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J1リーグ第27節 名古屋対川崎

2025.8.23(土) 19時 豊田スタジアム
観客 40055人 主審 椎野大地 副審 西橋勲、田中利幸

 名古屋グランパス 3(2−2)4 川崎フロンターレ
           (1−2)

 得点 7分 川崎・伊藤
    18分 川崎・エリソン
    32分 名古屋・森
    45+3分 名古屋・原
    80分 川崎・エリソン
    81分 名古屋・和泉
    90+5分 川崎・伊藤

 退場 51分 名古屋・ユンカー(一発)

現地観戦。暑かった。

名古屋の先発は、前節浦和戦からの変更は、3バックの左が、佐藤から海外移籍から復帰した藤井。2ボランチの片方が、椎橋から出場停止明けの森島。前3人のうち、山岸が外れて木村。新戦力を前面に出したという感があり、これで勝てないようだと、補強の効果が疑われそうな顔触れだったと思う。

しかし試合の序盤は、名古屋は明らかに劣勢。ここまでの試合結果を見る限り、川崎は好不調の波が激しくて、今一つ安定していないのかなという印象だったけれど、パスを回して攻め込む能力は健在だな、と思わされた。名古屋のディフェンスは後手に回り、早くも7分にあっさり伊藤に先制ゴールを許した。
しかし10分に、川崎のCBで先発していた丸山が、足を痛めた素振りで倒れ込んでしまう。接触プレーの直後とか、そういう場面ではなかったので、どういう原因だったのかは知らないが、丸山はそのまま神橋に交代。久々に丸山のプレーを目の前で見れると思っていたので、残念だった。
それ以上に、神橋は大卒で今季加入した選手で、この試合が初めてのJ1出場とのことで、川崎のディフェンスが案じられる交代だったと思う。
しかし、この後も川崎の攻勢は続き、18分にはエリソンが、カウンターからあっさり2点目を決めた。等々力で0-4で惨敗した、今季の開幕戦を思い出す気配だった。
ただ、この辺から流れが変わった。丸山の離脱がじわじわ効いてきたのかなと思う。
22分には、名古屋がゴール前に攻め込んで、決定的な場面を迎えたが、ユンカーのシュートはGKに阻止され、こぼれ球を木村がシュートしたが、これもDFにクリアされた。
しかし32分、稲垣のパスからゴール前右でDFに競り勝った森のヘディングで、ゴールが決まる。さらにロスタイムに入り、45+3分には森の折返しから原が決めて同点。
川崎がペースダウンしているのは明らかで、流れは完全に名古屋に来ていて、後半の逆転は、十分期待出来そうだった。

後半は藤井が野上に交代してスタート。藤井は試合勘が鈍っていたというのが、試合後の長谷川の評価だったけれど(一般的にもそんな感じ)、それくらいの見極めは出来なかったのかな、という気はする。まあ、試合勘は試合でしか回復できない、ということになってしまうかもしれないけれど。
後半開始早々の6分、ユンカーが競り合いで、川崎の神橋の顔を蹴ってしまうアクシデント。これでユンカーは一発退場。名古屋の優位は失われ、防戦一方になった。しかし川崎もボールは持つものの、決定機まではなかなか持ち込めない、膠着した展開になった。
65分に名古屋は、中山と森島を徳元と椎橋に交代。ただ、これでは状況はあまり変わらなかった印象。大きく動いたのは78分に名古屋が、木村に代えて永井を入れた所から。
いきなりピサノからのロングボールを抜け出した永井が納め、ゴール前へ入って行った徳元へパスを通して、徳元がゴールに蹴り込んだ。しかしこれは徳元がオフサイドを取られて取消し。
そこからのリスタートで、今度は川崎がロングボールを蹴ると、エリソンにつながり、エリソンが決めて川崎が勝ち越し。
直後にまた、名古屋のロングボールから永井が抜け出し、永井からのパスを受けて和泉が決めて同点。
一気にバカみたいな試合になった。永井がああいうふうに動くのは、分かり切っていたと思うのだけど、川崎のディフェンスが対応出来ていなかった。この辺も丸山離脱の影響があったのかな。
ただ、ここから後は、やはり数的優位の川崎が優勢に試合を運んだ。
名古屋は、85分に和泉に代って入った山岸が、ロスタイム序盤に惜しい場面があったが決められなかった。あとはほぼ、川崎に攻められ続けた感じ。川崎は何度もシュートに持ち込むものの、精度を欠いて決めきれずにいたが、90+5分、ついに伊藤がドリブルから決めて勝ち越し。
3-4で試合終了。

丸山の負傷交代とユンカーの退場という、2つのアクシデントに振り回された試合だったと思う。点がパカスカ入って、派手な試合ではあったけれど、個人的には(名古屋が負けたからという意味ではなく)後味は良くなかった。
この試合に関しては、木村は攻撃の核になっていて、良かったと思うけれど、藤井は期待外れだった。試合勘が回復すれば良くなるのかもしれないけれど。藤井の復調具合は、降格の可能性を考えないわけにはいかなくなってきた名古屋の今後に、相当効いてきそうに思える。彼を全く使わないという選択肢は、おそらくないんだろうから。
川崎も、あまりうまく行ってない印象だった。ボールは持てるけれど、決定機への持ち込みでもたつくので、この日の名古屋のディフェンスが相手でなければ、得点はあんなに簡単ではなかったと思うし、永井への対応などを見ると、丸山のアクシデントはあったにしても、ディフェンスも結構怪しそう。試合結果が不安定なのも、無理はないんだろう。

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川崎のゴール裏。
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