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「ボブ・マーリー ONE LOVE」

ボブ・マーリーが主人公の映画。

ジャマイカで既に有名なミュージシャンだったボブ・マーリーが、暗殺されかかったことをきっかけにジャマイカを離れ、ヨーロッパでも名声を獲得した後、若くして亡くなるまでを描いている。もちろん記録映画ではないので、必ずしも正確な史実が描かれているわけではないと思うが、そのへんのいきさつを、ざっくり知るには悪くない映画だったと思う。
有名なマーリーの曲が、おおむねさわりだけとはいえ、次々流れて来るので、そういう楽しみもあった。そんなによく知らなかった歌詞を、翻訳された字幕で読むことが出来たので、そこからの発見もあった。
いかにも「ボヘミアン・ラプソディー」以降の映画だな、とは思ったけれど、それはそれとして、断片的にしか知らなかったボブ・マーリーという人物を、少し詳しく知ることが出来たのは良かったと思う。
愛と平和を歌った人というイメージではあるけれど、その背景でもあるラスタファリというものの宗教臭さは、自分には受け入れにくい(それ以前に、よくわからない)ものだった。その部分も、あらためて確認出来た気がする。ただそれでも、背景はどうあれ、歌詞そのものが持つ意味や、それを歌ったマーリーの感情に、普遍性はあるのではと思ったし、彼の歌が、純粋な「愛と平和」のイメージの中で歌われるのも、間違いではないんだろうとも思う。

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