« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

J1リーグ第19節 名古屋対新潟

2025.5.31(土) 14時 豊田スタジアム
観客 23541人 主審 山本雄大 副審 平間亮、岩崎創一

 名古屋グランパス 3(0−0)0 アルビレックス新潟
           (3−0)

 得点 55分 名古屋・和泉
    90分 名古屋・菊地
    90+2分 名古屋・山岸

昼間仕事だったので、帰宅してからDAZNで見た。この試合で今季のJ1は折返し。

名古屋の先発の前節からの変更は、前3人からマテウスが外れて永井。

立上り、名古屋は前線から激しいプレッシャーを掛けて、新潟のゴール前に攻め込んだ。5分にはFKからの折返しを、原がポストに当てるきわどいシュートもあったけれど、結局、得点出来ないうちに、勢いは次第に静かになった。
ただ、永井が先発している影響か、早い時間からロングボールの多用が目立ったように思うし、それを受けて永井が積極的に仕掛けて、シュートもやたらと撃っていた。また、名古屋が相手陣内でセットプレーを得る場面も多く、明らかに名古屋が優勢に試合を運び続けてはいた。
新潟は、主に新潟から見ての左サイドから、ビルドアップして仕掛けていた。ペナルティエリア付近まで持ち込んで、チャンスを作りかける場面も、決して少なくはなかったけれど、決定的場面までには、もう一手、届かない感じ。福岡や湘南なら、ここでこっちから選手が入って来るんだろうけど、みたいな印象。
前半ロスタイム、永井が右サイドを持ち込んで、鮮やかな切れ込みから中へ送り、稲垣を経てユンカーに通り、決定的な場面だったが、ここも決めきれない。前半はスコアレスで終了。
ユンカーは惜しい場面は何度かありつつ、やはりどうしても決められない。体力は戻っているけれど、キレは戻っていないのかな。ハーフタイムに森島に代えられてしまった。
名古屋は前半、優勢に運びながら決められないもどかしい展開だったけれど、新潟の攻め手の薄さを考えると、あまり嫌な展開には見えなくて、そのうち何とかなるのでは、という感じだった。

後半、新潟の守備のミスが目立ち始めた。前半、既にかなりぎりぎりのところで耐えている試合運びだったから、ハーフタイムにCBの舞行龍ジェームズが、ケガで(?)交代したことで、決壊した感じだったのかもしれない。
GKからビルドアップしていく新潟の攻撃は、高い位置でプレッシャーを掛ける(掛けている時の)名古屋にとっては、引っかけて絶好機の起点を作りやすい。そういう形のミスが起きかけていた。
名古屋の10分の先制点は、そういう形ではなかったけれど、やはり新潟の守備のミスから。椎橋が前線に放り込んだボールを、新潟のDFがクリアミス。こぼれ球を永井が拾って持ち上がり、森島を経由して和泉に渡り、和泉が慎重に狙ってゴールを決めた。
新潟には、これを跳ね返す力はあんまりなさそうに見えた。前半同様、ビルドアップから攻め込む場面は作るけれど、もう一手足りないのは相変わらずだったので。
名古屋は19分に、中山を内田に交代。
新潟は25分にダニーロ ゴメスを投入してきて、少し危険な感じがしたけれど、やはりうまく生かし切れてなかったかな。
名古屋は30分に、永井と和泉を山岸と菊地に交代。
名古屋は依然、優勢に見えるものの追加点が遠かったが、45分に右サイドからドリブルで持ち込んだ菊地が、鮮やかなミドルを決めて追加点。
さらに97分に、菊地が相手DFからボールを奪い、山岸に送ると、ドリブルからシュートを決めて3-0。
そのまま終了。終ってみれば、スコア的にも完勝だった。

前節の浦和戦の勝ちは、相手のコンディション不良によるものと思っているから、今節はどうだろうと思っていたが、思っていた以上に、新潟が成績通りの内容だったという感じ。今年の名古屋は、相手の出来が悪い時は、割ときっちり勝てているから、順当な結果。
そういう意味では今節も、名古屋が凄く良かったというのでは、必ずしもないのかもしれないけれど、特別なアドバンテージなくこの内容で勝てたのは大きい気がする。選手の気持ち的にも、効いてきそう。これでとりあえず危険水域からは抜け出した上で、インターバルが多くて、試合ペースも遅い6月・7月へ入って行けることでもあるし。
新潟は、後半のディフェンスの乱れはあったにせよ、前半も勝てそうな要素は、あまり見当たらなかったと思う。かなりやばそうに感じられた。

| | コメント (0)

