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J1リーグ第8節 磐田対名古屋

2024.4.13(土) 14時 ヤマハスタジアム
観客 13135人 主審 上田益也 副審 堀越雅弘、船橋昭次

 ジュビロ磐田 0(0−1)1 名古屋グランパス
         (0−0)

 得点 8分 名古屋・倍井

 退場 43分 名古屋・倍井

現地観戦。よく晴れて、暑いくらいだった。
ここへ行ったのは、2019年以来。その時はまだなかった御厨駅からスタジアムへ往復した。スタジアムが磐田駅よりも段違いに近くなった(片道15分くらいで行ける)のは有難いが、現時点では駅周辺には店のようなものはほぼ何もなくて、少し離れた所にファミマが見えたくらいだったのは残念。まあ、スタジアムの方まで行ってしまえば、なんとでもなるのだけど。

名古屋のスタメンは、前節に続いてGKは武田。3バックも変わらず。2ボランチが稲垣と米本。右サイド和泉、左サイド山中。前3人が永井、森島、倍井。多分これが現状でのベストの布陣だろう。

磐田は点を取りまくってるジャーメインを擁しているし、得点力のあるチームっぽいから、要警戒と思っていたが、試合が始まってみると、あまり今シーズン見たことがないくらい、名古屋が優勢に試合を運んだ。磐田を見ていると、連携がぎくしゃくしていて、まるでいつもの名古屋を見ているようだった。パスはあっさりカット出来るし、名古屋がスピードで突っ掛けていけば、対応は後手に廻る。いかにも昇格チームらしく見えて、J1の速度や圧力にまだ対応しきれていないのかもしれない、と思った。
とはいえ、そういう中でも名古屋は、相変わらず裏狙いのパスで抜け出そうという攻撃が主体で、永井はひとつ覚えのようにGKの頭上を狙うシュートを撃ってしまう(しかも外す)し、森島は、競り負けるし、うまくボールが収められないし、という感じに見えたから、押し気味とは言え、なかなか攻撃が様にならなかった。しかし倍井は、精力的に動き廻るのはいつも通りなのだけど、いつもより、それが要所で効いていたように見えた。彼には得点の気配があったと思う。
そして8分に、その倍井が左サイドからゴール前へクロス気味に入れていったボールが、そのままゴールに入り、名古屋が先制。ゴール前で森島と相手DFが交錯した横を抜けていったおかげで、ややラッキーな感じはあったけれど、とても欲しかったと思われる初ゴールが決まって、倍井の調子は、いよいよ上がった。
しかし、名古屋優勢で試合は進んでいたのだけど、前半終了目前、倍井がドリブルで突っかけ、ハーフウェイ付近で少しボールが足元から離れた所へ、相手DFがカットに来て、倍井がスライディングで競りに行ったのが、足裏を見せるタックルになって、相手を倒して一発退場。まさに勢い余って、という感じ。
名古屋は数的不利になったが、前半は残り時間が少なく、大した影響はないまま終了。

とはいえ、後半は一転して、という感じでもなかった気がする。ある意味、名古屋の前半が良すぎたので、通常運行に戻っただけという感じもあったし。
もちろん数的不利になった分、磐田に主導権を渡した形にはなった。決定的なシュートも打たれたけれど、武田やDF、そして今回もゴールポストが活躍して、磐田に得点を許さない。
磐田も、数的優位の割には攻撃に勢いがなかったような気がする。ビルドアップするサッカーをやろうとしているように見えるのだけど、先に書いた通り、そこまで連携が熟成しているようには見えなかったし(名古屋が付け入る隙は十分にあった)、そこは速攻でカウンター、と思えるような場面でも、ゆっくり繋いでくるので、あまり怖さを感じなかった。
結局、1-0のまま、名古屋が逃げ切った。

倍井の退場がなければ、名古屋にとっては、もっと楽な試合だったのかもしれないが、内容を見る限り、勝たないといけない相手だったと思うので、きっちり勝てただけでも良かったと思う。数的不利になった後、うまく試合をコントロールしたのは確かだし、悪くない試合だったのは間違いない。
倍井はこのゴールが起爆剤になって、今後、さらに活躍できるといいと思う。今まで、重用されても、得点という結果が出ないばっかりに、尻すぼみになって、チームを出されてしまった若手を何人も見て来た。倍井はこのゴールが、そのパターンから逃れるきっかけになる可能性があるんじゃないかな。
ただ、名古屋は、この試合の得点も、割とラッキーな形のゴールで、優勢に試合を運んでいたとはいえ、結局、うまく崩して持ち込んだゴールは、この日も生まれないままだった(決定機自体、あまり記憶にない)。点が取れて勝てているのはいいにしても、依然として、多分に運頼みに思える。相手の出来がいまひとつだったことも含め、そういう意味で、この試合に勝ったことは、あまり過大評価しない方がよいのでは、という気はする。

御厨駅
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名古屋ゴール裏のみなさん。
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