J1リーグ第38節 名古屋対福岡

2025.12.6(土) 14時 豊田スタジアム
観客 34975人 主審 清水勇人 副審 日比野真、中澤涼

 名古屋グランパス 1(0−0)0 アビスパ福岡
           (1−0)

 得点 90+6分 名古屋・稲垣(PK)

現地観戦。今季最終戦。
勝敗によって、多少の順位の上下動はあるにしても、双方とも消化試合的な状況だったし、試合内容もそんな感じだったと思う。天気が良くて、暖かだったから、のんびりした気分で見るには、ちょうど良かった。

名古屋の先発は、前週の町田戦との違いは、前節、ポカっぽいプレーで町田に先制を許したGKの武田がピサノに交代。それが理由だったかどうかは分からないし、ホームでの最終戦だから、今年、大ブレークしたユース上がりのピサノを起用するのは、自然な気もする。あとは、前節の警告で出場停止になった野上の代りに、右サイドに森。彼も今年、トップチームである程度結果を残したユース上がりではある。
ただ、結果的にそうなっただけで、長谷川が若手を成長させたというのとは違うだろうと思っている。使ってみたらうまく行ったというだけで、実際、この4年間に、今年の加藤玄など、使ってみたけどうまくいかなかったユース上がりが他に何人もいる。大半はレンタルなどでチーム外に放出されて、帰って来るかどうかもわからない。長谷川は試合には出すけれど、育てることはして来なかったと思う。

前半は、福岡が、ひとつひとつのプレーに狙いが見えて、主体的に試合を運んでいたと思うが、その分、読みやすいところもあるようで、危険な場面はほとんど作られなかったと思う。きれいに形は作るし、見ていて面白いけれど、決定的なシュートが打てないなという感じ。
むしろ、ほぼ行き当たりばったりだけど、アクシデント的にボールがこぼれたりする場面から、時々チャンスが生まれる名古屋の方が決定機に近い印象があった。
そんな場面のひとつが、30分過ぎに、FKからユンカーの折返しをゴール前で藤井が押し込みかけた決定機。ゴール寸前で掻き出されたみたい。あとでDAZNで見ると、ほとんど入ってるように見えたが、完全には入り切ってないと言われれば、まあそうかもしれない。
名古屋も意図の感じられるプレーがないわけではないけれど、バレバレだったり、精度が低かったりして、ほとんどうまくいかなかった。

後半になると、試合展開は次第にオープンな感じになってきたし、福岡の組立てが緩んで来た分、元々、それほど丁寧な試合運びをしていたわけではない名古屋が、優位に試合を運べるようになったように思うけれど、得点には至らない。
21分に永井が小野に交代。37分には佐藤と森が、河面と木村に交代。44分にユンカーが杉浦に交代。
決定機に乏しく、盛り上がりを欠いた試合だったが、ロスタイム、ペナルティエリア内で木村が森島からボールを受けて、ボールが流れた所でDFと交錯して倒れる。VARの結果、これがPKになり、稲垣が決めて名古屋が先制。
そのまま試合終了。

個人的には、痛み分けのスコアレスドローで終っても全然構わなかったけど(この5試合で3度目の稲垣のPKなので、またかよ、という気分もあった)、その後、最終戦セレモニーがあったことを思えば、勝ちで終ったのは、運営的には良かっただろうな。
セレモニーでは、長谷川の挨拶を聴いていて、ああいうざっくばらんな物言いが受けるんだろうなあ、と思った。自分も、就任の成り行きに納得が行かなかったから、あんまり好感を持たずに迎えたものの、初めの頃はそんな雰囲気を見ていて、思いのほか、いいかも、と思っていた時期があった。次第に、信用できないなと感じるようになったけれど。
もっとも、セレモニー全体としては、今季限りでチームを離れるユンカーの挨拶(というか、号泣してしまったユンカーの通訳)が目玉だった感じ(^^;。場が和んだのは間違いない。

来年は首脳陣が一新という形になるわけだけど、どういうことになるやら。現体制が変わることは歓迎だけれど、何も見えていないので、あまり期待感はない…、と思っていたが、その後、ミシャ(ミハイロ ペトロヴィッチ)が新監督に就任すると聞いて(12/18に正式に発表)、期待感は持っている。ただ、今までとは大きくスタイルが変わるだろうから、選手が適応できるのかという懸念はある。そういう意味では、来年前半は通常のリーグ戦ではないから、成績は割り切ってチーム作りに当ててもいいのではと、自分は思っている。

20251206board 20251206pitch 20251206score1 20251206score2
福岡のゴール裏。
20251206fukuoka
最終戦セレモニー。
20251206ceremony 20251206aisatu
豊田スタジアムからの夕陽。
20251206yuhi

| | コメント (0)

J1リーグ第37節 町田対名古屋

2025.11.30(日) 14時 町田GIONスタジアム
観客 12396人 主審 小屋幸栄 副審 浜本祐介、植田文平

 町田ゼルビア 3(1−0)1 名古屋グランパス
         (2−1)

 得点 42分 町田・デューク
    50分 町田・中村
    61分 名古屋・稲垣(PK)
    72分 町田・昌子

現地観戦。
いい天気で暖かくて、日が当たる場所では、暑いくらいだった。試合開始前などに、ピッチサイドで火柱が上がる演出があって、炎が近くに来ると、勘弁してくらいの感じ。もっとも、寒い日なら有難かったかもしれない。
なお、ここのいわゆるビジター席で、ゴール裏と一緒にならずに済む場所は、あまりにも金額が高いので、バックスタンドのビジターグッズ禁止のエリアで、一般客として観戦した。日頃から、ビジター然として観戦することはあまりないので、特に抵抗はない。去年もここでの観戦は同じ場所だった。
周囲の町田サポが、今日は観客が多いねと言っていたし、そこそこ詰まっていたけど、満員ではなかった。天皇杯優勝直後のホーム最終戦でも、これくらいの入りなんだよな、という感じではあった。
もっとも、超満員でチケットの取り合いになるような状況なら、さすがにこういう席に潜り込むのはためらうけれど。