セリーグ ヤクルト対中日(5/29)

2025.5.29 (木) 18時 神宮球場
D 231000000 6
S 000000000 0
[敗]小川、[勝]マラー
[H]D:村松(小川)、上林(小川)

体調不良明けだったので、早目に帰るつもりで行った。18時40分くらいの到着で、まだ2回裏が始まるところ。長くなりそうな気配だった。元々最後まで居る気はなかったから、かえって、ちょうどいいかも、という気もした。
球場に入る前、中日ファンの歓声が聞こえていて、中日が勝ってるぽいなと思ってた。中に入ってスコアボードを見ると、2回表終了で0-5。

先発投手はヤクルトが小川、中日がマラー。
3回表、先頭の上林がライトへホームラン。これで0-6。凄いことになりそうだな、と思ったが、ここから中日は急に減速。4回5回は三者凡退。6回からヤクルトは継投に入ったが、そこからも散発的なヒットしか打てない。
一方のヤクルトも、ヒットは打つけれど、こちらも散発。7回にようやく、内山と澤井の連打で無死1-2塁にしたが、山田のゲッツー、代打サンタナの三振で無得点。
こんな調子なので、当初の予想とは裏腹に、試合はスイスイ進んで8時半前に8回表が終ってしまったから、最後まで見てこうかという気も一瞬したけれど、そこからもつれる可能性もあるわけで、やはりそこで切り上げた。

結局、最終スコアは0-6のままだった。8回裏に、3四死球でヤクルトがチャンスを迎えた場面もあったようだけど、くどいだけでスコアは動かなかった模様。やはり8回表が切り上げ時だったみたい。
見てた間は、上林のホームランくらいしか、見どころがなかったような気もする。ヤクルトは、出場メンバーの顔触れを見ると、これでは仕方ないね、という感じ。中日も、マラーは手堅いピッチングだったけれど、怪しい守備が結構見られたし、4回以降の打線のしょっぱさを見ていると、現状のヤクルトとの最下位争いも、仕方ないかという気はしないでもない。もっとも、このところ、ヤクルトをやや引き離しかけてはいるみたいだけど。

20250529board 20250529kyujo 20250529score

| | コメント (0)

J1リーグ第18節 名古屋対浦和

2025.5.24(土) 17時半 豊田スタジアム
観客 31001人 主審 池内明彦 副審 淺田武士、田中利幸

 名古屋グランパス 2(0−0)1 浦和レッズ
           (2−1)

 得点 51分 浦和・渡邊
    83分 名古屋・稲垣(PK)
    90+3分 名古屋・永井

現地観戦のつもりでいたが、急な体調不良で、当日朝に断念して、
NHK-BSの中継で見ることになった。

名古屋の先発は、前節からの変更は、前3人のうち、山岸が外れてユンカー。ユンカーはこのところ、途中出場も含めて、試合に全く出ていなかったのに大丈夫?、というのが、とりあえずの感想。
一方の浦和は、水曜に川崎と2対2という、かなり死闘ぽい試合をしていて、先発メンバーをその川崎戦から7人代えてきた。主力級も外さざるを得なかった感じ。CWC対応で過密日程下にある浦和に対して、中6日の名古屋が、スケジュール的にかなり有利なのは明らかだった。
ちなみに名古屋が中6日だったのは、富山に負けて、ルヴァン杯を敗退していたおかげ。勝ち残っていれば、浦和同様の中2日だった。皮肉というか。

開始3分、浦和がFKからあっという間に先制、と思いきや、オフサイドで取消し。助かった。とはいえ、前途多難かなと思わせたけれど、この後、浦和の試合運びはすぐに生彩を失った。やはり中2日は重かったみたい。その結果、名古屋が一方的に攻める展開になった。ほとんどワンサイドゲームのような形で、名古屋は前半シュート14本(浦和は1本)。ただ名古屋は、それだけ撃っても、惜しい、きわどいと言えそうなシュートはほとんどなかった。前半終了間際には、ユンカーのパスを受けた和泉のシュートが、ついにゴールを揺らしたがオフサイド。0-0のまま折返し。後半は浦和が当然主力を投入してくるだろうから、厳しい試合になるかもしれない、という印象。

