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J1リーグ第13節 名古屋対柏

2025.4.29(火祝) 14時 豊田スタジアム
観客 34151人 主審 上田益也 副審 長谷川雅、坂本晋悟

 名古屋グランパス 1(1−1)2 柏レイソル
           (0−1)

 得点 2分 名古屋・稲垣
    33分 柏・山田
    50分 柏・細谷

DAZNでライヴで見た。

名古屋の先発は、前節鹿島戦とほぼ同じ。左サイドが徳元から中山に代っただけ。
鹿島戦は負けたとはいえ、試合内容自体は(双方の順位を考えれば)悪くはなかったし、唯一変更になった左サイドは、後半途中から入った中山の出来がかなり良かった。前節から中3日ということもあって、故障明けから、それほど日が経っていない徳元の負担も考えてのことかもしれない。個人的には、徳元の調子自体、まだ完全ではないんじゃないかな、と思うところもある。

鹿島と遜色ない順位にいる柏だったが、こちらは前節から中2日という、名古屋以上の強行日程。それを考慮して、前節から先発選手が7人代っていたとのこと。おそらくその影響があったのだろうと思うが、柏の試合運びは、今一つ生彩を欠いた。
というか、それ以前に、開始早々の2分に、名古屋がいきなり攻め込んで、左サイドから持ち上がった中山のクロスがゴール前に入り、クリアが稲垣の前にこぼれて、稲垣がミドルを撃ち込んで先制。出端をくじかれて、柏が調子が狂った面もあったかもしれない。
柏は名古屋には相性が悪くて、近年は勝ったことがなかったようだけど(自分の実感でもそう)、多くの試合で、名古屋を押し込む鮮やかな連携やきわどいシュートは見せていて、そういうのが、なぜか得点につながらないまま、名古屋が勝ってしまうという展開になるという印象があった。しかし、この試合序盤の柏からは、そういう所もあまり感じられなかった。名古屋が優勢な時間が続き、6分にはCKの流れからこぼれ球を、またも稲垣がシュート。これはクロスバーを叩く。21分にはマテウスの直接FKがポストを叩く。決まっててもおかしくないシュートが2発。
そして30分過ぎ、柏の自陣からのビルドアップが、多分、この試合初めてきれいにつながり、名古屋のゴール前まで攻め込んだ。一旦は名古屋のディフェンスがシュートをブロックして、そのまま外へ持ち出そうとしたが、そこで競り負けてボールを奪われ、そこから山田にシュートを打たれて決まって同点。名古屋的には、かなり残念な失点だったと思う。
しかしこれで柏に流れが行ってしまったというわけではなく、名古屋に試合の主導権はあったと思う。ロスタイムにはFKからの流れで、(またもや)稲垣のミドルシュート。しかしまたもやポストを叩き、追加点にならない。同点で前半終了。

後半、柏は選手を2人、入れ替えてきた。選手交代の効果が出たとしか思えない、巧みな連携で柏が試合を運び始め、50分に右サイドを崩され、ジエゴのクロスから細谷に決められて、勝ち越された。
13分にはさらに柏が選手交代を行い、どんどん通常のメンバー構成に近付いていく。名古屋は追い込まれ始め、17分に森島と和泉と永井を原と浅野と山岸に代えた。
この交代は一定の効果はあったようで、65分過ぎ、相手ゴール前に押し込む時間帯を作り、67分には中山のクロスから山岸がシュートを打つが、またもクロスバー。
攻勢に出つつもゴールが生まれない名古屋は、75分に中山を徳元に代え、84分に野上を菊地に代えて、攻勢な時間帯は作りだしたものの、決定的な形に持ち込むことが出来ないまま、試合終了。1-2で敗戦。

前半、名古屋が押し気味に試合が出来ていたのは、柏のメンバーが落ちていたおかげ、と思わずにはいられない。柏が選手を入れ替えた後半、名古屋の試合ぶりは、それくらい前半から見劣りした。特に後半の失点の場面は、直近ではプロセスまで含めて広島戦の失点を思わせる、あっけない崩され方だった。今年はこういうあっけない失点が随分目立つ気がするし、そこには多分、何か理由があるのだろうな。
もっとも、現時点で首位争いをしているチームと、前半は悪くない試合運びが出来ていたのは確かなので、自分たちの現在の順位を考えれば、そこまで悲観しなくちゃいけない内容でもなかった、とは思う。ゴールに嫌われまくった、運の無い試合だったともいえると思うので(ただし、ゴールの可能性を感じるのが、ミドルレンジからの一発芸のようなシュートばかりという所にも、多分、問題はある)。そういう意味では、この2チームよりは順位的に劣る、次の清水戦、その次の岡山戦の結果こそが、重要になると思う。とはいえ、両チームとも、現時点で順位表の上半分にいて、順位的には、そんなに楽な相手ではなさそうだけど。

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イースタンリーグ ヤクルト対オイシックス(4/26)

