、いまひとつ伸びがなかったりで、6回まで3イニング三者凡退を続けて交代。6回1失点というのは、思いがけない好投だった。
西武は6回から継投で、6回齊藤、7回は豆田が三者凡退。ヤクルトも7回表に登板した柴田が三者凡退。このまますんなり終りそうな気がしたが…。
8回表、ヤクルトは宮川を登板させた。2死はあっさり取ったが、その後、4安打1四球。3点を失い逆転。
その裏、西武の平井から先頭の伊藤が内野安打で出て、三振ゲッツー崩れで1死3塁のチャンスになったが、後続が倒れで得点にならない。
9回表は下があっぷあっぷしながらも無失点で切り抜けたが、その裏のヤクルトは、上田からヒットは打ったものの、得点には至らず。西武が3-4で逃げ切った。

原樹理の好投は喜ばしいけれど、これが復活への足掛かりなのかどうか。

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YBCルヴァンカップ2回戦 大宮対名古屋

2024.4.17(水) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 5467人 主審 上原直人 副審 大塚晴弘、安藤康平

 大宮アルディージャ 0(0−1)2 名古屋グランパス
            (0−1)

 得点 45+1分 名古屋・パトリック
    54分 名古屋・パトリック(PK)

現地観戦。2016年以来の大宮との公式戦、このスタジアムでの名古屋の試合。

J1対J3とはいえ、双方、ターンオーバーだろうから、単純にどっちが有利とか言えないかもとは思っていた。ただ、実際のメンバーを見ると、名古屋はGKと3バックは総とっかえな感じだったが、それ以外は結構通常運行に近いかなと思った。なかなかうまくメンバーを組めなくて、試行錯誤していたのが、逆に効いた感じ。
GKはピサノ、3バックは井上、吉田、野上。2ボランチは椎橋と内田。右サイド中山、左サイド久保。前3人が倍井、パトリック、榊原。
ちなみに大宮は、GK加藤、4バックで関口、濱田、浦上、鈴木。2ボランチが高柳と清水。右サイド大澤、左サイド中山。2トップが中野誠とシュヴィルツォクという感じ。見たことない選手も居たし、ケガ明けで今季初出場という選手もいたらしい。もちろんシュヴィルツォクもそう。驚いたけれど、試合後の彼のコメントを見ると、いくらか無理に出たという面もあったのかも。まあ、そういう因縁ではあるからね。

試合は、双方とも、出場機会が少ない選手が多い分、意欲的なプレーが見られた感じ。
しかし、やはり優勢だったのは名古屋。ぶっつけ本番的なメンバー構成だったようだから、連携などにめぼしい場面は乏しかったけれど、個人の積極的な仕掛けが目立ったし、バックラインも落ち着いた対処を見せていた。特に井上は、開幕戦での印象がかなり悪かったけれど、役割が明確になっていれば、きっちり守れる選手なんだなと思って、見直した。
あとは経験豊富な2ボランチが、うまくまとめていたと思う。
とはいえ、倍井や榊原が攻め込んでいき、中山もサイドからよく絡んでいくものの、なかなか決定的な形にはならなかった。20分過ぎには、倍井が裏へ抜け出して、これは行ったかなと思ったが、シュートを跳ね返された。
大宮が決定機ぽい場面を作ったのは30分頃で、右サイドの大澤からゴール前へクロスが入って、中野誠が合わせたが、枠上に飛んだ。大宮が惜しい雰囲気があったのは、ここくらいじゃなかったかな。ただ、目の前が名古屋の左サイドだったせいもあるけれど、このサイドの攻防は結構激しかったように思う。大宮の右SBの関口は、多分初めて見たけれど、積極的な上がりを見せていて、大澤との連携でうまく崩せそうな場面を何度か作っていた印象。
得点が入らないまま、前半が終ろうとした目前、名古屋は右CKを獲得。倍井がゴール前へ入れたボールに、パトリックが合わせてゴール。ついに先制。
後半は、大宮がいくらかペースを上げて来た気配があったが、開始早々の9分に、大宮GKの加藤がボール処理を誤った所にパトリックが詰め、加藤に倒されてPKを獲得。パトリックがきっちり決めて2-0。これで大宮は、勢いを削がれた。
この後に関しては、おおむね名古屋が圧倒していたと思う。ゴールにはならなかったものの、決定的な場面もいくつかあった。そのまま試合終了。