後半、やはり浦和は渡邊、安居、金子と主力を投入。そして6分に、松本に左から入れられたボールを、ゴール前で渡邊に決められ失点。浦和の思うツボと言うしかない展開だった。
その後も、名古屋が優勢なようには見えたが、圧倒的な雰囲気はなく、前半とは異なり、中盤の競合いで浦和にボールを持たれる場面も増えた。それでも、きわどい場面が少なく、膠着していたと言えなくもない前半に比べると、チャンスらしいものはむしろ増えてきて、16分にはCKからの和泉のシュートがポストを叩いたし、17分に徳元のクロスから中山が撃ったシュートは、結構惜しかったと思う。
とはいえ、点は入らないままで、22分にユンカーと和泉が下がって、山岸と永井が投入された。ただ、オープンな展開になる中で、永井も山岸も得点機を迎えたが、物に出来ない。
33分に河面を佐藤に、椎橋を森島に交代。いよいよ最後の手段のロングボール頼みか?という感じ。
しかし35分、名古屋が浦和ゴール前に攻め込んだ所で、思いがけなく、原がペナルティ内で倒される。単にペナルティ内で足が交錯した事故、という感じだったけれど、ファウルはファウルでPK。これを稲垣が決めて同点。
こうなるとさすがに名古屋は勢いが出て来て、気落ちした上に疲れ切っている浦和に対して、猛攻を加えた。カウンターからの永井のGKとの1対1は、西川に止められるし、CKからの河面のシュートはポストだし、なかなか決められなかったが、ロスタイムにようやく、永井と山岸のコンビネーションから永井が決めて勝ち越し。
名古屋が何とか、2-1で勝ち切った。

内容的には名古屋が圧倒的に押していたので、名古屋の順当勝ちではあると思う。ただ、前の試合から1週間空いた名古屋と、中2日の浦和では、名古屋が条件的に明らかに有利だった。しかも、圧倒的に押していたとはいえ、先制されたし、同点に追い付いたのはアクシデント的なPKを貰った後半35分、その勢いに乗った勝越しもロスタイム。負けていても不思議はない試合だったから、浮かれる勝ちではないなあ、と思う。
敢えて言うなら、ルヴァン杯で、富山に負けておいてよかったね、くらいの感じ。
もっとも、久々復帰のユンカーが、シュートに関しては好調時のキレがあるとは言い難いものの、長い時間、存在感を示すプレーが出来てはいたし、徳元は、好調時に見せていたような、左からのいいクロスが何本もあった。山岸と永井の連携に見るべきものがあったりとか、チームが軌道に乗りつつある気配は、いろいろ感じられて、それはいくらかは、浦和の不調があってのものかもしれないけれど、期待を感じる要素ではあったと思う。
それはそうと、今年の名古屋は、絶不調なマリノスや広島に勝った後、所詮、自チームの好調ではなかったので、その後、また落ち込むことを、繰り返してきたけれど、今回はどうなるか。次節が新潟戦というのは、少し無気味な感じではある。降格圏からずっと抜け出せていないとはいえ、前節、今年初めてホーム勝利を挙げたから、勢いはありそうだものね。

| | コメント (0)

J1リーグ第17節 福岡対名古屋

2025.5.17(土) 14時半 ベスト電器スタジアム
観客 7370人 主審 小屋幸栄 副審 日比野真、坊薗真琴

 アビスパ福岡 1(0−1)1 名古屋グランパス
         (1−1)

