3地域社会人リーグ順位決定戦決勝 ヤクルト対セコム

2024.1.21(日) 13:00 ヤクルト戸田グランド

 ヤクルトレビンズ 7(0-20)20 セコムラガッツ
           (7-0)

トップイースト、トップウエスト、トップキュウシュウという、社会人ラグビーの3つの地域リーグの優勝チームが対戦して、順位を決める大会。ただ、自分が馴染みがあった頃とは、大会の位置付けやレギュレーションが結構変わっているはずで(早い話、トップイーストは優勝チームのヤクルトの他に、2位だったセコムも出場していて、その2チームが決勝を戦っている)、細かい所はよくわかっていない。
基本的には、自分が特に思い入れのある2チームが対戦するのを、久々に現地に見に行った試合、というだけ。

前日から降っていた雨が、おおむねおさまった中でのキックオフだったが、グランドは水たまりもあるような状態で、ドロドロだった。時折、小雨が落ちて来る程度には雨も残っていた。当然、試合には影響していたと思う。足は取られるし、手元は滑るしで、双方、思うような試合運びが出来ていなかったと思われる。20分近くまで、どちらのチームも相手陣内の22mを越えることが、ほぼ出来ていなかった。
10分にセコムにシンビンがあり、ここでヤクルトは、ハーフウェイライン付近ながら、PGを狙ったが失敗。先手を取り損ねたし、この後、数的優位をうまく生かせていた感じもなかった。
セコムは17分頃、ラインアウトからモールで一気に押し込んで、多分、この試合初めて、22mラインを越えた攻撃になった。モールが止まった後は、左右に展開しながら攻め続け、トライ寸前までは持ち込んだものの決めきれない。しかし、セコムが主導権を握った状態は続き、22分にヤクルトが自陣から前方へ蹴り出そうとしたボールを(ダニエル ウェイトが)キックチャージし、そこから一気にトライに持ち込んで、先制する。コンバージョンも決まって、セコムが0-7とした。
29分に相手陣内で得たPKを(ダニエル ウェイトが)決めて3点追加。
30分にはヤクルトのパスが乱れ、セコムが奪って攻撃に転じた所でヤクルトが反則を犯し、シンビン。このPKも決まって、0-13。
この少し前の時間帯あたりから、ヤクルトはミスが目立ち始め、思うように試合を作れていない苛立ちが伝わってくるようだった。
そして前半終了近く、ヤクルト陣内に攻め込んだセコムは、ライン際で粘った末に、押し込んで(高島が)トライを決め、コンバージョンも決まって、0-20での折返し。

なにせしばらく見ていないから、あんまり分かったようなことも言えないのだけど、ヤクルトの昔のスタイルは、速いパス回しでグランドを広く使い、快速のバックスがディフェンスの穴を突いてトライに持ち込むというものだった。少し聞いたところでは、今のスタイルもそう変わってはいないようだし、だとすると、雨の影響による、ぬかるんだグランド、手から滑りやすいボールというのは、不利な条件だったはず。

後半も、セコムの優勢は変わっていないように見えたが、10分にヤクルト陣内でのセコムのスクラムで、出したボールをセコムがつなごうとしたパスを、ヤクルトが素早し出足でインターセプトし、一気に相手陣内へ突っ走った。セコムの懸命のディフェンスに追い付かれ、トライまで走り切ることは出来なかったが、ゴール前でもみあいを続けた末に、14分に(野崎が)トライに持ち込み、コンバージョンも決めて7-20。
これで流れがヤクルトに来るかと思ったし、実際、セコムの優勢がある程度失われた感じはしたのだけれど、ヤクルトが押し込む展開はなかなか作れなかった。
それでも35分くらいからは、ヤクルトらしさを感じる、両サイドに広く展開しつつ、スピード感のある攻撃の気配が見えてきたように思えたし、トライ寸前まで持ち込む場面もあったけれど、セコムにぎりぎりでしのがれた。その後も優勢続けたが、攻めきれないまま終了。セコムが優勝を決めた。

