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J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド第1節 名古屋対清水

2026.2.8(日) 14時 豊田スタジアム
観客 38120人 主審 高崎航地 副審 浜本祐介、赤阪修

 名古屋グランパス 1(0−0)0 清水エスパルス
           (1−0)

 得点 59分 名古屋・木村

変則シーズン前半、半年で終る百年構想リーグの開幕戦。このリーグは公式戦だけれど、昇降格が絡まないので、個人的には後半の通常のリーグ戦に向けたオープン戦くらいにしか思ってない。ガチで優勝が狙えるチームであれば、賞金以外にACL出場権もかかってくるから、話は違うと思うけれど、今の名古屋はそうじゃないだろうし。
現地に行かずにDAZNでライヴで見たのは、必ずしもそういう理由ではないけれど、そんなに熱が入っていないのは確か。

昨年から監督がペトロヴィッチ(ミシャ)に交代して迎えた初戦。
スタメンは、GKシュミット・ダニエル。DF3人は左から徳元、藤井、原。3バック左の徳元には新味を感じるが、試合を見ていて、ボランチが1人下がった上でのSB的なプレーが目立ったので、これはミシャの構想なのかもしれない。2ボランチは稲垣と、札幌から新加入の高嶺。去年は稲垣の相方は森島だったが、故障中。ただ、高嶺はミシャと付き合いがあるわけで、能力を買っての起用だった可能性もあるのかな。森島が復帰した時にはどうなるのか。
左サイド和泉、右サイド中山。前は山岸がトップで、左に木村、右に新加入のマルクス・ヴィニシウス。
去年に比べて、布陣はそれほど大きくは変わっていない、という印象。ただ、森島だけでなく、マテウスはともかく、新加入(復帰)の小屋松も故障したそうなので、本来考えられていたベストメンバーの構成なのかどうかは分からないな。

試合の序盤は、清水が優勢だった気がする。オ・セフンをトップに置いて、そこにボールを入れて行く形が明確だったので、選手もやりやすかったんじゃないかと思う。名古屋は、去年までとはスタイルを変えて、ビルドアップを主体としていたし、まだ戦術が徹底できていないような、ぎこちなさがあったように思う。ただ、清水は中盤の組立てで優勢な割に、シュートまで持ち込むことが出来ていなくて、そこは名古屋の方が上回っていた。20分にはサイドチェンジを起点にして組み立てて、ゴール前へのクロスを山岸がシュートする決定機を作ったが、GKにセーブされた。その後も惜しいシュートまでいく場面が何度かあったが、決められなかった。
そして44分には和泉が足を痛める。数的不利のこの時間帯に、清水にゴール前に迫られ、北川にゴールに押し込まれたが、ここはオフサイド。
和泉に代ってレンタルから復帰した甲田が出場した後、前半は終了。

後半は清水がシュートを撃つ場面が増えてきて、前半とは雰囲気が変わってきた。
しかし59分、名古屋が崩して攻め込み、右サイドからの中山のクロスを、ゴール前で木村が押し込んで先制。一見、木村の位置がオフサイドぽかったが、VARが介入し、ビデオを見ると、中山がクロスを上げたタイミングでは、足先のボールの位置が木村よりも前だった。ラッキーだったと思う。
得点が動いたことで、清水は選手交代などで攻勢を掛けて来たが、そこまでの迫力はなく、リードした名古屋が、優位に試合を運ぶことが出来るようになっていった感じ。
71分に原に代えて野上。ここは単純な入替だったと思うが、84分には木村、ヴィニシウス、中山を、永井、椎橋、三國に代えた。この交代では、かなり複雑なポジションの変更が行われていて、画面ではあまりうまく把握出来なかったけれど、守備に安定感はあったと思う。昨年よくあった終盤の失点の気配は感じられなかった。
ロスタイムには甲田や稲垣の惜しいシュートもあり、決まらなかったものの、1-0で名古屋が勝利。

名古屋は悪くない内容だったと思う。手堅いビルドアップに、華々しさはそれほどなかった気がするし、チーム作り途上感があったけれど、去年までよく見られた、放り込んで突っかけて、相手のミス待ちみたいな攻撃パターンよりはずっと良かったと思う。
選手の動き方自体は、去年から完全に変わったわけではない印象。2カ月のインターバルで、そこまで大きくチームを変えられるわけもないし、メンバーもそれほど変わっていないから、当然と思う。この後、この形のまま熟成していくのか、あくまでも過渡的なもので、ここから徐々に変えていくのか、どっちなんだろう。手応え次第、という部分もあるだろうし。
新戦力に関しては、高嶺にパワフル感があって、稲垣とのダブルボランチは相当強力に見えた。期待できそう。ただ、森島が故障から復帰したら、ここはどうするんだろうな。
甲田には、レンタル前よりも連携した動きの良さが感じられた気がする。ビルドアップを意識したチーム作りの効果なのかな。

なにはともあれ、結果も含め、悪くない開幕戦だったと思う。



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