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イースタンリーグ ヤクルト対オイシックス(9/29)

2024.9.29 (日) 12時半 ヤクルト戸田球場
A 201000100 4
S 10300010X 5
[勝]沼田、[S]星、[敗]小林
[H]S:山崎(薮田)、澤井(薮田)

ヤクルトのイースタンリーグ今季最終戦。
曇っていて、いかにも雨が降りそうと思っていたら、やはり試合中は雨が降ったり止んだりで、かなり面倒くさかった。とはいえ最終戦だから、最後まで居ないと意味がない?ので、近頃は見に行っても、結構早々に切り上げていたのだけれど、今日は粘らざるを得なかった。

ヤクルトは山崎が引退表明してたそうで(今日まで知らなかった)、それ目当ての観客が多数。天気にもかかわらず、土手上はかなり混みあっていた。

先発投手はヤクルトが翔聖、オイシックスが薮田。
翔聖は初回、2安打1四球で満塁のピンチを背負い、篠田にタイムリーを打たれて2点を失った。
その裏、武岡がツーベースで出て、澤井のタイムリーで還り、ヤクルトは1点を返した。
ヤクルトは多分、最初からそういう予定だったんだろうと思うけれど、2回、早々に投手交代して竹山。この回は無難に無失点だったが、3回に園部のタイムリーで失点。
しかしその裏、1死後、本日の主役、山崎がライトへホームランを打ち込み1点差。さらにツーベースの武岡を置いて、澤井がツーランを打ち込んで逆転。
この後は両チームが継投。4-5回はヤクルトが坂本、オイシックスが下川。6回はヤクルトが嘉手苅、オイシックスが飯田で、2死後にリリーフ西村。いずれも無失点。
試合が動いたのは7回。ヤクルトは沼田が登板したが、ヒットと犠打の後、知念にタイムリーを打たれて同点。
その裏、オイシックスの投手は小林。いきなり連打で無死1-2塁。ここで伊藤がバントを失敗し、1-5-6と渡って併殺で2死1塁。ここで1塁もアウトに出来ていれば三重殺だったんだが…。惜しかった(^^;。三重殺は、今まで一度も見たことがないんだよなあ。
オイシックス的にも、ここで三重殺取れなかったのは痛かったみたい。四球で2死1-2塁となって、澤井に打順が回り、きっちりタイムリーでヤクルトが再度1点勝ち越し。
8回表は宮川、8回裏は鈴木が登板して、走者は出しつつも無失点。
9回表は星が登板。ヒット2本と四球で1死満塁となったが、そこで開き直ったか、連続三振に打ち取り、試合終了。

澤井のチャンスに強い打撃が目立った試合だった。試合前には9月の月間MVP表彰を受けていたみたいだったし、まだ9月なので、受賞の資格があることを見せつけた感じ?
オイシックス戦は今年4回目だったが、オイシックスがここまできっちり得点してくる試合は初めて見た。出来たばかりのチームが1年経って、レベルが上がってきたんだろう。来年はもっと良くなるんじゃないかな。

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試合後は最終戦セレモニーと、山崎の引退の挨拶。もっとも、山崎のセレモニーは、本番が神宮であるらしい。まあ、自分は行かないが。
最終戦セレモニーでの池山の挨拶の中で、夏が暑くて大変だったというのが印象的だった。今年は本当に暑かったし、来年以降は、もっとひどくなるんじゃないんだろうか。大変な時代になってきたと思う。

最終戦セレモニー
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山崎のセレモニー
20240929yamazaki

土手で咲いていたヒガンバナ。よく咲き揃っていた。ただ、今年は少し遅れた感じで、やはり暑さのせいじゃないだろうか。
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この先、神宮へ上の試合を見に行く予定はなくて、今年のヤクルトスワローズ観戦は、これが最後になる見込み。今年は下が19試合、上が5試合だった。すっかり下がメインになってしまったけれど、下も移転が決まっているから、ここまで気楽に見られるのはあと2年? その先はどうなるだろうな。

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J1リーグ第32節 名古屋対磐田

2024.9.28(土) 16時 豊田スタジアム
観客 30529人 主審 先立圭吾 副審 淺田武士、岩崎創一

 名古屋グランパス 2(0−0)0 ジュビロ磐田
           (2−0)

 得点 52
分 名古屋・稲垣
    90+4分 名古屋・森島

豊田スタジアム3連戦のトリ。3試合続けて現地観戦。

名古屋の先発はここ2試合と一緒。連勝(しかも快勝)してるんだから、変える理由もない。
ただ、対戦相手のタイプがここ2試合とは違うようなので、同じようにうまくいくかは未知数かな、とは思っていた。

