J1リーグ第4節 名古屋対町田
2025.3.2(日) 14時 豊田スタジアム
観客 34718人 主審 岡部拓人 副審 道山悟至、塚田智宏
名古屋グランパス 1(1−1)2 町田ゼルビア
(0−1)
得点 13分 町田・西村
20分 名古屋・佐藤
74分 町田・ナ サンホ
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名古屋の先発は、さすがに前節からだいぶ変えて来た。3バックの右は、前節故障で途中退場した原に代って、新加入の佐藤が初登場。ただ、原はベンチには入ったし、後半に出場もしたので、大きなケガではなかったらしい。そのかわり、前節、原に代ってそのポジションに入った内田が、この日はベンチ入りもしていなかったのはなんでかな。右サイドは前節の内田から野上に変更。前3人は山岸とマテウスが、永井と森島に変更。
町田のスタイルもあって、双方とも、きれいにパスが回る場面はあまりなく、潰し合いの試合になったから、今季のここまでの名古屋の試合の中では、一番華やかさに欠けていたと思う。名古屋のメンツは、こういう試合展開を想定した顔触れだったのかも、という気もする。
そういう中でも、町田の相馬はコンディションがいいようで、自在に走り回っていた印象。そして13分に、下田のパスを受けた相馬に右サイドの裏へ抜け出され、中へ折り返されて、西村に決められ、早々と失点。
しかし20分、町田ゴール正面付近で得たFKを、単純に蹴り込むのではなくトリッキーなFKで展開し、ゴール前にボールが流れた所を、佐藤が蹴り込んで同点。佐藤は相馬に裏を取られて、町田の先制ゴールに絡んでいたといえなくもないので、これで取り返した感じだったみたい。
その後、得点は動かないまま、前半は終了。五分五分な印象だった。
後半も大きな変化はなかったと思う。名古屋は12分に和泉を山岸に代えた。この交代は、ある程度は有効だったように思える。前線で山岸がポイントになって、攻撃を作れるようになった感じ。13分にはFKからまたも佐藤がシュートを打ち、ポストにはじかれた。今日の佐藤は何か持ってるか?、と思わせた場面。
16分に町田は、西村をナ サンホに交代。この交代の後くらいから、町田に攻め込まれる場面が増えたような気がする。24分に宮が河面、野上が原に交代したのは、この流れを変える目的だったのかな。宮と河面ではタイプがかなり違って、存在感では宮が上回るけれど、攻撃の起点と言う意味では、河面の方が有効だと思う。原もそのまま野上の後に入った。内田がベンチに居れば、内田を投入したんじゃないんだろうか、という気がする。
町田も26分にオ セフンを桑山に代えてきた。
そして交代が結果につながったのは町田。29分に下田が遠目から撃ったシュートが、桑山を経由してナ サンホに渡り、ナ サンホのシュートがDFに当たってコースが変ったこともあって、ゴールに決まってしまった。
名古屋は32分に永井と森島をマテウスと浅野に交代。それで大きな変化が生まれたようには見えなかったが、チャンスは作った。しかし決めきれず、手堅く試合を進めた町田に逃げ切られた。
最初の方にも書いたけれど、開幕以降の4試合の中では、見ていて一番面白みがなかったが、噛み合った試合ではあったと思う。結果はたまたまで、運があったかなかったか、くらいの差じゃないか、という感じ。ただ、名古屋に流れから点を取るイメージが見えにくかったのは確か。ゴールを決めそうな雰囲気の選手がいない。山岸は、去年同様、ここぞという所で決めきれないし、マテウスはベストには程遠いコンディションに見える。一方で町田にはそういう選手が居たし、得点もした。
名古屋は、去年、得点に一番貢献した「戦術=永井」を今年はあまり使っていない一方で、代りのやり方を見付けられていない、という印象。「戦術=永井」自体は、個人的には見ていてあまり面白くないので、そうなっていない(使えていない?)ことに関しては不満はないし、やって欲しいとも思っていない。ただ、永井のコメントを見る限りは、彼は去年のようにやりたいと考えているみたいだし、なぜそうなっていないのかは、よくわからない。チームがなぜそういう状況なのかは知りたいと思う。単純に、後ろが新加入の原と宮で、うまくボールが出せていない、というだけのことなのかな。
今季の名古屋について、必要以上に悪く考える必要はまだないと思うけれど、この試合を見ていて、あまりポジティヴな印象を持てなかったのは確か。
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