« YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第1戦 名古屋対広島 | トップページ | J3リーグ第28節 大宮対北九州 »

YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第2戦 広島対名古屋

2024.9.8(日) 18時半 エディオンピースウィング広島
観客 20993人 主審 西村雄一 副審 野村修、西村幹也

 サンフレッチェ広島 1(0−1)2 名古屋グランパス
            (0−0)
            (1−0)
            (0−1)
             1PK3

 得点 9
分 名古屋・パトリック
    102分 広島・東
    112分 名古屋・Own Goal

 PK戦 広島  パシエンシア × 満田 ×      中島 〇 松本泰 ×
     名古屋 稲垣 〇     ランゲラック 〇 森島 〇

広島1点リードで迎えた準々決勝第2戦。leminoで、試合が終った後の22時からの配信を見た。

GKランゲラック、3バックは左から河面、三國、内田。2ボランチが椎橋と稲垣。右サイド野上、左サイド山中。前3人は森島、和泉、パトリック。
名古屋は1点負けてる状態で、とにかく点を取らないと、ということで選択されたメンバーかなと思った。特に山中。あとは山岸がベンチにも不在で、前節の試合後、心配されていたのが現実になった感じ。前の試合、彼とユンカーのコンビネーションが見事だっただけに、残念な離脱。

序盤は、優位に立っているはずの広島があまり良い出来でなく、変にファールも多くて、結果として名古屋が優勢になっていた感じ。逆に、名古屋が勢いでまさっていたから、こうなったのかもしれないが、印象としてはそんな感じ。そして9分に、名古屋が得た相手ゴール左側からのFKを山中が蹴り、パトリックが頭で合わせたボールが、勢いは弱いながらも、相手GKの指先をかすめてゴールの中へ。これで2試合合計1対1になり、準々決勝としては振り出しに戻った。山中とパトリックの起用が的中した形ではあったと思う。
その後も広島はちぐはぐな試合運びだったけれど、名古屋も広島を圧倒するほどの力強さはなく、次第に広島が持ち直してきた感じ。30分過ぎに、ドウグラスに決定的なシュートを打たれる場面もあった。しかしスコアは動かないまま前半終了。

後半、名古屋は内田を中山に交代。3バックの右に野上を下げ、空いたところに中山。
前半の内田はかなり危なっかしい場面が目立ち、警告を貰っていたし、もう1回貰いかねない雰囲気もあったので、妥当だったと思う。長谷川健太の内田のDF起用へのこだわりは、どうも納得できないところがある。
後半の前半は五分に近い展開で、名古屋に決定機もあったと思うが、スコアは動かず。
68分に和泉とパトリックを、永井とユンカーに交代。一発狙いに来たな、という感じ。
74分には山中を徳元に代えた。
後半の後半に入って来ると、暑さと疲労でか(相当暑かったらしい)、双方ミスが増えてきて、オープンな展開になっていたように思う。81分に椎橋が菊地に代わったのも、この少し前に椎橋に失点につながりかねないミスが出て、不安が感じられたからだったのかな。そういう中でよりペースが上がって行ったのは広島の方。広島らしいボール回しが機能し始め、シュートも増えていった。特に80分に満田が入ったあたりから、危険な場面が増えたように思う。しかしきわどいシュートをランゲラックが止めまくり、名古屋は持ちこたえて0-1で終了。2試合合計1-1で、延長戦に突入。

延長は野上に代ってハチャンレが入ってスタート。このところ、ハチャンレが入って逃げ切りに向かうと、逆効果というのをよく見ている気がするので、少し不安を感じたが…(必ずしもハチャンレ自身が悪いわけではないんだけど)。
延長前半12分、ゴール左斜め前の位置で広島に直接FK。角度のない位置だったが、東が直接蹴り込んでゴールに突き刺さる、ランゲラックもどうしようもない素晴らしいゴールだった。さすがにこれで、名古屋の敗退が決まったかなと思った。
しかし延長後半7分、永井が左サイドを抜け出し、ペナルティ横から中へ速いクロスを送ると、戻ってきた広島DFの豪快なクリアがそのままゴールへ突き刺さった。オウンゴールで同点。
直前に広島はキャプテンでDFの佐々木が、足を痛めて(つったのかな)交代していて、それもあっての守備の乱れだったように思える。
延長後半11分、広島の越道が決定的なシュートを放ったが、わずかにゴール外。
19分には今度は名古屋が、相手ゴール近くでFKを得て、菊地が蹴ると、飛び込んで来た三國がシュート。しかしこれはゴールの枠に当たって決まらない。こぼれ球を稲垣がシュートしたが、これもブロックされる。
ここまで来ると、まさに死闘という感じになってきて、結局延長戦でも決着がつかず、PK戦。

PK戦になったら、今までPKを止めまくってきた実績があるランゲラックが、圧倒的に優位じゃないかな、とは思っていた。
そしてやっぱりそうなった。先攻の広島の1人目は枠外。名古屋は稲垣が決めて、広島の2人目をランゲラックがストップ。
ここで名古屋の2人目でランゲラックが出て来て、驚かせてくれたが、本人はPKには自信を持っていたんだそうで、実際、きっちり決めた。
3人目は双方決めて、広島の4人目をランゲラックが、またもやストップ。3X-1で名古屋が準々決勝を勝ち抜けた。

ある意味、ランゲラックで勝ったような試合だったと思える。ルヴァン杯が、今季で退団が決まっている彼の花道になるのかどうか。

|

« YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第1戦 名古屋対広島 | トップページ | J3リーグ第28節 大宮対北九州 »

名古屋グランパス(2024年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« YBCルヴァンカッププライムR準々決勝第1戦 名古屋対広島 | トップページ | J3リーグ第28節 大宮対北九州 »