WEリーグ第7節 浦和対大宮

2024.1.7(日) 14時 浦和駒場スタジアム
観客 3050人 主審 小泉朝香 副審 一木千広、稲葉里美

 三菱重工浦和レッズレディース 3(1-0)1 大宮アルディージャVENTUS
                 (2-1)

 得点 7分 浦和・安藤
    59分 浦和・安藤
    88分 浦和・伊藤
    90+2分 大宮・田嶋

今年初の試合初観戦。
さいたま市ダービーで、双方とも年末に見ているチームなので、ある程度事情は分かっていたから、そういう意味での面白さもあった。

浦和は安藤が前目のポジションに入っていて、年末の試合ではDFだったから、どっちもやるんだなと思ったけど、試合後のインタビューでは久しぶりに前をやったと言っていた。近頃では珍しいものが見れたということか。
大宮は、鮫島が左サイドバックから1列前に上がっていたのが目についた。年末に見た大宮の2試合を見る限り、大宮の効果的な攻撃は、ほとんど鮫島が上がって、起点になって生まれていたように見えていたから、妥当なポジション変更だなという感じ。

試合が始まってみると、大宮もそれなりに対抗はしていたし、やはり鮫島の左からの仕掛けが目立ってはいたものの、浦和の優位を感じないわけにはいかなかった。パスの精度や球際の強さが歴然として違っていた。
7分にはその球際の差が出た感じで、浦和がビルドアップして前へ出ていくのに対して、大宮が食い下がっていくものの、クリアボールは拾われ、競っては競り負けてで、最後は安藤に蹴り込んで、浦和が先制。
その後も浦和の優勢が続いたが、早々と先制した分、少し緩めたのかなという感じもあり、チャンスは作りつつ、なかなか追加点は生まれなかった。浦和のディフェンスは、チームが攻撃重視の布陣を敷いている影響もあってか、やや不安定感があったから、大宮がそこを突いてチャンスを作りかける場面もあった。30分過ぎには相手ボールを奪った五嶋から井上が貰って、抜け出しかけた。しかし浦和DFと競り合って倒れ、ここで船木に負傷交代。さらに大宮は厳しい状況。
後半に入ると、浦和がまたペースを上げて来たような感じ。チャンスを度々作り、GK望月の奮闘などで、大宮は何とか持ちこたえていたけれど、59分に大宮が、中盤でのパスカットから攻め上げようとしたところを、浦和の水谷がカットして前に送り、ゴール前で混戦気味になった中で安藤が押し込んで、浦和が追加点。
88分には大宮のCKを浦和GK池田がキャッチして前方へフィード。清家が俊足で追い付いて、中へ折返し、伊藤が受けて、一旦はトラップ失敗で流れたものの、大宮のクリアミスに詰めて、ゴールに蹴り込み3-0。
その後はロスタイム、大宮がゴール前に猛攻を掛け、クリアボールを田嶋が拾ってミドルを決め、一矢は報いたものの、そこまで。

点差だけでなく、内容的にも浦和の完勝だったと思う。大宮は年末に見た2試合同様、どうしちゃったのかな、という感じだった。相手が強かったというのはあるにしても、連携の悪さが目立ち、試合をうまく組み立てられていなかった。
浦和は最後の失点は余計だったけれど、長野戦よりもいい試合をしたと思う。ここでWEリーグにブレイクに入るのは残念なくらいじゃないのかな。もっとも、浦和はまだ皇后杯があるから、休みではないし、いい流れでそっちに臨めるのかもしれない。

それにしても、「さいたま市ダービー」でも観客3000人か、という感じ。少し寒かったとはいえ、もう少し入ってくれないかな、というところじゃないかと思う。

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浦和のゴール裏
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大宮のゴール裏
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WEリーグ第6節 大宮対新潟

2023.12.23(土) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 2014人 主審 杉野杏紗 副審 萩尾麻衣子、吉田瑞希

 大宮アルディージャVENTUS 1(0-2)2 アルビレックス新潟レディース
                  (1-0)

 得点 16分 新潟・石淵
    24分 新潟・滝川
    79分 大宮・長嶋

スタジアムに入るとスコアボードが真っ暗で、故障?と思ったら、スコアボードの改修で3月まで映像が表示できないらしい(アナログ時計は生きていた)。この日のWEリーグだけでなく、2月下旬開幕で、その間にホームゲームもあるはずのJリーグも、映像表示なしでの開催ということになる。ただでさえ来季はJ3に降格してのスタートなのに、いよいようら寂しくなりそう。