立ち上がり、名古屋の裏狙いのボールが通りかける場面が複数あって、やはり同じような展開になるか?と思ったが、磐田が修正してきた感じで、そういう隙は、以降見られなくなり、名古屋は攻撃の起点を抑えられて、チャンス自体、満足に作れなくなった。
一方の磐田は、トップへの放り込みとビルドアップを、うまく使い分けていたと思う。新潟のような噛み合わないミスもあまり見られなかったし、名古屋のゴールによく迫っていた。そして28分には、渡邉がゴール前へ切れ込もうとして、椎橋と交錯して倒れた。椎橋がファールを取られPKの判定。しかしPKはVARの結果、取り消され、エリアぎりぎり外からのFKとなって、失点にはならなかった。
実際のところ、名古屋は、磐田に攻め込まれてはいたけれど、三國を中心としたディフェンスで余裕を持って対処出来ていたし、打たれたシュートもランゲラックが問題なく対処出来るレベルに見えていた。
磐田の方が手数は多いにしても五分五分かな、という印象のスコアレスで折り返し。

ハーフタイムに名古屋は椎橋を下げてパトリックを投入。前半と変わって、名古屋がパトリックをターゲットに放り込む攻め方になったことで、磐田の守備がすぐには対処出来ず混乱していた感じ。
そういう流れの中で、名古屋が相手陣内でボールを持ち続け、7分にはパスの連続から、最後は永井が左からゴール前へ入れると、稲垣が飛び込んできて合わせ、先制ゴール。
これで名古屋がはっきり主導権を握った。さらに優位な試合展開を生かして、柔軟に選手を入れ替えていき、内田をボランチ、野上をDFへ移動するなど、状況に応じて、ポジションをこまめに動かしていたように思う。しかもそれがはまっていた。
35分には、永井を菊地に交代。
終盤、磐田は攻勢に出て、名古屋ゴール前に押し込んで来た。きわどい場面もないではなかったけれど、事故がなければ大丈夫、という感じだったと思う。そしてロスタイム、攻め込んで来た磐田のシュートを止めたランゲラックが、前線の左サイドへフィード。これを菊地がうまく捌くと、裏へパスを出していき、走り込んだ森島が納めて、GKと一対一を決めて2-0。
ここは菊地のパスが見事だったと思う。森島も、個人的にはこういう場面では失敗するイメージが強いので、よく決めたな、という感じだった。
これで試合は決まった。

名古屋は3連戦3連勝。しかも全試合複数得点で完封勝ちという完勝(かなり久々だったらしい)。前の2試合は永井大作戦が機能したものだったけれど、それがうまくいかなかったこの試合は、後半で軌道修正して、きっちり結果につなげた。相手が残留争い渦中の磐田だったことを考えれば、ある程度割り引いて考えるべきとは思うけれど、いい試合をしたのは間違いない。長谷川健太がいい指揮を見せたと思う。
あとは、この勢いが続くかどうか。とりあえずは次節の福岡。この3連勝の前までは、福岡の方が順位は上だったし、この3連戦の相手チームよりも手強いと考えた方がいいんじゃないかな、とは思う。

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磐田ゴール裏のみなさん。
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J1リーグ第31節 名古屋対川崎

2024.9.22(日) 16時 豊田スタジアム
観客 32768人 主審 A.アルルアイレ 副審 赤阪修、坂本晋悟

 名古屋グランパス 2(1−0)0 川崎フロンターレ
           (1−0)

 得点 34
分 名古屋・永井
    67分 名古屋・和泉

 退場 82分 川崎・ファンウェルメスケルケン (警告2回)

2試合続けてのホームでの現地観戦。

名古屋の先発は、快勝した水曜の新潟戦と同じで、流れをそのままにという意図があったんだろう。相手チームが、どちらもビルドアップしてくるチームというのもあったのかもしれない。

しかし開始早々は、川崎の華々しいボール回しに翻弄されて、名古屋は自陣からほとんど出ることも出来なかった。今年はあまりいい結果を残せていないとはいえ、さすがに川崎は新潟のようにはいかないか、という感じ。比較的最近見た試合での川崎は、ひところの華々しさはだいぶ薄れてしまったらしい、と思うことが多かったのだけど、立ち直りつつあるのかな、と思うような試合運びだった。
しかしきわどいシュートは打たれつつも、名古屋は失点しないまま、10分に縦につないで、裏へ走り出た永井に椎橋からのボールがつながり、永井はそのままシュートへ持ち込んで、ゴールへ蹴り込んだ。完全に押し込まれた状態から、最初のカウンターのチャンスで得点か、という場面。しかしこのゴールはオフサイド判定。VARの確認でも覆らず。
以降も試合の流れは同じような感じだったけれど、川崎は次第に勢いが落ちてきたように思えた。一方の名古屋は、主に永井をターゲットに、オフサイドに掛かり続けながらも、執拗に裏狙いの攻撃を繰り返した。他に攻める手立てがなかったのかもしれないが…。しかし34分に、ついに結実。中盤の深い位置で相手ボールをカットした椎橋が、前方へ放り込むと永井へつながり、永井がミドルレンジから思い切りよく打ったシュートが、きれいにゴールに吸い込まれた。VAR判定も入ったが、今度はゴール判定。名古屋が先制。
じっくり狙ったというよりは、反射的に出したパスのようにも思えたし、永井もドリブルで持ち込むのではなく、ミドルで打ち込んだ所が、パターンから外れていて良かったのかもしれない。見事なゴールだった。
一方で川崎は、ロスタイムに大島が負傷して交代。その辺の意味合いは、正確には分からないけれど、以前からの中心選手だし、やはり痛い交代だったんじゃないかなあ。
前半はそのまま1-0で終了。