セコムの優勝は、一時、トップイーストの2部まで沈んでいたチームが、よくここまで戻って来たなあ、と言ってあげたい気分だった。まあ、強化が再開されて、選手が揃うようになったんだから、当り前ではあるのかもしれないけれど、地元(狭山)には結構熱心なファンがそれなりに付いていたはずだし(以前、セコムグランドに試合を見に行った時の印象)、そういう人たちは喜んでいるんじゃないかなあ。
ヤクルトは、自分たちのスタイルには不利なコンディションが災いして、力を発揮しきれなかったのかな、という感じがした。

なお、選手名を()でくくって書いてあるのは、後でチームのサイト等で確認したから。どちらのチームも久々に見たので、選手の名前はほぼ知らないし、見分けもつくわけがないので…(しかも、土手上からの観戦では距離もあり過ぎる)。

久々の観戦だったけれど、楽しめた。セコムの優勢がかなりはっきりしてはいたけれど、大量点差で壊れた試合ではなかったし、緊張感も持続していたので。いろいろ理由があって、ここ数年、めったに行かなくなっているけれど、やっぱりラグビーの観戦は楽しいと思った。
(とはいえ、だからこれからはもっと見に行こうと思った、と言うほど、単純な背景ではないんだけど)

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最終スコア
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試合後の表彰式
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トップイーストA ヤクルト対セコム

2022.10.15(土) 13時 ヤクルト戸田グランド 

 ヤクルトレビンズ 49(15−10)10 セコムラガッツ
            (34−0)
 
ヤクルトの試合は、去年、土手の上から1試合(イースタンリーグの片手間に)見ているが、敷地の中のピッチサイドでまじめに見たのは2019年以来の久々。
2020年以降、COVID19の感染拡大と、(現時点であんまり好意的には捉えていない)新リーグ創設による改編の影響で、ラグビーの状況に関心が薄くなっていて、すっかりうとくなっているので、実は今は、トップイースト「A」って何?、今はトップイーストでどこが強いの?、みたいな感じなのだけど。それと、ブランクが長かったもので(ヤクルト以外も含めると、試合をちゃんと見たのは2020年の2/1以来)、試合のルールも結構怪しくなっていて、見ていて、あれれ?みたいなことが時々あった(^^;。まあ、その辺は見ているうちに、だいたい思い出したけど。

ヤクルト戸田グランドでの有観客試合に行ったのは、2019年以来だった。セコム側がかなり力を入れていて、その影響か、結構観客が多かった。セコムの応援グッズを持ってる人の方が多かった印象。
ピッチと観客席の間にロープが引かれて区切られていたり、ヤクルトは以前はメンバー表を配布していたけど、URLが掲示してあって、スマホで見てくださいな形になっていたり、選手と観客が交流するような場が設けられていなかったり、おそらくCOVID19の影響で、以前とは運営がいろいろ変わっていた。以前のゆるい雰囲気は、だいぶ失われてしまったけれど、それは仕方ない。

試合は立上りからヤクルトが押し込み気味で、相手陣内で試合をすすめながらも、序盤はミスが続いて、うまく生かし切れないでいた感じ。それでも8分にスクラムからNo.8が右サイドの14番にパスを送り、14番が駆け抜けて先制トライ。
しかし15分に、セコムがパスを繋いで攻め上がり、最後は13番が中央を突破して同点のトライ。28分にはPGを決めて、7-10と逆転。
一方ヤクルトも、34分にPGを決めて同点とすると、その後のセコムのキックオフが直接タッチを割って、センターサークルでのスクラムになった所から攻め込んで、モールで押し込んで再逆転。15-10で折返し。
全体として、パワーでは体格で勝るヤクルト、連携はセコムの方がうまく行っているかな、という印象だった。

しかし後半に入ると、ヤクルトもバックスが参加したパスが噛み合うようになり、前半以上に相手陣内に押し込めるようになった。
3分にPGで追加点。さらに12分、15分と立て続けに、相手陣内での速いパスワークからトライが決まり、30-10。
その後、セコムにゴール前まで攻め込まれる時間帯はあったが、ヤクルトは持ちこたえ、24分にセコムがシンビンで1人欠けた機に乗じてトライを重ね、終了間際のセコムの攻勢もこらえて、最後にもう1トライを積み上げて、49-10で完勝した。