2025.4.26 (土) 12時半 ヤクルト戸田球場
A 100000010 2
S 000000100 1
[敗]原樹理、[勝]伊禮、[S]上村
[H]A:知念(原樹理)

試合が始まった時点では、曇っているが、雨は大丈夫じゃないかな、という空模様だったが…。

先発投手はヤクルトが山下、オイシックスが薮田。
山下は初回、3安打を打たれ、いきなり1点先制される。2回も先頭の大川にスリーベースを打たれたが、後続は断って無失点。3回は三者凡退。立ち直ったか?と思ったが、4回にも大川にツーベースを打たれ、5回にヒットとキャッチャー矢野の野選で無死1-2塁。その後、何かトラブルがあったようで(キャッチャー矢野とのコミュニケーション不全だったのような印象)、2死を取った後、竹山に交代し、この回も無失点で済んだ。山下に関しては、降板の理由はいまいちわからないけど、5回半ばで89球と球数も多かったし、1失点とはいえ、決していい内容ではなかった。
オイシックスの薮田は、1-2回はやや不安定さがあったが、3回から5回は三者凡退を連ね、余裕を感じさせる投球だった。
6回表、ヤクルトの投手は廣澤。大川に内野安打を打たれたが(つまり、大川はこれでサイクル安打にリーチになった)、無失点。その裏、ヤクルトは先頭の澤野がスリーベースで出たが、後続凡退で、このランナーを返せない。
7回表はヤクルト3番手の石原が三者凡退。その裏、薮田がいきなり

連続四球。犠打で送られて、1死2-3塁になった所で、西村が救援。濱田の遊ゴロで三塁ランナーが還って、ノーヒットで同点。さらに四球で1死2-3塁になった所で、オイシックスは伊禮が登板し、澤野を打ち取った。
8回表のヤクルトの投手は原樹理。先頭の知念にライトへホームランを打たれ、またもオイシックスがリード。その裏はエスコバーが登板し、1四球は出したが無失点。9回表は大西が登板して、四球とヒットで1死1-2塁になったが、併殺で切り抜けた。
8回くらいから、北の方の空で雨が降っているような気配があり、いやな感じになっていた。1-2とロースコアの割に、投手に安定感がなく、試合が長引いていたため、9回裏に、とうとう雨が降り出した。残念。
9回裏は上村が登板。ヒットと死球で1死1-2塁になり、同点延長も十分ありうる状況になったが、その後を連続三振。オイシックスが逃げ切った。

ヤクルトの貧打(3安打)が目立った。一方でオイシックスも、ヒットは打つけれど、得点が遠く、じれったい試合だった。試合が長引いたせいで、雨に降られて帰ることになっただけに、なおさらそんな感じ。まあ、延長にならなかっただけ、マシだったかもしれない。
それにしても、昨オフ背番号16を失った原樹理は、今年もこんな感じのシーズンになってしまうのかな。
大川のサイクルヒットが見られなかったのが残念だった(^^;。
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J1リーグ第12節 鹿島対名古屋

2025.4.25(金) 19時 カシマスタジアム
観客 13550人 主審 福島孝一郎 副審 浜本祐介、大川直也

 鹿島アントラーズ 1(0−0)0 名古屋グランパス
           (1−0)

 得点 54分 鹿島・知念

現地観戦。カシマに19時開始の試合を見に行ったのは、久々じゃないかと思う。

名古屋の先発は、先週の広島戦と同じ。勝った以上は、変える理由はないわな。

立上りは名古屋が遅れを取る場面がところどころあったように思えて、やはり上位チーム相手だとこんな具合になってしまうか、と思ったのだけど、次第にあまり気にならなくなった。鹿島の出来自体は、変なミスはないし、組立ても堅実で、決して不調のチームには見えなかった。そういう相手に互角にやれてる感があったのは、名古屋のチーム状態が上向きということなんだろう。ボール回しから永井が惜しいシュートを打つ場面も2回あった。どちらも枠に飛ばせていれば、という感じのシュートだった。鹿島には、そこまで惜しい場面はなかったと思う。そういう意味では、前半は名古屋がむしろ優位に試合を進めていたかもしれない。
しかし後半、鹿島は選手を入れ替えて、前へのプレッシャーを強めて来た。名古屋はそれにうまく対応できず、押し込まれ気味になり、その流れから54分にFKからの知念のゴールを許してしまった。ただ、それ以外にも決定機はあったけれど、そこは持ちこたえた。
61分に永井と徳元を原と中山に代え、中山が左サイド、和泉が前に上がって、右サイドが原。中山は結構好調だったように思う。中山のパス出しから、マテウスが惜しいシュート打つ場面もあったが決まらず。
しかし82分に椎橋と森島を菊地と杉浦に代えたのは、あまり効果はなかった印象。89分に和泉を浅野に代えたが、これでも試合は動かず、0-1で試合終了。

