「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」

久々に見に行った、テリー・ギリアムの映画。
テリー・ギリアムは、個人的にモンティ・パイソンブームだった一時期、割とフォローしてたけど、もう20年くらい、映画を見には行ってなかった。今回、行く気になったのはたまたまで、もしかしたら、ギリアムがドン・キホーテの映画を作ろうとしてるという話を、フォローしてた頃に聞いた覚えがあったからかな。

学生時代にスペインの田舎の村で、地元の住民を俳優に使ってドン・キホーテの映画を撮った男が、映像作家として成功した10年後、たまたま村に戻ってきて、悪夢のような経験をする話。ただ、ストーリーそのものに、そんなに重要性はない気がする。
というか、ある程度、内容を思い出せるギリアムの映画というと、「未来世紀ブラジル」と「バロン」くらいだけど、あの辺もストーリーを追って見てはいたけれど、そこにポイントはないような気がしていたと思う。でも、じゃあ何がポイントかというと、よくわからない。具体的なテーマや主張を描いているわけでもなく、現実と虚構が入り交じる曖昧模糊とした、わかりにくい映画という印象だった。
この映画も同様だったので、そういう意味では、まさに自分がイメージしてるギリアムの映画そのものだったのかもしれない。そういえば、考えようでは、主人公のたどる道筋は、「ブラジル」の主人公にかなり似ているようにも思える。
しかし「ブラジル」では、これはどういう映画なんだろうと考える以前に、ビジュアルの華々しさで幻惑されたのだけど、この映画にはそういう要素は薄いと感じる。その分、これはどういう意味なのか、というようなことを、見ながらいろいろ考える余裕があったともいえるか。
ただ、ストーリーが全てではないと感じる、こういう映画を見るのは久しぶりだったし、映画そのものを、大した本数を見ていない昨今、この映画をきっちり受け止めて、あれこれ語るほどの知識を自分は持っていないな、という気はした。

それはそれとして、この映画には、モンティ・パイソンぽい場面が所々に出てきた。そもそもオープニングが、「And now」だったし。つまりはこれがギリアムの一貫した作風ということなのか、それともこれがモンティ・パイソンからの流れを意識した映画ということなのか、どっちなんだろう。そういうあたりも、ギリアムのこの20年くらいの映画を見ていれば、察しがつくのかなと思うのだけど、残念ながらそういう知識もないわけで。

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「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」

「仮面ライダーゼロワン」と「仮面ライダージオウ」が合体した映画版。「ジオウ」で平成ライダーが終わって、「ゼロワン」から令和ライダーになったけど、2作合体映画は今回もやるんだね、という感じ。
歴史が改変されて、周囲がヒューマギアの支配する世界になってしまった「ゼロワン」の或人と、「ジオウ」のソウゴ・ゲイツ・ツクヨミが、協力して元の世界を取り戻すために戦う、という話。
この1年間に作られた「ジオウ」の映画版2本は結構良かったと思ってるが、今回の映画は、説明不足というか、辻褄を合わせてない所が目立ち、いまいちな中身と思った。そもそも、辻褄を合わせようという気持ち自体がないようにも感じた。

もっとも、今、放送されている「ゼロワン」のテレビシリーズ自体が、重要な部分の説明が抜けていたり、ストーリーに説得力がない、という印象が強く、あんまり熱心に見る気にはなれてない。特に、デイブレイクみたいな事件があった後も、普通に街中でヒューマギアが活用されているって、変じゃないかと、ずっと思っている。この映画の印象は、そういう中途半端なテレビシリーズそのものだった、という気もする。
それとも「ゼロワン」も、回を重ねるうちには、説明不足に思える点にしっかり理由づけがされて、説得力のある話になっていくんだろうか

(2019.12.21)

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「この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」

ラノベを原作にしたテレビアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」の映画版。テレビ版はバカバカしくて面白くて、結構見ていたから、映画版も、おつきあいだが見に行ってみることにした。
映像や構成に関しては、映画版だからといって、気負うこともなく?(^^;、テレビ版のクオリティでやりきってた印象。まあ、このアニメはそれでいいんだろうと思う。そういう部分ではなくて、登場人物のキャラクターの異常さや、登場人物同士の罵り合い(と、その割に、ほのぼのしている所)に、この作品の面白さがあると思っているので。もっとも、めぐみんの爆裂魔法による大爆発は、さすがにでかいスクリーンだと迫力が違った。そこも考えて、原作の中から、このエピソードを選んだんだろう。
登場人物たちの相変わらずな暴走ぶりが楽しくて、笑えてよかった。
ただ、めぐみんが中心になる話なので、アクアが活躍する場面が少なかったのは、仕方ないとはいえ、ちょっと残念。人間のクズ・カズマと、バカな女神のアクアさんの、不毛だけど達者な掛け合いが、この作品の一番の売りと思っているから。
テレビアニメの第3シリーズってのは、あるんだろうか。
(2019.8.31)