今季初のWEリーグ観戦ながら、前週に皇后杯でエルフェン対大宮を見ていたので、あまりそういう気がしなかった。
大宮のメンバーは前週から多少入替があり、前週はDFの坂井をFW起用していたのだけど、この日は本職の井上。前週、前半はチーム全体でもほとんどシュートも打てない状態だったことを思えば、変更してくるのも不思議はないという感じ。
とはいうものの、この試合も大宮は低調な前半。新潟の攻勢に押し込まれて、相手ゴールの近くまで攻め込むこともほとんど出来ていなかった。
16分の新潟が、右サイドから川澄が入れたクロスを中央で石淵が合わせるきれいなゴールで先制。さらに24分にも、人数を掛けた分厚い攻めで白沢がシュートを打ち、大宮GK望月が跳ね返したものの、こぼれ球を滝川が押し込んで2点目。
大宮は37分に、ゴール前に入り込んだ杉澤がパスを受けて、決定的なシュートを打ったが、相手GK平尾に好セーブされた。前半の大宮の好機は、これくらいしかなかった気がする。
後半も新潟優位の流れは変わらず、滝川が惜しいシュートを放ったり、押し気味に試合を進めていたが、追加点は決まらず。逆に大宮が79分に、CKから混戦になった所を長嶋が押し込んで1点差とした。しかしその後は、得点が動くことはなく、新潟が2-1で勝ち切った。

大宮は前週の試合を考えても、どうもうまく攻撃の形が作れていない印象。ここまでの成績を見る限り、そこまで点が取れてないようでもないし、そんなにチームの成績が悪いわけでもないのだけど、どういうことなのかな。
新潟が選手が噛み合って、いい攻撃が出来ているように見えたのは確かで、好調なチームと当たって、勢いに敗けたというところなのかどうか。

点灯しないスコアボード。
20231223board 20231223pitch 20231223score大宮のゴール裏。
20231223ohmiya新潟のゴール裏。
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皇后杯5回戦 ちふれASエルフェン対大宮

2023.12.17(日) 13時 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
観客 2028人 主審 山本真理 副審 田嶌うらら、橋本真光

 ちふれASエルフェン埼玉 1(1-0)0 大宮アルディージャVENTUS
               (0-0)

 得点 23分 埼玉・大沼

スポーツ文化公園は、隣のラグビー場に時々来ていたから、そんなに来てない気はしてなかったけれど、陸上競技場で試合を見たのは12年ぶりだったらしい。えらく久しぶりだった。

もっともラグビー場もCOVID19流行前の2019年に来たのが最後だったし、熊谷自体、それなりに久しぶり感はあった。

皇后杯の5回戦で、WEリーグチームはここから登場ということだったから、両チームともこれが初戦だったと思われる(特に対戦表とか、確認してないが)。
試合前は、WEリーグの成績的には、エルフェンの方が格下というイメージがあった。
しかし始まってみると、エルフェンの方が試合運びがしっかりしていた。バックラインを高く押し上げて、分厚い中盤を作り、大宮が攻め込む隙を作らない。マイボールは積極的にゴール前へ入れて行って、詰めていく。もしくはシュートを打っていく。そこまで精度の高い攻撃でなくても、とりあえず入れて行けば何かが起きるという思想が感じられたし、大宮の守備には連携の怪しさが目立っていたから、何か起きそうな気配はあった。実際、好機も生まれていた。
そして23分、ハーフウェイから少し入った所で、ファールでエルフェンがFKを獲得。そこからゴール前へ直接入れて行ったボールは、壁に当たってゴール前にこぼれた。これに対して大宮のディフェンスがお見合いしたような感じで、出足が遅れた隙に、エルフェン24番の大沼が突っ込み、蹴り込んで先制。
その後も、エルフェン優位で試合は進んだし、追加点機もあったけれど、そこは物に出来なかった。
前半が終盤に近付くにつれて、大宮もようやく積極的に仕掛ける場面が見られるようにはなった。特に左サイドバックから鮫島が上がっていくのが、結構目立っていた気がする。45分にはその鮫島が、後ろからのクロスを受けて枠を捉えるシュートを打った。記憶にある限りでは、前半、大宮の可能性のありそうなシュートはこれくらいじゃなかったかな。
エルフェン1点リードで折返し。