名古屋は、後半からの鹿島の修正に、対応出来なかったところがカギだったと思う。ただ、双方の順位と、直近の名古屋の試合内容を考えれば、全体としては名古屋の出来は悪くなかったと、言えるんじゃないかな。膠着した時の先手を打った修正力、相手の変化に対する対応力というあたりが課題、ということにはなるのかもしれないけれど。
もっとも、鹿島は、内容は悪くなかったと思うが、やはり故障者が多くて、ベストメンバーは組めていなかったらしい。確かに攻撃の迫力は、いつもほどではない気がしていた。試合を進めるペースも遅めで、それで名古屋がうまく対抗できていた面はあった気がする。そんな流れでも、きっちり勝ちを拾えるのが強いチーム、ということなんだろう。

名古屋の次の対戦相手の柏は、速いペースの試合をしてくるだろうから、次節はそういう相手にどういう試合が出来るかというのを、見られるんじゃないかと思っている。

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鹿島は、この試合の勝利で、J1通算600勝を達成だそうで。ところで、1勝目の相手は…。
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名古屋のゴール裏。
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セリーグ ヤクルト対巨人(4/20)

2025.4.20 (日) 18時 神宮球場
G 0100100000  2
S 2000000001X 3
[勝]木澤、[敗]戸田
[H]S:茂木(ケラー)、G:若林(ランバート)

今年初めての神宮での観戦。プレイボールから。
天気予報では遅い時間は雨が降りそうだったので、どこまで持ちこたえるかと思いながらの観戦だった。

先発投手はヤクルトがランバート、巨人はケラー。
ランバートは球は速いが、安定感はいまいちかなと思ったら、ケラーはもっと悪かった。1回裏にサンタナがツーベースででて、茂木のツーランでヤクルトが先制。
しかし2回表、ランバートも乱れて1死満塁。打順はケラー。ここで巨人はあっさりケラーに代打を送った。ちょっとびっくりした。ただ、代打の佐々木は三振。しかし続く泉口がライトオーバーのヒット。3塁走者は帰ったが、ライト岩田の素晴らしいバックホームで同点は許さなかった。
しかしランバートは、5回に若林にホームランを打たれて、結局同点にされてしまう。6回2失点で終えたものの、バックの守備にもだいぶ助けられていたし、悪くはないけど、すごくよいという感じでもなかった。
巨人は2回から継投で、野手の守備が安定していたこともあり、ヤクルト打線は崩せそうで崩せない。
ヤクルトは、7回からランバートから代わった荘司が、8回にはバックのファインプレー2発(増田と長岡)に助けられつつも、2回を無失点。
8回終わって2-2。9時過ぎたので、ここで撤収。結局、雨には降られなかった。助かった。
双方、投手の出来がすごく良かったという感じではなかったけれど、野手の好守が試合を引き締めていて、面白く見れたと思う。

試合はこの後、2-2のまま延長に突入し、10回裏にヤクルトがサヨナラ勝ちしたとのこと。9回まで見て行こうとか、変に粘らなくてよかった。

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J1リーグ第11節 名古屋対広島

2025.4.20(日) 14時 豊田スタジアム
観客 29072人 主審 岡部拓人 副審 堀越雅弘、坊薗真琴

 名古屋グランパス 2(1−0)1 サンフレッチェ広島
           (1−1)

 得点 40
分 名古屋・マテウス
    48分 名古屋・マテウス
    81分 広島・菅

DAZNでライヴで見ていた。

名古屋の先発は3バックが左から河面、三國、野上。このところ中央をずっと任されていた佐藤は、おそらく水曜の試合でいろいろあった影響で外れた。2ボランチは稲垣と椎橋。左サイドは水曜の試合でケガから復帰した徳元、右サイドは和泉。前3人はマテウス、永井、森島。

広島は順位が高い割に、試合運びがぎくしゃくしていて、トラップが流れたり、バスがずれたりする場面がやたらと目についた。故障者が多くて、ベストメンバーが組めないらしく、その辺の影響があるのかもしれない。それに、確かに、直近の成績はあまり良くない。
そういうこともあって、名古屋が押し気味に試合を進めたけれど、圧倒するというほどでもなく、膠着気味だった。選手が交錯して倒れる場面が多くて、ちょっといやな感じもあった。
特に目を引く場面もないまま、前半は終わるかと思えたが、40分にマテウスが、ドリブルから素晴らしいミドルシュートを決めて、名古屋が先制。マテウスは、水曜の富山戦に引き続いての2戦連続の鮮やかなゴールで、もしや復活?、という印象。名古屋が1点リードで折返し。