 得点 81分 名古屋・徳元
    90+5分 福岡・金森

DAZNでライヴで見た。

名古屋の先発は前節から3人変更。河面が佐藤、左サイドは徳元で、中山は右に入り、内田が外れた。

双方、ビルドアップ主体の試合運びで、京都戦と似たような印象だった。ボールの奪い合いは互角な感じ。近年の試合では割といつも感じるように、福岡の方がうまいパスワークを見せていたと思うけれど、故障者が多いそうで、前にターゲットになる強力なFWがいない影響か、シュートへ持ち込むことがなかなか出来ない。可能性を感じたのは、前半終了近くに紺野のクロスから志知が合わせた一度くらいじゃないかな。名古屋はターゲットの役割を山岸がこなすし、マテウスもいるから、ゴール近くに迫つて、得点の可能性を感じさせる攻撃は出来ていたと思うけれど、そこから先の決定機までは持ち込めない。こぼれ球に稲垣というお馴染みのパターンもあったけれど不発。スコアレスで折返し。
後半に入ると、名古屋がペースを上げてきたのか、福岡が疲れてきたのか、名古屋が優位に試合を運び始めた雰囲気。しかしゴールは決まらない。
65分にマテウスと和泉を永井と浅野に交代。永井のスピードを生かそうとする攻撃は見られたが、うまくケアされてチャンスは作れない。
77分に山岸を森島に交代。
81分、中山が原からのパスを受けて、右サイドを持ち込んで、中へクロス。逆方向から突っ込んできた徳元が押し込んで、名古屋がようやく先制。これはきれいに崩したゴールだった。
福岡は動きが落ちているし、切り札的な選手も、もう残っていないかなと思ったので、これで勝ったかな?と思ったんだが…。
そこから名古屋が守りに入って、引いてしまったということはなかったと思う。逃切りは当然、想定に入っていただろうし、84分に中山と徳元を野上と内田に代えたけれど、ペースはそれほど大きく変わらずに、特に危なげもなく90分を過ぎた。当然、その辺からは福岡が猛攻を掛けて来たけれど、うまく凌いでいた。しかし、これがラストプレーになるかもという95分、福岡がスローインからゴール前に蹴り込み、クリアのこぼれ球を、金森にゴールに蹴り込まれて同点。名古屋が土壇場で追い付かれての引分け。逃げ切れなかった。

試合直後は、失点につながった三國のクリアが結構叩かれていて、長谷川も試合後に判断が悪かったと話してたみたい。ただ、三國にも彼なりの考えがあってのクリアで、それがたまたまうまく行かなかったようだし、その辺の時間帯では、その前にも三國が競り負ける場面があったから、彼もいっぱいいっぱいだったんじゃないかと思う。金森のシュートにしても、試合後インタビューで狙ったとは、言っているけど、そうそうあんなにきれいに決まるとも思えない。多分に運が作用した失点だったと思っている。
どっちかといえば、名古屋が優勢な時間帯は長かったわけだから、もっと早い時間に先行して、2点目を狙えるような楽な展開に持ち込めなかったことの方が、引分け止まりになってしまった主因じゃないかな。先制点がマテウスも山岸も交代してからだったことが、名古屋がそういう展開に持ち込めなかった理由を、示しているような気もする。
連戦明けで選手のコンディションが整ってなかった、みたいなこともあるようだけど、それはお互い様。
まあ、順当な結果だったんだろうと思う。昨年もここでは、同じように終了間際に、そうそうは決まらなそうなシュートを決められて負けているから、スタジアムの相性もあるのかな。負けなかっただけ良かったということで。

| | コメント (0)

セリーグ ヤクルト対DeNA(5/16)

2025.5.16 (金) 18時 神宮球場
B 100020230 8
S 300102000 6
[敗]金久保、[勝]宮城、[S]ウィック
[H]S:内山(バウアー)、山田(バウアー)、B:牧(山野)、オースティン(金久保)、松尾(金久保)

3回裏から見た。
先発投手はヤクルトが山野。DENAはバウアー。初回にDENAが1点先制した(牧のホームランだったらしい)裏に、ヤクルトが内山の3ランで逆転していた。
4回表にDeNAが、2四球で作ったチャンスを物に出来ず、その裏、山田のホームランで4対1になったから、流れ的にはヤクルト楽勝?と思ったが、5回表にDeNAが、2四球の後、松尾のタイムリーで2得点して、1点差になった。
6回表は小澤が登板したが、2四球とヒットで1死満塁。しかし田口のリリーフでDeNAは得点出来ず。その裏、オスナ・北村連打の後、山田の2点タイムリーで、また3点差。やっぱりヤクルトの流れだなという感じ。
しかし7回表に登板した木澤が、4安打で2失点して、また1点差。8回表は金久保が登板したが、オースティンにツーランを食らい、とうとう逆転。さらに松尾にもホームランを打たれ、2点差。
ここからスコアが動かず、もうこのまま終わるだろうと思ったので、9回表で撤収した。