名古屋の先発は、3週前の前節から2人変更。コンディション不良だったらしい藤井が、三國に代って3バックの中央に復帰。前線は木村がユンカーに交代。契約満了が発表されているユンカーが先発というのは、よくわからない気がした。また、控えのメンバーがだいぶ様変わりしているのには、何か意味があるんだろうかと思ってしまったが、どうせ現時点では何も分からない。

序盤は名古屋がいい感じで持てていた。菊地と和泉が居ることで、ボールがきれいに回っていたように思う。5分には和泉が左から切れ込んでシュート。GKにセーブされたが、いい形だった。
町田はなかなかいい形を作れずにいたけれど、元々、このチームは、それほどビルドアップがうまいという印象はないし、こんなものだろうな、という感じ。
それでも優勢だった名古屋が先制出来ないまま、前半の半ばを過ぎると、町田が押し込んでくる場面が増えてきた。しかし、双方、シュートはあっても決めきれない。
40分過ぎ、ハーフウェイから町田陣内に入ったあたりで町田がFK。そこからゴール前へロングボールが蹴り込まれ、デュークが走り込んできた。原が抑えに行ったが、抑えきれずに引きずられ、それを見たからか、武田が飛び出してクリアに行ったが、その手前でデュークが頭で合わせたボールが武田の頭上を越えてゴールの中へ。これで町田が先制。
その3分後にも、デュークにゴール前で合わせられたが、きわどくゴールを外れて助かった。0-1で折返し。

後半は、前半のしまいぎわに、自陣ゴール前での競り合いで、相手選手との接触で負傷した和泉が小野に交代してスタート。小野は和泉が居た左サイドにそのまま入った感じ。
開始5分、町田の林がペナルティエリア内へロングスローで投げ込んできて、デュークが折返したボールを、中村にシュートを決められ2点目を失う。
しかし名古屋は10分過ぎに、稲垣のスルーパスをきっかけにして、町田ゴール前に分厚い攻撃を仕掛けた。立て続けにシュートを撃ったが、全て跳ね返され、不発に終わったように見えたが、最後のユンカーのシュートがDFの手に当たっていて、VARの後、PKになり、稲垣が決めて2-1。
ここから反撃という状況ながら、なかなかそういう展開にはならない。26分には永井が交錯で痛んで場外へ出て、その後、町田がCKを獲得したところで、永井に代って木村が入った。このCKから昌子に押し込まれて3-1。
以降は、ほぼ町田ペースの試合になり、そのまま終了した。

序盤のいい展開の時間帯はともかく、全体としても名古屋は、試合の進め方自体は、町田に比べて特に劣っているようではなかったけれど、競合いでの出足が遅く、淡白なようにも見えた。3失点全てがセットプレーが起点のわけで、そういう場面では、こういう所が劣っているのは明らかに不利だろうなとは思う。
実質的に消化試合で、名古屋の選手の気持ちが切れてしまっていたのかも、とも思ったけれど、町田の貪欲さが、このチームが終盤まで優勝争いをするだけの成績を残した原動力ではあったのだろうな、とも思う。この試合を見ていても、町田は戦術的に特別なものがあるようには思えなかったし、技術の高さも特に感じなかった。このところ名古屋の試合を見ていると、大半の試合で、相手チームの方がいい試合をしていると感じるのだけど、この試合に関してはそういうことはなかった。それなのに、この順位の差は、やはりそういう部分に理由があるのだろうと思う。

20251130board 20251130pitch 20251130score1 20251130score2
名古屋のゴール裏。
20251130nagoya

| | コメント (0)

J1リーグ第36節 柏対名古屋

2025.11.8(土) 16時 三協フロンテア柏スタジアム
観客 13634人 主審 上田益也 副審 聳城巧、藤澤達也

 柏レイソル 1(0−0)0 名古屋グランパス
        (1−0)

 得点 47分 柏・Own Goal

一般発売開始後3分で売り切れたというチケットを、奇跡的に?入手出来ての現地観戦。

名古屋の先発は前節からの変更は4ヵ所。左が河面から和泉で、前線だった和泉が下がった代りに菊地。右は森から野上。前線ではもう1人、山岸が永井。そして最大の驚きは、3バック中央が、藤井に代わって三國。藤井はベンチにも入っていなくて、何か急なアクシデントだったらしい。詳細は知らない。

相手の柏は優勝争いの渦中。順位や勢いを考えたら、名古屋の惨敗でもおかしくなかったが、少なくともリーグ戦では、名古屋は柏や日立台に妙な相性の良さがあるので、案外分からないかもとは思っていた。

