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J1リーグ第25節 京都対名古屋

2024.8.7(水) 19時 サンガスタジアム by KYOCERA
観客 14924人 主審 福島孝一郎 副審 武部陽介、村井良輔

 京都サンガ 3(0−2)2 名古屋グランパス
        (3−0)

 得点 5分 名古屋・パトリック
    19
分 名古屋・パトリック
    59分 京都・ラファエル エリアス
    71分 京都・原
    79分 京都・マルコ トゥーリオ

 退場 47分 名古屋・内田(一発)

リーグ戦中断明けの、久々の試合。
DAZNでライヴで見るつもりでいたが、夕方の帰宅途中、ゲリラ雷雨が襲来して、屋根のない外へ出る気にならなくて、少しおさまるまで待っていた結果、帰宅が遅れて、約1時間遅れで見ることに。

名古屋の先発は、GKランゲラック、3バックは左から河面、三國、内田。2ボランチが椎橋と稲垣。左サイド和泉、右サイド中山。前3人が森島、山岸、パトリック。
前3人のこの組み合わせは、神戸戦でとても良かった印象があるから、永井の故障?の関係もあるんだろうけど、順当だったと思う。
ちなみに中断前まで、長谷川健太が使い続けていた、吉田、倍井、榊原といった若手が、1人もベンチ入りもしていなかった。故障者(ユンカーもベンチ入り)や、中断少し前から加入(復帰)した選手もベンチ入りさせていたから、単純に枠が足らなかっただけかもしれないけれど、何かの意味を感じることも出来そうな気はする。

実を言えば、1時間遅れでDAZNで見ようとした時、いきなりライヴで始まってしまい、後半の始まった直後で、前半のスコアが見えてしまった。
操作ミスした覚えはないけれど、DAZNのインターフェースは、そもそも日頃からあまり信頼していないので、まあ、仕方ないと思って、すぐに試合開始に戻して見始めた。ただ、なんだ大勝ペースかよ、と思って、少し気は抜けた。
しかも、開始5分に、京都の緩いバックパスにパトリックが詰めてボールを奪い、あっさり名古屋が先制。前節の神戸戦の先制点と似たような形。何も知らずに見ていたとしても、これでもかなり気は抜けただろうと思う。
ただ、パトリックの積極的なプレーが功を奏した得点だったし、前半のこの後の、ほぼ名古屋が圧倒していた試合だったので、気抜けしてのんびり見ていて、ちょうどいいくらいだった。名古屋の攻撃は、前3人の連携の良さに、左から和泉、右から中山が絡み、さらに時々稲垣が現れるという、とても厚みのあるもので、見ていて快適感があった。日頃、いまいち気が利かないと思っている中山も、積極的にシュートを打ってきたし、中断期間中にチームがいくらか熟成したのかな、と思った。

19分には和泉のクロスから山岸がシュートを打ち、こぼれた所をパトリックが詰めて2点目。前半はもう点は入らないんだよなと思いつつも、この後も、気楽に面白く試合を見れていた。それくらい、名古屋の出来は良かった。
前半の終盤、ようやく京都が猛攻を掛けてきたが、きっちり守り切って前半終了。

後半は未知の世界だったけれど、前半の流れと、双方の順位の状況を考えると、このまま名古屋が勝ちそうに思えていた。
後半の立上りは、前半の終了前に見せたような猛攻を、京都が仕掛けてきた。その中で47分、相手選手との接触で内田が一発退場。意図的なものではないにしても、相手選手の顔を蹴るようなプレーになってしまったので、退場は仕方なかったとは思うけれど、これで状況が大きく変わってしまった。気抜けしてたのが、いきなり引き戻された。
守備的になった名古屋は、京都の攻勢を受けて劣勢。52分にパトリックを野上に代えて、守備を固めたが、それでも59分に右からのクロスをエリアスに合わされて失点。
67分に和泉と森島をハチャンレと重廣に交代。ハチャンレは守備固め、重廣は森島がレフェリングにナーバスになっていて、警告も受けていたので代えた感じ。
しかし71分にCKからの流れで原に決められる。ただ、副審がオフサイドフラッグを上げて、VARになった。難しい状況だったので少し時間がかかったが、主審はオフサイドを取らない判断を下して同点になってしまった。
名古屋も得点を取りに行かないといけなくなり、78分に山岸と中山に代えて、ユンカーと中山が投入された。
直後の79分、京都がFKから3点目を決めて、逆転された。
この後は、京都が守る立場に変わったことで、名古屋が相手ゴール前まで仕掛けられる時間が増えて来たが、悪い流れということもあってか、うまく形にならない。ここまでこういう場面で結果を出してきた山中のプレースもあまり切れがなく。決め手を欠いた名古屋は得点出来ないまま終了。

客観的にも、かなり衝撃的な敗戦だったと思うが、遅れて見始めた時に途中経過を見てしまった関係で、楽勝気分で試合見始めちゃっていたから、なおさら衝撃がでかかった(^^;。
前半は今季最高の出来かも、と思うような内容の攻撃だったと思う。京都の出来も悪かったのだろうけど、やはりパトリック、山岸、森島のトリオがいいんだろうと思うし、そこに復帰してきた和泉が絡んだことで、こういう攻撃が作れるようになったと思う。選手が揃っていて、うまく組み合わせれば、ここまでやれるんだな、という感じ。
それに対して後半は、あまりにも簡単に守備的になり過ぎたのでは、と思う。まだ後半開始早々だったことを思えば、1人の数的不利で、そこまで消極的になることはなかったんじゃないかな。それと、前半、ほとんど攻め続けていた分、どういうふうに守るかという準備が、十分に整っていなかったような気もする。簡単にやられ過ぎた。
そして次節は内田が出場停止。森島も警告を貰って累積で出場停止なので、名古屋は相当苦しい状況になる。森島が不在なので、この試合のような攻撃を作るのは難しいだろうし、長谷川健太が便利屋として重宝している内田も不在。もっとも内田に関しては、長谷川が日頃、内田に依存し過ぎてるから、ああいう後半になったんじゃないか、という気もするんだが。いくつかの意味で。
それと、どういう理由だったのかは知らないけれど今節起用しなかった若手を、次節は使わざるを得ないだろうな。それが逆に吉と出る可能性もあるかもしれないが。
どうなることやらだけど、次節は大きな意味を持つ試合にはなりそうと思う。

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