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「仮面ライダージオウ Over Quartzer」

8/10に見に行った映画。ジオウ最終章とかいう触れ込みで、いやいや、また本当の最終回は映画館でとかいう、ディケイドみたいなことを?とか、いろいろ疑念にかられつつ見に行った。

結果的に言えば、確かに最終回だったと思う。かなりはしょってるにしても、ある時点までのテレビシリーズでの謎を、うまく説明して、きれいにオチを付けていた。タイムジャッカーの話はすっぽり抜けてるな、とは思ったけど、おおむね納得できた。
一方で、現時点でテレビシリーズはさらに先に進んでるわけで、そっちとの整合はもう取れてないと思う。つまりテレビシリーズは、それこそ、タイムジャッカーが前面に出た、独自の最終回に向かっている。要は、マルチエンディングってことか。そう考えると理解しやすい。

やたらとウォズがメタ的なトークを繰り広げるのは笑ってしまったし、戦国時代へ舞台を移してみたり、テレビや映画以外のいろんな媒体に登場した平成仮面ライダーを次々出してみたり、徹底して遊んでいる。そういう意味ではシリアスでない方の最終回ってとこか?(^^; まあ、テレビの方の最終回がどういうものになるかもわからんけれど。
マッハが、せっかく登場した割には、いまいち目立たなかったなと思う。あと、ああいう流れにするんなら、マッハとチェイスと再会する場面を作ってやって欲しいけれど。そういえば、テレビシリーズの方では、ゲイツがマッハと会ったことを匂わせるセリフがあったけど、それはこの映画の場面を指しているとしか思えない。でも、この映画とあの場面は別のタイムラインなのでは。整合しないんじゃないかしら。そこまで考えて作ってないんだろうなあ、とは思うが。

全体としては、割と無難にまとまってる感じで、あまり強烈な印象は残らなかったけど(目下、テレビシリーズの進行の方が強烈過ぎるので(^^;))、面白くは見れた。

併映のリュウソウジャー(「タイムスリップ!恐竜パニック!!」)は、まあ、シリーズの1エピソードという感じで、おまけ程度の中身。戦闘の場面の風景が、秘境ぽくて格好良かったが、北アルプスあたりかな。

それはそうと、ジオウの次作の仮面ライダーとして、ゼロワンがお披露目されていたが、今度はどういう方向性を目指すんだろうか。

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「大陸横断超特急」

1976年製作の映画。4月末に映画専門チャンネルのザ・シネマで、日本語吹替版を放送していたので見てみた。かなり有名な映画だけれど、見たことがなかったのと、ジーン・ワイルダーの声を広川太一郎が吹替えているのに懐かしさを感じたのが理由。
LAからシカゴへ向かう寝台特急列車で、犯罪組織の一味と乗り合わせた主人公が、事件に巻き込まれる話。基本的にはサスペンスコメディだが、LAからシカゴへの沿線の風景をふんだんに取り込んだ観光映画ぽい雰囲気もあるし、最後の方はパニックもの的で、切り口がいろいろある映画という印象。
その分、ややとっ散らかっている感じもするのだけど、70年代らしいのどかな雰囲気は悪くない。近年のハイテンション過ぎる映画よりも、こういうのの方が好きだなと思った。最後のパニックの場面なんかも、今の映画の感覚では、全然パニックに見えないのどかさだよ。その割には、結構ばしばし、特にコメディぽい振りもなく、あっさり人が殺されるんだけども。
半ばから終盤にかけて登場する、リチャード・プライヤーが演じる中途半端な小悪党が楽しかった。この俳優のこういう演技は好きだった。
吹替版なので、広川太一郎だけでなく、滝口順平や立壁和也などの懐かしい声が、いかにもな役回りで聞けたのもうれしかった。子供の頃は、こういうのでテレビで洋画を見て楽しんでいたんだよな、というのを、改めて思い出した。つまり、自分が映画を見る原点のひとつは、こういう所にあったわけで。

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「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

2014年にアメリカで製作された「GODZILLA ゴジラ」の続篇。公開初日(5/31)の夜に見に行った。
今回は「三大怪獣 地球最大の決戦」と同じく、ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが登場して、怪獣プロレスを繰り広げる。