しかしその後、9回裏に3四死球で、ヤクルトに無死満塁のチャンスが来たらしい。けれども、1点も取れずに終わったらしい(^^;。

ヤクルトのメンバーを見ると、駒落ち感がかなりあったけれど、それでも6点取ってるわけだから、十分得点はしたと思う。守備も好プレーがいくつも見られたし。特にサードの北村拓は、安定感があってよかった。正直言って、村上は好きな選手でないし、その理由は彼のサードの守備が好きでないことが大きい。
そういう意味では、投手に問題が、と思うけれど、登板した投手たちの実績を考えたら、こんなもんだろ、という感じなので。まあ、仕方ない負け試合だったんじゃないかな。

20250516board 20250516kyujo 20250516score

| | コメント (0)

J1リーグ第16節 京都対名古屋

2025.5.11(日) 14時 サンガスタジアム by KYOCERA
観客 16994人 主審 木村博之 副審 西橋勲、大矢充

 京都サンガ 1(0−0)1 名古屋グランパス
        (1−1)

 得点 70分 京都・長沢
    84分 名古屋・稲垣

現地観戦。

名古屋の先発は、前節から入替3人。3バックの左が佐藤から河面、左サイドが徳元から中山、前3人のうち、永井が山岸。連戦の疲労とか、相手の分析とか、いろいろあるんだろう。前節勝ったわけではないから、入替はしやすかっただろうし、逆に前節の試合に、明らかにこれ、というポイントがあったとも思えないので。

名古屋は、永井が先発していないせいか、縦に放り込むよりはビルドアップ主体の攻め方に見えたし、それはある程度うまくいっていたと思う。前線で山岸がいいポイントになっていた。最後まで崩しきることは、なかなか出来ていなかったものの、ある程度ゴールに近付いて、いい形でシュートを撃つことは出来ていて、ゴールは奪えないにしても、惜しい場面にはなっていたから、相手へのプレッシャーの効果もあったと思う。
京都も積極的に攻勢を掛けてきたけれど、いまひとつ噛み合わない感があって、フィニッシュまで持ち込むことが、うまく出来ていなかった。勢いでガンガン来るチームというイメージがあったけれど、この日は案外、慎重につないで来ていたように見え、そこが噛み合わない分だけ、やや迫力がない気もした。
スコアレスでの折返しになったが、名古屋の方がやや優勢だったかなという印象。

後半、京都が前線の二人を入れ替えてきて、前半、なかなかうまくいかなかったゴール前での連携がスムーズになりはじめたように思えた。投入された2人のうちの1人は長沢で、以前、やられたような記憶があって、ちょっと嫌な感じがしていた。(改めて確認してみたら、やっぱり何度も痛い目に遭わされている(^^;)
名古屋は、押され気味になって来たのを感じてか、14分に内田と和泉を浅野と徳元に交代。中山が左から右へポジションを変えた。このところの中山の左サイドは、気が利いているように思えて気に入っているのだけど、右でもいい感じに見えていた。近頃、中山のプレーは結構好き。
この交代で、名古屋が少し押し戻した感じになって、決定機ぽい場面を作ったが決められず。逆に25分に、京都の右サイドから宮本がシュートを放ち、こぼれから長沢に押し込まれて失点。やっぱり長沢か、と思った。
先制した京都は、ここから試合運びが安定した印象。これに対して、名古屋は33分に椎橋とマテウスを森島と永井に代え、さらに38分に中山を菊地に代えた。
結果的には、この交代が功を奏した感じ。39分に河面が前方の永井へ縦パス。ここでの永井に対する京都のケアが、少し緩かったような気がする。永井が抜け出して、ゴール前にクロスを入れると、浅野がシュート。これはDFにブロックされたが、こぼれ球を菊地がシュート。これもGKとDFに防がれたが、そのこぼれを詰めたのが、またもや(^^;稲垣。同点ゴールを決めてしまった。
さらにその後、永井のクロスから山岸がゴールまでシュートを撃ったが枠外。
京都は米本を投入。彼を軸に京都が攻勢に出て、いいシュートを何本を放ったけれど決まらず。1-1の引分けで試合終了。

