J1リーグ第16節 名古屋対京都
2024.5.26(日) 15時 豊田スタジアム
観客 23405人 主審 上村篤史 副審 五十嵐泰之、植田文平
名古屋グランパス 1(0−1)1 京都サンガFC
(1−0)
得点 35分 京都・豊川
75分 名古屋・椎橋
DAZNでライヴで見た。
前の試合から中3日だし(またもや連戦)、水曜の試合がルヴァン杯だったこともあり、名古屋の先発は水曜からだいぶ変わった。GKランゲラック、3バックはさすがに河面はアウトで、左から三國、ハチャンレ、吉田。2ボランチが椎橋と稲垣。右サイド和泉、左サイド小野。前3人が森島、永井、パトリック。
このところの試合と比べて、立上りの名古屋の勢いが緩いように感じられた。先発はこまめにターンオーバーしているにしても、全く出場していない選手はそんなにはいないわけで、蓄積疲労の影響もあるのかもしれない。それこそ、永井とか、もう結構お年寄りだし。
京都はルヴァン杯を既に敗退していて、水曜の試合はなかったから、1週間ぶりの試合。現時点でJ1最下位とはいえ、そういう相手と、まともにぶつかり合うのは体力的に厳しいという判断もあったかな。
なので、結構早い時間帯から、京都に持たれる時間が長い試合になっていたという印象。ただ、京都のビルドアップはそれほど巧みではないので、名古屋がボールを持って攻め込むことも、十分出来ていた。15分頃に小野が左からクロスを入れて、パトリックが合わせた(DFにクリアされた)場面は、かなり決定的だった。
しかし28分に、小野が痛んで中山に交代。中山が右に入って、和泉が左へ。これで事前の計算が狂ってしまった部分はあっただろう。
自ゴール前で回される時間が多い気配になり、35分に自陣でのスローインからうまく繋がれて、最後は豊川の巧みな浮き球のシュートを決められ失点。
その後も京都が優勢な感じ。ロスタイムに永井が惜しいシュートを放つ場面があったが、その後には逆に、京都の川崎にかなり決定的なシュートを打たれ、ランゲラックのセーブで逃れた。
後半は吉田を内田に交代。毎度おなじみの困った時の内田。ポリヴァレントな和泉と内田は今の長谷川健太には欠かせない。結構無茶な使い方もしてる気がする。
51分には京都の佐藤にクロスバー直撃のシュートを打たれた。決まっていれば、名古屋は相当苦しくなったはずで、これが決まらなかったのが、分かれ目だったかもしれない。この少し後くらいから、名古屋の勢いが上がり始めた。
53分には内田のパスから中山のクロスで永井が決定的なシュートを打ったが、相手GKにセーブされる。
57分にパトリックと永井を、ユンカーと山岸に交代。これが効いて、名古屋の優勢がさらに強まったと思う。それでもなかなか得点には結びつかなかったけれど、75分に右から入ったボールをユンカーがキープした上で、ゴール正面の椎橋に出した。椎橋がシュートすると、相手DFがクリアに行ってコースが変わりゴール。変わらなければGKが処理していたかもなので、少しツイていた。ようやく同点。それと、ユンカーの粘っこいキープが生んだゴールだったから、半分はユンカーのゴールかなとも思う。
その後も名古屋が攻勢を続けた。81分には和泉に代えて倍井を投入。相手陣内に押し込んだけれど、追加点は得られず、引分けで終了。
全体的には名古屋が優勢に運んでいたと思うけれど、きわどいシュートは京都の方が多かったと思う。内容としては引分けが妥当だったかな、という感じ。名古屋が最下位に不覚を取ったという形ではあるけれど(試合後、やたらとブーイングが聞こえたのはそのせいかな? もっとも、終盤、レフェリング関係で少しごちゃ付いてたから、そっち?とも思ったけど)、今のチーム力に見合った結果ではあるんじゃないかとも思う。今のチームが、そこまで出来上がっているようには思えないので。
毎試合、これだけがらがら選手が変る(変えられる)のは、ターンオーバーという意味では悪くないけれど、そもそもメンバーを固定できるだけの完成度の高いチームを、まだ作れていない、とも言えると思うので。まあ、マテウスが抜けていきなり失速した反省で、今年は特定の誰かに依存しないチームで行こうという方針なのかもしれないけれど(内田や和泉には依存してるが(^^;)。
いずれにしても、負けたわけでもないし、時期的にも順位の状況的にも、それほど大騒ぎするような結果ではないとは思ってる。
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