後半は、さすがに大宮が頭から積極的な試合運びを見せて、押し気味に試合を進めた。右サイドから有吉が仕掛けて行くことが多かったように思う。後半12分には前目の選手を入れ替え、そこから入った船木と井上が、エルフェンのディフェンスをうまくかわして好機を作っていた印象。ただ、エルフェンも浮足立つことはなく、堅実に守ったし、機を見て攻めあがることも出来ていた。
20分過ぎあたりから、大宮が相手ゴール前に攻め込んで、結構決定的な場面を何度か作った。しかし決めきれない。この後大宮は、さらに前目の選手を入れ替え、終盤にはDFを削って前に選手を増やして攻め立てたが、それでもエルフェンを崩し切ることは出来なかった。
結局、エルフェンが1-0で逃げ切った。

選手個人については、双方に大きな差はないように思えたし、スコアも1-0だから、五分に近い試合だったとは思う。ただ、印象としては、戦術的にしっかりしていたのはエルフェンの方で、大宮はチームとしてのまとまりが、いまひとつのように感じられた。悪い意味で選手任せのようだった感じ。
なので、結果は順当だったように思える。大宮のミス絡みの得点だけで、追加点が取れなかったのは気になるけれど、エルフェンは結構いいチームなんじゃないかという気がする。

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J2リーグ第42節 大宮対東京

2023.11.12(日) 13時 NACK5スタジアム大宮
観客 10857人 主審 中村太 副審 熊谷幸剛、内山翔太

 大宮アルディージャ 0(0-0)2 東京ヴェルディ
            (0-2)

 得点 63分 東京・綱島
    78分 東京・中原

J2最終節。曇り空で、だいぶ肌寒い天候。
前節、清水に大敗して、J3降格枠入りが決定した大宮が、勝てば、同時進行の他会場の結果次第で、自動昇格の可能性があるヴェルディを迎えての試合。
なお大宮は、J3の上位2チームがどうなるかによって、降格を免れる可能性は、わずかに残している。

大宮はさすがにアンジェロッティも外すなど、前節までとはメンバーを入れ替えて、システムも変えていた感じ。
GKはこのところ出ていた志村に代えて、今季限りで引退を発表した南。引退試合的なものかなと思っていたが、これでJリーグ通算400試合出場になったらしく、そういう含みもあっての起用だった模様。

前半は、ヴェルディがやや押し気味で、度々シュートまで持ち込んでいたけれど、決定的というほどの形は、あまり作れていなかった感じ。むしろ大宮の方が、よりゴールの可能性を感じる形を作る場面が多かった印象。しかし、こちらもフィニッシュの精度を欠いて、ゴールを決めきれなかった。それでも前半終盤になってくると、むしろ大宮が押し気味な雰囲気になっていた。
0-0で前半終了。この時点では、他会場も同点で、ヴェルディは4位のまま。

後半もなかなかスコアは動かなかった。59分にヴェルディが選手交代で動いて、前線に綱島を投入。63分にヴェルディのカウンター。右サイドを持ち上がった中原が森田に縦にパスを送り、森田が中へ折り返すと、逆サイドから入って来た綱島が合わせて先制。選手交代が、早々に結果を出した形。
これですっかり流れはヴェルディに行ってしまった感じ。
大宮は次々に選手を入れ替えたが、流れは変わらず、78分には中原にドリブルからシュートを決められ、2点目を失った。
そのまま試合終了。
ヴェルディは、自動昇格を争っていた上位2チームのうち、清水は引き分けたが、磐田が勝ったことで3位止まりとなり、自動昇格は逃して、最上位で昇格プレーオフに臨むことになった。

順位通りの結果とはいえ、大宮もそれなりに競った試合は出来ていたし、フィニッシュの精度次第では、勝てた可能性もあったと思う。まあ、双方、特別な状況下での試合だったから、単純には言えないと思うのだけど、そこまで圧倒的な差があったわけではないよな、という気がした。
今年の大宮は、昇格が狙えるようなチームではなかったにしても、昨年終盤にJ2残留に貢献した選手はおおむね残留していたし、他チームのお下がりとはいえ、外国人選手(アンジェロッティ)の補強もして、ここ2年に比べれば、チーム力はそこそこ悪くなかったと思う。実際、開幕当初の成績はそんなに悪くなかったから、今年は割と楽に残留を決められるんじゃないかな、と思っていた。
その後、全く勝てない泥沼にはまり込んで、最下位独走状態まで順位が急降下していったわけだけど、何が狂ったんだろう。今季の観戦は、シーズン半ばに少し持ち直してからの試合だけだったけれど、そこで見ている限りでも、選手の個人能力という点では、そこまで戦力の整ってないチームではないように見えていた。
でも、逆に、そこが罠なのかもしれない。戦力を過信して、戦い方を詰め切れなかったというか、戦術の模索に終始していた印象がある。やり方を変えて結果が出ても、長続きせずに、また連敗。そしてまた戦術を変えることの繰り返しだった。