前半は噛み合った試合だなと思っていたが、後半はワンサイドになってしまったので、試合としてはいまいち面白くなかった。そういえば、2019年頃のこの対戦も、、セコムは一時の弱体化から復活してきていたけれど、トップイーストの強豪化しつつあったヤクルトには敵わないという雰囲気で、こんな風な試合だった。あの頃から、力関係は変わっていないのかな。1試合見ただけでは、何とも言えないが。
それにしても、ヤクルトは選手がでかくて、こんなパワフルなチームだったっけ?、という感じ。もっとも、近年はそれこそ強豪化していて、相手を粉砕するような試合をしばしば見せていたから、こんな風だったかもしれない。それにしても、初めて見た6番と8番はでかかった。

今年はJリーグが早々に終ってしまうので、COVID19の感染拡大の影響などがなければ、これからトップイーストをそこそこ見に行けるかもしれない。
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トップイーストリーグ2021春季交流戦トーナメント ヤクルト対日立製作所

2021.6.13(日) 13時 ヤクルト戸田グランド 

 ヤクルトレビンズ 33(14−10)22 日立製作所サンネクサス
            (19−12)

1年半ぶりのトップイーストの公式戦。春季交流戦という、ノックアウト方式によるトーナメントの形で、一昨年の順位を元に、チームをランクに分けて山を組んであり、この試合は勝ち上がってきた日立製作所をヤクルトが迎え撃つ形。ヤクルトの公式戦は、2019年12月のトップイースト最終戦、横河武蔵野戦以来だと思う。ちなみに、2019年シーズンに全10チームで開催されたトップイーストDiv1で、ヤクルトは3位、日立は8位だった。直接対決ではヤクルトが80-21で大勝している。

無観客試合での開催が告知されていたが、ヤクルト戸田グランドは荒川の土手から見える。土手には最終的には20人強の「観客」が居たと思う。場内には入れていないので、場内に観客を入れない「無観客」に対しては、問題はないはず。感染症拡大防止の観点からすると、厳密にはそうでもないかもしれないが、大した人数もいないので、実質的な問題はないと思う。
そもそもが、土手は試合と関係なく、日常的に人が行き来したり、遊びに来ている場所だし、その上、同時刻に隣のヤクルト戸田球場で有観客試合をやっていて、それを見ている「観客」が土手にも多数居る状況だったから、土手上については、「無観客」を言うのは意味がない状態だった。ちなみに、自分もそのひとり。で、自分が居た位置からだと、隣のグランドの試合も見えたわけ。一応書いておくが、グランドを見るために位置取りしたわけではなく、いつもイースタンを見ているのと同じ場所に居た。

そういうわけで、球場の野球を見ながらだったし、遠目に見ているだけなので、個々の選手までは把握出来ていないし、隠れて見えない場面もあったから、どこまで正確に見えていたかも怪しいけれど、印象を書き残しておく。

序盤はヤクルトが攻勢だったが、いまひとつかみ合わず、ミスなどが続いて、攻めきれないでいるうち、日立が流れをつかんで、攻め込んでくるようになった。20分頃、ヤクルトゴール前で日立ボールのスクラムから、日立がモールで押し込んで先制トライ。さらに25分頃には、日立が左へ展開して、数的優位を作ってトライを決め、0−10と差が開いた。
しかし、この辺からヤクルトも形が作れるようになり始めた。28分頃、日立ゴールに迫りながら、一旦はクリアされたものの、立て直して、速い展開で右サイドに突っ込んでトライ。その後も、ヤクルト優位に試合を進め、前半ロスタイムに、ディフェンスの裏へ抜けるパスが通って逆転のトライ。
後半は頭からヤクルトが優位。開始早々、ペナルティから速いリスタートでトライを決めると、10分頃にラインアウトからモールでなだれ込むトライ、20分頃には展開からのトライで、ヤクルトの圧勝ペースになってきた。過去の実績を考えれば、こんなものかなと思いかけたのだけど、そこまで簡単ではなかった。選手の交代なども影響したのかもしれないが、次第に日立が盛り返して、終盤にかけては、ヤクルト陣内で試合が進む時間が増えた。35分過ぎには、ヤクルトゴール前のスクラムから日立が押し込んでトライ。さらに日立の攻勢が続き、ヤクルトは耐える展開。それでも点差はあったので、ヤクルトにある程度、余裕はあったと思う。終了寸前に日立に再度押し込まれて、トライを許したが、ヤクルト33対22日立で終了。まあ、最後のトライは、無理してまで守る必要のない点差だったからかな、という気はした。
最終的には、コンバージョンを4/5決めたヤクルトと(この辺は、さすがにイブミー)、1/4だった日立の差が出たかもしれない。