実際、前半は五分とは言わないまでも、名古屋は悪くない試合をしていたと思う。
前半15分に、稲垣のパスから木村が決定的なシュート。しかし、GK小島に阻まれた。どうも木村は、なぜか相手GKのファインセーブを引き出してしまう傾向があるような。
36分には、柏のDFからのGKへのパスが逸れて永井に渡るという、決定的なチャンスも生まれた。このところの柏戦は、柏のディフェンスのミスから名古屋が得点して、そこからペースを握るというパターンが目立つし、ここはまさにそういう場面だったのだけど、永井のシュートはGKにセーブされて生かせなかった。もしかしたら、ここを決められなかったのが、勝負の分かれ目だったかもしれない。
柏は、持ち味の走って繋ぐサッカーで支配的に進めていたものの、なかなかフィニッシュに持ち込めない。去年までは、マテウス サヴィオ起点で決定的な形を作られる(ただし、回りがサヴィオにいまいち追い付けなくて、決まらない)場面が多かったが、サヴィオが抜けた今年も、そういう所はやっぱり変わらないのかな、というふうに見えた。
結果、スコアレスでの折返し。

ハーフタイムに柏は垣田とジエゴを細谷と瀬川に代えた。勝負に出て来たなと思ったし、ここをどうしのぐかだ、と思ったのだけど、後半開始早々の2分、パスを受けて左サイドへ抜け出してきた原田が、ゴール前に入れて来たのに対して、三國がクリアに行ったボールがゴールに入ってしまうオウンゴールで、あっさり先制を許した。ただ、このオウンゴールそのものは、仕方なかったと思う。
先制されてしまうと、名古屋は苦しくなった。何も出来ないというわけではないけれど、手堅く守って来る柏に対して、決定的な場面を作ることが出来なくなった。20分に野上と永井を森と山岸に代え、31分には原と佐藤を椎橋と河面に代え(佐藤は警告を1回受けていたからかなと思う)、攻め手を変えていったが、結果にはつながらない。
柏は走り回っていても、試合終盤まで運動量の多さは変わらず、付け込む隙が見当たらなかった。ここまで動きが落ちない柏は、近年はあまり見たことがない気がしたし、それが出来るチームを、今年は作って来たのかなと思った。それが今年の躍進の理由なんだろう。ずっと残留争いの常連だったチームを、1年でここまで変えた監督の手腕を感じる。もちろん、チームとの相性もあったんだろうし、そういう監督を連れて来たチームの見識だろうなと、今の名古屋と比べて、いろいろ考えてしまう。もっとも、柏もずっと低迷していたし、名古屋と比べれば、順位が低い年の方が多いような気がするから、今年うまく行ったとはいえ、手放しで持ち上げるつもりはない。
44分には名古屋は、木村に代えて杉浦を送り込んだが、これも不発のまま試合終了。

前半は悪くない内容だったし、後半も、柏が先制点以降はペースを上げて来なかった影響はあったから、額面通りには受け取れないにしても、五分に近い形でやれていた。今のチーム状態を考えれば、そんなに悪い試合ではなかったはず。
結果が示すのは、やはり両チームの現時点での立ち位置の違いなんだろう。
久々先発だった三國は気合が入っていて、前半は垣田をほぼ封じ込めていた。やっぱり三國だなと思う場面はあったし、オウンゴールは残念だったにしても、全体として出来そのものは悪くなかったと思っている。

負けたとはいえ、他会場の結果によって、名古屋のJ1残留は今節で決定した。消化試合になった残り2試合、どういう試合をするんだろうか
ちなみに、この試合以降、監督の長谷川健太やGMの山口素弘など、首脳陣の多くの契約満了が発表されていて、来年の名古屋は、大幅に変わった体制で臨むことになる。今季のこの成績では当たり前の人事と思う一方で、次の当てはあるんだろうか、とも思う。

20251108board 20251108pitch 20251108score1 20251108score2
名古屋のゴール裏。
20251108nagoya

| | コメント (0)

J1リーグ第35節 名古屋対G大阪

2025.10.25(土) 14時 豊田スタジアム
観客 30084人 主審 傅明 副審 道山悟至、安藤康平

 名古屋グランパス 0(0−0)2 ガンバ大阪
           (0−2)

 得点 56分 大阪・山下
    90+3分 大阪・岸本
    
現地観戦。

名古屋の先発は、横浜FC戦からの変更は3人。左サイドは徳元から河面。右サイドは野上から森。前線は、前節に故障離脱したマテウスが山岸。
公式では見てないけれど、やはり中山は故障らしく、その影響が両サイドに出ていた。森はU20W杯帰りでの復帰なので、順当と言えなくもないが、左は前節の徳元の出来に不満があったようで、とうとう河面が先発か、という感じ。

もっとも試合の立上りは、その河面が効果的な働きを見せていたと思う。開始3分の、山岸の巧いポストプレーからボールを受けた河面が、左を持ち上がってゴール前に正確なクロスを入れ、木村が合わせた場面なんか、本当に鮮やかだった。一森のファインセーブで、ゴールは阻まれたが。
その辺も含めて、開始から前半半ばまでは、双方の好守が噛み合って、面白い試合になっていた印象がある。ACLの試合から中2日だったガンバは、明らかにスローペースな試合運びだったけれども、要所ではきっちりペースを上げて、ジェバリを軸に、チャンスも作り出していた。ガンバは全体を通しても、そういう試合が出来ていたと思う。
一方、前の試合から一週間後で、条件的には優位だったはずの名古屋は、序盤以降もペースが上がらなかった。ガンバのスローペースに合わせているうちに、取り込まれてしまったかのようで、競った場面ではスピードも強度も、ガンバの方が明らかに優勢で、前半の半ば以降は、一方的に攻め込まれていた印象。シュートが枠に飛び始めたガンバに対して、このところの試合同様に、武田が奮闘して何とか持ちこたえていた感じ。
スコアレスで折返し。