来年はどうなるんだろうな。まだ降格が確定したわけではないけれど(逆に確定してない分だけ、準備が遅れそうな気もする)、チーム内のことだけでなく、親会社NTTからの扱いや、スポンサー関係とかも、大きく変わって来るのは避けられないんじゃないかな。

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ヴェルディサポのみなさん。
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J2リーグ第40節 大宮対甲府

2023.10.29(日) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 11827人 主審 松本大 副審 阿部将茂、竹長泰彦

 大宮アルディージャ 0(0-0)2 ヴァンフォーレ甲府
            (0-2)

 得点 74分 甲府・鳥海
    78分 甲府・中村

直前、いっとき雨がぱらついて、やばいかなと思ったけれど、試合前には上がったし、その後も問題はなかった。助かった。
スタジアムは1万人超えの観客で大入り。1万人超えは今季初だったのかな?

4連勝中ながら、J2残留のためにはまだ勝ち続ける必要のある大宮と、この試合に勝てば、J1昇格プレーオフ圏内に浮上できる甲府の対戦。

前半は大宮が優位に試合を運んだ。連勝で勢いに乗っていると、こういうふうになるんだな、と思わされた。以前であればただの苦し紛れのロングボールに見えたものが、しっかりターゲットに届いて、チャンスになるし、こぼれ球を競り合えば、以前なら9割方取られていたのが、高い確率でマイボールになる。当然、選手の意識も変わっているのだろうけど、それだけではここまで変わらないんじゃないかな。
ただ、甲府が鈍い感じだったのは否めない。パスが出ると、受け手があわてて貰いに走るような、連携がうまくいっていない気配を、あちこちに感じたし、あまり上位チームらしくなく見えた。ACLにも参戦しているから、スケジュールがキツイのかもしれないな、とは思った。
大宮はアンジェロッティや室井が何度も決定的な形になりかけ、シュートも撃った。また、左サイドで茂木がフリーでいることが多く、そこへ通ったボールから、チャンスが度々生まれた。決めきれずに前半を0-0で終えたものの、甲府がハーフタイムに立て直せなければ、後半に大宮が得点して勝ちそうだなと思っていた。

しかし後半、甲府はきっちり修正してきた。とりあえず前へ出て積極的に仕掛け、受け身になってしまっていた前半の鈍い動きがウソのように、主導権を握る展開に持ち込んだ。
さらにスコアレスのまま15分を過ぎると、甲府は前線の選手を入れ替え始め、20分過ぎには前線の3人が全員入れ替わり、フレッシュな交代選手(飯島、鳥海、ピーター・ウタカ)がよく動いて、好機を作り出していった。
29分に右からの飯島のクロスを、ウタカがゴール前に折返し、鳥海が詰めて甲府が先制。
さらに33分には、CKの流れから中村が2点目を決める。
2点差で、甲府が守りに入ったこともあり、これ以降、大宮も攻め込む場面を作ったが、決めきれない。終盤は甲府が逃げ切りの態勢をきっちり敷いて、そのまま試合を終えた。

後半の甲府のペースの上げ方が鮮やかで、最初から狙っていたんだろうか、と思うくらいだったけれど、前半はかなり危なかったから、必ずしも意図的ではなかったんだろうな。ただ、こういう風に勝ち切れるあたりは、さすがに上位チーム、という印象だった。
大宮は前半に先制出来なかったのが全てだと思う。後半途中に、甲府に押されている0-0の状況で泉澤や富山を入れて、流れを変える勝負に出た所で、逆に失点してしまったわけだから、賭けに敗れたという感じでもある。
これで大宮は、J2残留のためには、残り2試合の連勝が必須となった。相手は自動昇格争い渦中の清水とヴェルディ。連勝しても、ターゲットになる山口、いわき、栃木が勝ち点2を積んだ時点で終る、厳しい状況。どういうことになるか。

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甲府サポのみなさん。
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J2リーグ第38節 大宮対山口

2023.10.7(土) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 7820人 主審 柿沼亨 副審 船橋昭次、小出貴彦

 大宮アルディージャ 2(1-0)1 レノファ山口
            (1-1)

 得点 15分 大宮・室井
    56分 大宮・アンジェロッティ
    88分 山口・矢島

 退場 90+7分 山口・ヘナン(警告2回)