2019年の成績を考えると、チーム間の差が詰まったのか?と思う結果ではあった。この1年半の間に、いろんなことがあったし、ヤクルトの選手もかなり入れ替わっていることを考えると、以前通りの力の差があると考えるのは無理がある気はする。それでも、ヤクルトの持ち味は見えていたと思うし、ここ数年、Div1の上位チームとしてやってきた底力のようなものも、感じられた気がする。選手は、ラグビーを続けていくという点に関しては、今は相当厳しい状況だと思うのだけど、腐らずに続けていって欲しいと思う。
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試合の見え方は、こんな感じ。
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イースタンリーグ ヤクルト対巨人(7/29)

2020.7.29 (水) 13時 ヤクルト戸田球場

グランドコンディション不良のため中止。

7/28から、ヤクルト戸田球場のイースタン公式戦でも、有観客試合を開催ということだったので、7/29に見に行こうとした。
(ここまで行われていた無観客試合試合でも、土手から見ている人たちが相当数いたのは知っている。というか、そういう風景を、通りすがりに見に行ってもいた。でも、無観客試合の間は、自分は「観戦」はしないということで、一応、筋は通していたつもり)
あいにく朝から雨が降っていたが、霧雨に近い降りだった。中止の告知も出ないので、神宮ならやる天気だろうから、やるのかなと思い、現地へ行ってみた。球場に着いて、係員に聞くと、やる予定ですという返事だったので、待っていた。
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しかしプレイボール15分前に、グランドコンディション不良のため中止、のアナウンス。
20200729boardまあ、しょうがない。

なお、去年までは試合の時は開放されていた、球場の土手側のゲートが閉じられていた。
20200729gate 一時的なものか、恒久的なものなのかはわからないが、COVID19感染拡大対策で、球場への人の立ち入りを、きっちりコントロールしないといけない状況下では、やらないといけない処置だろう。今までは土手から球場内へ、人が入り放題だったわけだから。こうなってしまうと、球場内のトイレや自販機に、土手からは直接向かえない。まあ、金を払って見ているのでない以上、そこは何も言えないわけだけど、何らかの自衛策を講じる必要はあるなと。
こういう処置を行ったことについては、COVID19対策とは別な理由もあるのかもしれない。今季、外野席を新設したのに伴って、観客の立ち入りエリアを(神宮球場のように)、内野席と外野席できっちり分けたようなのだけれど、そうなると、内野席エリアに直接アクセス出来てしまう、土手側ゲートが問題になったのでは。そもそも、元々内野席のエリアは、関係者が行き来するエリアでもあるので、人の往来を制限したい意図もあったんじゃないかなあ、という気もするし。まあ、いずれにしても、苦情を言える立場ではないので、仕方ないとは思う。

球場入り口横に、チームショップの建物が新設されていた。
20200729baiten 壁面にはスワローズだけでなく、ヤクルトラグビー部(レビンズ)、ヤクルト陸上部のステッカーも貼られていたので、レビンズのグッズも売ったりするのかなと思って聞いてみた。可能性はなくもないようだけれど、少なくとも現時点では、そういうものは置いていなかった。

まあ、その辺のリサーチも出来たから、雨の中を見に行ったのに中止だったとはいえ、行った意味はなくもなかったかなと。

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トップイーストDiv1ヤクルト対横河

2019.12.8(日) 14時 秩父宮 

 ヤクルトレビンズ 10(0−17)17 横河武蔵野アトラスターズ
            (10−0)
 
10/13に台風19号の影響でヤクルト戸田グランドが水没した後、ヤクルトの試合は日程が合わなくて、全く見れていなかった。ようやく見れたこの試合は、この日の秩父宮第2試合。しかし、第1試合(見ていない)で東京ガスがセコムに勝って、全勝優勝を決めてしまったので、ヤクルトは優勝の可能性がなくなり、目標を見失った形になった。しかも中心選手のイブミーが、メンバー表には入っていたのに、急遽欠場。