全体を通して考えれば、内容的にもおおむね五分五分か、むしろ名古屋がやや優勢だったと思うので、結果は妥当だったんじゃないかな。順位を考えれば、試合開始時点で3位に居た京都を相手にして、こういう試合が出来たんだから、名古屋にとっては十分な結果では、とも思う。
4月末からの連戦がこれで終って、次節からは通常ペースの試合間隔に戻るけれど、名古屋が流れをつかみつつあるように思える今の状態を維持していけるかどうか。連戦がしんどかったのは、どこのチームも一緒だし。
それにしても、稲垣「しか」決定的なゴールを決められないというのは、何とかならんのかね。誰も決められないよりはいいだろうけど。

20250511board 20250511pitch 20250511score1 20250511score2
名古屋ゴール裏のみなさん。
20250511nagoya
京都のこの横断幕は、なかなかイカしてたと思う。
20250511kyosera


| | コメント (0)

J1リーグ第15節 名古屋対岡山

2025.5.6(火祝) 15時 豊田スタジアム
観客 24867人 主審 上村篤史 副審 道山悟至、藤澤達也

 名古屋グランパス 0(0−0)0 ファジアーノ岡山
           (0−0)

DAZNでライヴで見た。
J1での初対戦だし、現地で見たい所ではあったけれど、ゴールデンウィーク最終日で、いろいろ面倒そうなのでやめた。
しかも、豊スタで開場前に、屋根から客席への落下物があったとのことで、安全確認で開場が遅れ、キックオフも1時間遅れる事態が発生。行っていたら、さらに面倒になっていた可能性を考えると、行ってなくてよかったな、ということになった。
それにしても、屋根からの落下物というのは怖い。今回は、記事で読んだ限りでは、仮に観客の上に落ちたとしても、そこまでのおおごとに至るような物ではなかったようだけれど(もちろん落ち方によっては、いろんなことが起こりうるが)。

名古屋の先発は、前節の清水戦のまま。前節快勝の流れを重視しての選択になったらしい。それはそれで、妥当な考え方だと思う。

試合の入りは、名古屋の方がやや優勢だったかな。裏狙い主体の攻撃は、岡山の高いディフェンスラインでオフサイドに掛かりまくり、結果にはつながらなかったが、相手へのプレッシャーにはなっていたと思うし、13分にはマテウスが直接FKできわどいシュートを放つ場面もあった。
しかし落ち着いた試合運びの岡山に対して、前節の清水戦のように、競り合いやスピードでの明らかな優位に立つまでは至らなかった。連戦の影響を感じたと、長谷川は試合後コメントで言っていたけど、それは当り前。岡山も同じスケジュールで試合をしてる以上、それは名古屋が優位を保てなかったことの理由ではないだろうし、単なる感想。
前半の終盤には、岡山にゴール前まで攻め込まれ、分厚い攻撃を受ける場面を複数回作られた。岡山が決め手を欠いて、失点はせずに済んだ。

スコアレスで迎えた後半、名古屋は永井と徳元を、山岸と中山に代えてスタート。この交代も、前節と全く同じ。試合内容を分析した結果、だったんだろうか?
56分に名古屋はCKを得る。そこからのこぼれ球に稲垣がシュート。しかしこれは枠外。
65分にマテウスと和泉を浅野と森島に交代。これもタイミングは違うが、前節と同じ交代。ここまで来ると、何か機械的に前節をリピートしてるんでは、という気もしてきた。
ただ、浅野の積極的な仕掛けは好機は生み出したし、このところの左サイド起用で、好調が感じられる中山の左サイドと相まって、相手ゴール前に押し込む場面も生まれた。しかしゴールには至らない。
逆に75分、岡山のバックラインからの縦一本からシュートを決められてしまうが、これはオフサイドで救われた。
この辺から、双方が相手ゴール前まで攻め込む応酬が続く、オープンな展開になっていったが、どちらも決められない。
80分に、前節大活躍だった内田が、縦一本で抜け出して、シュートを撃ったが枠外。その内田は85分に野上に交代。
その後も双方が好機を作りつつ、決めきれないまま、0-0で試合終了。

スコアは入らなかったけれど、双方の攻守のバランスがよくて、面白く見れたいい試合だった。名古屋の方が、個々の選手の力はやや上回って、全体的にやや優勢ではあったかな、という印象だったけれど、岡山はそこを連携でカバーしてきた。名古屋の試合で、よく見る展開。
岡山のルカオは、パワーも技術もある強力なFWだった。名古屋のディフェンス(主に三國と佐藤)は、彼をよく抑え込んだと思う。ただ、岡山の周囲の選手がもう少しうまくルカオに呼応出来ていたら、無失点では済まなかった気がする。その辺が岡山の課題なのかな。
名古屋は途中まで、攻撃が裏狙いばかりなので、そこをケアされたら手詰まり、という感じだったけれど、後半に入った山岸、中山、浅野というあたりが、違った形を見せてくれたと思っている。この辺がもっと熟成すると、面白くなってくるんじゃないかな。

| | コメント (0)