最下位の大宮とJ2残留圏内最下位の山口の、残留目指した直接対決。勝ち点差は9で残り試合は5だから、大宮にとっては、間違いなく絶対勝たないといけない試合だった。
大宮は3試合前に熊本に惨敗した後、夏の終りに補強した選手を、徐々に先発から外しはじめていて、何か諦め始めたのかな、と思ったんだけど、皮肉なことにそこから徳島・大分に連勝してきた。開き直りが功を奏したのかどうなのか。

この試合も、飯田、カイケはベンチ。シュヴィルツォクと黒川はメンバー外。ベンチにもいない選手に関しては、もしかしたら、コンディションの問題か何かが、あるのかもしれないが。
ただ、大宮は立上りから、危機感が感じられる積極的な試合運びを見せていた。どんどん前へボールを送り、オフサイドにかかりまくりながらも、攻め続けた。山口もゴール前まで持ち込む惜しい場面は作ったけれど、大宮の勢いの方が大きくまさっていた。
15分に、右サイドから岡庭が入れたクロスを、逆サイドで室井がフリーで受けてシュートを決め、大宮が先制。
その後も大宮は攻勢を続けた。特にアンジェロッティが、前線でよくボールに絡み、きわどい場面を何度も演出していたと思う。チャンスを度々作りながら、追加点が取れないのは、あまりいい展開ではないな、とは思ったけれど、とにかく1-0で大宮がリードして折返し。

後半立ち上がりは、少し山口が流れをつかんだ気配があったけれど、50分過ぎに大宮がFKから、山口ゴール前で猛攻。ここは押し込み切れなかったが、55分過ぎ、アンジェロッティがボールを持つと、ドリブルで仕掛けて、自力でゴールへ持ち込み追加点。
この後も基本的には大宮優位で試合は進んだ。山口も、たまにゴール前に攻め込む場面は作るものの、決めきれないし続かなかった。
しかし、このまま終わるかと思ったら、88分に山口が、ゴール前への浮き球を(去年は大宮に居た)矢島が決めて2-1。怪しい雰囲気になりかけたが、山口には残り時間がなさ過ぎた感じ。焦ってのミスもあり、うまく攻めきれなかった上に、CKからの攻撃の時に、CBヘナンが2回目の警告で退場するおまけ付きで、得点出来ないまま終了。大宮が逃げ切った。

順位的にも、試合を見ていた感じでも、両チームに力の差はそんなにないという感じだったので、勝たないといけないという大宮の危機感が、この結果に結びついたかな、という気はする。焦って空回りする可能性もあったと思うけれど、この2試合連勝していたことが、いい方向に働いた面もあったのかもしれない。
これで大宮には、いくらか希望が見えてきたかもしれない。山口は少し余裕がなくなってきたと思う。ヘナンの退場も、次節、ダメージになるかもしれないし、その辺が焦りにつながるようなら、大宮には有利に働きそうだ。

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山口サポのみなさん。
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J2リーグ第35節 大宮対熊本

2023.9.16(土) 18時 NACK5スタジアム大宮
観客 7692人 主審 高崎航地 副審 金井清一、宮原一也

 大宮アルディージャ 0(0-0)3 ロアッソ熊本
            (0-3)

 得点 52分 熊本・松岡
    75分 熊本・Own Goal
    84分 熊本・江崎

この試合の開始時点では、熊本はJ2で20位で、降格圏のすぐ上。最下位(22位)大宮がJ2残留するには、この熊本を上回るのが条件になるから、これは直接対決の試合だった。大宮が勝てば降格圏脱出(対熊本)まで勝ち点5になり、いくらか可能性が見えて来たと思う。

とはいえ、立ち上がりから、熊本が優位に試合を運んでいた。それでも序盤は、大宮が相手陣内でそれなりにボールを持てていた。相変わらず、右サイドで飯田が強さと巧さを見せていたし、アンジェロッティと室井がゴールに迫る場面もあった。しかし、熊本が丁寧なパス回しを主体に、支配的に試合を進めるうちに、大宮の攻勢はしぼんでいき、前半の後半はほとんど大宮陣内での試合になった。
ただ、熊本もボールは支配するものの決め手を欠き、前半の本当にきわどい場面は一度くらいしかなかった気がする。
スコアレスのまま、折り返し。

