AFC Women’s Club Championship 決勝 浦和対仁川
2024.5.10(金) 18時 浦和駒場スタジアム
観客 5271人 主審 ドン ファンユー 副審 シェ リージェン、ヒントン スパワン
三菱重工浦和レッズレディース 2(2-1)1 仁川現代製鉄レッドエンジェルス
(0-0)
得点 13分 仁川・イ ソヒ
22分 浦和・清家
26分 浦和・島田
浦和界隈ではACL決勝と言われていて、日頃から浦和レディースの試合へは時々行ってることでもあるし、せっかくだからと思って見に行った。ただ、大会名(AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament)を見て、ACLには見えないなと思っていた。どうやら、この秋から本格的に始まるACLのプレ大会ということらしい。
国際大会の決勝にしては、かなり地味な雰囲気だったのは、要するにプレ大会だから、ということなのか、本大会になっても結局こんな感じなのか。AFC管轄下の、各国・各地域の女子サッカーリーグの状況がどんなものなのか知らないので、よくわからない。日本のことはそれなりに知ってるし、その知識で言えば、こんなもんだろうなあ、という感じではあるけれど、よその国・地域の現状は知らないから。ただ、日本以上に賑わってる国や地域がたくさんあるというのは、考えにくい気はする。
ちなみに、以前、韓国の女子サッカーについて書かれた本を読んだことがあり、それほど盛んではないという印象だったから、仁川よりは浦和の方が優位なんだろうな、とは思っていた。
試合が始まって、その印象は間違ってないと思った。仁川が5バック気味の守備的な構えだったこともあり、浦和がほぼ相手陣内で試合をしていた。ただ、WEリーグで時々見るような、圧倒的な攻勢にはならなかった。少なくとも仁川は手堅く守っていたし、浦和も慣れない相手なので、慎重に入ったのかもしれない。
ただ、浦和は慎重過ぎたのか、細かいミスがちょいちょいあった。13分に仁川のカウンターから、そういう守備ミスっぽいのをきっかけに、仁川の24番にボールが渡り、ミドルシュートがきっちり決まって、仁川が先制。おおっという感じだった。
ただ、それで試合の流れか大きく変わることはなく、浦和優勢の試合が続いた。そして22分に、ゴール前で伊藤がディフェンスの裏へ浮き球のボールを送り、清家がきっちり反応してシュートして、得点を決めて同点。
さらに26分、塩越が相手DFと競り合ってうまくCKを獲得し、自分で蹴ってゴール前へ送り込んだボールを、島田が頭で合わせて逆転。
ここから一気に浦和が、と思ったけれど、やはり、あまりそういう感じにはならなかった。仁川はここで選手が1人交代したが、試合の進め方自体は、それほど変わったようには思えず、前半は終了。
後半に入ると、だいぶ雰囲気が変わったように思う。仁川は積極的に前に出る、攻撃的な戦い方に変えてきた。負けているから、当たり前ではあるけれど、攻撃的な連携が結構こなれていて、本来はこういうサッカーをするチームなのかな、という気がした。
とはいえ浦和の優位は変わらず、仁川が前に出てきた分、浦和がゴールに迫る形に持ち込む場面が増えた。試合の面白さという意味では、後半の方が動きが多くて面白かったと思う。
浦和は決定的な場面をいくつか作ったが、相手GKの好守や、シュートがわずかに枠を外れるなど、追加点を挙げられない。しかし仁川も、前半に比べれば攻撃的なサッカーではあるものの、決定的なシュートを打つ所まで組み立てることは出来なかった。
後半は双方無得点。2-1で浦和が勝って、優勝を決め、アジアチャンピオンとなった。
順当な結果だったと思う。ただ、特定の国・地域のリーグだけが圧倒的に優位では、大会に面白みはないわけで。他の国・地域のリーグとの力関係がどうなのかな、というのが、やはり気になる。ACLの本大会が始まったら、そこはポイントのひとつになってくるんじゃないかな。

浦和ゴール裏のみなさん。
仁川ゴール裏のみなさん。
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