そして後半序盤、広島ゴール前に入ったボールのクリアが選手に当たるなどして、うまくクリアされずにこぼれた所にマテウスが詰めて、シュートして追加点。これはどちらかといえばラッキーゴールだったけれど、マテウスが2点目。
これで名古屋は余裕ができたと思う。逆に広島はいっこうにペースの上がってこなかった。
59分に原が森島と交代して右サイドに入り、和泉が一列上がった。
61分に広島は、しばらく前に浦和から移籍した前田を投入してきた。しかし前田は、70分頃に右サイド抜け出しかかった所で、永井のファールで止められ、負傷交代…。
永井が時々やる、勢いで行っちゃうラフなタックルは大嫌いだけど(どんなにチームの成績に貢献していても、基本的に永井を好きでない理由の一部は
、こういうところ)、ここは決定機につながりかねない場面だったし、永井も意図的ではなく、足が滑ってしまった感じだったから、仕方なかったのかな、運が悪かったかな、という気はする。でも後味は悪い。前田の怪我が重くなければいいんだが。
これで広島は布陣を組み直した。それが影響したのかどうかはわからないけれど、80分に自陣から流れるようなパスワークで攻め込むと、菅の鮮やかなシュートでゴールが決まった。この試合で初めての、広島の噛み合った攻撃だった気がする。
この後は、広島の怒涛の攻勢。90分前後には、名古屋のゴール前で決定機が続いたが、名古屋は持ちこたえた。とはいえロスタイムは10分と長く、何が起きてもおかしくないと思えたのだけど、広島の勢いは次第に減速して、結局、名古屋が逃げ切りに成功した。 


名古屋はリーグ戦2連敗(しかもかなりひどい内容)とルヴァン杯敗退を受けての試合だったから、勝っただけでも十分な結果だったと思う。
ただ、広島の出来が悪すぎたので、額面通りには受け取れないような気はする。失点の場面はもろい感じが否めなかったし、得点にしても、1点目はマテウスの個人技で、2点目はかなりの部分がツキ。それ以外に大きいチャンスがあったかというと、あまり思い当たらない。決して名古屋がいい試合や面白い試合をしたわけではないと思う。
だから、これでチームが軌道に乗るとか、あまり安直に考えない方がいいのでは、と考えている。少なくとも次の鹿島戦、その次の柏戦でどういう試合をするか、見てみる必要があるんじゃないかな。どちらも好調なチームだし、見極めにはちょうどいいはず。

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YBCルヴァンカップ2回戦 富山対名古屋

2025.4.16(水) 19時 富山県総合運動公園陸上競技場
観客 3964人 主審 大橋侑祐 副審 亀川哲弘、田代雄大

 カターレ富山 1(0−0)1 名古屋グランパス

          (0−0)
          (1-1)
          (0-0)
           6PK5

 得点 99分 富山・武
    101分 名古屋・マテウス

 PK戦 富山  武  × 布施谷  〇 末木 〇 浦 〇 亀田 〇 田川 〇 吉田 〇
     名古屋 山中 〇 マテウス 〇 和泉 〇 宮 × 菊地 〇 原  〇 佐藤 ×

試合後、Leminoでの中継を見た。ただ、22時半配信開始で時間が遅いのと、なかなかうまくLeminoに入れなくて、見始めたのがさらに遅くなったから、元々、適当な所まで見た上で、結果だけ押さえて寝ようと思っていた。

名古屋の先発は、リーグ戦から大幅にターンオーバー。GKピサノ、3バックは左から宮、佐藤、三國。2ボランチが椎橋と内田。左サイドがケガから復帰の徳元、右サイドがユース上がりの新人・森。前3人は森島、浅野、菊地。
ここまでメンツが違うと、いつもとはだいぶ勝手が違っただろうと思う。

試合内容は五分五分。動くスピードで上回り、ボールをつなぐ確実さを見せ、シュートを多く打っていたのは、(例によって)富山の方だったが、隙を見て、より可能性の高いシュートチャンスまで持ち込む攻撃を作れていたのは、名古屋だったと思う。その辺はさすがに、という感じだったけれど、全体的に押し込まれ気味だったのは、1回戦の宮崎戦に比べると、だいぶ見劣りがした。ただ、富山はJ2で宮崎はJ3だし、宮崎戦では、名古屋のメンバーはほぼリーグ戦と同じだったから、一応はチーム力も高かったと考えられる。その辺を考えると、こんなものかな、と思った。名古屋のシュートチャンスにしても、決定機と言うほど可能性の高い所までは、持ち込めてはいなかった。
しかし後半に入ると、名古屋が一段上げて来た感じで、攻勢を強めて、シュートが続いた。60分には徳元のクロスから森島のシュートがポストを叩く場面もあった。しかし決まらない。
65分に森を原に、徳元を杉浦に交代。森はプロデビュー戦だったが、積極性があって、悪くない動きを見せていたと思う。徳元は、競り合いに弱い場面が目立ち、故障前のレベルまでは戻っていないかな、という印象を受けた。押し込まれ気味になった理由の一部は、その辺だったかもしれない。
選手交代後もスコアは動かず、76分には浅野に代えて、マテウスを投入。
しかし富山も選手を入れ替えて攻勢を強めていたし、この辺からは、むしろ富山の方に流れが行っていたように思う。交代のすぐ後、クロスからポストを叩くシュートを打たれ、その後も、自陣でマイボールにしても、そこから前へ出していくと、あっさり取り返されてまた攻撃を受ける繰り返し。富山のシュートの精度が低いので、何とか助かっている感じ。80分過ぎにはゴール前に押し込まれて、シュートを立て続けに打たれたが持ちこたえ、87分にも決定機を作られたが、何とか助かった。結局、宮崎戦同様、スコアレスのまま延長戦へ。

