J3リーグ第19節 大宮対いわて
2024.6.29(土) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 6312人 主審 椎野大地 副審 関谷宣貴、大田智
大宮アルディージャ 2(0-0)0 いわてグルージャ盛岡
(2-0)
得点 85分 大宮・杉本
89分 大宮・藤井
J3の大宮を見に行ったのは、5月の初め以来なので、結構久しぶり。
いわてグルージャ盛岡を見るのは、多分、初めて。なんとなくどこかで見たことがあるような気がしていたけど、改めていろいろ考えると、見ているはずはないな、という結論。
ちなみにこの試合の時点で、大宮は独走の首位だけど、グルージャは逆に最下位だったようで、虐殺かもな、と思っていた。
しかし始まってみると、そういう試合にはならなかった。どちらのチームがトリガーだったのかは分からないけれど、双方がテンション高く走り回る展開になって、グルージャは走り負けなかったから、力の差が見えにくくなった感じ。ボールの収め方、競り合いの強さなどで、大宮がやや上回っている感じはしたし、ゴールの可能性を感じさせるシュートを打てていたのも大宮の方だったけれど、グルージャもゴールに迫る攻撃は再三見せていた。
グルージャの2トップの片方に入っていた豊田晃大は、元名古屋(レンタル中)だから馴染みがあったので、気にして見ていたけれど、よく走るし、プレースもいいボールを蹴るし、きっちりプレスに行って、大宮の起点を潰していた。このペースで90分は持たないだろうな、とは思ったし、実際、次第に動きは落ちた感じで、65分で交代したけれど、とてもよかったと思う。
あとは、長年、町田でお馴染みだった元名古屋の深津がCBに入っていて、今はここに居るのか、と思った。ベテランらしい落ち着きがあるプレーだったなと思う。
そういうこともあって、大宮の方にはあんまり気が回らなかったけど(^^;、しばらく見ない間に、アルトゥール・シルバがすっかりチームの核になっていた感じ。杉本健勇は、ハイペースな試合展開には、ちょっと合ってないようにも思えた。
前半は0-0で終了。30分頃に大宮の泉がポスト直撃のシュートを打ったのが、一番きわどい場面だった。
後半はさすがにペースダウンした感じがあり、こうなると大宮の方が有利になってきそう、と思っていた。4分に大宮の中野克がハーフウェイ付近からドリブルで持ち込んで、シュートまで持って行き、自分が見てた位置からは入ったように見えて、周囲の大宮サポも歓声を上げたけれど、枠外だった(^^;。でもまあ、後半はこんな感じで行くのかなと思った。
しかしその後も、大宮はシュートを打ちまくったが、決まらない。逆にグルージャも結構シュートが打てるようになってきた。ただこちらも、枠は捉えるものの、GKをうまく外せるようなシュートには、なかなかならなかった。
そして85分に、浦上がゴール前に放り込んだクロスを、杉本健勇が決めて大宮が先制。やはり、こういう所で決めるのが健勇だな、と思った。89分には、藤井がドリブルから決めて、大宮が追加点。2-0で試合終了。
グルージャはよく粘ったと思うけれど、やはり得点出来ないと(得点の可能性を感じさせる場面を作れるようでないと)、逃げ切るのは難しいかなあ、という感じ。ただ、独走中の首位相手に、圧倒的な力の差を感じる、というような試合内容でもなかったし、最下位とはいえ、浮上の見込みは十分あるんじゃないのかなと思った。
大宮は前半戦を14勝1敗4分で終えた。盤石という感じ。後半戦は、ある程度研究されて、対処されるかもしれないけれど、選手も元気なようだし(離脱していた茂木も戻っていたし)、大きく崩れるとは思えないな。
いわてゴール裏のみなさん。
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