名古屋の順当勝ちということでいいんじゃないかと思う。まあ、内容的に圧倒していたにもかかわらず、得点は2点とも割とラッキーなもので、決定的な形からひとつも決められなかったのは残念だったし、攻撃の組立てはあんまりうまく行ってなかったと思うけれど、急造チームなんで仕方ない、ということで。
シュヴィルツォクは、目を見張るようなプレーは出来ていなかった感じ。ケガ明けだったせいはあるだろうし、名古屋がうまく抑え込んだということでもあるんだろう。特に前半は、井上がしっかり対応していた印象。
ちなみに、シュヴィルツォクに関しては、グランパスというチームに対する気持ちがどういうものなのか、よくわからないと思ってる。彼がポジティヴな感情を持っているはずと考える理由が見当たらない。加入した時の活躍ぶりを見ているから、名古屋のファンやサポが熱くなる気持ちも分かるのだけど、何か行き違ってるんじゃないかな、という気持ちを、どうも捨て切れない。

20240417borad 20240417pitch 20240417score1 20240417score2 名古屋ゴール裏のみなさん。
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イースタンリーグ ヤクルト対西武(4/17)

2024.4.17 (水) 12時半 ヤクルト戸田球場
L 100000010 2
S 00201001X 4
[勝]ロドリゲス、[S]丸山翔、[敗]青山

半月ぶりのイースタン観戦。天気が不安定という予報は出ていたが、雲はあるものの、よく晴れていた。少し暑かった。

先発投手はヤクルトがロドリゲス、西武が青山。
1回表、ロドリゲスは1死後滝澤にスリーベースを打たれ、若林のタイムリーで先制点を献上。2回は三者凡退も、3回にも滝澤、若林の連打で1死2-3塁。ここは持ちこたえたものの、どうにも軽く打たれちゃう感じが否めなかった。しかし4回5回は安定感が出て来て、ヒット1本に抑えた。球は速いし、基本的には制球もよくて、三振も取れるし、悪くない投手なのかなと思う。
西武の青山は、初回2回はそれぞれ四死球で走者は出したがヒットは打たれず。3回には先頭の西村にスリーベースを打れたが、後続2人を打ち取り、逃げ切ったかなと思ったが、その後連続四球で満塁になり、この日が体調不良からの復帰戦だったらしい山田に、2点タイムリーを打たれて逆転。四死球の多さで自滅という感じ。
西武は4回は大曲が登板して無失点。5回は赤上。これに対して小森が内野安打で出て、2盗塁で3塁まで進み、フェリペの犠飛で還って、ヤクルトが3点目。
後の予定もあるし、キリもいいから、この辺で切り上げようと思ったが、6回表は山下が登板したので、見ていた。先頭のコルデロにヒットを打たれ、次打者の平沼にも鋭い当りを打たれたが、これが一直で、飛び出していたコルデロもアウトになり併殺。次打者も打ち取って、無失点。
あっさり終って、ここで撤退した。試合は8回に双方が1点づつ取り合って、4-2で終ったらしい。

西武の滝澤はショートを守って、いい守備も度々見せていた。乗ってた日だったのかな。

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土手下の桜。
さすがにもうかなり散ってしまったな、という感じだったが、青空の下というだけでも、それなりに綺麗に見えたようには思う。今年は試合日程と天候の関係で、あまりいい時に見に来れなかったけれど、そういう年もある。仕方ない。
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J1リーグ第8節 磐田対名古屋

2024.4.13(土) 14時 ヤマハスタジアム
観客 13135人 主審 上田益也 副審 堀越雅弘、船橋昭次

 ジュビロ磐田 0(0−1)1 名古屋グランパス
         (0−0)