そういうあれやこれやが重なったせいなのか、前半のヤクルトの戦いぶりは生彩を欠いていた。イブミーの不在で攻撃の起点が作れないだけでなく、パスミスやボールのハンドリングエラーが多発。守備でも遅れを取った。イブミーに代わってプレースキックを蹴った大城も、ゴールにボールが入らない。
横河も、バックスがアタックする攻撃がうまく形にならず、それほど狙い通りの試合が出来ていた雰囲気ではなかったけれど、PGと2トライで前半は0対17と横河がリード。

後半のヤクルトは、前半よりも積極的に攻めることが出来ていたように思えた。ミスが多くて、いつものようなパスで展開する試合運びが苦しい一方、意識的なものかどうかは知らないが、FWが積極的に縦に仕掛ける場面が多かったように思えた。
4分に相手ペナルティからモールで押し込みトライ。20分過ぎには1番が裏へ抜けた所から、ゴール前での揉み合いに押し勝って、もう1トライ。7点差に迫ったが、そこからが遠かった。終了前にようやく横河ゴール前に迫って押し続けたが、あと一息でトライを取りきれず、そのまま終了。

明らかにいつものヤクルトの試合運びではなかったと思う。原因はいろいろ想像できるが、いずれにしても台風でグランドを失ったことが背景にあるのは、多分間違いない。そういう意味では、今年は本当に不運なシーズンだった。
というか、まだ1試合残っているんだが。台風が来ていた10/12にヤクルト戸田グランドで開催予定で、延期になった明治安田生命戦が、今週末(ビジターで)開催になっている。この試合はきっちり勝って、とりあえず最後は気持ちよく終わって欲しい。また日程が合わなくて、見には行けないけれど。

ヤクルトは来年こそは、と思うけれど、チームの力関係などで、いろいろな地殻変動が感じられるシーズンでもあったし、来年のことを考えるのは、もうちょっと状況が明確になってからかな。
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なお、以下の写真は10/13、水没状態のヤクルト戸田グランド。
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隣接のヤクルト戸田球場の水没については、こちらに書いているので、ご参考まで。
この水没の影響で、11/2にここでの開催が予定されていた東京ガス戦がビジター開催となり、この試合での敗戦がヤクルトが優勝できなかった直接の原因になった。この試合は比較的僅差の結果だったので、ホーム開催だったら勝てていたのかもしれない。
もちろん、練習グランドとしても機能しなくなったので、この後、チームが厳しい状態に置かれたことは想像に難くない。

下は10/30のヤクルト戸田グランド。上の写真とほぼ同じアングル。水自体は数日で引いていたが、片付けや消毒などで、グランドが使えるようになったのは、12月に入ってからだったらしい。
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トップイーストDiv1ヤクルト対BIG BLUES

2019.9.28(土) 13時 ヤクルト戸田グランド 

 ヤクルトレビンズ 73(26−6)6 BIG BLUES
            (47−0)

BIG BLUESは去年までの日本IBMビッグ・ブルーで、確か1-2年前に企業チームからクラブチームに移行した。今季、ついにチーム名からIBMが取れて、名実ともにクラブチーム化した格好のよう。IBMはチームのスポンサーとしては残っているそうだし、八千代のIBMグランドも残っているようだけど(なくなったら、チームが成り立たないだろうが → [訂正]2017年12月に八千代台グランドは閉鎖されていたらしい。厳しい環境でやっているんだな)。

近年、ヤクルトはIBMには大勝続きで、今年もそんなもんだろうと思ってた。
実際、そういう結果だっけれど、前半に関してはBIG BLUESも奮闘したと思う。人数を掛けた守備で粘り強く守り、ヤクルトが絶対的に優位な力づくのスクラムやモールはともかく、展開からのヤクルトのトライは最小限で食い止めた。得点はPG2本の6点のみでノートライだったが。
ちなみにヤクルトは開幕3戦、前半のスコアはすべて26点(^_^;)。