後半は立上りにいきなり、徳元のクロスから野上の惜しいシュート。その後も、永井のパスを受けた和泉のGKとの一対一などもあり、名古屋が優勢になってきた感じ。そして22分、スローインのボールを相手陣内の左サイドで受けた永井が、ワンタッチでゴール前の和泉に送り、和泉がディフェンスをかわして決めて2-0。
展開的にこれでもう名古屋の試合になった。
37分には川崎のファンウェルメスケルケンが警告2回で退場になり、数的優位にも立った名古屋が、きっちり2-0の完封勝利を収めた。

前半はどうなることかと思ったけれど、終ってみれば名古屋の完勝だった。
川崎は、ボールを支配することは出来ても、なかなかシュートが打てず、ゴールが遠かった感じで、昔は(ヤヒロが監督をしてた頃は)こういうチームだった気がするな、とも思った。そういう意味では、このところ低迷気味だった川崎は、再建の途上ということなんだろうか。
名古屋は、永井の速さを生かし切った感じ。というか、こういう試合運びは、今年の序盤戦に好調だった時にも見た覚えがある。永井に疲れが見え始めるにつれて、うまくいかなくなっていった印象だから、結局、永井次第なのか?、とも思ってしまう。
永井はもうベテランで、そうそういつまでも頼れないということも考えてか、昨年あたりから、対策をいろいろ、試行錯誤してきたと思うのだけど、結局、何も実を結ばないまま、また永井頼みに回帰したと思うと、勝ったとはいえ、あまりポジティヴには考えられなくなってくる。細かく丁寧に見て行けば、序盤戦から進化している所もあるのだろうけれど、今、一番はっきり見える序盤戦との違いは、徳元と菊地を獲得して良かったね、というところだし。
ただ、今年1年をどう戦うかということも考えていく必要があったシーズン序盤と、降格を回避した上で、少しでも順位を上げるために、目先の試合をとりあえず勝てばいい、という状況の現時点では、チーム作りの意味合いが違っているのは確か。今はもうこれでいいのかもしれない、とは思う。

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川崎ゴール裏のみなさん。
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イースタンリーグ ヤクルト対DeNA(9/21)

2024.9.21 (土) 12時半 ヤクルト戸田球場
B 100000006 7
S 13200203X 11
[勝]沼田、[敗]石田裕
[H]S:丸山和2(石田裕2)、高野(石川)、B:勝又(嘉手苅)

ひどく暑そうな気がしていたが、雲に覆われて日差しは薄かったので、蒸し暑さの方が主体で、土手の上は北寄りの風が吹いていたから、案外快適だった。

先発投手は、ヤクルトが金久保、DeNAが石田裕。
打者に有利な風向きだった影響か、立ち上がりから試合が動いた。
1回表、先頭の関根がポテンヒットで出て、石上のツーベースで無死2-3塁になり、次の度会の犠飛で、早々とDeNAが先制、しかし追加点は入らなかった。
その裏、先頭の丸山和が、バックスクリーンに当たるホームランであっさり同点。
2回表は井上のツーベースでDeNAがチャンスを作ったが、レフト西村のダインビングキャッチの好捕で得点にならず。
その裏、ヒットと四球で2死1-2塁から、またも丸山和がライトへ連続ホームラン。風に乗った印象が強かったけれど、とにかくスリーランで一気にヤクルトが逆転。
3回表、金久保が2死を取った後、四球を出し、その後、どこか痛めたような素振りで試合が中断した。しかし金久保はそのまま続投。もうひとつ四球を出して、2死1-2塁になったが、後続を断ってこの回を投げ切り降板。全体として、いまいち、まとまりのないピッチングだったようには思えた。
その裏、ヒットとツーベースで1死2-3塁から、山崎の2点タイムリーでヤクルトが追加点。
石田裕もこの回までで降板。
ヤクルト沼田、DeNA石川と、投手が変わった4-5回は、ランナーは出たものの、両投手が持ちこたえて得点は動かず。
6回表のヤクルトは翔聖が登板。帰ろうとしてたが、まだ見たことがない投手だったので、見ておくことにした。三者凡退で6回表を終えた。まだ育成だけれど、身体は大きいし、球種もいろいろあるようで、面白い投手かもしれないな、と思った。
所用のため、ここで撤収。

後で確認すると、最終スコアは11-7と、撤収後にかなり荒れたみたい。帰る途中、背後で6回裏に、高野がツーランを打ったらしいことは気づいていたのだけど、その後8回にヤクルトが3点追加し、9回表にはDeNAがようやく反撃して6点取ったとのこと(嘉手苅が乱調だった模様)。
もつれた試合になったらしい、と思えば、6回表で帰って正解だったかもしれない。

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J1リーグ第29節 名古屋対新潟

2024.9.18(水) 19時 豊田スタジアム
観客 10083人 主審 大橋侑祐 副審 日比野真、長谷川雅

 名古屋グランパス 3(2−0)0 アルビレックス新潟
           (1−0)