 得点 8分 名古屋・倍井

 退場 43分 名古屋・倍井

現地観戦。よく晴れて、暑いくらいだった。
ここへ行ったのは、2019年以来。その時はまだなかった御厨駅からスタジアムへ往復した。スタジアムが磐田駅よりも段違いに近くなった(片道15分くらいで行ける)のは有難いが、現時点では駅周辺には店のようなものはほぼ何もなくて、少し離れた所にファミマが見えたくらいだったのは残念。まあ、スタジアムの方まで行ってしまえば、なんとでもなるのだけど。

名古屋のスタメンは、前節に続いてGKは武田。3バックも変わらず。2ボランチが稲垣と米本。右サイド和泉、左サイド山中。前3人が永井、森島、倍井。多分これが現状でのベストの布陣だろう。

磐田は点を取りまくってるジャーメインを擁しているし、得点力のあるチームっぽいから、要警戒と思っていたが、試合が始まってみると、あまり今シーズン見たことがないくらい、名古屋が優勢に試合を運んだ。磐田を見ていると、連携がぎくしゃくしていて、まるでいつもの名古屋を見ているようだった。パスはあっさりカット出来るし、名古屋がスピードで突っ掛けていけば、対応は後手に廻る。いかにも昇格チームらしく見えて、J1の速度や圧力にまだ対応しきれていないのかもしれない、と思った。
とはいえ、そういう中でも名古屋は、相変わらず裏狙いのパスで抜け出そうという攻撃が主体で、永井はひとつ覚えのようにGKの頭上を狙うシュートを撃ってしまう(しかも外す)し、森島は、競り負けるし、うまくボールが収められないし、という感じに見えたから、押し気味とは言え、なかなか攻撃が様にならなかった。しかし倍井は、精力的に動き廻るのはいつも通りなのだけど、いつもより、それが要所で効いていたように見えた。彼には得点の気配があったと思う。
そして8分に、その倍井が左サイドからゴール前へクロス気味に入れていったボールが、そのままゴールに入り、名古屋が先制。ゴール前で森島と相手DFが交錯した横を抜けていったおかげで、ややラッキーな感じはあったけれど、とても欲しかったと思われる初ゴールが決まって、倍井の調子は、いよいよ上がった。
しかし、名古屋優勢で試合は進んでいたのだけど、前半終了目前、倍井がドリブルで突っかけ、ハーフウェイ付近で少しボールが足元から離れた所へ、相手DFがカットに来て、倍井がスライディングで競りに行ったのが、足裏を見せるタックルになって、相手を倒して一発退場。まさに勢い余って、という感じ。
名古屋は数的不利になったが、前半は残り時間が少なく、大した影響はないまま終了。

とはいえ、後半は一転して、という感じでもなかった気がする。ある意味、名古屋の前半が良すぎたので、通常運行に戻っただけという感じもあったし。
もちろん数的不利になった分、磐田に主導権を渡した形にはなった。決定的なシュートも打たれたけれど、武田やDF、そして今回もゴールポストが活躍して、磐田に得点を許さない。
磐田も、数的優位の割には攻撃に勢いがなかったような気がする。ビルドアップするサッカーをやろうとしているように見えるのだけど、先に書いた通り、そこまで連携が熟成しているようには見えなかったし(名古屋が付け入る隙は十分にあった)、そこは速攻でカウンター、と思えるような場面でも、ゆっくり繋いでくるので、あまり怖さを感じなかった。
結局、1-0のまま、名古屋が逃げ切った。