後半のヤクルトは、今季初めてCTBにシュレイダーを投入。後半のヤクルトの猛攻にその効果があったかどうかはよくわからない。過去2試合もそういう展開だったので。ただ、バックスを使った攻撃に、重量感が増して見えたのは確か。
立ち上がりにヤクルトが立て続けに2トライ。その後、ヤクルトの反則で、BIG BLUESが22mの内側でラインアウトを獲得し、押し込んでトライを奪う構えを見せたが及ばず。多分、ここが今日の試合でBIG BLUESが一番トライに近付いた場面だった。これでBIG BLUESは力尽きたか、この後はヤクルトがトライを連取。最終的に73対6まで点差を広げて終了。

結局、開幕3戦の中では一番点差が開いたことになる。チーム力の差なので、こういう試合になっちゃうのはどうしようもない。それでもBIG BLUESは最後まで食らいつく試合を見せてくれたから、そんなに後味は悪くなかった。
ヤクルトは順調に開幕3連勝。今日、シュレイダーを出してきたということは、次はコックスかな? ただ、今日見たら、コックスは右膝あたりをテーピングしてたけど。もしかして、コンディションにいくらか問題があるのかもしらん。
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トップイーストDiv1ヤクルト対富士ゼロックス

2019.9.15(日) 15時 ヤクルト戸田グランド 

 ヤクルトレビンズ 66(26−12)12 富士ゼロックスファイヤーバーズ
            (40−0)


富士ゼロックスは今年トップイーストDiv1に初昇格したチームで、初めて見た。先週の昇格後初戦は東京ガスに0−112で負けたようで、ヤクルトとしても、得失点差の絡みもあるし、同じような勝ち方をしたいところだったんじゃないかと思う。
メンバー表を見ると外国人選手はいないし、グランドにはチームのテントもなかったし(たまたま持って来なかっただけかもしれないが)、会社からの支援は、あまりなさそう。初戦がそういう結果になったのも、仕方ないのかな、という感じだった。

しかし、試合が始まってみると、ゼロックスは思いの外、健闘した。
開始3分にヤクルトが、ラインアウトからモールで押し込んで早々に先制し、10分過ぎにイブミーのパスから、バックスがサイドを突いてトライを決めたあたりまでは、やっぱりそういうワンサイドの試合かと思ったが、15分頃にハーフウェイ付近の混戦でゼロックスのNo.8がボールを拾い、そのまま突っ走ってトライを決め、この辺からゼロックスはやりたい試合運びが出来るようになり始めた気がする。
もちろん力の差は歴然としていて、前半のこの後、ヤクルトは2トライでさらに加点したが、ゼロックスも25分過ぎにバックスの展開からこじ開けて1トライを返したし、守備も手堅く、この後は前半の最後までヤクルトの得点を許さなかった。ハンドリングのミスが多発するなど、ヤクルトの出来がかなり悪かったのも否めないけれども。
後半も5分過ぎにヤクルトがラインアウトからモールで押し込んだ以外は、しばらく点が動かなかった。力勝負になるとヤクルトの優勢は明らかで、モールで押し込み始めたら、ほぼ確実にトライまで持ち込んでいたし、スクラムでも徐々に圧倒し始めたけれど、接点でのボールの奪い合いやパスワークに関しては、それほど差はなかったと思う。ただ、後半の後半に入ると、さすがにゼロックスの動きが落ちてきたように思う。接点でヤクルトが割と簡単にボールを奪えるようになり、そこから次々トライに繋げていった。後半の後半はヤクルトが5トライで、これで一気に突き放した形。最終スコアも66−12まで開いた。

ヤクルト的には、得点だけでなく、ミスの多さも含め、少し物足りない結果だったのかな、という気はするけれど、まだ序盤戦だし、ここからさらに上げていくんだろう。なにせ、開幕戦に引き続き、この試合も外国人のバックス2人をリザーブにも入れずに温存している。まあ、何か別の事情はあるのかもしれないけれど、この試合でのんびりボールボーイをやってた所を見ると、彼らにそんなに深刻な問題があるようでもなかったし。彼らの投入が必要な勝負所はもっと先、という考え方なんじゃないかと思う。客観的に見てもそうだし。
ゼロックスは、終盤、息切れするまでは、これが東京ガスに0−112で負けたチーム?、と思うくらいだった。その敗戦をベースにして、いろいろ立て直してきたのかもしれない。後半の後半も、ボールを奪うのは難しくなっていたけれど、よく走ってパスも回せていたから、そんなにがっくり落ちたという感じはなくて、よくやっていた。面白く見れるチームだったと思う。ちょっと、昔のヤクルトみたいだったかもしれない。この先は、上位との対戦が終った後、下位同士の試合でどこまでやれるかだろうな。
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トップイーストDiv1ヤクルト対クリーンファイターズ