ここで1時過ぎていたので、寝ることにして、結果だけ見た。はあ?、と思ったけど、まあ、想定の範囲内ではあった。
で、翌日、延長戦の開始から、再度見始めた。

延長戦は、椎橋が加藤に交代してスタート。後半終盤に投入されたマテウスと和泉(84分に森島に代って入っていた)の効果が表れて、名古屋が押し込み気味な試合展開になっていたと思う。これでこの結果?、という気も少しした。
ところが99分、バックラインでミスが続いた。自陣の低い位置で佐藤が亀田に競り負けてボールを奪われ、枠内シュートに持ち込まれた。これはピサノが好セーブで跳ね返し、それを拾われて再度撃たれたシュートも止めたが、宮がそのボールをペナルティ外に蹴り出すと、これもまた布施谷に拾われ、ゴール前へクロスが入り、武にゴールへ叩き込まれて失点。
しかし101分、原からのパスを受けたマテウスが、相手ゴール前で右から切れ込んで、シュートを決めて同点に追い付いた。この日も移籍前のような華々しさは、いまひとつ見えないマテウスだったけれど、ここは素晴らしいシュートだったと思う。
ここで内田が山中に交代。この交代が効いたかどうかはともかく、決めにいかないとしょうがない展開だったことでもありここから後は、また名古屋が押し気味になった感じ。109分には原の惜しいシュートがGKにセーブされ、終了目前には、マテウスの直接FKがゴールの枠をわずかに捉えられなかった。同点のまま延長戦も終了。
PK戦は富山の先攻で始まり、いきなり先頭の武のPKをピサノがストップ。幸先のいい立上りで、順調に進んだが、名古屋4人目の宮が止められタイになった。サドンデスに突入し7人目、先攻の富山が決めた後、佐藤が枠を外して、名古屋のルヴァン杯敗退が決まった。

名古屋は、ここまでメンバーを入れ替えていたら、戦術や連携は、かなりアドリブになるだろうし、カテゴリー的には格下の相手を、圧倒するような試合にならなかったのは、仕方ないと思う。もちろんそういうものが確立していて、控え選手まで浸透しているチームであれば、そんなこともないんだろうけど(おそらく富山はそういうチーム)、名古屋はそういうチームではないものね。
だから名古屋が、90分までスコアレス、下手すりゃ90分内で敗けてた試合をしたことに関しては、リーグ戦の不振とは切り離して考えるべきだろうと思う。その辺は宮崎戦とは少し違うはず。まあ、宮崎戦は、それでも最終的には勝ったんだけど。
とはいえ、監督や彼を厚遇してきた上層部が、3年かけて、このチームをそういうふうにしたことについては、当然責任はあるだろうけど。元々がそういう方向性のチームだったんじゃない?、というのは、また別の話として。
個人的には、宮崎戦も負けてておかしくない試合だったんだし、この結果は仕方ないんじゃない、という感想。まだ天皇杯はあるにせよ、リーグ戦に集中しやすい環境になったのは、むしろ喜ぶべきかもしれない。去年、相手チームの不調やPK戦の連発で、うやむやでルヴァン杯優勝したことが、いろんな問題の先送りになって、今年はそのツケを払っている状態だと思ってもいるし。
試合そのものについては、ピサノと森が、まずまず悪くない働きが出来たこと、マテウスのいいゴールがあったことなど、ポジティヴな要素もないではなかったとは思っている。

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J1リーグ第10節 G大阪対名古屋

2025.4.12(土) 14時 パナソニックスタジアム吹田
観客 28074人 主審 谷本涼 副審 日比野真、中澤涼

 ガンバ大阪 2(0−0)0 名古屋グランパス
        (2−0)

 得点 63
分 大阪・イッサム ジェバリ
    76分 大阪・山下

DAZNでライヴで見た。
名古屋のメンツは、前節平塚の後半に近かった。GKシュミット、3バックが左から河面、佐藤、野上。2ボランチ稲垣と椎橋。右サイド中山、左サイド小野(ここだけが、前節は内田だったので違った)、前3人が和泉、マテウス、浅野。前節、先発した森島と加藤を、後半から和泉と椎橋に代えて、内容が格段に良くなったから、当然の流れだと思う。内田も左サイドは本職ではないはずだし、ここ数戦で途中起用して、悪くない出来だった小野を、使ってみる選択をしたのも理解できる。