後半になっても流れは変わらない。それでも名古屋は序盤に、森が決定機になりかけた場面があったが、シュートを外してしまった。
そして11分に、左サイドでディフェンスが山下に振り切られてシュートを撃たれ、ガンバに先制された。
18分に河面と山岸を、永井と菊地に交代。さらに26分に、森島と森を加藤と野上に代えたが、名古屋の低調な試合内容が改善した気配は、あまり感じられなかった。勝ち越した結果、ガンバは遅延行為スレスレのスローペースで、割り切った試合をしてきたが、一方では、チャンスと見るときっちり仕掛けて、きわどいシュートも撃ってきた。名古屋は防戦一方で打つ手がない。武田の活躍ばかりが目立つ感じ。
それでも34分に、原に代ってユンカーが入ると、ようやく活気が見えた。このところ、途中出場してもいい場面がほとんどなかったユンカーが、この試合ではチャンスメイクに徹して、40分以降には、複数の決定機を演出した。しかしシュートがクロスバーに当たるなどで、得点には至らず、逆にロスタイムに、カウンターでのジェバリの持ち上がりから、ゴール前フリーの岸本にパスを通され、とどめのゴールを決められた。

全体として見て、名古屋の試合ぶりは、本当に活気がなかった。
このオフ、おそらく監督の長谷川は退任するだろうし、それ以外にもチームは大きく変わるだろうけれど、どういう風になるかも、現時点ではまだ分からない状態だと思う。そういうチーム内の不透明感が、選手のやる気を削いでいるんじゃないかな。しかも、今節の結果ではJ1残留確定は出来なかったものの、ほぼ堅い状況までは来ているし、一方で上位への進出はほとんど望めないから、元々、選手にモチベーションはそれほど高くはないと思われるし。
この後のビジター2試合、柏戦と町田戦は、まだモチベーションの高い状態にあると思われる相手との試合になるから、どういう結果になるのか、懸念しかない。

20251025board 20251025pitch 20251025score
ガンバのゴール裏。
20251025gamba

| | コメント (0)

J1リーグ第34節 横浜FC対名古屋

2025.10.18(土) 14時 ニッパツ三ツ沢球技場
観客 11465人 主審 飯田淳平 副審 平間亮、坊薗真琴

 横浜FC 2(1−0)2 名古屋グランパス
       (1−2)

 得点 20分 横浜・櫻川
    71分 名古屋・稲垣(PK)
    80分 名古屋・佐藤
    90+4分 横浜・伊藤
    
現地観戦。


名古屋の先発は、2週前のセレッソ戦から、左サイドが中山から徳元に代っただけ。中山は控えにも入っていなくて、なんでだろうと思った。特に調べてないので、理由は知らないが、セレッソ戦では負傷交代だったから、もしかしてそれが尾を引いていた?
ちなみにU-20W杯へ行っていたピサノと森は、控えには入っていたが、出番なし。

メインスタンドで観戦していて、そこではあまり感じなかったのだけど、ピッチ上はかなり強風だったようで、バックスタンド上に掲示されていたフラッグも大きく揺れていた。前半風下の横浜FCは、自陣から蹴ったロングボールが、風にあおられて飛距離が伸びず、中央付近でのボールの競り合いになることが多かったし、そこでは名古屋の方が優位。しかも競り合いで、横浜がファールになる場面が多かった。7分にはCKのGKのセーブからのこぼれ球を、木村が決めて、早々に名古屋が先制。
と思ったが、VARでの長い確認の結果、オフサイドで取消し。
とはいえ、名古屋の優位は明らかだったので、時間の問題かなと思っていた。あまり早々と試合の行方が見えてしまうのもつまらないから、ちょうどいいや、くらいの感じ。
しかし18分過ぎ、多分この試合で初めて、横浜のパスが名古屋陣内できれいに繋がり、20分に右から福森のクロスが入ってくると、ゴール前で櫻川に合わされてシュート。決まって、あっさり横浜が先制。
その後も名古屋の優勢は続くものの、決定機をなかなか作れない。強い追い風でボールが流れてしまうので、前線へのフィードが精度が出なかった影響もあったと思う。
ロスタイムには接触プレーでマテウスが転倒。ひどい痛がりようで即座にバツが出て、永井に交代。

ハーフタイムに徳元が菊地に交代。徳元の位置には和泉が下がって、菊地が前に入った。
後半は逆風で不利になるし、マテウスの離脱で、名古屋には厳しいことになりそうな気配だったけれど、頭から横浜が引いて、守りを固めてきたので、名古屋は優勢に試合を運ぶことが出来た。固められているので、崩すのは容易ではなかったものの、これだけ引かれてれば、なんとかなるだろうという気がした。
63分にはFKの流れから、山根にロングシュートを撃たれたが、クロスバーに当り、きわどく救われる。
64分に野上を山岸に交代。山岸は前に入り、菊地が右サイドで、和泉が左サイド。
そして69分にCKからゴール前混戦でPKを獲得。例によって、稲垣があっさり決めて同点。見ていても、全く失敗する気がしなかった。
しかしこの後も、76分にFKの流れから、ユーリ ララにきわどいシュートを撃たれ、武田の好セーブで逃れるなど、名古屋が主導権を握り切れないままだった。
79分に木村が河面に交代。河面は左サイドに入り、和泉は前へ出た。
そうすると80分に、CKの流れから河面がゴール前へ入れたシュート性のボールをGKが弾き、こぼれた所を佐藤が詰めて名古屋が逆転。
これで決まりかと思ったが、逃切りに入った名古屋は次第に押され気味になった。