後半序盤、大宮が多少勢いを取り戻したが、先に得点したのは熊本。7分に、分厚い攻めの流れで、ゴールの右手前から大本が決定的なミドルシュート。GK笠原がファインセーブで弾き返したものの、それを拾った松岡が左手前から再度シュートして、きれいに決まった。
その後、大宮は57分に、左サイドでボールがつながり、岡庭のパスから栗本が中へ折り返して、ゴール前をボールが転がった。室井が飛び込んだが合わせきれず、それでもボールはそのままゴール内に転がり込みそうにも見えたが、熊本GK田代がなんとかかき出し、得点にならない。
58分にアンジェロッティに代わってシュヴィルツォクが入り、62分に反転からの見事なシュートを放ったが、GKにセーブされた。
大宮は、この辺の時間帯がピークだった感じで、以降はまた、熊本が試合を支配し始めた。
75分、熊本がゴール前に分厚く攻め込み、左からゴール前にボールを入れると、クリアに入ったDFの足に当たって、オウンゴールになり、0対2。
84分、熊本のCKがゴール前に入る。大宮がゴール正面へクリアしたが、熊本に拾われ、ゴール前に入れられたボールを江崎に合わせられて、0対3。
これで試合は決まった感じ。そのまま終了し、熊本の大勝。

熊本は、組立てに関しては、なんでこんなチームが残留争いに絡んでるんだ?と思うような、圧倒的内容だった。J2では13戦未勝利、4連敗中というのが信じられないくらいだったけど、支配的に試合は進めるけどゴールが遠い、というパターンのようなので、それはこの試合の前半を見ていても、なんとなく分かった。
一方で、天皇杯ではJ1チームを連破して4強に残っているわけだし、それはそれで納得出来た気がする。

組立ての中で、連携やバックアップの意識がはっきり見える熊本と並べて見ると、大宮はひとりひとりのプレーがいかにも場当たり的に見えて、こうなってしまうのも仕方ないのかなという気がした。もっとも、それは置いておいて、シュヴィルツォクが個人技で得点出来ればいいのだけど、GKに阻まれた一発以外にも、惜しいシュートは何度かあったものの、熊本の守備に寄せられて、枠内へ撃ちこむことすら、ほとんど出来なかった。マークする相手が明確な分、対戦相手としても対応しやすいのは確か。彼の大宮加入が発表された時、J2のDF程度なら、軽く弾き飛ばして、問答無用でゴールを量産するんじゃ、と思っていたのだけど、そこまで簡単ではなかったな、という感じ。また、それをやると、逆にシュヴィルツォクがファールを取られかねない問題もありそうだし。

大宮は、いよいよ追い詰められてきたと思う。降格圏脱出(対象は山口)まで必要な勝ち点は9に増えていて、残り試合は7。厳しそうだ。

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熊本サポのみなさん。
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J2リーグ第32節 大宮対長崎

2023.8.26(土) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 8072人 主審 榎本一慶 副審 細尾基、金次雄之介

 大宮アルディージャ 0(0-1)4 V・ファーレン長崎
            (0-3)

 得点 21分 長崎・米田
    49分 長崎・米田
    54分 長崎・ファンマ(PK)
    90+3分 長崎・ファンマ
    
天気が気になって、だいぶ迷ってたが、結局見に行った。
少し早めに着いて、ゴール裏最上段から東の空を見ると、雨を降らせてる黒い雲が次第に近付いて来るのが見えた。しかも思った以上に雲の動きが速く、やばそうだな、とか考えてる矢先に雨が落ちて来たと思ったら、一気に土砂降り。ただ、そんなに長い時間は続かないだろうと思って、カッパをかぶって耐えていたら、激しい降りはやはり5分も続かなかったし、10分くらいすると、ほとんど上がった。試合開始10分前くらいには完全に上がっていた感じ。

大宮は補強が結果を出して、5試合負けなしだったが、先週は仙台に負けてストップ。その前の岡山戦は負けていて、ロスタイムに追い付くという展開だったから、上り調子だった勢いは、早くも下降に転じてしまったのか?と思っていた。しかもこの試合の相手の長崎は、上位チームだし、メンツを見ても、かなり手強そうだった。

試合が始まってみると、やはり長崎は選手のスキルの高さを感じたけれど、意外なくらいミスが多くて、かならずしも長崎優位の試合には見えなかった。もっとも大宮もミスは多かったし、試合前の強い雨の影響がピッチに出ていたのかもしれない。
そこで大宮が先制出来ていれば、試合の主導権を握れていたと思う。4分に右SB飯田のクロスに中野が反応して、ゴール前で惜しい場面を作ったし、13分には右サイドへのこぼれ球を拾った飯田の惜しいシュートもあった。どちらもGK波多野に守られた形になったが。
そして21分に、長崎にパスできっちり崩され、右から米田にきれいに決められて逆に先制された。
とはいえその後も大宮は、いまいち安定感のない長崎を攻めて、チャンスは作った。しかしシュートを決めきれず、0-1で折返し。

後半は48分に長崎の右SB増山がドリブルでチャンスを作り、その流れから49分に米田が、左サイドから角度のないシュートを見事に決めて0-2。
ここまでだったら、まだ大宮も何とか出来たかもしれないが、そのすぐ後、長崎のファンマがペナルティぎりぎりでDFとの接触で倒れてPK。現場ではまるで分からなかったけれど、後でビデオで見ると、かなり微妙な接触ではあったみたい。とはいえ、このPKをファンマが決めて0-3。
このスコアになって、長崎は完全に守りに入った感じ。大宮は攻めることは出来るが、決定機まで持ち込むことは、なかなか難しい状態になった。そのままロスタイムに入り、大宮に攻め疲れが感じられる中、長崎の松澤にドリブルで持ち込まれ、ゴール前のファンマにパスを通されて失点。0-4で試合終了。

前半だけ見れば、まだ大宮にも勝ち目はあるかなという内容だったのだけど、後半序盤の立て続けの失点で、力尽きた感じ。米田のゴールは2つとも見事なものだったし(特に2点目)、米田までボールが繋がる過程も含めて、やはり長崎の方が格上だったと思う。3点目のPKはやや不運だったと思うけれど、それも含めて、大宮はこの試合は仕方ない負け試合と割り切って、次の試合へ向かうべきじゃないかなという気がする。
ロスタイムに4点目を取られた場面とか、ピッチ内もスタンドも、かなり悲惨な雰囲気になっていたから、割り切って行かないと、この先、ちょっと大変だと思う。勝てそうな試合をとにかく拾うことに専念していかないと。

ちなみに、試合が始まった後は雨が降らなかったのは、ありがたかった。

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長崎サポのみなさん。
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J2リーグ第29節 大宮対秋田

2023.8.6(日) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 6818人 主審 野堀桂佑 副審 林可人、数原武志

 大宮アルディージャ 1(0-0)0 ブラウブリッツ秋田
            (1-0)

 得点 90分 大宮・泉澤

元々行くつもりでいた試合だったけれど、たまたまチームが募集していた招待券が当たったので、たまにはと思って、いつもとは違う、バックスタンドで観戦。
先日移籍加入したシュヴィルツォクが出場し始めてから、初めてのホームゲームなので、近くで見れて、ちょうどいいかなとも思った。
シュヴィルツォクだけでなく、この前に見た26節の栃木戦の後、かなり選手の出入りがあり、27節以降、その辺の影響は出ている模様(断片的にはオレアルやDAZNなどで、見てはいる)。前節の金沢戦では、今季初のビジターゲーム勝利の結果も出している。

大宮はシュヴィルツォクに加え、移籍加入組のSBの飯田やFWの黒川(出戻りだが)が先発出場。またCBカイケも、袴田が試合開始直後に相手選手との交錯で痛み、復帰したものの、前半20分過ぎに再度倒れた時点で、交代出場した(脳震盪による交代)。
補強を終えての戦術は、名古屋時代は超強力なFWだったシュヴィルツォクを前に置いて、残り10人で必死に守る的な形かと思いきや、試合が始まってみると、前線は3トップだし、そんなに極端なことはしていなかった。しかも、右サイドで攻撃的な上がりを見せる飯田、前線をスピードでかき回す黒川は目立っていたけれど、シュヴィルツォクは、今一つ力強さを欠き、いい場面はほとんどなかった。その影響もあって、大宮にゴール前の決定的な場面はほとんどなかったけれど、秋田にもそういう形を作らせなかった。カイケの圧倒的な高さも、かなり効果があったと思う。秋田の攻撃は、27分のゴール前直接FKがきわどかったくらいじゃないかな。これはGKの笠原が好セーブを見せた。
大宮の好機は39分、黒川が左サイドをカウンターで持ち上がり、右サイドから来た中野へ送り、中央のシュヴィルツォクに渡ってシュート。しかしふかしてしまった。

スコアレスで始まった後半、50分過ぎに秋田が、FKからゴール前で混戦に持ち込み、押し込むかと思われたが、笠原がしのいで大宮は持ちこたえた。
その後は一進一退で、双方決定的な場面はほとんどなかったと思うが、終盤に入り、大宮がシュヴィルツォク、飯田を下げて、室井、岡庭を送り込んだあたりから、大宮の攻勢が目立ち始めた。フレッシュな2人が右サイドでいい動きを見せてゴールに迫る形を作った。87分にゴール前でアンジェロッティが決定的な形でボールを持った場面は、ふかしてしまい得点にならなかったが、さらにその後、90分になる直前に、右サイドから逆サイドへボールがきれいに回り、ゴール前でボールを受けた泉澤が流し込んで、大宮が先制。6分のロスタイムも、それほど危なげなく乗り切り、大宮が勝った。

