J1リーグ第16節 京都対名古屋
2025.5.11(日) 14時 サンガスタジアム by KYOCERA
観客 16994人 主審 木村博之 副審 西橋勲、大矢充
京都サンガ 1(0−0)1 名古屋グランパス
(1−1)
得点 70分 京都・長沢
84分 名古屋・稲垣
現地観戦。
名古屋の先発は、前節から入替3人。3バックの左が佐藤から河面、左サイドが徳元から中山、前3人のうち、永井が山岸。連戦の疲労とか、相手の分析とか、いろいろあるんだろう。前節勝ったわけではないから、入替はしやすかっただろうし、逆に前節の試合に、明らかにこれ、というポイントがあったとも思えないので。
名古屋は、永井が先発していないせいか、縦に放り込むよりはビルドアップ主体の攻め方に見えたし、それはある程度うまくいっていたと思う。前線で山岸がいいポイントになっていた。最後まで崩しきることは、なかなか出来ていなかったものの、ある程度ゴールに近付いて、いい形でシュートを撃つことは出来ていて、ゴールは奪えないにしても、惜しい場面にはなっていたから、相手へのプレッシャーの効果もあったと思う。
京都も積極的に攻勢を掛けてきたけれど、いまひとつ噛み合わない感があって、フィニッシュまで持ち込むことが、うまく出来ていなかった。勢いでガンガン来るチームというイメージがあったけれど、この日は案外、慎重につないで来ていたように見え、そこが噛み合わない分だけ、やや迫力がない気もした。
スコアレスでの折返しになったが、名古屋の方がやや優勢だったかなという印象。
後半、京都が前線の二人を入れ替えてきて、前半、なかなかうまくいかなかったゴール前での連携がスムーズになりはじめたように思えた。投入された2人のうちの1人は長沢で、以前、やられたような記憶があって、ちょっと嫌な感じがしていた。(改めて確認してみたら、やっぱり何度も痛い目に遭わされている(^^;)
名古屋は、押され気味になって来たのを感じてか、14分に内田と和泉を浅野と徳元に交代。中山が左から右へポジションを変えた。このところの中山の左サイドは、気が利いているように思えて気に入っているのだけど、右でもいい感じに見えていた。近頃、中山のプレーは結構好き。
この交代で、名古屋が少し押し戻した感じになって、決定機ぽい場面を作ったが決められず。逆に25分に、京都の右サイドから宮本がシュートを放ち、こぼれから長沢に押し込まれて失点。やっぱり長沢か、と思った。
先制した京都は、ここから試合運びが安定した印象。これに対して、名古屋は33分に椎橋とマテウスを森島と永井に代え、さらに38分に中山を菊地に代えた。
結果的には、この交代が功を奏した感じ。39分に河面が前方の永井へ縦パス。ここでの永井に対する京都のケアが、少し緩かったような気がする。永井が抜け出して、ゴール前にクロスを入れると、浅野がシュート。これはDFにブロックされたが、こぼれ球を菊地がシュート。これもGKとDFに防がれたが、そのこぼれを詰めたのが、またもや(^^;稲垣。同点ゴールを決めてしまった。
さらにその後、永井のクロスから山岸がゴールまでシュートを撃ったが枠外。
京都は米本を投入。彼を軸に京都が攻勢に出て、いいシュートを何本を放ったけれど決まらず。1-1の引分けで試合終了。
全体を通して考えれば、内容的にもおおむね五分五分か、むしろ名古屋がやや優勢だったと思うので、結果は妥当だったんじゃないかな。順位を考えれば、試合開始時点で3位に居た京都を相手にして、こういう試合が出来たんだから、名古屋にとっては十分な結果では、とも思う。
4月末からの連戦がこれで終って、次節からは通常ペースの試合間隔に戻るけれど、名古屋が流れをつかみつつあるように思える今の状態を維持していけるかどうか。連戦がしんどかったのは、どこのチームも一緒だし。
それにしても、稲垣「しか」決定的なゴールを決められないというのは、何とかならんのかね。誰も決められないよりはいいだろうけど。
名古屋ゴール裏のみなさん。
京都のこの横断幕は、なかなかイカしてたと思う。
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