J1リーグ第19節 名古屋対新潟
2025.5.31(土) 14時 豊田スタジアム
観客 23541人 主審 山本雄大 副審 平間亮、岩崎創一
名古屋グランパス 3(0−0)0 アルビレックス新潟
(3−0)
得点 55分 名古屋・和泉
90分 名古屋・菊地
90+2分 名古屋・山岸
昼間仕事だったので、帰宅してからDAZNで見た。この試合で今季のJ1は折返し。
名古屋の先発の前節からの変更は、前3人からマテウスが外れて永井。
立上り、名古屋は前線から激しいプレッシャーを掛けて、新潟のゴール前に攻め込んだ。5分にはFKからの折返しを、原がポストに当てるきわどいシュートもあったけれど、結局、得点出来ないうちに、勢いは次第に静かになった。
ただ、永井が先発している影響か、早い時間からロングボールの多用が目立ったように思うし、それを受けて永井が積極的に仕掛けて、シュートもやたらと撃っていた。また、名古屋が相手陣内でセットプレーを得る場面も多く、明らかに名古屋が優勢に試合を運び続けてはいた。
新潟は、主に新潟から見ての左サイドから、ビルドアップして仕掛けていた。ペナルティエリア付近まで持ち込んで、チャンスを作りかける場面も、決して少なくはなかったけれど、決定的場面までには、もう一手、届かない感じ。福岡や湘南なら、ここでこっちから選手が入って来るんだろうけど、みたいな印象。
前半ロスタイム、永井が右サイドを持ち込んで、鮮やかな切れ込みから中へ送り、稲垣を経てユンカーに通り、決定的な場面だったが、ここも決めきれない。前半はスコアレスで終了。
ユンカーは惜しい場面は何度かありつつ、やはりどうしても決められない。体力は戻っているけれど、キレは戻っていないのかな。ハーフタイムに森島に代えられてしまった。
名古屋は前半、優勢に運びながら決められないもどかしい展開だったけれど、新潟の攻め手の薄さを考えると、あまり嫌な展開には見えなくて、そのうち何とかなるのでは、という感じだった。
後半、新潟の守備のミスが目立ち始めた。前半、既にかなりぎりぎりのところで耐えている試合運びだったから、ハーフタイムにCBの舞行龍ジェームズが、ケガで(?)交代したことで、決壊した感じだったのかもしれない。
GKからビルドアップしていく新潟の攻撃は、高い位置でプレッシャーを掛ける(掛けている時の)名古屋にとっては、引っかけて絶好機の起点を作りやすい。そういう形のミスが起きかけていた。
名古屋の10分の先制点は、そういう形ではなかったけれど、やはり新潟の守備のミスから。椎橋が前線に放り込んだボールを、新潟のDFがクリアミス。こぼれ球を永井が拾って持ち上がり、森島を経由して和泉に渡り、和泉が慎重に狙ってゴールを決めた。
新潟には、これを跳ね返す力はあんまりなさそうに見えた。前半同様、ビルドアップから攻め込む場面は作るけれど、もう一手足りないのは相変わらずだったので。
名古屋は19分に、中山を内田に交代。
新潟は25分にダニーロ ゴメスを投入してきて、少し危険な感じがしたけれど、やはりうまく生かし切れてなかったかな。
名古屋は30分に、永井と和泉を山岸と菊地に交代。
名古屋は依然、優勢に見えるものの追加点が遠かったが、45分に右サイドからドリブルで持ち込んだ菊地が、鮮やかなミドルを決めて追加点。
さらに97分に、菊地が相手DFからボールを奪い、山岸に送ると、ドリブルからシュートを決めて3-0。
そのまま終了。終ってみれば、スコア的にも完勝だった。
前節の浦和戦の勝ちは、相手のコンディション不良によるものと思っているから、今節はどうだろうと思っていたが、思っていた以上に、新潟が成績通りの内容だったという感じ。今年の名古屋は、相手の出来が悪い時は、割ときっちり勝てているから、順当な結果。
そういう意味では今節も、名古屋が凄く良かったというのでは、必ずしもないのかもしれないけれど、特別なアドバンテージなくこの内容で勝てたのは大きい気がする。選手の気持ち的にも、効いてきそう。これでとりあえず危険水域からは抜け出した上で、インターバルが多くて、試合ペースも遅い6月・7月へ入って行けることでもあるし。
新潟は、後半のディフェンスの乱れはあったにせよ、前半も勝てそうな要素は、あまり見当たらなかったと思う。かなりやばそうに感じられた。
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