大宮優位の展開を作ったのは、元から居た選手の健闘ももちろんあったにせよ、移籍組の飯田・黒川・カイケの働きが大きかったと思う。決勝ゴール自体は、以前からの選手たちの働きで生まれたものだけれど、彼らがそのベースを作ったと言っていいと思うし、補強が成功している感じがした。
ただ、シュヴィルツォクに関しては、前2戦ではそれなりに存在感は発揮していたようなのだけど、この試合では、マークされていた面はあったにしても、残念ながらいまひとつ生彩がなかった。暑さや疲労によるものなのかな、という気はするので、まあ、また今度、という感じ。
リーグ中位の相手に、これくらいの試合が出来るようなら、まだ勝ち点6差の挽回が必要な状況とは言え、大宮の降格圏脱出は、割と現実味を帯びて来た気がする。

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秋田サポのみなさん。
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J2リーグ第26節 大宮対栃木

2023.7.16(日) 19時 NACK5スタジアム大宮
観客 6355人 主審 大坪博和 副審 村田裕介緒方孝浩

 大宮アルディージャ 0(0-0)0 栃木SC
            (0-0)

現地観戦。
大宮は前々節の千葉戦に勝った後、前節はまた負けて、現在の状況はJ2残留圏内まで勝ち点差9。その対象が栃木だから、残留のためには絶対負けられないと考えられる試合。


大宮は立上り攻勢に出て、開始5分には深い位置でFKを獲得。柴山が蹴ったが、ポストに当たって枠内には入らなかった。
この後の大宮は、千葉戦で見た時のような5バックぽい布陣で、守備的な試合運び。意図的にそう構えたのか、押し込まれたのかは、よく分からない。ただ、栃木は人数を掛けて高い位置でボールを繋ぎつつ、積極的にゴールを狙ってくる組立てで、引いた大宮との駆け引きに緊張感があった。栃木は根本がトップでよく粘っていたけれど、13分に打ったシュートがGKの好セーブに阻まれたのを始めとして、大宮の人数を掛けた守備をそう簡単には崩せず、決定的なシュートまではほとんど行けなかった。栃木はもう一人、左サイドから福森が再三、仕掛けて行ったけれど、これも決定的な形まで持ち込むことは、なかなか出来なかった。
大宮も、守備的な構えとはいえ、時折、速攻から相手ゴールに迫る場面はあった。しかしこちらも惜しい場面まではなかなか至らず、双方、そこそこチャンスは作りながら、ゴールは生まれないまま前半終了。

後半も基本的には同じようなペース。ただ、暑くて選手が消耗したせいか、前半よりもきわどい場面は減ったような印象だったのと、後半の方が大宮が攻勢に出ていたように思える。大宮は絶対勝ちたい試合だったから、そうなるのが当たり前だったかもしれない。ただ、圧倒的な攻勢まで持ち込むことは出来なかった。
スコアレスのまま後半も終盤に入り、38分に栃木は、先日名古屋から育成型レンタルで移籍した石田が入った。右サイドの前目に入り、攻撃にも絡んでいたが、残り時間が少なくなるにつれて、大宮が攻勢を強め、石田は下がり目で守備的なプレーが増えた。対面する大宮の左サイドには、茂木や途中出場の泉澤といった、巧いプレーヤーがいたから、抜かれちゃったりしないかなと、心配になりながら見ていたけれど(^^;、しぶとい守りで凌ぎ切った。
とはいえ、栃木も得点は出来ず、スコアレスのまま試合は終了。

大宮の方が、より痛い引き分けだったと思うけれど、栃木も厳しい順位の中では、大宮を勝てる可能性が比較的高い相手と考えていただろうから、残念な結果だったろうね。
ただ大宮は、守備的な試合運びで無失点に抑えたというのは、ある意味、狙い通りだったのかもしれない。シュヴィルツォクの加入が発表されたことを考えると、ベタ引きで守って、得点はシュヴィルツォクの破壊力に期待というのが、現実的な戦術になってきそうに思えるし、その準備段階と考えれば…? まあ、真意は分からないけれど、シュヴィルツォクが合流した後の大宮が、どういう試合をするのかは、かなり興味がある。

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栃木サポのみなさん。
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