しかし、全くうまくいかなかった。ガンバは手堅いディフェンスで、名古屋のゴール前での攻撃の組立てを許さなかったし、一旦マイボールにすると、もどかしくなるくらいに丁寧に慎重にビルドアップして、名古屋にボール奪取の機会を与えなかった。先週の湘南は、イケイケな攻撃を仕掛けてきたから、時々ミスもあって、そこから名古屋が仕掛けることも出来たのだけど、この試合はそういう機会はほぼなかった。
前半はほぼ一方的にガンバに攻められていたという印象。ただ、スピードよりも慎重さが優先した攻勢だったので、危険な場面がそれほど頻発したわけではない。きわどいシュートは何本かあったけれど、うまく枠に飛ばせないものが多く、本当に危なかったのは、多分、40分頃にCKからゴール前で、立て続けにシュートを打たれた場面くらいだったと思う。ここも何とか持ちこたえて、名古屋はほとんど何も出来ていない前半だったにもかかわらず、0-0で折り返すことが出来た。こういう試合は、案外、事故で得点して勝ってしまったりする、みたいなことも思ったんだが。

後半の名古屋は、中山を外して3バックの右に三國を入れ、野上を中山の位置に上げた。それから浅野を森島に代えてスタート。正直って、前半は何も出来ていなかったので、どういう手を打ったらいいか、長谷川にもよく分からなかったのでは、という気がした。
ただ、何がどう作用したのかよく分からなかったが、序盤はとりあえず、相手ゴールに近付くことは出来た。60分頃にはCKを得て、相手ゴール前で好機らしいものを作ることも出来た。
しかし63分、ゴール前に攻め込まれのをクリアして、押し上げようとしたところで、ボールを受けたジェバリに裏へ抜けられてシュートを打たれ、とうとう失点。前半からの流れのまま、とうとう失点してしまった、という感じ。
67分に小野をユンカーに代えて、前線にユンカーを置いた。しかし、試合の流れは変わらないし、ユンカーにはボールが全く届かない。
74分に椎橋を菊地に交代。これも効果なく、逆に76分にゴール前を崩されて、2点目を決められてしまった。
77分にマテウスを山中に代えたが、それで状況が大きく変わることもなく、名古屋が0-2で敗戦。

名古屋は何もなかった試合だと思う。ガンバが手堅い試合をしたのは間違いないけれど、それを打開するための策もなかったし、それ以前に、パス精度が悪く、競合いには勝てず、出足も遅いわで、これで何とかする方が無理だったと思う。ここまでひどい試合は、あまり見たことがない。
なんでここまでひどいのかと思ったけれど、実は湘南戦も、勢いを優先した相手のミスでいくらか何とかなっていただけで、大差ないレベルだったのかもしれない。そういう部分では、ガンバは手堅かったから、名古屋のひどさがより目立っただけかも。
湘南戦の前が、マリノスに勝った試合だったわけだけれど、あそこで勝ってしまったことで、少し安心してしまったのかもしれない、ということも考える。あの試合はマリノスがひど過ぎたので勝てただけで、名古屋が良かったわけではないと思える。試合を見ていた時から、そんな風には思っていたけれど、マリノスはあの試合の後も一向に調子が上がらず、詳細な試合内容は知らないけれど、名古屋と同じような順位で低迷しているので、印象が強まってきている。
しばらく前までは、名古屋はツキもなくて勝てないけれど、試合内容自体はそれほど悪くないと思っていたが、それも次第に疑わしくなってきたような。

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ヤクルト戸田球場(4/9)

昼間、イースタンリーグのヤクルト対西武をやっていたはずだが、都合がつかなくて見に行けなかった。でも、桜の具合が気になったので、夕方になってから桜を見に行った。

球場と球場のレフト側の桜。満開。
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4/5に来た時に予想した通り、土手下の桜も満開。ただ、桜吹雪が舞い始めていたし、明日遅い時間から天気は崩れるようなので、週末までは持たないように思える。今年はこれが見納めかなと思う。
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J1リーグ第9節 湘南対名古屋

2025.4.6(日) 15時 レモンガススタジアム平塚
観客 9900人 主審 飯田淳平 副審 武部陽介、坂本晋悟

 湘南ベルマーレ 2(2−1)1 名古屋グランパス
          (0−0)

 得点 10分 湘南・福田
    45分 湘南・鈴木雄
    45+5分 名古屋・稲垣

現地観戦。雨が降りそうな予報だったが、試合開始のしばらく前に降った雨は、1時間前にはもう止んでいて、そのまま晴れたから、試合中は問題なかった。もっとも、ピッチが濡れて、少し滑りやすいのかな、と思う場面はあった。