倍井の退場がなければ、名古屋にとっては、もっと楽な試合だったのかもしれないが、内容を見る限り、勝たないといけない相手だったと思うので、きっちり勝てただけでも良かったと思う。数的不利になった後、うまく試合をコントロールしたのは確かだし、悪くない試合だったのは間違いない。
倍井はこのゴールが起爆剤になって、今後、さらに活躍できるといいと思う。今まで、重用されても、得点という結果が出ないばっかりに、尻すぼみになって、チームを出されてしまった若手を何人も見て来た。倍井はこのゴールが、そのパターンから逃れるきっかけになる可能性があるんじゃないかな。
ただ、名古屋は、この試合の得点も、割とラッキーな形のゴールで、優勢に試合を運んでいたとはいえ、結局、うまく崩して持ち込んだゴールは、この日も生まれないままだった(決定機自体、あまり記憶にない)。点が取れて勝てているのはいいにしても、依然として、多分に運頼みに思える。相手の出来がいまひとつだったことも含め、そういう意味で、この試合に勝ったことは、あまり過大評価しない方がよいのでは、という気はする。

御厨駅
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名古屋ゴール裏のみなさん。
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ヤクルト戸田球場(4/11)

土手下の桜の具合を、夕方見に行った。

昼には楽天戦をやっていたはずだが、もう片付けも終って、気配は残っていなかった。
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桜は少しピークは過ぎていた感じ。ただ、満開感はまだ十分あった。昼に青空の下で見られれば、もっと華やかだったんじゃないかと思う。
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J1リーグ第7節 名古屋対福岡

2024.4.7(日) 15時 豊田スタジアム
観客 23134人 主審 川俣秀 副審 五十嵐泰之、坂本晋悟

 名古屋グランパス 0(0−0)0 アビスパ福岡
           (0−0)

現地観戦。

名古屋のスタメンは、ランゲラックが謎の欠場という衝撃。代わりに武田。あとは、ハチャンレの復帰に伴い、3バックは河面、ハチャンレ、三國で、前節から吉田が外れた。2ボランチが椎橋と、稲垣が外れて米本が入った。右サイドは和泉が中山、左サイドは山中が内田。前は3人で、永井、森島、和泉という感じ。前節のパトリックと倍井は両方控え。大きく変わっていたが、選手の疲労も考えての変更もあったと思う。ただ、森島の位置取りがやや前目かな、というくらいで、布陣そのものは前節とそんなに大きな違いはないのかな、と思った。

序盤は名古屋に勢いがあって、前3人がかわるがわるどんどん突っ掛けて、相手の守備を脅かしていたと思う。中盤からも、よく球が出ていた。でも、崩すというよりは、ここ2試合でゴールを生んだ縦パスの裏への放り込みや、GKの頭上を狙ったロングシュートが主体で、最初は際どい場面が続いたけれど、相手が慣れてくると、次第に余裕を持って対処されるようになってしまった印象。
それに伴って、福岡に持たれる時間が増えていった。福岡も、シュートまではなかなか行けないが、よく繋いで、優勢な雰囲気に持ち込んで行った。
とはいえ、双方が決め手を欠いて、競合い主体の試合展開で、前半は決定的なシュートは10分に福岡のザヘディが放ったクロスバー直撃の1本だけだったんじゃないかな。
後半も大きく流れは変わらない。名古屋は福岡に回されつつこらえて、隙を突いてマイボールにしては裏へ送るが、対処されてまたやり直し、という感じ。双方選手をこまめに入れ替えていったが、それで大きく変わることもなく。
後半も決定的な場面は、武田が好セーブを見せた、12分の松岡のミドルが1本あったくらいだったと思う。ということは、名古屋は決定的なシュートは0か(^-^;。

スコアレスドローは順当な結果。まあ、判定勝ちがあるとしたら、小差で福岡が勝ってたかな、という感じ。
名古屋はこの2試合、うまくいったとはいえ(多分にツキに恵まれていたおかげ、という気もするけれど)、攻撃にあまりにも芸がない。でも、人が居ない以上は、仕方ないのかな、とは思った。そこまで居ないわけでもないんだろうけど、開幕から3試合続けた1ボランチはうまくいかなかったし、シーズン当初の構想が大きく崩れているのは明らかだから、十分なメンバーが居ない中で、そこから建て直すのは、そう簡単には行かないんだろう。
ただ、守備には安定感が出てきたように見えるので、開幕後の3連敗で危ぶんだような、大崩れはないかなと思っているけれど。ハチャンレの存在は大きいし、三國もずいぶん安定感が出て来ている。河面も復帰したことではあるので。
それにしても、ランゲラックに何があったのか。体調不良ということらしいが、大したことがなければいいけれど。急遽出場の武田はよくやったと思う。