2019.9.7(土) 15時 ヤクルト戸田グランド 

 ヤクルトレビンズ 57(26−7)7 クリーンファイターズ山梨
            (31−0)

トップイーストリーグDiv1の開幕戦。

昨年、ヤクルトはこのリーグで2位。優勝した清水建設は、トップチャレンジリーグに昇格してしまった。ということは、今年のヤクルトは、絶対優勝しないといかんくらいの立ち位置になる。

クリーンファイターズを見るのは2015年以来で、Div1昇格後は初めて。ヤクルトとの対戦を見たことはないが、確か、昨年の初対戦ではヤクルトが大勝していたはず。ヤクルトは、このレベルのチームには大勝しないといかん状況でもあると思う。ただ、それって試合がつまらないということでもあるので、試合を見に行く身としては、悩ましいところ。

開始1分にヤクルトのSOイブミーが、右サイドへ走り込んだCTB西條に正確なキックパスを通して、先制のトライ。ああ、やっぱり、という感じだったのだけど、その後のクリーンファイターズは意外に粘った。FWにオト ナタニエラやマパカイトロ パスカというトップリーグで実績のある選手がいて、力勝負ではヤクルトに引けを取らなかった。10分過ぎにはゴールライン前の密集で押し込んで、同点のトライ。意外にいい試合になるのか?、と思った。
しかしそこは、やはりヤクルトの方が一枚うわてで、イブミーの正確なボール回しと、バックスのスピード感のある動きが連携して、15分頃と20分過ぎにトライで加点して突き放す。30分頃、クリーンファイターズの12番がハイタックルでシンビン。数的優位のヤクルトが押し込んでさらに得点を追加し、26-7で折り返し。
後半はやはり疲れが出てきたか、クリーンファイターズに勢いがなくなった。経験豊富なマパカイトロやオトが、次第に交代してしまったのも、いくらか影響したかもしれない。後半はほぼヤクルトペースで、5トライを積み重ね、57-7で終了。

終ってみれば、やっぱりね、というしかない結果だった。それでもクリーンファイターズは最後まで食らいつく試合ぶりはみせてくれたし、それほど壊れた試合という感じにはなってなかったと思う。
ヤクルトは、イブミーの司令塔ぶりや、パス回しの速さ、バックスの高速アタックといった、去年までの華やかな攻撃を今年も見せてくれそうな感じ。ただ、力勝負はあんまり得意じゃないという所も、変わってなさそうで、その辺で足元をすくわれなきゃいいが、とは思う。去年は勝てた東京ガス(苦手)やセコム(急激に補強中?)に、今年もきっちり勝てるかどうか、というあたりが、優勝を目指す上での最大のポイントかなあ。

クリーンファイターズは、すっかり「山梨のチーム」というポジションを獲得したようで、県内企業のロゴがいくつも入ったユニやTシャツを見かけた。ユニはデザインも含めて、どことなくヴァンフォーレを思わせた。というか、ヴァンフォーレが、山梨におけるそういうスポーツチームの経営モデルを開拓したんだろうな。
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ヤクルト対JR西日本

2019.8.3(土) 15時 ヤクルト戸田グランド 

 ヤクルトレビンズ 33(33−0)7 JR西日本レイラーズ
            (0−7)