 得点 15
分 名古屋・野上
    44分 名古屋・永井
    78分 名古屋・菊地

8/31に台風の影響で中止になった試合の振替。元々8/31は行く予定にしていたので、ここは行くしかないと思って、現地観戦。

名古屋のスタメンは、惨敗だった先週土曜のFC東京戦からの変更は、左サイドが山中から徳元。東京戦は東京からレンタルの徳元が使えなかったという事情があった。本来ならこうしたかったということなんだろう。前3人は森島、和泉、永井で、パトリックとユンカーを外してきた。土曜から中3日のコンディションでも、新潟に走り負けないように、というニュアンスかなと思った。前の試合の後の長谷川健太の言うことが、妙に精神主義的になっている気もして、その反映のようにも思えたけれど。

試合は頭から名古屋ペース。名古屋の選手がよく動いていたのは確かだけれど、新潟は、ちょっとどうしたんだろうと思うくらい、精彩を欠いていた。動きは鈍いし、パスは不正確。連携も悪かった。日頃、そんなに見ているわけでもないけれど、ビジターでの試合や、このところの戦績を考えると、ここまでバラバラなチームではないはず、という感じ。日程的には、ルヴァン杯に勝ち残っていて、スケジュールはやや厳しいのだけど、そこは名古屋と条件は同じ。ただ、自分が行って感じていたのは、豊田はひどく暑くかった。おそらく新潟よりは確実に暑かったはず。その辺が原因かな、という気はする。
FC東京対名古屋の時も思ったけれど、今年は気候が選手のコンディションに過大に影響を与えていると思うし、それを精神論だけでなんとかするのは、無理だと思う。
しかも新潟はビルドアップしてくるチームなので、連携の乱れはチームの試合運びに直接響いてくる。一発芸が主体の名古屋だと、そこまで影響はない気がするのだけど(^^;。

名古屋優勢で試合が進み、15分に得た左CKを徳元が蹴って、野上が合わせ、あっさり先制。
これは流れからの得点ではないにしても、野上の得点に絡む、こういう攻撃的なセンスを重視して、長谷川健太は野上を右サイドに置きたいんだと思う。それはわかるのだけど、だからと言って、その代わりに、ここまであれだけ失敗が続いている内田をDFに置き続けるのは、どうも納得しづらいものがある。
試合の流れは、その後も変わらない。和泉が好調で、攻撃の核となって、効果的なパスを度々繰り出していた。左サイドは徳元が安定感を見せて、新潟の攻撃を止めていた。
決定機も生まれたのだけど、決めきれないことが続いた。しかし44分、新潟の中盤でのパスを椎橋がカットし、前方の永井へ送ると、永井が新潟DFに走り勝って、GKとの一対一も余裕でかわして追加点。永井ならこれは決めるわな、という得点だった。名古屋が2点リードして折り返し。

後半、新潟は何か手を打ってくるかと思ったが、特に代わり映えもしなくて、前半のままの流れで試合が進んだ。むしろトーマス・デンが、永井との走り競争で疲れてしまったか、8分に動けなくなり、新潟のDFは千葉に交代。名古屋在籍時には人気者だった千葉だから、これはこれでよかったのかもしれない。個人的には、千葉には特に思い入れはないけれど。
それでも新潟が、次第に攻撃の形が作れるようになり始めたけれど、森島に代わって途中出場した菊地が、33分に和泉から受けた徳元からのパスを受けて、右から切れ込んで素晴らしいシュートを決めて3-0。これがプロ入り後初ゴールだったそう。
終盤、さすがに新潟は名古屋ゴール前に猛攻を仕掛け、クロスバー直撃のシュートもあったし、最後は立て続けに4発くらいの枠内シュートを打ったが、ランゲラックの神業セーブもあってしのぎきり、名古屋が3-0で勝った。

スコア的にも内容的にも、名古屋の快勝だった。
ただ、4日前の試合であれだけボロボロだったチームが、いきなり良くなったと考えるのも少し無理があると思う。精神主義は信用しないので、監督にハッパをかけられて、選手が奮起したというふうには考えられない。前の試合の反省を元にプレーを組み立てたということなのだろうけど、それにしても、ここまで極端な振れ幅はどうなんだろう。やはり新潟側のコンディションの問題が大きかったのでは、と思える。
そういう意味では、次の川崎戦が、日程的に明らかに名古屋が不利なので、そこで名古屋がどういう試合が出来るかというのが、見所になってきそうな気がする。(9/23訂正 これを書いた時点で、川崎が9/18に、ACLで蔚山と試合をしていたことに気付いていなかった。試合日程的には、両チームの条件はイーブンだったことになる。川崎の蔚山戦はアウェイだったから、むしろ川崎の方が不利だったとも言えるかもしれない


ちなみに、ホームゲームで名古屋が勝つのを現地で見たのは、ほぼ1年ぶりだった(引分けは多数見ているが…)。久々に、いい雰囲気に浸れた感じ。

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新潟ゴール裏のみなさん。
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イースタンリーグ ヤクルト対ロッテ(9/15)

2024.9.15 (日) 12時半 ヤクルト戸田球場
M 000010000 1
S 00100001X 2
[勝]長谷川、[S]宮川、[敗]小野

ひと月ぶりのイースタンリーグ観戦。この間、試合を見に行けるタイミングもあったけれど、猛暑や天候不順に振り回された影響で、行くモチベーションも上がらなかった。久々に、ようやく行く気になった。
もっとも今日もひどく暑くて、直前までだいぶ迷った。行ってみると、土手上は風があって、暑さは意外にしのげたのだけど、風が強すぎて、そっちの方で消耗した。

風向きはバックスクリーンからホームベース方向だったから、投手に有利で、長打は出にくい試合になりそうと思った。
先発投手はヤクルトが石川、ロッテが高野脩。
石川は3回まで投げ、4安打2四球という内容。失点はしなかったが、3回は1死満塁をホームゲッツーで切り抜けるなど、綱渡りのピッチング。まあ、そういう粘り強さも、芸風のうちではあるかもしれないが、イースタンでの登板ということを考えると、微妙な感じはする。
3回裏のヤクルトは、丸山和が俊足を生かして、ゲッツー逃れで出塁し、盗塁で二進。武岡のタイムリーで還り、先制した。
ヤクルトは4回から継投。4回の下は四球は一つ出したが、比較的安定感はあり無失点。5回は嘉手苅で、野手エラー、ヒット、四球で2死満塁になり、嘉弥真がリリーフ。嘉弥真は上田にタイムリーを打たれたものの、後続は断ち、同点止まりで乗り切った。
ロッテの高野は5回まで投げ、4安打1四球1失点なので、石川よりは安定していたと思う。

ここで強風に耐えられず、所用もあったので撤退。
そのまま帰るつもりでいたけれど、所用を済ませた時点で、ちょうど試合終了くらいかな、という時間だった。最終スコアの写真が撮れれば、くらいのつもりで戻ってみたら、まだ試合をやっていて、8回裏2死1塁だった。直前に太田が代打で出てタイムリーを打ったようで、ヤクルトが勝ち越して、スコアは2-1になっていた。8回裏はそのまま終わり、9回表は宮川が登板。先頭打者に内野安打は打たれたものの、後続を断って、ヤクルトが逃げ切った。

中抜けして、見てない所はあるけれど、だいたい事前の予想通りの試合展開だったのかなと思う。
20240915board写真を撮り損ねたが、審判団は、球審藤田、一塁塁審山本力、三塁塁審権丈。
20240915kyujo中抜けした時点のスコアボード。
20240915score1中抜けから戻って来た時のスコアボード。
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J1リーグ第30節 FC東京対名古屋

2024.9.14(土) 19時 新国立競技場
観客 55896人 主審 セサル ラモス 副審 三原純、村井良輔

 FC東京 4(2−0)1 名古屋グランパス
       (2−1)

 得点 13分 東京・東
    31分 東京・ディエゴ オリヴェイラ
    65分 東京・高
    81分 東京・仲川
    85分 名古屋・稲垣

新国立開催だったので、信条に基づき、現地観戦はボイコット(その件については、2023.5.4の新国立開催だった鹿島対名古屋の試合感想の末尾で書いている→J1リーグ第13節 鹿島対名古屋) 。さらにNACK5の大宮対北九州を見たかったので、ライヴで見るのもやめて、帰宅してからDAZNの見逃し配信で見た。

名古屋の先発は、日曜の広島戦からの変更は、パトリックと和泉が、永井とユンカーに代った。それから、野上と内田がポジションを交換して、野上が3バックの右、内田が右サイド。ようやく長谷川健太が、まともになったかと思ったんだが…。

頭からFC東京が優勢で、名古屋の選手は動きが重く、競り負けていた。試合を見ていて、そういう理由かなと思っていて、試合後のインタビューで裏付けられたのだけど、先週、ルヴァン杯準々決勝があったことで、疲労の影響が大きかったらしい。東京は先週は試合がなかったので、条件は名古屋がかなり不利だった。
13分、仲川にドリブルで仕掛けられ、そのままシュートを打たれる。ランゲラックが好守ではじき返したが、こぼれ球を東に詰められ、結局決められて先制された。
その後も東京が優勢な状況は変わらない。29分には東からのボールを河面がクリアした所に仲川に詰められ、ディフェンスで突っ込んで来た内田が仲川を倒してPK。
ただしここは、ロングボールに対する河面のクリアの方向が悪かったのが元々の原因なので、内田だけを責めるのは酷。とはいえ、あまりにも身も蓋もないファールではあるけど、DFとして内田が使い続けられていることがおかしいんじゃないかと思えるし、それは長谷川健太の責任の範囲だと思う。ちなみに、この試合の開始時は、野上がDFで内田は右サイドだったはずなのに、いつの間にか、内田がDFに入れ替わっていた。なんなんだろう。
もっとも、ランゲラックなのでPKは阻止するかもという期待感はあったが、ディエゴ オリヴェイラがトリッキーな(やたらと面白い(^^;)PKを蹴って、幻惑されたか、ランゲラックは阻止失敗。0-2。
前半の名古屋は、ほとんどいいところなしで終了。

ハーフタイムに森島と内田を和泉と中山に入れ替えた。森島は攻撃にほとんど絡めていなかったし、内田は警告を貰っていたし、妥当だったと思う。
また、この交代で入った2人がうまく機能して、名古屋の攻撃が少しうまく回り始めた。いくらか可能性が見えて来たようにも思えた。
しかし65分に、東京にゴール前できっちり回され、荒木から右サイドの遠藤にパスが通り、遠藤が中へ折り返した所に高が詰めて3点目。完全に崩された。
67分に永井と山中をパトリックと菊地に交代。
この後、倍井をユンカーに代えて投入しようとしていたらしいのだけど、結局、75分に椎橋を下げて倍井を入れた。ユンカーとパトリックの2トップのような感じ。
76分にはユンカーが、相手GKの好セーブで防がれたが、きわどいシュートを放った。
しかし81分、三國のバックラインからのフィードが遠藤にカットされ、そこからパスを受けた仲川が持ち込んでシュート。0-4。
ただ、これで東京もいくらか緩んだ面があったのかもしれない。失点の前から、倍井のドリブルが効いている気配もあり、85分に倍井→和泉と渡って、和泉からパスを受けた稲垣がシュート。名古屋は1点を返したが、そこまで。

名古屋の大敗。選手の疲労という意味では、仕方なかったのか、という気はしないでもなく、カップ戦を勝ち上がった以上は、日程の厳しさは受け入れないと、という感じ。
ただ、選手が動けないなら動けないなりの、選手の使い方、試合の進め方があるんじゃないのか、せめて、ここまでの大敗は防げたんじゃないか、とも思う。試合後の長谷川健太のコメントを見ると、彼はどうも、あんまりそういうことは考えてない気がする。元々、内田のDF起用とか、それ以外の選手の使い方にもいろいろ疑問があるし、彼の言うことは、もはや素直には受け取れない。しばらく前から思っているが、この監督ではもう無理じゃないかという気がする。

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J3リーグ第28節 大宮対北九州

2024.9.14(土) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 6882人 主審 西山貴生 副審 山口大輔、辛島宗烈

 大宮アルディージャ 3(1-0)0 ギラヴァンツ北九州
            (2-0)

 得点 43分 大宮・泉
    86分 大宮・市原
    90+2分 大宮・関口

大宮の試合を見に行ったのは、6月末以来で、2カ月半ぶり。行ってもいいかなと思ったが、天候不順で止めたことが2回くらいあったと思う。今年の夏は、とにかく天候に振り回された。もっとも、まだ終わってなくて、過去形ではないかもしれない。
その間に、チームがNTTからレッドブルに売却されることが本決まりになったし、夏の移籍で、選手がいくらか入れ替わった。スタジアムの雰囲気とか、いくらか変ってるんだろうか、と思いつつ。

対戦相手のギラヴァンツ北九州は、今まで見たことがないチームと思っていて、それもあって見に行く気になったが、後になって、JFLでのニューウェーブ北九州時代に一度見ていたことに気付いた。とはいえ、ずっと昔のことなので、今のチームとは全然別だろうね。

大宮の布陣は、以前は中盤に居た石川と、開幕戦で対戦した八戸から移籍加入してきたオリオラ サンデーが、杉本と3人で前線。それだけで随分変化が感じられた。左サイド泉、右サイド茂木も攻撃的なので、立上りから優位に押し込んでいく展開だった。
ただ、北九州もJ2昇格争いの圏内に居るチームで、劣勢とはいえ、しぶとく守ることは出来ていた。ちなみに2トップが、昔、名古屋に居た矢田旭に永井龍で、それだけでも興味を引かれたけれど、残念ながら、攻撃には、いまひとつ可能性が感じられなかった。それでも、永井がゴール前に詰めていく姿には懐かしさを感じたし、矢田も、ああ、こんな感じだったなあ、というプレーぶりだったと思う(必ずしも、ポジティヴな意味合いだけじゃないけど(^^;)。
ゴールが決まらないまま40分を過ぎて、スコアレスで折返しな雰囲気の中、北九州がCKを得た。しかしこれは決まらず、そのクリアを拾ったオリオラ サンデーが、俊足を生かしてのカウンター。北九州の選手も追いすがり、サンデーがゴール前から撃ったシュートはGKがはじき返したものの、そのこぼれを拾った泉がシュートして決め、大宮が先制。1-0で折返し。

後半は北九州が前を厚くして攻勢を強めていき、主導権を握る所まで行っていたと思う。シュートチャンスや惜しいシュートが連続した。しかし決められないまま、次第に大宮が巻き返し、試合終盤の86分に、CKから市原が押し込んで大宮がリードを広げた。これで決まってしまった感じ。ロスタイムには、カウンターから、途中出場の関口が得点して3-0。スコア的には大宮の大勝で終った。