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福岡ゴール裏のみなさん。
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J3リーグ第8節 大宮対大阪

2024.4.6(土) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 6570人 主審 原田雅士 副審 原田大輔、堀格郎

 大宮アルディージャ 1(0-0)0 FC大阪
            (1-0)

 得点 74分 大宮・Own Goal

改修中だったスコアボードが復活しての初戦。もっとも見た目は、何か変わっているようには見えなかった。発色はよくなっていたのかな? ただ、表示内容は昨年までから一新した感じ。

ここまで観戦した大宮のJ3での試合(八戸戦、宮崎戦)とは違い、今回は大阪が勝てば順位が入れ替わる上位対決。J3の上位チームって、どんなものかな、という興味を感じる試合だった。

立上りの大阪はハイペースで攻め込んできて、大宮のディフェンスをきっちり崩すビルドアップで、圧倒するような勢いだった。しかし決定的なシュートまでは至らず、10分程度で勢いは弱まってきたように思う。とはいえ、攻撃の組立の巧さは終始大宮を上回っていた印象。J3も上位チームになると、これくらいはやるんだな、と思った。
大宮はこれまでに見た2試合と異なり(メンバーを見る限り、前節の試合とも異なり)、3バックの布陣。おそらく、故障で出遅れていたアルトゥール・シルバが、この試合から復帰して、中盤に入った影響と思う。
ただ、右サイドに、ここまで活躍を見せていたはずの茂木がいないのは、少し気になった。
前半の大宮は、その3バックにだいぶ不安定感があったと思う。大阪の勢いに押されていた。前半終了間際には、CBの濱田がゴール前で木匠にボールを奪われ、GKをかわしてシュートを撃たれる大ピンチ。ただ、球に勢いがなく、濱田が必死に戻ってゴール寸前でクリアした。
スコアレスで前半終了。
後半も大きく流れは変わらなかったけれど、大阪のペースは落ちてきて、大宮が優勢に試合を運べるようになってきていた感じ。
転機になったのは25分にシルバが泉に交代した所だと思う。泉が左サイドに入って、積極的に仕掛け始め、30分にCKを獲得。これを泉が自分で蹴ってゴール前に入れると、杉本健勇とDFが競り合って、ボールはゴールへ。健勇のゴールとコールされたが、後でオウンゴールに訂正された。とはいえ、健勇のゴールと言ってもいいような形だったと思う。
大阪はこの後も崩して攻め込みはしたけれど、決定的なシュートを枠に飛ばすことは、結局出来ないまま試合終了。
内容的には大阪が上回っていたと思うが、決定機を物にした大宮の勝利。その辺が差なんだろうな、と思った。
とはいえ、個人的には、こういう厳しい対戦相手もいると認識出来たのは良かったと思う。そこまで甘く見ていいリーグではないと分かれば、見に行く甲斐もあるというもので。

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大阪のゴール裏のみなさん。「昨年はお騒がせしました」という横断幕はウケた。
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ヤクルト戸田球場(4/6)

土手下の桜の具合を、朝方、見に行った。
チームは新潟へ遠征中だが、連れて行ってもらえなかった居残り組が、グランドで練習していたぽかった。

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桜。だいぶ咲いてはいたけれど、まだ満開とはいかない。来週半ばあたりがピークでは、という感じだった。あとは週明けに悪天候があるようなので、そこでどうなるか。ただ、残念ながら、来週半ば見に来れない見込み。
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J1リーグ第6節 札幌対名古屋

2024.4.3(水) 19時半 札幌ドーム
観客 9564人 主審 飯田淳平 副審 淺田武士、眞鍋久大

 北海道コンサドーレ札幌 1(1−0)2 名古屋グランパス
              (0−2)