90+4分、横浜が細井のロングスローからの流れで、伊藤が決めて同点。
2-2の痛み分けで終了。

どちらも逃切りに失敗した試合という感じ。横浜が後半立上りから逃切りに入ったのは、さすがに早過ぎで、仕方なかったと思うけれど、80分に勝ち越した名古屋が逃げ切れなかったのは、さすがに試合運びがマズすぎじゃないかと思う。
もっとも、J1残留という面から見れば、名古屋はこの試合は引分けでも横浜FCとの勝ち点差をキープできるから、最低限の結果は出せたとは言える。そういう気持ちもあったのかもしれない。個人的には、名古屋は残留に関しては、もう大丈夫なんじゃないかと思っているので、あまり納得感はないけれど。
逆に横浜FCは、残留の可能性に向けては勝たないといけない試合だったわけだから、そういう意味では、むしろ横浜の方に同情してしまった感じだった。

20251018board 20251018pitch 20251018score2 20251018score1
名古屋のゴール裏。
20251018nagoya

| | コメント (0)

J1リーグ第33節 名古屋対C大阪

2025.10.4(土) 17時 豊田スタジアム
観客 33496人 主審 清水勇人 副審 熊谷幸剛、塚田智宏

 名古屋グランパス 2(2−0)1 セレッソ大阪
           (0−1)

 得点 37分 名古屋・野上
    45分 名古屋・木村
    85分 大阪・ヴィトール ブエノ(FK直接)
    
現地観戦。

雨が降っていて、やや涼しいコンディション。雨は次第に上がったけれど、濡れたピッチは試合に影響するだろうなと思ったし、実際、特に前半は、双方とも、足元にうまくボールが収まっていないように見える場面が目立ったと思う。
名古屋の先発は、右サイドに野上が入り、前3人がマテウス、木村、和泉になったのが、前節からの変更点。永井と山岸が外れた形。

前節同様、立上がりから双方活発な試合運び。
セレッソがうまく組み立てて、ゴール近くまでは持ってくるが、そこからシュートまでが遠く、やや押され気味ながらも名古屋の方が、むしろ組立は粗くてもシュートは打てていた印象。
セレッソはもっと撃ってくるイメージがあったけれど、選手がだいぶ入れ替わっていて、戦術的にも変わっているのかな、とも思った。
ただ、上記したように、ピッチコンディションの影響か、細かいミスがどちらも多くて、決定的な形はなかなか作れなかった。
最初の決定的な場面はセレッソ。32分にラファエルがクロスに対して裏へ抜け出してシュート。これを武田がファインセーブ。
ここから試合が急に動き始めた。
36分に今度は名古屋の木村が決定的なシュート。セレッソGKが福井がファインセーブしたが、CKになり、森島のキックから逆サイドで野上が押し込んで名古屋が先制。
野上はこれがあるんだよな、と思った。
この後は、セレッソの攻撃の噛み合わなさに対して、名古屋が手堅く運ぶ試合になっていったように思う。
前半終了間際には、右サイドから崩して、最後は稲垣が右からゴール前にクロスを入れ、木村が合わせて2点目。木村の名古屋移籍後初ゴール。綺麗に崩した得点で、前節と逆に、今日は大量得点での勝ちもありえるかも、という雰囲気だった。

後半、序盤は名古屋が優勢で、前半終了時に考えた大勝が現実味を帯びて来たように思えた。8分に中山がゴール前での競り合いで痛んで、徳元に交代したが、これも特に影響はなかったと思う。そして12分には、マテウスの仕掛けから木村が持ち上がり、和泉とのパス交換でゴール前へ抜け出し、シュートして決める鮮やかな攻撃。
しかしこれはオフサイドでゴール取消し。この辺から、名古屋は減速し始めた印象。逆にセレッソは、相変わらず今一つ噛み合わないながらも、名古屋ゴールに迫ってくるようになった。
名古屋は34分に、野上と木村を永井と山岸に交代。野上の位置に和泉を下げた。逃げ切る局面での交代にしては、むしろ攻撃的な交代に見えると思ったけれど、試合後の長谷川のコメントを見ると、野上の体力を考えてのことだったらしい。
40分、右サイドを進入してきた本間を稲垣が倒して直接FKを与えた。これを途中から入っていたセレッソのヴィトール ブエノが、素晴らしいFKできっちり決めて、セレッソが追いすがった。
ここから後は、ほぼセレッソが攻め続けていた印象。それでも噛み合わなさは相変わらずで、名古屋はロスタイムに、マテウスと森島を加藤と菊地に代えて守りを固め、逃げ切った。

結局、名古屋の大量得点にはならなくて、僅差の勝利になってしまった。この結果を見ると、最初のセレッソのシュートを武田が止めていなければ、どういう試合になったかわからない気がする。点差が1点ということもあるし、先制されていたことによるダメージを考えても。その後も好セーブを続けた武田が、この試合のMVPに選ばれていたが、異論は全くない。

20251004borad 20251004pitch 20251004score1 20251004score2セレッソのゴール裏。
20251004serezo

| | コメント (0)

J1リーグ第32節 名古屋対鹿島

2025.9.27(土) 17時 豊田スタジアム
観客 34648人 主審 中村太 副審 武部陽介、岩崎創一

 名古屋グランパス 0(0−2)4 鹿島アントラーズ
           (0−2)