内容的に明らかに大宮が上回っていたとはいえ、スコアに関しては大宮の最後の2得点はおまけみたいなものだし、北九州が決めるべき時に決められていれば、結果は分からなかったのでは、とは思う。でもまあ、チームの力の差ってのは、そこも含めてのものなのではあるんだろう。

オリオラ サンデーは、大宮にとってはいい補強だったんじゃないかな。カウンター攻撃の比率が高いチームにしては、こういう縦に速いタイプの選手が居なかったわけだし。彼を生かす試合運びも出来ていたと思う。
関口は初ゴールだったみたい。名古屋戦で見て、将来有望そうかなと思った選手なので、ちょっとうれしかったかな。
スタジアムの雰囲気みたいなものは、特に変わっていなかった気がする。ゴール裏とかでは違いはあるのかもしれないけど、そこは自分には無縁な場所なので。

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北九州のゴール裏のみなさん。
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YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第2戦 広島対名古屋

2024.9.8(日) 18時半 エディオンピースウィング広島
観客 20993人 主審 西村雄一 副審 野村修、西村幹也

 サンフレッチェ広島 1(0−1)2 名古屋グランパス
            (0−0)
            (1−0)
            (0−1)
             1PK3

 得点 9
分 名古屋・パトリック
    102分 広島・東
    112分 名古屋・Own Goal

 PK戦 広島  パシエンシア × 満田 ×      中島 〇 松本泰 ×
     名古屋 稲垣 〇     ランゲラック 〇 森島 〇

広島1点リードで迎えた準々決勝第2戦。leminoで、試合が終った後の22時からの配信を見た。

GKランゲラック、3バックは左から河面、三國、内田。2ボランチが椎橋と稲垣。右サイド野上、左サイド山中。前3人は森島、和泉、パトリック。
名古屋は1点負けてる状態で、とにかく点を取らないと、ということで選択されたメンバーかなと思った。特に山中。あとは山岸がベンチにも不在で、前節の試合後、心配されていたのが現実になった感じ。前の試合、彼とユンカーのコンビネーションが見事だっただけに、残念な離脱。

序盤は、優位に立っているはずの広島があまり良い出来でなく、変にファールも多くて、結果として名古屋が優勢になっていた感じ。逆に、名古屋が勢いでまさっていたから、こうなったのかもしれないが、印象としてはそんな感じ。そして9分に、名古屋が得た相手ゴール左側からのFKを山中が蹴り、パトリックが頭で合わせたボールが、勢いは弱いながらも、相手GKの指先をかすめてゴールの中へ。これで2試合合計1対1になり、準々決勝としては振り出しに戻った。山中とパトリックの起用が的中した形ではあったと思う。
その後も広島はちぐはぐな試合運びだったけれど、名古屋も広島を圧倒するほどの力強さはなく、次第に広島が持ち直してきた感じ。30分過ぎに、ドウグラスに決定的なシュートを打たれる場面もあった。しかしスコアは動かないまま前半終了。

後半、名古屋は内田を中山に交代。3バックの右に野上を下げ、空いたところに中山。
前半の内田はかなり危なっかしい場面が目立ち、警告を貰っていたし、もう1回貰いかねない雰囲気もあったので、妥当だったと思う。長谷川健太の内田のDF起用へのこだわりは、どうも納得できないところがある。
後半の前半は五分に近い展開で、名古屋に決定機もあったと思うが、スコアは動かず。
68分に和泉とパトリックを、永井とユンカーに交代。一発狙いに来たな、という感じ。
74分には山中を徳元に代えた。
後半の後半に入って来ると、暑さと疲労でか(相当暑かったらしい)、双方ミスが増えてきて、オープンな展開になっていたように思う。81分に椎橋が菊地に代わったのも、この少し前に椎橋に失点につながりかねないミスが出て、不安が感じられたからだったのかな。そういう中でよりペースが上がって行ったのは広島の方。広島らしいボール回しが機能し始め、シュートも増えていった。特に80分に満田が入ったあたりから、危険な場面が増えたように思う。しかしきわどいシュートをランゲラックが止めまくり、名古屋は持ちこたえて0-1で終了。2試合合計1-1で、延長戦に突入。

延長は野上に代ってハチャンレが入ってスタート。このところ、ハチャンレが入って逃げ切りに向かうと、逆効果というのをよく見ている気がするので、少し不安を感じたが…(必ずしもハチャンレ自身が悪いわけではないんだけど)。
延長前半12分、ゴール左斜め前の位置で広島に直接FK。角度のない位置だったが、東が直接蹴り込んでゴールに突き刺さる、ランゲラックもどうしようもない素晴らしいゴールだった。さすがにこれで、名古屋の敗退が決まったかなと思った。
しかし延長後半7分、永井が左サイドを抜け出し、ペナルティ横から中へ速いクロスを送ると、戻ってきた広島DFの豪快なクリアがそのままゴールへ突き刺さった。オウンゴールで同点。
直前に広島はキャプテンでDFの佐々木が、足を痛めて(つったのかな)交代していて、それもあっての守備の乱れだったように思える。
延長後半11分、広島の越道が決定的なシュートを放ったが、わずかにゴール外。
19分には今度は名古屋が、相手ゴール近くでFKを得て、菊地が蹴ると、飛び込んで来た三國がシュート。しかしこれはゴールの枠に当たって決まらない。こぼれ球を稲垣がシュートしたが、これもブロックされる。
ここまで来ると、まさに死闘という感じになってきて、結局延長戦でも決着がつかず、PK戦。

