J2リーグ第8節 大宮対大分
2025.4.5(土) 14時 NACK5スタジアム大宮
観客 10923人 主審 福島孝一郎 副審 塚越由貴、田代雄大
RB大宮アルディージャ 2(1-1)2 大分トリニータ
(1-1)
得点 20分 大分・有馬
21分 大宮・豊川
53分 大分・藤原
90+4分 大宮・カプリ―二
立ち上がりは様子見だったのか、双方、後ろで回しつつ、機を見て前線にボールを放り込むみたいな流れ。特に大分の方が、とっかかりがなかなか見付けられないような感じだった。ボール自体は動いていたけれど、それほど緊迫感はなかったかな。
状況が変わったのは、19分頃に大分DFの藤原が、多分相手選手との接触で足を痛めたらしく、座り込んで、一旦試合が止まってから。そして大分のスローインで試合がリスタートして、速攻から大分が先制点。試合の中断で、大宮は少し集中が切れていたと思う。
ここで藤原が治療のため、一旦外に出たから、大分は数的不利になった。大分ベンチは選手に細かく指示を送って、守備を固めようとしていたが、大宮はキックオフで一旦後ろに下げてから前線にロングボールを入れ、オリオラ サンデーが落とし、受けた豊川が中へ切れ込んでシュート。決まって、あっさり同点。
藤原の怪我が演出した得点劇という感じ。ちなみに藤原は、この後、ピッチに戻った。
ここからは、雰囲気が変わってきて、双方、積極的に前線に仕掛け始めたように思う。ただ、どちらも今一つ、足元にボールが収まりきらず、スムーズにパスがつながらない、ぎくしゃくした展開になっていた印象。どちらが優勢とも言い難く、どう転ぶか分からないな、という感じで前半終了。
そして後半、序盤の53分に、大分がCKから藤原が決めて勝越し。今日は藤原デーなのか?と思った(^-^;。
大宮は選手を入れ替え始め、先発のオリオラ サンデーを、ファビアン ゴンザレスに代えた。63分にはカプリ―二を投入。タイプの違う外国人FWを次々入れて来るあたり、レッドブルマネーかな、という感じ。その辺の選手交代が功を奏して、大宮が優勢に試合を運び始め、76分にはファビアン ゴンザレスが倒されてPK。しかしこのPKは大分GK濱田がストップ。大宮は他にも決定的な場面を作ったが決めきれない。
ただ、大分も選手の疲労が目立ち始めていた。このままいくとやられちゃうなと思ったが、81分に選手を入れ替えて、少しリフレッシュした感じ。しかしその後も、足がつる選手が出てきて、この辺も入れ替えないと危ないんじゃないか、と思っていた。カウンターから追加点を取るチャンスもあったが、決定的な所までは持ち込めず。
大分リードのままでロスタイムに突入したが、90+4分に泉が左から切れ込み、ゴール前に流したボールに、カプリーニが合わせて同点ゴール。大分のDFが泉に付いてこれなかったのは、やはり疲労があったんじゃないかな。
試合はそのまま終了。
大分が逃げ切り損ねたという感じの試合。終盤の大宮は、PKなど決定的な場面を再三作って、押し込んでいたし、それに対して、しっかり守り抜くだけの陣容が大分にはなかったのかも、という気もした。
とはいうものの、大宮も、昨年のJ3でのような圧倒的な強さは、さすがに今年は見せられてないかなとは思う。1年でのJ2突破を目指しているし、現時点では可能性は十分ありそうだけれど、そんなにすんなりとはいかないんじゃないかな。
大分ゴール裏のみなさん。
この日の大宮公園の桜。満開に見えた。人も多かった。
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