前作でクオリティ保証済のゴジラに加え、今回はキングギドラのスケール感が凄い。この2匹の対決のど迫力を見るだけで値打ちはあったと思う。
ラドンも、火山から出現する場面は、「ラドン」を何倍にもスケールアップしたかっこよさ。
ただモスラだけは、東京タワーに繭を掛けることもなく、いまいち見せ場が貰えてなくて残念だった。
その他、いろんな所にオリジナル作品への気配りが見て取れたのは嬉しかった。

ただ、ストーリーは相当グズグズ。多分、純粋に怪獣プロレス映画として見た方がたのしい(元々、前作もテイストとしてはそう)。変にストーリーにこだわると、多分、腹が立つ。
その辺もあって、前作ほど、諸手を挙げて賛辞を贈るという感じではなかったのだけど、怪獣映画として、十分期待には応えてくれたかな、とは思う。個人的に、「シン・ゴジラ」より、こっちの方が全然好きなのは、間違いない。

なお、上映スケジュールの関係で、前作の時同様、日頃は見ないIMAX 3Dで見たんだが、前作の時同様、3Dは要らなかった気がする。

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「麻雀放浪記2020」

4/5に公開された映画。五輪絡みの内容が不謹慎だとか、ピエール瀧が出演してるのが問題だとか、二度も上映中止の危機にさらされながら、東映の判断で上映が始まった映画。東映、えらい。応援の気持ちもあって、早々に見に行ってきた。

1945年の東京で賭け麻雀で暮らしていた坊や哲が、九連宝燈を出したのをきっかけに、2020年にタイムスリップ。その2020年の日本では、突然勃発した戦争に敗戦したことで、2020年五輪の開催権を返上し(この辺のストーリーが最初に揉めた理由)、代わりのイベントとして(日本が誇っているらしい)AIと人間の雀士が対戦する麻雀五輪を、「新国立競技場」で実施しようとしていた、という話。

坊や哲は元になっている「麻雀放浪記」(阿佐田哲也の小説でも、和田誠によるその映画化でも、どっちでもいい)の主人公だし、背景となる1945年の出来事も、それを踏まえている。一方、2020年の話はオリジナルだが、元作品をうまく使いこなしている感じがしたし、リスペクトも感じられた。
直前の「戦争」の詳細がほとんど語られないので、なぜそうなったのかはよくわからないんだが、2020年の日本は、マイナンバーの強制や暴力的な警察など、強権支配による管理社会になっており、そこからはみ出した人間たちは、底辺の生活を送っていて、主人公(斎藤工)はそういう底辺の東京へ紛れ込んでいく。描かれている社会は明らかにディストピアだけれど、今の世の中を見ていると、現実からそれほどかけ離れた世界にも見えなくて、コメディのネタとしてはかなり苦く感じた。ただ、東映の特撮ヒーロー物にはこういう話が多いよな、とも思ったから、さすが東映という感じではある。娯楽作品に、世の中の風潮や社会への批判をさりげなくすべりこませる。そうであっても、話の中身はあくまでも娯楽という、お馴染みの作風。
ゲテモノな映画には違いないけれども、竹中直人を中心に、笑えるシーンに事欠かないし、麻雀の試合のシーンは、イカサマのテクニックの見せ方も含め、なかなかの迫力で、本当に面白く見れた。

2020年の世界で、強い雀士として有名になった主人公(斎藤工)が、賭博で警察に捕まり、お詫びの記者会見をすれば釈放してもらえる、という場面があるが、折しも、保釈で出てきたピエール瀧が、神妙な顔でお詫びしたというのが、まるっきり映画と被って見えた。こういうネタを入れている以上、瀧の事件があったからといって上映中止するのは、まさにこの映画の精神に反する。東映が公開を決めたのは当然だったかなと思う。実際のところ、瀧の出番はそれほど多いわけでもなく、こんなもので上映中止にされたら、たまったもんではないわな。東映はよくやったし、この映画がヒットすればいいな、と思う。
(2019.4.6)

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「タクシー運転手 約束は海を越えて」

昨年日本で公開された2017年の韓国映画。公開当時、見に行こうかと思ったもののタイミングを逸したが、近場で上映会があるのを見つけたので、行ってみた。

1980年に光州で起きた民主化を求める市民運動を、軍事政権が弾圧して多くの死傷者を出した光州事件を題材としている。韓国政府は、外部に真相を知られないように光州を隔離して事を進めていたが、潜入したドイツ人の記者が映像記録を持ち帰って報道したことで、世界に知られることになった。ここまでは史実のはず。
そして、この記者の潜入と脱出を助けた韓国人のタクシー運転手が居た、という所までは、事実だそうだけれど、潜入から帰還までの一部始終のどこまでが事実でどこからがフィクションなのかはよくわからない。ただ、タクシー運転手の身元は、映画が作られた時点では判明していなかったようだし(映画が韓国国内で大ヒットしたことで、明らかになったらしい)、彼の素性に関わる部分は、ほぼフィクションだろう。
とても心を動かされる映画だったけれど、ポイントが、史実の部分とフィクションの部分の二つあるように思えたので、その境目にはちょっとこだわりたい。