J1リーグ第14節 清水対名古屋

2025.5.3(土祝) 14時 新国立
観客 52847人 主審 笠原寛貴 副審 塩津祐介、亀川哲弘

 清水エスパルス 0(0−1)3 名古屋グランパス
          (0−2)

 得点 36分 名古屋・稲垣
    48分 名古屋・和泉
    50分 名古屋・椎橋

新国立開催なので、いつもの通り、現地観戦はボイコット(詳しくはこちらの末尾→J1リーグ第13節 鹿島対名古屋)。
最初はDAZNで見るつもりでいたが、NHK-BSでの中継があることに気付いて、そっちで見た。配信はリアルタイムだと、やはり映像に乱れが出ることが多いので。

名古屋の先発は、前節の試合から中3日ということで、今回はいくらかターンオーバーしてきた。しかも、前日の練習で故障したとかで、GKのシュミットも不在。代りにリーグ戦初登場のピサノ。3バックは左から佐藤、三國、原。2ボランチは、さすがにいつも通りの稲垣と椎橋。左サイド徳元、右サイド内田。前3人はマテウス、永井、和泉。前節から5人の入替(和泉は前節とポジションは違った)。

清水は試合開始前の時点で5位で、上位との対戦だから、前2節同様、また厳しい試合になるんじゃないか、と思っていたが、始まってみると、そうでもなかった。
立上り、少し清水に攻め込まれた以外は、名古屋が優勢に試合を運んだ。競合いで勝てるし、スピードでも名古屋がまさっていた。当りの強い、粘り強い守備が見られたし、そこから前線の永井などへの縦パスの攻撃も、得点にはつながらないものの、効いていた。いつもと顔触れが違う分だけ、シンプルで地道な試合運びになっていたのかなと思うし、それが手堅く主導権を握る展開につながっていたような気がする。
それでも、マテウスのシュートがクロスバーに当たるなど、なかなかゴールは生まれなかったが、34分、内田が右サイドでスローインからのリターンで裏へ抜け出して、中へクロスを送ると、稲垣がゴール前で合わせて先制点が決まった。また稲垣かよ、みたいな(^^;。
その後も名古屋ペース。前半終了間際の44分に、弓場に決定的なシュートを打たれたが、佐藤がブロック。前半、本当に危ない場面はこれくらいだった気がする。

後半は徳元と永井を、中山と山岸に交代。
48分、内田が右サイドで競り勝ってゴール前にクロスを入れると、清水DFのクリアが他のDFに当ってこぼれてしまった。和泉の目の前にボールが来て、すかさずシュートを撃って決め、2-0。ボールのこぼれ方に運があったゴール。これで名古屋がはっきり優位に立ったと思う。
さらに50分、自陣からのスムーズなビルドアップで、右サイドで受けた内田が、ゴール前の山岸へボールを入れた。ここで山岸が自分ではシュート打たず、後ろから上がってきた椎橋へ絶好のパス。椎橋がきっちり決めて、3-0。山岸のセンスが生きたと思う。
こうなると、名古屋の楽勝ペース。
51分に和泉を森島に交代。27分にはマテウスを浅野に交代。
30分過ぎには、名古屋ゴール前で清水がきわどい場面を作ったが、しのぎ切った。
39分に、佐藤に代り宮が入り、あとは逃げ切るのみ。3-0で名古屋が完勝した。

