YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第1戦 名古屋対広島
2024.9.4(水) 19時 豊田スタジアム
観客 11918人 主審 笠原寛貴 副審 西橋勲、赤阪修
名古屋グランパス 0(0−0)1 サンフレッチェ広島
(0−1)
得点 58分 広島・トルガイ アルスラン
ルヴァン杯の準々決勝ホーム&アウェイの第1戦。leminoで、試合が終った後の21時半からの配信を見た。
名古屋の先発は、先々週土曜の湘南戦からの変更は、左サイドが山中から徳元になっただけ。広島はGKの大迫が、ナショナルチームに抜かれていたみたい。
立上りから五分に攻め合っていた印象。活気のある試合だったし、決定的とまでは言わないにしても、惜しいシュートも双方にあった。それでも次第に、広島が主導権を握って、押し込み始めたように思えたけれど、名古屋も、この試合では実質2トップを組んでいたユンカーと山岸の出来が良くて、そういう状況からもチャンスを呼び込むことが出来ていたし、流れも押し戻していた。
そして44分に、GKランゲラックからの前方フィードから、こぼれ球をユンカーが拾い、走り込む山岸にパスを通して、山岸のシュートでゴール。流れるような攻撃だった。
しかしこれはオフサイド。ゴール直前の場面だけ見れば、全くオフサイドではないのだけど、ランゲラックのフィードの時点でユンカーがオフサイドポジションに居て、戻りオフサイドを取られた。ユンカーへボールが出る前、山岸と広島の佐々木がボールに対して競り合って、佐々木の足に当たった球がユンカーへのこぼれ球になったことから、長谷川健太が試合後インタビューでオフサイド判定に異議を唱えるなど、少し物議を醸したらしい。
ただ、いろいろ見た限りでは、2022年に出たルールに関するJFAからの通達というのに照らして、これはやはりオフサイドが妥当だったように思える。むしろ、試合後の長谷川健太の異議のようなことを防ぐために、2022年通達で基準が周知されたとも思えるわけで…。微妙な感じ。
前半はスコアレスで終了。
後半も五分っぽい立上り。開始4分には、再び山岸とユンカーのコンビネーションから、ゴール前に決定的なボールが出て、走り込んだ稲垣がシュートしてゴール。
しかしこれもオフサイド。こちらは議論の余地のなさそうなオフサイドだった。
それにしても、ユンカーと山岸が、それぞれよい動きをしている上に、呼吸もしっかり合って、いい形を作り続けていたから、期待を感じさせた。
けれども14分、広島の攻撃で、左サイドでタッチを割りそうなフィードを新井に拾われ、そのままゴール前まで持ち込まれ、クロスを上げられた。これを逆サイドから入って来たトルガイに決められ、先制を許す。
18分に野上、ユンカー、森島が、中山、永井、和泉に交代。ユンカーと山岸のコンビの代りに、永井と中山の足でかき回そうという感じ。
実際、永井が前への放り込みに反応して走り込み、シュートまでいく場面も作れたが、ゴールはならず。ただ、得点の可能性は感じられた。
30分に徳元に代って菊地を投入。徳元は動きが良かったし、いいプレースも蹴っていて、良かったと思う。菊地も良く動いていたと思うが、得点には至らない。
43分には椎橋を下げて、新加入のカラバリを投入。しかし、これも不発で、名古屋は得点出来ないまま試合終了。第1戦は広島の勝利。
もっとも、この準々決勝は、実質的に90分×2の試合だから、1点ビハインドで残り90分という考え方で、何も問題はない。内容的にはほぼ互角の試合だったと思うし、次戦で名古屋が1点差をひっくり返す可能性は、十分あると思う。
特に、この試合同様、ユンカーと山岸のコンビネーションがうまくいけば、勝てるチャンスは広がる。試合後、山岸が病院に行ったという報道があるようなので、それは気がかりではあるけれど。
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