J3リーグ第13節 大宮対松本
2024.5.6(月祝) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 10928人 主審 矢野浩平 副審 村田裕介、長田望
大宮アルディージャ 0(0-0)2 松本山雅FC
(0-2)
得点 79分 松本・浅川
80分 松本・藤谷
曇っていて、雨が降りそうな気配もあったけれど、予報では降らないことになっていて、実際降らなかった。何度か、ポツリと当たった気はしたけどね。
久々に見る松本山雅。ただ、大宮対松本は多分見たことがなくて、J1、J2で名古屋との対戦を見たことがあるだけ。
J1経験のあるチーム同士のJ3での対決というのも、なかなか感慨深いものがあった。
賑やかなので定評のあった松本のゴール裏は、J3で3年目の今も健在みたいで、ぎっちり入っていたし、試合の間じゅう、歌いまくり、踊りまくりだった。
立上りから松本は、どんどん攻めた。しかも一本調子で前へ出て来るというわけではなく、ゴールを意識した展開も感じられた。サイドからゴール前にいいクロスは入るし、セットプレーになると、以前、大宮にも在籍していた馬渡が、いいボールを送り込んで来た。馬渡は流れの中でも存在感を発揮していたように思う。ただ、ゴール前へのクロスはなかなかターゲットに合わず、シュートも惜しい止まりで得点にはならない。
一方で大宮も、ここまで無敗で来て、首位独走態勢に入りかけてるチームらしく、ゴール前は手堅く守って、松本のゴールを許さなかったし、逆にゴール前へ攻め込んで、混戦に持ち込む場面もあった。こちらも決めきれなかったが。
前半は激戦だったという印象。ゴール前へボールを送り込む手数では松本の方が勝るが、ゴール前でごちゃついて押し込みそうな雰囲気があるのは大宮、という感じ。大宮には、いかにもそういう場面で力を発揮しそうな杉本健勇がいたし。
後半に入っても、基本的には同じ流れだったけれど、松本にはやや疲れが感じられた気がする。特に馬渡のプレーには、前半ほどの切れがなくなっていた印象。大宮の方に勢いがあるようにも思えた。
72分に松本は、馬渡と山口を交代。一方で大宮は、76分に中盤の石川をシュヴィルツォクに交代。前を厚くして、一気に勝負に来たか、という印象。
でも、大宮のこの交代が裏目に出たのかもしれない。前に掛かった分、中盤のバランスが変わったのか、この後、立て続けに松本のチャンスが続いた。78分に交代出場の滝がきわどいシュート。これは大宮GK笠原がセーブしたが、79分に安藤が右サイドへ流したボールを右SBの藤谷が送り込み、ついにゴール前の浅川に綺麗に合ってシュート。先制ゴールになる。さらに80分、今度は藤谷が、右から切れ込んでシュートを決め、一気に松本が2点リード。
大宮は選手を入れ替えて反撃に出たけれど、2点差ということもあり、松本に手堅く逃げ切られた。
松本がいい試合をしたと思う。大宮に対して引かずに攻め続けて、おそらくは焦れた大宮が、ペースを変えに来たところで勝負を付けたという感じ。
大宮は、今季リーグ戦初敗戦。ついに負けた。ただ、今の大宮相手に、ここまでやれるチームは、J3にそれほどないような気はするから、大宮にとっても、そんなに痛い敗戦ではない気はする。ここまで順調に来過ぎていた感もあったから、気合を入れ直す意味では、いい敗戦だったかもしれない。
松本のゴール裏のみなさん。
ガンズくんも来場していた。
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