 得点 10分 鹿島・エウベル
    19分 鹿島・レオ セアラ
    88分 鹿島・徳田
    90分 鹿島・徳田

現地観戦。

名古屋の先発は、ターンオーバーした前節から変わったのは当然ながら、故障復帰の選手も居たので、前々節からも結構違っていた。
GK武田と3バックの佐藤と藤井はそのままだったが、右に原が復帰。2ボランチは稲垣と森島。右サイド和泉、左サイド中山。前で3人は山岸と永井に加えて、マテウスが復帰。
原はともかく、マテウスがベストコンディションとは思えなかったが、長谷川的にはダメ元で、ベストメンバーで勝ちに行ったイメージだったのかな。
実際、立ち上りから激しく攻め合う展開になったから、成行き次第では何か起きた可能性はあった。開始5分に永井からの縦パスに山岸が抜け出し、GKと一対一。しかし相手GK早川に止められてしまう。これがゴールになっていたら、その後の試合の流れは相当違っていたはず。
そして10分、鹿島は後ろからの縦パスで抜け出したエウベルが、武田と一対一になる。5分の山岸と同じような形だったが、こちらは難なく決められてしまった。
その後も、名古屋は相手ゴールに迫り、マテウスや稲垣が惜しいシュートを撃つが決めきれない。そうすると19分には、鹿島が左サイドに攻め込んできて、そこからの折返しがゴール前のレオセアラに通り、またもあっさり決められてしまった。
この立て続けの2点は、FWの決定力の差を、まざまざと見せつけられた感じ。
ただ、鹿島はその後、25分頃にレオセアラが負傷で退いたこともあって、ゴールラッシュは止まった。そして前半は、全体的には、スコアの割には、試合運び自体は五分といっていいくらいだったんじゃないかと思う。しかし名古屋は得点出来ないまま、0-2で折返し。

後半の鹿島は明らかにペースを緩めて、無理をしなくなったから、名古屋が攻め込むのは難しくなって、シュートまでもなかなか行けなかった。10分には原を野上に交代。ただこれは、戦術的というよりは、原がその少し前にファールで警告を受けたからだと思う。湘南戦の二の舞を避けたかったんだろう。この交代では、特に状況は変わらなかった。
逆に鹿島は、回数は少ないながらも、裏をついて決定的な形を作ってきた。
そういう中で鹿島の鈴木優磨が、14分頃に足を痛めた気配で一旦外へ出た。戻ったけれど、20分に鹿島のカウンターで、決定的な形になりかけた所へ走り込めず、そのまま交代。ちなみに、走り込まれていたら、ここで3点目を失っていた可能性が、かなり高かったように思った。
ただ、そういうアクシデントの中でも、鹿島は隙を見せなかった。前々節の名古屋の、10人になった後のバタバタぶりを思い返すと、こういう所にも差があるなあ、と思ってしまった。
25分に名古屋は、永井とマテウスを下げて木村と浅野を投入したが、効果は見えない。39分にさらに和泉に代えてユンカーを投入した。攻勢を強めようとしたんだと思う。
しかし名古屋は、逆にこの辺から鹿島についていけなくなり始め、自陣内で自在にパスを回された挙句、43分に徳田に決められ0-3。さらに45分にバックラインでのパス回しを徳田に詰められて奪われ、ミドルを決められた。0-4で試合終了。

大敗ではあるものの、全体としては、試合内容はそこまでは悪くなかった。前半に関しては、スコア以外は五分に近くて、決定機の決定力の差が全てという感じ。そこが一番大切と言ってしまえば、そこまでではあるけれど。
後半は優位に立った鹿島の、余裕を持った試合運びにやられたという感じで、それをはねのけるほどの力はなかった、ということで、仕方ないかなと思う。もっとも、試合終了間際の徳田の2点に関しては、長谷川は点を取りに行って後ろを薄くした結果なので仕方ない、的なことを言っているけれど、それよりもむしろ、ミスの連鎖の結果として失点しているように感じるので、そこまで単純には受け止められない気がする。
とはいえ、首位チームと残留争いのすぐ上にいるチームの力の差が、はっきり出た試合ではあったと思う。

ひとつ気になったのは、新潟戦は引分け狙いで、鹿島戦で勝ちに行った(少なくとも真っ向勝負に行く)ように思えたので、まだ勝ち目があって、積極的に行くべきだったのは新潟戦の方だったのでは、という点だった。けれども、10人で戦った湘南戦後半の選手のダメージが大き過ぎて、中2日の新潟戦でそれを考えるのは無理だったかも、という意見を聞いて、そうかもね、と思い直した。でもそれは結局、湘南戦のバタついた後半の産物でもあるわけだし、この日の鹿島のように、もっとスマートに後半をこなせていたら、という気がしてくる。そういうところも、鹿島との差は大きいのだろうなと思う。

20250927board 20250927pitch 20250927score
鹿島のゴール裏。
20250927kasima

| | コメント (0)

J1リーグ第31節 新潟対名古屋

2025.9.23(火祝) 14時 デンカビッグスワンスタジアム
観客 19673人 主審 大橋侑祐 副審 堀越雅弘、塚越由貴

 アルビレックス新潟 0(0−0)0 名古屋グランパス
            (0−0)

現地観戦。

名古屋の先発は、前の試合から中2日の影響で、かなりターンオーバーしてきた。GKと3バックはそのままだったが、2ボランチは稲垣と加藤。左サイド徳元、右サイド野上。前3人は森島、浅野、木村。

序盤は名古屋がプレッシャーを掛けて押し込んで、新潟は自陣からもなかなか出られなかった印象。いかにも最下位で低迷しているチームという感じで、これは名古屋が順調に3連勝できる試合かな、と思った。
しかし10分を過ぎると、新潟が名古屋陣内に入れるようになってきて、こうなると逆に名古屋が自陣から出られなくなり始めた。とはいえ新潟もパスをつないでいたし、名古屋が奪ったボールもすぐに回収出来ていたものの、決定機につながるような形には至れず、ボールを持っているだけという感じは否めなかった。
膠着した状態で、前半は終了。とはいえ、パスサッカーの新潟に対して、放り込みでの得点が主な武器の名古屋は、前半温存していた速い選手を投入すれば、比較的容易に膠着状況を脱することが出来るのでは、と思っていた。

