2025.5.17(土) 14時半 ベスト電器スタジアム
観客 7370人 主審 小屋幸栄 副審 日比野真、坊薗真琴
アビスパ福岡 1(0−1)1 名古屋グランパス
(1−1)
得点 81分 名古屋・徳元
90+5分 福岡・金森
DAZNでライヴで見た。
名古屋の先発は前節から3人変更。河面が佐藤、左サイドは徳元で、中山は右に入り、内田が外れた。
双方、ビルドアップ主体の試合運びで、京都戦と似たような印象だった。ボールの奪い合いは互角な感じ。近年の試合では割といつも感じるように、福岡の方がうまいパスワークを見せていたと思うけれど、故障者が多いそうで、前にターゲットになる強力なFWがいない影響か、シュートへ持ち込むことがなかなか出来ない。可能性を感じたのは、前半終了近くに紺野のクロスから志知が合わせた一度くらいじゃないかな。名古屋はターゲットの役割を山岸がこなすし、マテウスもいるから、ゴール近くに迫つて、得点の可能性を感じさせる攻撃は出来ていたと思うけれど、そこから先の決定機までは持ち込めない。こぼれ球に稲垣というお馴染みのパターンもあったけれど不発。スコアレスで折返し。
後半に入ると、名古屋がペースを上げてきたのか、福岡が疲れてきたのか、名古屋が優位に試合を運び始めた雰囲気。しかしゴールは決まらない。
65分にマテウスと和泉を永井と浅野に交代。永井のスピードを生かそうとする攻撃は見られたが、うまくケアされてチャンスは作れない。
77分に山岸を森島に交代。
81分、中山が原からのパスを受けて、右サイドを持ち込んで、中へクロス。逆方向から突っ込んできた徳元が押し込んで、名古屋がようやく先制。これはきれいに崩したゴールだった。
福岡は動きが落ちているし、切り札的な選手も、もう残っていないかなと思ったので、これで勝ったかな?と思ったんだが…。
そこから名古屋が守りに入って、引いてしまったということはなかったと思う。逃切りは当然、想定に入っていただろうし、84分に中山と徳元を野上と内田に代えたけれど、ペースはそれほど大きく変わらずに、特に危なげもなく90分を過ぎた。当然、その辺からは福岡が猛攻を掛けて来たけれど、うまく凌いでいた。しかし、これがラストプレーになるかもという95分、福岡がスローインからゴール前に蹴り込み、クリアのこぼれ球を、金森にゴールに蹴り込まれて同点。名古屋が土壇場で追い付かれての引分け。逃げ切れなかった。
試合直後は、失点につながった三國のクリアが結構叩かれていて、長谷川も試合後に判断が悪かったと話してたみたい。ただ、三國にも彼なりの考えがあってのクリアで、それがたまたまうまく行かなかったようだし、その辺の時間帯では、その前にも三國が競り負ける場面があったから、彼もいっぱいいっぱいだったんじゃないかと思う。金森のシュートにしても、試合後インタビューで狙ったとは、言っているけど、そうそうあんなにきれいに決まるとも思えない。多分に運が作用した失点だったと思っている。
どっちかといえば、名古屋が優勢な時間帯は長かったわけだから、もっと早い時間に先行して、2点目を狙えるような楽な展開に持ち込めなかったことの方が、引分け止まりになってしまった主因じゃないかな。先制点がマテウスも山岸も交代してからだったことが、名古屋がそういう展開に持ち込めなかった理由を、示しているような気もする。
連戦明けで選手のコンディションが整ってなかった、みたいなこともあるようだけど、それはお互い様。
まあ、順当な結果だったんだろうと思う。昨年もここでは、同じように終了間際に、そうそうは決まらなそうなシュートを決められて負けているから、スタジアムの相性もあるのかな。負けなかっただけ良かったということで。
最近のコメント