今年初のヤクルトレビンズ観戦。といっても、練習試合だと思うが。隣の球場でヤクルト対西武を見ていたら、準備が始まって、15時にキックオフ。

野球を見ながらちらちら見てたが、前半15分までにヤクルトが3トライで19-0。左右にボールを動かしつつ、どんどん押し込んでいて、圧倒的な感じだった。その後も優勢を保って、30分ごろには、JR西の浅いディフェンスの裏へ抜け出して独走で決めるトライがふたつ続き、33-0。
しかし、このあとあたりから、JR西に攻め込まれ、自陣からなかなか出られなくなった。それでもゴールよりもだいぶ前で守れていたから、だいぶ余裕はあったと思う。
ただ、後半に入っても、その流れはあまり変わっていなかったみたい。ヤクルトが相手ゴールに迫る場面がめっきり少なくなった。それほど危なさは感じなかったけれども、JR西が攻める時間帯が続いた。最終的には、終了直前にゴール前に押し込まれてトライを許し、33-7で終了。

当然、出場選手が誰とかいうのは、全然把握してない。練習試合なので、メンバーをベストで組んでいないと思うし、前半と後半で大きく入れ替えている可能性もあるので、後半失速気味に見えたのが問題なのかどうかも、正直、わからない。非常に暑かったので、次第にペースダウンするのは、無理はなかったと思うし。
後半半ばくらいまで、野球見ながらのながら観戦だったというのもあるんで(^^;、そんなにちゃんと見てたわけでもない。まあ、今年のヤクルトも、昨年までと同じようなスタイルらしい、というのが分かったくらいかな。

ちなみにJR西を見たのは初めて。昨季、トップウエストAで2位だったチームで、トップイースト2位のヤクルトと似たような立場といえなくもないが、双方の1位同士で対戦した三地域対抗で、イースト1位の清水建設がウエストA1位の中部電力に大勝しているし、今までの印象からも、ヤクルトの方がチームのレベル的には上と考えて間違いはなさそう。スコアとしては、妥当な試合だったんじゃないかと思う。
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「V」はVisitor(ということだと思う)。
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トップイーストDiv1ヤクルト対セコム

2018.11.18(日) 11時半 秩父宮 

 

 ヤクルトレビンズ 43(29−5)26 セコムラガッツ
            (14−21)

 

前日に、清水建設が勝って、勝ち点で上回られたヤクルト。いずれにしても決着は来週の最終戦での直接対決次第だが、ここで勝って、1位を奪回しといた方が有利なのは確か。
セコムはずっと低迷していたが、今年はメンバーを一新して中位に食い込んでいて、警戒が必要そうな気配があった。

 

でも、立ち上がりにヤクルトがテンポよくトライを重ねてリード。SOイブミーの自在なゲームメイクと、メンバーの動きの良さがうまく噛み合っていた。ボールのバウンドなど、運にも微妙に後押しされていたと思う。前半終了間際に1トライを喫したが、29対5で折り返し。
ただ、前半しまい際に、CTBシュレイダーが交代。タイミング的には負傷? ちょっと気になった。
後半に入ると、点差を意識したのか、セコムの積極的な仕掛けが目立った気がしたが、攻め急ぐあまり、雑になった面もあったようで、ヤクルトが簡単にボールを奪って逆襲に転じる場面も増えた。トライを取り合って、15分には36対12。
しかし、この時点でイブミーが交代。ここも、攻撃の中心選手が抜けるタイミングとしては、ちょっと微妙。アクシデントでの交代でなければいいんだけど。
20分過ぎにヤクルトはもう1トライを追加したが、その後はどちらかというと、セコムの攻勢に耐える展開。自分が知っているセコムは(去年は1試合も見てないから、一昨年まで)、途中まで頑張れても、終盤は力尽きちゃった感が漂うチームだったので、それだけでも以前とは違うなと思った。でも、プレーの精度などはもうひとつで、毎年少しずつ積み上げてきたヤクルトの方が、チーム力として一枚上手だったかなと。後半20分以降に2トライを奪われたが、前半のリードに守られて、楽々逃げ切った。

 

とりあえずヤクルトは1位を奪回して、最終戦の直接対決へ。今年はここまでIBM戦しか見ていなくて、いまいち強さが実感できてなかったけれど、中位のセコムとこれだけやれるんだから、今季のリーグ戦を1位で終えて、3地域チャレンジへ進む力は十分あると思った。
ただ、この試合でのダメージの影響が、来週へ向けて、少し気掛かり。
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[追記 2018.11.26] ヤクルトは11/24、清水建設に19対48で敗れ、リーグ戦を2位で終了。3地域チャレンジへ進めなかった。

 

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