 得点 30分 札幌・馬場
    55分 名古屋・森島(PK)
    90分 名古屋・永井

DAZNでリアルタイムで見ていた。


名古屋は土曜のマリノス戦から先発を6人代えて臨んだ。中3日の試合なので、ターンオーバーという面はあったのだろうけど、守備の要のハチャンレが脳震盪、FWの軸の山岸が足の負傷で出れなかったことを考えれば、そこまで単純な話でもなかったように思える。この2人を欠いた前提で、新たな布陣を組み直す時間的な余裕が十分にあったとは考え難く、とにもかくにも結果が出た、マリノス戦終了時点の布陣を、そのまま流用した緊急対応だったのでは、と考えるのも、それほど的外れではない気がする。

ただ、この布陣はうまくいかず、次第に札幌の攻撃的なサッカーに押し込まれてしまった感じで、マリノス戦と似たような展開になっていった。札幌は、マリノスほど完成されたチームではないので、攻撃の組立てにはミスが多く、危険を感じる場面はそれほど多くなかったにしても、札幌が優勢な試合展開だったのは間違いない。決定機を作られつつも、しのいでいたが、28分頃から札幌の分厚い攻めに遭って、シュートを打たれ、ハンドっぽいクリアがポストに当たってCKになる(ハンドには判定されなかったので、PKにはならなかった)。このCKの流れから、結局、馬場にゴールを決められ、先行される。
この直後、名古屋は早々とパトリックを永井に交代。パトリックが効いていなかったことは歴然としていたにしても、この見切りの早さは、やはり、このスタメンはとりあえずのメンツという感覚があったのかな、と思う。
で、永井は投入直後からピッチを走り回って、札幌のディフェンスにプレッシャーを掛け続けた。前半31分からの登場だったので、体力的な心配は少なかったと思われ、その辺も計算のうちだったのかも。
とはいえ、前半は0-1で折返し。


後半、札幌の攻勢で始まったが、9分に引き気味でボールを持った永井が、前へボールを送り、和泉が裏へ抜け出して受けた。そのままゴールへ向かい、ペナルティに入ったところで、前へ回り込もうとした札幌の菅が接触して倒され、PKを獲得。
これを森島が蹴ったが、相手GK菅野に跳ね返される。しかし跳ね返ったボールは森島の前へこぼれ、押し込んで決めた。相手DFのミスなど、ツキのあった同点ゴールだった。
こうなると名古屋が勢いを増して、と思う所だけれど、必ずしもそうでもなかった。19分に山中と倍井が久保と酒井に交代するが、好機はなかなか作れない。札幌の攻撃に、それほど鋭さがあったわけでもないけれど、名古屋が優位に試合を進めているという感じにはならなかった。36分には、椎橋と和泉が米本と内田に交代。それでも名古屋が明らかに優位という気配にはならないまま、ロスタイムが見えて来た。
しかしここで、相手GK菅野のゴールキックから札幌が攻め込んで来たのを、河面が跳ね返して前線へボールを放り込む。これを永井が見事に抜け出して収め、前へ出て来たGKの頭上を破るシュートでゴール。名古屋が2試合続けて、土壇場での逆転勝ち。

永井のゴールはなにげに前節の森島のゴールを思わせたし、もうひとつの得点はマリノス戦では直接FKだったのが、今回はPKだし、2試合続けて似たような試合だったな、という印象。ただ、今回は得点に関して、特にいざこざはなかったから、心安らかに名古屋の勝利を見ることが出来た。リアルタイムで見ていたので、臨場感もあったし。
ただ、内容的には札幌の方が良かった試合だったと思う。名古屋はツキで勝ってる、という感じはないでもない。また、ほとんどのチャンスは、永井が一人で走り回って作っていた、永井が居なければ、何も出来なかったのでは、という気もする。そういう意味で、いい試合ではなかったと思うけれど、連戦でメンバーが十分に揃わないという状況もあってのことなので、この試合は、まあ、勝てたことで満足しておけばいいのかな、とは思う。

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