後半になると、両チームとも前半よりは積極的に動き始めたが、そういう中で主導権を握ったのは新潟の方だった。
12分に名古屋が、徳元と浅野に代えて、中山と永井を投入した時は、カウンター要員の投入で、一気に形勢を変えに来たと思ったのだけど、不発だったように思える。永井のスピードはきっちりケアされていた。
むしろ15分に新潟が投入した外国人FWの方が、新潟に勢いを付けたように思う。さらに20分頃からは右サイドを橋本にかき回され、きわどいクロスや、セットプレーのボールを、度々ゴール前に送り込まれた。名古屋は28分に野上と木村を原とユンカーに交代し、原を3バックの右、内田を一列上げて右サイドへ持ってきたけれど、新潟の攻勢は止まらなかった。35分には橋本のクロスからゴール前で混戦となり、最終的に武田がクリア。双方合わせて、この試合で一番きわどい場面だったと思う。VARも介入したが、名古屋にファールなしと判定され、PKを免れた。
新潟の攻勢が続いたが、名古屋は人数を掛けて何とか守った。後半ロスタイムに入る直前には、内田が痛んで三國に交代。三國が3バックの右で、原が右サイドに入った。この後もシュートを何発も撃たれたが、精度が悪く枠は捉えきれず、枠へ飛んだボールもどうにか跳ね返して、スコアレスドローで終了。

試合後の長谷川のコメントを見ると、名古屋は手堅く勝ち点1を目指して、あわよくば勝ち点3という目論見だったようだけど(前半が膠着で、後半に入って永井などを投入したところからも、それはうかがえた)、試合を見ていた印象からすると、引き過ぎて、むしろ勝ち点0のリスクを背負ってしまった試合運びだったように思う。勝ち点1を確保できたのは間違いないので、結果は出たとは言えるんだろうけど、今後の試合を考えた時、この相手にこういう試合でよかったんだろうか、という疑念は残った。前の試合から中2日という日程が、厳しかったのは分かるのだけど。
一方で、これだけ決定機を作っていた以上、新潟は勝ちたかっただろうなと思った。ここまで優勢な試合をしても勝てないというあたりに、降格圏にいるチームらしい勝負弱さを感じずにはいられなかった。

20250923board 20250923pitch 20250923score
名古屋のゴール裏。
20250923nagoya

| | コメント (0)

J1リーグ第30節 名古屋対湘南

2025.9.20(土) 17時 豊田スタジアム
観客 29550人 主審 モハメド アハメド 副審 道山悟至、田中利幸

 名古屋グランパス 3(3−0)1 湘南ベルマーレ
           (0−1)

 得点 19分 名古屋・稲垣章
    31分 名古屋・永井
    45+3分 名古屋・山岸
    78分 湘南・鈴木章

現地観戦。

名古屋の先発は、先週の岡山戦から、右サイドの森が浅野に交代。森がU20のW杯か何かに行った影響。ちなみに浅野は前に入って、和泉が右サイドぽかったと思う。

今日は、ここ2試合とは打って代わって、立ち上がりから攻め合う展開で、名古屋も引かなかった。今日は勝つという意思の表れだったのか。まあ、順位が下のチームに負けるわけにはいかなかったのは確か。 
それでもうまく組み立ててくるのは、相変わらず湘南の方だったけれど、名古屋も相手ボールを拾って攻め込む形は作っていた。
10分には山岸が詰めてボールを奪って持ち上がる。そこからパスを貰った永井が、シュートを決めて先制。
と思ったが、VARが介入する。山岸がボールを奪ったプレーが、オンフィールドレビューでファール判定になり、ゴールは取消し。
その後、湘南に決定的な形を作られたが、シュートをはずしてくれた。
そして19分に、左サイドからの中山のクロスがゴール正面にクリアされたボールを、稲垣がどかんと蹴って決める、お馴染みの形で名古屋が先制。
その後は湘南に流れが行き、ゴール前に押し込まれて、何度も決定機を作られたが、武田の好セーブもあったが、シュートの精度が悪く、決まらない。
逆に31分に、名古屋が湘南ゴール前での球回しから、最後は山岸の折返しを永井が決めて2-0。
さすがに湘南は元気がなくなってきて、好機を作れなくなり、ロスタイムにはGKがバックパスをトラップしたのが大きくこぼれ、山岸が詰めてシュートして3点目。決まったな、という感じ。

しかし後半の序盤、山岸が不必要に激しい当りのファールで警告を貰った直後、ヘディングの競り合いで相手を倒し、肘が入ったのを取られて2回目の警告で退場。川崎戦と似たような展開になってしまった。ただ、点差は3点と大きいし、今日の湘南の出来からして、それを引っくり返すほどの勢いは、湘南にはないだろうも思った。
実際、そういうふうに進んだ。名古屋は引き過ぎなように見えたし、それで無駄に湘南の攻撃を呼び込んでいたように思えたが、湘南は決定機を決めきることが出来なかった。
後半17分には和泉を野上に代え、27分には永井と浅野を木村と加藤に代え、さらに守備的に。
しかし33分、湘南の続く攻勢の中、ついに鈴木章に押し込まれ3-1。その後も湘南の攻勢は続いたが、シュートがゴールを捉えきれない。名古屋もロスタイム序盤には相手ゴール前に持ち込むチャンスを作ったが、ものにはならなかった。そのまま3-1で試合終了となった。