正直、どうしてここまで名古屋が優勢な試合になったのか、よくわからない。シンプルで地道な試合運びと書いたけれど、それくらいしか思いあたらない。ただ、全得点に絡んだ内田が、非常に良かったのは間違いなくて、起用が当たった。あとは運。元々、ここまで、内容以上に運がなくて落とした試合はあったから、その裏返しかなと。
清水の試合運びそのものは、マリノスや広島のように、明らかに何かがうまくいっていないという感じではなく、いつもやっていることをやっていたんじゃないかと思えた。それでいて、名古屋が主導権を握り続けたんだから、単純に考えれば、名古屋の方が強かったということになるし、清水が今季昇格したチームということだけを考えれば、それはそんなに不思議でもない。ただ、現時点での順位や、名古屋のここまでの戦いぶりを考えると、それはちょっと考えにくい気はする。
ただ、実際は清水も故障者が結構出ていて、やりくりしながらの試合だったというのはあるみたい。あとは、名古屋が直前に対戦したのが鹿島と柏で、清水よりもさらに上位チームだったから、名古屋にその感覚が残っていて、相対的に清水がやりやすい相手に感じられたのかもしれない。そういう風に考えれば、次の岡山戦も、いい結果が期待できるのかも。
次節の名古屋のメンバー構成は難しいんじゃないかな。今節はターンオーバーのメンバーだったし、次節は元々、柏戦に近い構成を予定していたのでは、と思うのだけど、結果が出た以上、次節もこの試合のメンバー主体で組むかもしれない。長谷川がどう判断するか、興味をそそられる。完勝とは言え、特に守備陣には細かいミスが結構あったりして、相手次第では痛手を被った可能性もあったから、この試合のメンバーがベストというわけではないだろう、とは思っている。

| | コメント (0)

イースタンリーグ ヤクルト対ロッテ(5/4)

2025.5.4 (日) 12時半 ヤクルト戸田球場
M 002012410 10
S 003000000 3
[敗]原樹理、[勝]秋山
[H]M:アセベド(原樹理)

試合開始時点では、薄い雲がかかっていたが晴れていて、暑いくらいだった。

ヤクルトの先発投手は松本健、ロッテは二木。

松本は2回まではまずまず順調に投げていた。死球やヒットの出塁はあったが、併殺や盗塁死で切り抜けていた。しかし3回に、ヒット2本で2死1-2塁の場面で、立松にスリーベースを打たれて、2点を先制された。
一方の二木も、初回、2回とヒットを打たれつつ、どちらも併殺で切り抜けて、まずまず順調だったけれど、3回はストライクが入らなくなってしまい、2安打2四球で1死満塁(1死は盗塁死)。そこからヒット2本と犠飛で3点を失い、ヤクルトがあっさり逆転。二木はこの回まで。
松本は4回に先頭打者にツーベースを打たれ、そこから1死3塁となったが、次打者の三ゴロで三走が本塁で刺されて切り抜ける。しかし5回も先頭打者をヒットで出塁させ、暴投で二進。立松のタイムリーで返されて3-3の同点。松本はこの回まで。ロッテの4-5回は、秋山が手堅く無失点で終えた。
6回表のヤクルトの投手は原樹理。すんなり2死を取ったが、死球で走者を出し、代打アセベドにセンターへホームランを打ち込まれ、勝ち越された。前回ヤクルト戸田へ見に行った4/26の試合も、同点になった直後に原樹理が登板して、ホームランを打たれて勝ち越されているので、またかよ、という感じ。
7回表は廣澤が登板。1死取った後、4連打と打ち込まれ、あっさり3失点。その後、ようやく2死にしたが、さらに1安打でこの回4点を失った。
ロッテの投手は6回は澤田、7回は西村で、いずれも三者凡退。
8回表は長谷川。こちらも1死後、1安打2四球で満塁にして、内野ゴロで1点を失い、スコアは3-10。
ここで、後の用事があるので撤収したが、スコアはそこから動かなかった模様。

ヤクルトのリリーフ陣が軒並み炎上という試合だった。特に原樹理は、先が思いやられる感じ。

ちなみに、6回頃からは空が暗くなって、涼しい風が吹き始め、4/26と同じように、遠くで雨が降ってるような気配が見え始めた。8回裏に撤収した時点では、まだ雨は降っていなかったが、その後、浦和の方では通り雨的な雷雨になったので、球場でも降ったんじゃないかと思う。ただ、時間的には、試合は終っていたかもしれないな。

20250504board 20250504kyujo 20250504score
試合前に3-4月のチームMVPの表彰があり、下川が表彰されていた。先日、支配下登録も発表されている。今年オイシックスから育成選手として加入して、早々とここまで来たか、という感じ。元々気に掛けてた選手ということもあって、良かったなと思った。次は、上でどこまでやれるかが試されるな。
20250504simokawa

| | コメント (0)

« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »