J1リーグ第28節 湘南対名古屋
2024.8.24(土) 19時 レモンガススタジアム平塚
観客 12797人 主審 岡部拓人 副審 大塚晴弘、塩津祐介
湘南ベルマーレ 0(0−1)1 名古屋グランパス
(0−0)
得点 7分 名古屋・三國
台風10号の影響が出始めていて、曇っていて、雨が心配だったが、とりあえず試合開始時点では無事だった。
名古屋の先発は、警告累積の和泉が出場停止で、左が山中。前3人のうち、パトリックがユンカーに交代。前節、途中出場のユンカーがゴールを決めたことを考えれば、妥当な変更だったと思う。それ以外は前節と同じ。
開始直後、名古屋はゴール前に押し込まれ、どさくさで押し込まれそうになったが、なんとかしのぎ、続いて、ランゲラックが大きく飛び出して防いだものの、そこからゴールを狙われそうになる場面もあったが持ちこたえた。その後、カウンターからチャンスを作ったが、オフサイドで逸機。ドタバタと落ち着かない序盤だったが、その後はむしろまったりしてしまった感じ。両チームとも、いまひとつ動きが鈍かった。ひどく蒸し暑いせいかなとも思ったが、湘南は水曜に天皇杯の試合があったので、その影響もあったのかもしれない。名古屋はなかったんだけど…。
しかし名古屋は7分に、山中のクロスから得たCKを山中が自分で蹴って、ゴール前で三國が頭で合わせて先制。見ていて拍子抜けがするくらい、あっさりしたゴールだった。
これで名古屋は勢いづいた感もあり、12分には山岸がきわどいシュートを打ったが決まらず。
ただ、例によって、次第に主導権が相手チームに行ってしまう。湘南にボールを持たれて回される時間が続いた。湘南も決め手がなく、決定的なシュートまでは行けないので、名古屋が持たせているという感じもないではなかったけれど、余裕はあまり感じなかった。湘南は、気の利いたボール回しや意表を突いたパスは見せるものの、パスの受け手が今一つボールを追い切れない、呼吸が合い切らないという感じだった。
後半、名古屋はユンカーと山岸が、パトリックと菊地に交代。
後半立上りに、湘南の鈴木雄に決定的なシュートを打たれ、ランゲラックのセーブで逃れるが、試合の流れは前半と同じく、湘南に主導権を握られたまま。しかし相変わらず、決定的な場面には至らず。
67分に野上と山中の両サイドを、中山と新加入の徳元に交代。
これでやや流れを変えた感はあったけれど、完全に引き戻せたわけではなく、湘南に攻められ続けた。しかし湘南が決め手を欠いているのも相変わらず。
75分頃から、雨がぽつぽつ落ち始めた。気配はあったものの本格的な降りにはならなかった。
そういう中で名古屋は、最後は森島を永井に代える時間稼ぎもしつつ、無失点で逃げ切った。
試合内容的には、あまりぱっとしなくて、勝ったことが全てという感じはあったけれど、今の名古屋はこんなもんじゃないか。湘南が元気だったら、逃げ切れたかどうか。残留争いが徐々に近付いて来る中で、その渦中にいる湘南に、勝っただけで十分だと思う。
新加入の徳元は、決定的な場面はなかったけれど、よく動いていたように見えた。菊地も相変わらず精力的だったと思う。新加入の選手がよく見えるのはいいんだけど、彼らの方が、今まで居た選手よりもむしろ連携がいいようにも感じるのはどうなのか。新加入の選手は、馴染みがない分だけ、自分からよく動いている結果として、そうなっているように思えるわけで、結局、今まで居た選手の間で、いかに連携が熟成していないか、ということの裏返しじゃないだろうかと思う。シーズンが始まってから今まで、そういう部分をチームがろくに磨いて来なかったのは確かだと思うし、今の成績も、その表れじゃないかと。
雨が本降りにならなかったのは有難かった。同じ頃に試合をやっていた埼玉スタジアムでは、途中で中止になるくらいの豪雨だったようなので。今年の天候は本当にひどいので、試合を見に行く時も、何か起きないか気になってしょうがない。
名古屋ゴール裏のみなさん。
この日はイベントデーだったようで、試合前の光の演出や、ハーフタイムに花火も上がって、盛り上げていた。湘南は勝ちたかっただろうけどね。
ちなみにいつもはここはバックスタンドで見てるが、今回はバックスタンドにミックスゾーンが設定されていなかったので、メインスタンドで見た。光の演出を見て、バックスタンドを緑で染めたかったのが理由だったのかな、と思ったが、どうだったのかな。
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