中3日での試合だけに、名古屋は少し先発をいじってきた。
ボランチに椎橋に代えて加藤を起用。前3人は森島、浅野、マテウス。

立上がりから湘南が優勢。スピード感と連携で、名古屋に圧力を掛けてきた。もっとも、案外ポカもあるので、一方的な展開にはならず、名古屋もそれなりに攻める場面を作れてはいたけれど。
しかし9分に左サイドで事故発生。森島の半端なバックパスがさらわれ、そこからゴール前の福田につながれて、シュートを撃たれて先制を許した。
その後も、湘南にはシュートを撃たれ続けた。それほど厳しいシュートはなかったので、シュミットが問題なく処理できてはいたけれど。
しかし前半終了目前で、ディフェンスのボール回しのミスからボールを奪われ、鈴木雄にシュートを撃たれた。これはDFに当たって跳ね返ったが、そのボールを再度鈴木雄に拾われ、素晴らしいシュートで2点目を失った。
そのまま前半は終わるかと思ったけれど、ロスタイムに入って、湘南が変に逃げきりを意識してしまったらしく、立て続けに警告を受けた上、FKからのこぼれ球を、稲垣が鈴木雄と同じくらい素晴らしいシュートを決めて、名古屋が2-1と追いすがり、後半への期待を感じさせて前半終了。

後半の名古屋は、森島と加藤を和泉と椎橋に代えてスタート。後半の和泉は素晴らしい動きで、前半とは打って変わった名古屋の攻勢の原動力になったと思う。椎橋も気の利いた動きを見せていた。交代前後の違いは、選手がそういう気の利かせ方が出来るかどうかじゃないかと思うわけで、多分、加藤はそういう点については、キャリアがまだ足りないんだろう。森島に関しては、移籍加入してから見ていて、そういうタイプの選手じゃないんだよなと思うようになっているので、仕方ないかなと。
ただ、攻勢には転じたものの、名古屋は決定機は作るがゴールには至らない。
74分に内田と浅野を永井とユンカーに交代し、83分には中山を小野に代え、彼らの働きからチャンスも生まれたけれど、得点にはつながらないまま試合終了、名古屋は1-2で敗戦。

前半は完敗ペースの試合だったのを、後半、選手交代で持ち直せたのは良かったと思うけれど、湘南に手堅く守られた感じ。
前節、横浜に勝って連勝したことで、勢いが付いて来るかと思ったけれど、どちらかというと、前節勝てたのは、やはり横浜が悪過ぎただけだったか、と思ってしまうような試合だった。順位的に見ても、現時点では横浜は降格圏で競い合っている相手だし、湘南はだいぶ上に居て、その通りの結果だった。まだ消化試合が少ないので、順位はあまり当てにはならないとは思うものの、ぼちぼち1/4消化なので、序盤戦とは言いにくくなりつつある。
ユンカーの復活は好材料の期待があるけれど、これもどこまでうまくいくかどうか。試合内容そのものは、この試合に関しても、前半はともかく、後半を見れば、そこまで悪くはないので、きっかけがあれば成績が上向くように思えるし、このところの2連勝が、そのきっかけになるかもと思ったが、そううまくはいかなかった感じ。

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名古屋ゴール裏のみなさん。
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J2リーグ第8節 大宮対大分

2025.4.5(土) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 10923人 主審 福島孝一郎 副審 塚越由貴、田代雄大

 RB大宮アルディージャ 2(1-1)2 大分トリニータ
              (1-1)

 得点 20分 大分・有馬
    21分 大宮・豊川
    53分 大分・藤原
    90+4分 大宮・カプリ―二

立ち上がりは様子見だったのか、双方、後ろで回しつつ、機を見て前線にボールを放り込むみたいな流れ。特に大分の方が、とっかかりがなかなか見付けられないような感じだった。ボール自体は動いていたけれど、それほど緊迫感はなかったかな。
状況が変わったのは、19分頃に大分DFの藤原が、多分相手選手との接触で足を痛めたらしく、座り込んで、一旦試合が止まってから。そして大分のスローインで試合がリスタートして、速攻から大分が先制点。試合の中断で、大宮は少し集中が切れていたと思う。
ここで藤原が治療のため、一旦外に出たから、大分は数的不利になった。大分ベンチは選手に細かく指示を送って、守備を固めようとしていたが、大宮はキックオフで一旦後ろに下げてから前線にロングボールを入れ、オリオラ サンデーが落とし、受けた豊川が中へ切れ込んでシュート。決まって、あっさり同点。
藤原の怪我が演出した得点劇という感じ。ちなみに藤原は、この後、ピッチに戻った。
ここからは、雰囲気が変わってきて、双方、積極的に前線に仕掛け始めたように思う。ただ、どちらも今一つ、足元にボールが収まりきらず、スムーズにパスがつながらない、ぎくしゃくした展開になっていた印象。どちらが優勢とも言い難く、どう転ぶか分からないな、という感じで前半終了。