山岸の退場がなければ、名古屋の大勝で終わる大味な試合だったと思う。そういう意味では、試合を盛り上げた退場だった、と言えなくはないのかもしれない。勝ったから言えることだろうけれど。
山岸の1回目の警告のファールは、後でDAZNで見直すと、確信犯的だけど、そこで警告が出るとは思っていなかった、という感じ。ゴール取消しになった時のファールがあったので、おそらく主審は彼をマークしていたんじゃないかという気がする。2回目で肘が入ってしまったのは明らかにアクシデントだから、そこまで厳しく行く必要もなかったはずの、1回目の警告のプレーがいかにも無駄だった、という感じになってしまった。ただ、ああいう競っていくプレーは山岸のスタイルだと思うので、仕方ないか、という気はする。
湘南は、春先に見たチームに比べて、あまりにも精彩がなくて、何があったんだろうと思った。選手もかなり様変わりしていて、別のチームのようだった。不振のせいで選手が抜けてしまったのか、選手が抜けた結果、不振に陥ったのか、どちらかは知らないが、降格圏にいるのも仕方ないだろうな、という感じがした。
20250920board 20250920pitch
20250920score1 20290920score2_20251005120801
湘南のゴール裏。
20250920shonan

| | コメント (0)

J1リーグ第29節 岡山対名古屋

2025.9.13(土) 19時 JFE晴れの国スタジアム
観客 14735人 主審 高崎航地 副審 野村修、津野洋平

 ファジアーノ岡山 0(0−0)1 名古屋グランパス
           (0−1)

 得点 61分 名古屋・佐藤

現地に行きたかったが、諸事情で断念して、DAZNでライヴで見ていた。来年も岡山で試合があって、今度は見に行ければいいんだが。

名古屋の先発は、2週前の前節、FC東京戦と一緒。あの試合同様、名古屋の動きが重く、鈍い試合運びに感じられた。
FC東京戦は残留争いの当事者との対戦ということで、お互いが慎重になった結果かなと思っていたが、この試合の相手は少なくとも順位的には、名古屋よりそこそこ上に居る上位チームだし、一方でそれほど強力な攻撃力を持っている印象はないチームなので、どうして?、という違和感はあった。もっと積極的に行かないと、いい結果にはつながらないんでは、みたいな感じ。
そして岡山は、名古屋のそういう出方に乗じて、やりたいことがやれていたように見えた。うまく組み立てて、ゴール前へ持ち込み、度々シュートを撃つことも出来ていた。決め切ることは出来ていなかったが。
なかなかチャンスらしいチャンスも作れない名古屋だったが、前半が30分を過ぎたあたりから、ようやく攻めこむ場面を作れるようにはなってきた。それでも前半はシュートは1本だけ。スコアレスで折返し。

後半は前半終盤の流れを引継いで、名古屋がいくらか盛り返して始まったと思うが、スコアは動かない。しかし60分に名古屋はCKを獲得。ここで森を野上に交代した後にリスタート。このCKの流れから、佐藤がゴールを決めた。名古屋が先制。
この後、先制された岡山が選手交代で攻勢を強め、名古屋は受けに回ったが、決定的な形には持ち込ませなかった。
名古屋は76分に永井と山岸を、浅野と木村に交代。この交代では、大きな変化はなかったと思う。そのまま90分になり、ここで中山と森島を、小野と加藤に交代。どちらも久々の登場だったから、これは今後の起用に向けた意図があったのかな。
ロスタイムも依然、岡山に押され気味でも、それほど厳しい場面はなく、このまま逃げ切るだろうな、と思っていた。しかし96分、岡山が右サイドから入れて来たロングボールが、左からゴール前に入って来た田上に通り、シュートを撃たれ、ゴールに決められてしまう。さすがに衝撃的だった。
でも、ここでVARが介入。ロングボールに対してクリアに行った藤井が、岡山の選手に押されてバランスを崩していたという点がポイントになった。リプレイを見ると、押されてはいるけれど、そこまで厳しいコンタクトには見えず、ファールを取るかどうか微妙だなと思ったが、長い確認の後、ファールの判定になり、ゴールは取消し。名古屋は救われた。
その後にも、岡山の猛攻から、シュートがクロスバーを直撃する場面があり、薄氷を踏むような展開になったが、名古屋は何とか逃げ切った。

6月の広島戦以来の勝利で、後半戦、これでようやく2勝目。正直言って、内容的には特別良くはなかったし、VAR判定で運が味方してくれた、勝っただけの試合という印象だけれど、ずっと勝てていなかった以上は、それで十分というところじゃないかな。この勝ち点3は残留争いを考えると、かなり効いてきそうにも思える。
名古屋の重い試合ぶりには納得がいかなかったのだけど、考えてみると、前の試合も含め、慎重に構えたというよりは、好調だった右サイドの原を負傷で欠いたことが、前への推進力を欠いている最大の理由だったのかもしれない。それと、もしかすると、三國を外していることも、理由の一部かもしれない。三國が前へ出ていくプレーは、穴を作りがちなディフェンスと裏表なので、無条件で肯定出来るようなものではないけれど、前への推進力になっていたことは確かだと思う。藤井も、以前在籍していた時は、決して引き気味な選手ではなかったと思うけれど、まだ今のチームに馴染んでいない面はあるのだろうし、慎重になるのはやむを得ないかな。馴染んで来れば、もう少し違うイメージも出て来るのかもしれない。
何はともあれ、三國を外して3バックの中央を藤井にしてから、これで1勝1分だから、否定的な結果にはなっていない。しばらくこれでいくことになるのかな。次週の3連戦あたりでは、何か変化があるかもしれないが。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