PK戦になったら、今までPKを止めまくってきた実績があるランゲラックが、圧倒的に優位じゃないかな、とは思っていた。
そしてやっぱりそうなった。先攻の広島の1人目は枠外。名古屋は稲垣が決めて、広島の2人目をランゲラックがストップ。
ここで名古屋の2人目でランゲラックが出て来て、驚かせてくれたが、本人はPKには自信を持っていたんだそうで、実際、きっちり決めた。
3人目は双方決めて、広島の4人目をランゲラックが、またもやストップ。3X-1で名古屋が準々決勝を勝ち抜けた。

ある意味、ランゲラックで勝ったような試合だったと思える。ルヴァン杯が、今季で退団が決まっている彼の花道になるのかどうか。

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YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第1戦 名古屋対広島

2024.9.4(水) 19時 豊田スタジアム
観客 11918人 主審 笠原寛貴 副審 西橋勲、赤阪修

 名古屋グランパス 0(0−0)1 サンフレッチェ広島
           (0−1)

 得点 58
分 広島・トルガイ アルスラン

ルヴァン杯の準々決勝ホーム&アウェイの第1戦。leminoで、試合が終った後の21時半からの配信を見た。

名古屋の先発は、先々週土曜の湘南戦からの変更は、左サイドが山中から徳元になっただけ。広島はGKの大迫が、ナショナルチームに抜かれていたみたい。

立上りから五分に攻め合っていた印象。活気のある試合だったし、決定的とまでは言わないにしても、惜しいシュートも双方にあった。それでも次第に、広島が主導権を握って、押し込み始めたように思えたけれど、名古屋も、この試合では実質2トップを組んでいたユンカーと山岸の出来が良くて、そういう状況からもチャンスを呼び込むことが出来ていたし、流れも押し戻していた。
そして44分に、GKランゲラックからの前方フィードから、こぼれ球をユンカーが拾い、走り込む山岸にパスを通して、山岸のシュートでゴール。流れるような攻撃だった。
しかしこれはオフサイド。ゴール直前の場面だけ見れば、全くオフサイドではないのだけど、ランゲラックのフィードの時点でユンカーがオフサイドポジションに居て、戻りオフサイドを取られた。ユンカーへボールが出る前、山岸と広島の佐々木がボールに対して競り合って、佐々木の足に当たった球がユンカーへのこぼれ球になったことから、長谷川健太が試合後インタビューでオフサイド判定に異議を唱えるなど、少し物議を醸したらしい。
ただ、いろいろ見た限りでは、2022年に出たルールに関するJFAからの通達というのに照らして、これはやはりオフサイドが妥当だったように思える。むしろ、試合後の長谷川健太の異議のようなことを防ぐために、2022年通達で基準が周知されたとも思えるわけで…。微妙な感じ。
前半はスコアレスで終了。

後半も五分っぽい立上り。開始4分には、再び山岸とユンカーのコンビネーションから、ゴール前に決定的なボールが出て、走り込んだ稲垣がシュートしてゴール。
しかしこれもオフサイド。こちらは議論の余地のなさそうなオフサイドだった。
それにしても、ユンカーと山岸が、それぞれよい動きをしている上に、呼吸もしっかり合って、いい形を作り続けていたから、期待を感じさせた。
けれども14分、広島の攻撃で、左サイドでタッチを割りそうなフィードを新井に拾われ、そのままゴール前まで持ち込まれ、クロスを上げられた。これを逆サイドから入って来たトルガイに決められ、先制を許す。
18分に野上、ユンカー、森島が、中山、永井、和泉に交代。ユンカーと山岸のコンビの代りに、永井と中山の足でかき回そうという感じ。
実際、永井が前への放り込みに反応して走り込み、シュートまでいく場面も作れたが、ゴールはならず。ただ、得点の可能性は感じられた。
30分に徳元に代って菊地を投入。徳元は動きが良かったし、いいプレースも蹴っていて、良かったと思う。菊地も良く動いていたと思うが、得点には至らない。
43分には椎橋を下げて、新加入のカラバリを投入。しかし、これも不発で、名古屋は得点出来ないまま試合終了。第1戦は広島の勝利。

もっとも、この準々決勝は、実質的に90分×2の試合だから、1点ビハインドで残り90分という考え方で、何も問題はない。内容的にはほぼ互角の試合だったと思うし、次戦で名古屋が1点差をひっくり返す可能性は、十分あると思う。
特に、この試合同様、ユンカーと山岸のコンビネーションがうまくいけば、勝てるチャンスは広がる。試合後、山岸が病院に行ったという報道があるようなので、それは気がかりではあるけれど。

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