そして後半、序盤の53分に、大分がCKから藤原が決めて勝越し。今日は藤原デーなのか?と思った(^-^;。
大宮は選手を入れ替え始め、先発のオリオラ サンデーを、ファビアン ゴンザレスに代えた。63分にはカプリ―二を投入。タイプの違う外国人FWを次々入れて来るあたり、レッドブルマネーかな、という感じ。その辺の選手交代が功を奏して、大宮が優勢に試合を運び始め、76分にはファビアン ゴンザレスが倒されてPK。しかしこのPKは大分GK濱田がストップ。大宮は他にも決定的な場面を作ったが決めきれない。
ただ、大分も選手の疲労が目立ち始めていた。このままいくとやられちゃうなと思ったが、81分に選手を入れ替えて、少しリフレッシュした感じ。しかしその後も、足がつる選手が出てきて、この辺も入れ替えないと危ないんじゃないか、と思っていた。カウンターから追加点を取るチャンスもあったが、決定的な所までは持ち込めず。
大分リードのままでロスタイムに突入したが、90+4分に泉が左から切れ込み、ゴール前に流したボールに、カプリーニが合わせて同点ゴール。大分のDFが泉に付いてこれなかったのは、やはり疲労があったんじゃないかな。
試合はそのまま終了。

大分が逃げ切り損ねたという感じの試合。終盤の大宮は、PKなど決定的な場面を再三作って、押し込んでいたし、それに対して、しっかり守り抜くだけの陣容が大分にはなかったのかも、という気もした。
とはいうものの、大宮も、昨年のJ3でのような圧倒的な強さは、さすがに今年は見せられてないかなとは思う。1年でのJ2突破を目指しているし、現時点では可能性は十分ありそうだけれど、そんなにすんなりとはいかないんじゃないかな。

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大分ゴール裏のみなさん。
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この日の大宮公園の桜。満開に見えた。人も多かった。
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ヤクルト戸田球場(4/5)

試合はなかったが、桜の具合を見に、ヤクルト戸田球場へ行った。
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3/30に見に来た時、週末あたりが満開かなと、当りを付けていたが、まだもう一息な感じ。来週の週半ばあたりが満開になりそう。
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J1リーグ第8節 名古屋対横浜M

2025.4.2(水) 19時 豊田スタジアム
観客 21892人 主審 高崎航地 副審 赤阪修、安藤康平

 名古屋グランパス 2(0−0)0 横浜F・マリノス
           (2−0)

 得点 51分 名古屋・河面
    84分 名古屋・佐藤

DAZNでライヴで見た。


名古屋の先発は、土曜の横浜FC戦から少し変更。左サイドが和泉から内田で、前3人のうち、森島と浅野が外れて、和泉と永井が入った。和泉はポジションが移動しただけなので、メンバーとしては2人の変更。

立上り、名古屋がボールを支配して、立て続けにセットプレーを獲得して攻め立てた。得点には至らなかったものの、名古屋優勢な流れになった。マリノスにボールを奪われても、すぐに奪い返して、自ゴール前まで攻め上がることを許さない。
ただ、この流れの中では得点までは行けず、次第にマリノスが調子を上げてきた。ヤン マテウスが左サイドを攻め上がって来るのが少し危ない感じがしたし、決定機ぽい場面も作られたが、いまひとつ攻撃に厚みがなかった印象。アンデルソン ロペスが攻撃の中心のようだったが、ここを佐藤が1対1できっちり抑え込んでいたのが効いていたみたい。
一方の名古屋は、立上りの勢いは緩んだものの、優勢な試合運びは続いていたと思う。しかし朴一圭の好セーブなどもあって、好機でも得点出来ないまま、スコアレスで前半終了。

後半になると、名古屋の優勢がよりはっきりしてきた。50分過ぎ、永井が裏へ抜けて決定機になる場面が続き、その流れから得たCKを起点に、マテウスのクロスがゴール前に入り、こぼれたボールを河面が決めて、名古屋が先制。
65分に中山に代えて小野。小野が左に入って、右に内田。内田にはこういう便利さがある。小野は前の試合でも途中から入ったけれど、その時同様、左サイドでいい動きを見せた。
しかし名古屋は、追加点が取れそうな場面を何度も作ったが、相変わらず、なかなかゴールが生まれない。
75分に永井とマテウスが浅野と森島に交代。
そして80分過ぎ、朴一圭が前方へフィードしたボールがミスになり、森島が拾ってシュート。これは朴一圭のファインセーブで阻止されたが、そこからの森島のCKを佐藤が決めて2-0。
これで勝敗は決した感じ。前の試合はここから1失点したわけだけれど、その辺の反省もあってか、名古屋は引き過ぎることなく、手堅く試合を進め、そのまま勝ち切った。

前節は、地に足がついていないように感じるプレーが、特に前半、目立っていたのだけど、この試合はほとんど気にならなかった。現地で見ているのと中継を見ているのとでは印象が違う部分もあるだろうけれど、前節の勝ちで、選手に落ち着きが生まれたような気はする。
MVPは佐藤じゃないかと思った。2点目を取っただけでなく、彼がアンデルソン ロペスを完封したことで、マリノスは攻撃の形を作れなくなっていたように見えた。とはいえマリノスは、たったそれだけで攻撃が空回りするようなチームではなかったのでは、とも思うわけで、他人事ながら、チームの調子がずいぶん悪いのかもしれない、と思う。

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