J1リーグ第26節 名古屋対東京V
2024.8.11(日) 19時 豊田スタジアム
観客 40498人 主審 御厨貴文 副審 武田光晴、眞鍋久大
名古屋グランパス 1(1−0)0 東京ヴェルディ
(0−0)
得点 7分 名古屋・パトリック
DAZNで見ていた。
見に行きたい気もしていたけれど、お盆休み時期なので、人は多いし、費用は掛かるしで迷っていた。最終的には、宮崎の大地震で南海トラフ地震の警戒が呼び掛けられて、東海道新幹線が通常と違う運行になったり、面倒なことになってしまったので、止めを刺された感じ。
名古屋の先発は、GKランゲラック。3バックは左が河面、中が三國、右が前節出場の内田が退場になって、出場停止で野上。野上の方が本職なんだから、本来、こっちの方が筋だよね、という感じ。
2ボランチは椎橋と稲垣、右サイド中山、左サイド和泉。この辺は前節と同じ。
前3人は、山岸とパトリックは変わらずで、警告累積で出場停止の森島の代りは、鳥栖から移籍加入してばかりの菊地。
出られない2人の代りに、若手を使ってくるかと思いきや、そういう布陣か、と思ったし、やはり、チーム内で何か変化があったのかな、とも思う。
試合は、立上りは少しヴェルディに攻め込まれたけれど、すぐに名古屋が流れを引き戻した。新加入の菊地が精力的に動くことで、名古屋の前線に活気が生まれていた。森島のような天才肌でない分、菊地はチームに馴染みやすかったように思えるし、パトリックと山岸もすんなり連携出来ていた感じ。
7分に山岸からのパスを受けた菊地が、ゴール前のパトリックに送り、これをパトリックがシュート。GKマテウスが足に当てたが、はずんだボールはゴールの中へ飛んで先制。3試合連続のパトリックのゴール(しかも今回は相手のミスも絡まない)だし、加入早々に、菊地も結果を出した形。
こうなると、なぜこれだけ結果を残せるパトリックが、しばらく前まで、十分に出番を貰えていなかったのか、とか、とてもいい動きを見せていたとはいえ、特別抜きんでた技を持っている感じではない菊地が、これだけあっさり結果を出せるのに、今までのチームはなぜやれなかったのか、とか、いろいろ考えてしまうけれど、それはともかく。
とはいえ、名古屋がリード。これ以降は、前線が活性化した名古屋優勢で試合は進んだ。ヴェルディにも、1人1人のうまさは感じられたし、前半の終盤に向かうにつれて、次第にヴェルディに主導権が移ったような印象はあったけれど、1-0でリードを保ったまま前半終了。
後半は前半終盤のヴェルディの流れの良さが残っていた気がする。
50分にカウンターで右サイドを攻め込まれ、山田楓に鮮やかなシュートを叩き込まれる。しかしこれは、直前の翁長からのパスがわずかにオフサイドで、VARを経て、ゴールにならず。
58分には菊地が足を痛めて重廣に交代。ケガと言うよりは、疲労じゃないか、と思うが…。最初からペース配分なく、飛ばしていたからね。
重廣も精力的に動いたが、ヴェルディにやや分がある試合展開は変わらず、68分には長いクロスから決定的なシュートを打たれ、ランゲラックのファインセーブでしのぐ。
77分にパトリックに代えてユンカーを投入。
この辺の時間帯から、ヴェルディは疲れが見え始めたのか、パスがうまくつながらない場面が増え始めた印象があり、このまま名古屋が勝ちそうだなと思った。目を引くような攻撃はなかったものの、ヴェルディに決定的な形も作らせなかった。
90+1分に中山に代えて久保を投入。これでも大きく流れが変わることはなく、そのまま名古屋が1-0で逃げ切った。
味スタでのビジターの試合は、前半はまるでいいところがなく、後半は決定的なシュートを山ほど打ちながら、相手GKのマテウスなどに、片端から阻止された末に負けた、ずいぶん極端な試合だった。それにくらべれば、ずいぶん落ち着いた、拮抗した試合だったと思う。名古屋は安定感はあったと思うけれど、枠内シュートは1本だけだったようだし、ヴェルディに何度か決定的な形も作られたから、決して楽に勝ったわけではない。
そういう中で、先制して完封して、そのまま勝ち切れたのは良かった。
あとは新加入の菊地が、この後、どういう風に使われて、どういう結果を残すか。
野上については、悪くなかったと思うし、内田は次節も出場停止だから、次の広島戦もこの形なのかな。
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