主人公はソウルのタクシー運転手のオヤジ。生活するのに精一杯で社会のことには関心がなく、国のやることは間違いないくらいに思っていて、そういう社会でうまく立ち回ることだけ考えていた。その彼が、光州で起きていることを目の当たりにして、彼らを救える可能性が自分にはあると気付いた時の葛藤と行動のヒロイズムが、フィクションとして、この映画で特に心を打たれた所。
他にも、彼以外の登場人物の、ドイツ人記者や光州の人々についても、いい場面が描かれている。光州のタクシー運転手たちが、光州から脱出しようとする主人公を救いにやってくる所とか。タイトルの「タクシー運転手」は、主人公だけでなくて、暗に彼らも含んでいるんだろう。

史実として心を動かされるのは、民主化を求める動きを弾圧し、その運動への参加者を殺すことも厭わない権力の残虐さと、それに対する光州の人々の抵抗が描かれている部分。
このあたりには、近年の日本での政府への抗議行動と、それらへの権力側の対応がかぶって見えたりもするので。もちろん、東京近辺で、目の前で見たり、実際に体験しているそれは、この映画に描かれている凄まじい風景とは全く違うけれど、映像を通して見る沖縄などの似たような風景は、かなり近付きつつあるように見えるし、現状を無批判に放置していれば、エスカレートして、いずれああいう風になりかねないという危機感もある。

それから、史実とフィクションが入り交じったあたりで感じることは、メディアが報道しないことは世界に伝わらないし、正しい報道をしなければ世論を誤った方向へ導くということで、つまりは正しい報道がどれだけ重要かということ。それから、権力を無批判に信じてしまうのは危険だということ。まあ、ここいらは常日頃、思っていることではあるが。
あとは、その裏返しかもしれないが、事実を知ろうとすることの必要性かな。主人公は、事実を知ったことで、状況に関わらなくてはいけないという意識を持ったし、知って行動したことで、30年後、心安らかで居られたんだろうと思う。
それにしても、韓国であれだけ歴代の権力に対する批判が強いのは、権力が国民を欺くこうした事件が、たった40年前に起きていたというのも大きな理由なんだろうと思う。日本にも1945年まで、多分、これよりもはるかに悪質な国民を欺く権力が存在していたんだが、70年経った今では、そんなのをすっかり忘れちゃって、国に盲従したがるような雰囲気が本当に強い。70年の時間経過は40年に比べれば、確かに長いかもしれないけれど、それだけでもない気がする。歴史に学ばない国民性ということで説明出来ちゃうんだとしたら、本当にやりきれない。

映像の技術という点では、40年近く前の光州の街をよく再現したなあと思った。クレジットがすべてハングルだったので、正確な所はまるで判らないが、おそらくCGを相当使っている。そういうことが出来る時代なんだよね。
(2019.3.17)

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「アクアマン」

今年初めて見た映画。結構、前評判が良かったのと、テレビで流れてたCMだと、B級アクション映画ぽかったから、面白そうだと思って見に行ったが、ちょっと違った。

アメコミの映画化ではあるけど、今時は、そういうのが超大作になるから、それだけでは判断がつかない。実際、この映画も、相当製作費がかかってると思われる、豪華な造りだった。内容の半分くらいが海中のシーンで、そこは当然CG使いまくりの凄い映像。
お話は、地上人と海底人の間に生まれた主人公が、海底人の地上侵攻を食い止めようとするというもので、結構チャチではあるけど、そのために、海底人の国アトランティスの都市に行ったり、失われた古代都市の跡へ行ったりするし、そのビジュアルがまたいちいち豪華。そういう舞台で、海底人や海底世界の幻想的な生物たちと戦う。まるっきり、ガチガチのヒロイック・ファンタジーだな、という感じ。
もうちょっと、チャチでチープなヒーローものをイメージしていたから、ありゃりゃ、と思った。主人公のキャラも、軽いようでいて、意外にシリアスだし。もっとも、戦闘員の装備や兵器なんかは、近頃の仮面ライダーや戦隊ものなんかとそう大差がないように見えて、案外チャチとは思ったけれど、こういうのはCGで作れちゃう時代だから、まあ、しょうがないな。どっちかというと、逆に、それほど予算のないテレビドラマでも豪華感が出せちゃうということなんだから。
映画自体は華々しくて、面白かったけれども、見ようとしてたのはこういうのじゃなかったんだよな、とは思った。

もうひとつポイントがあって、のんきな魚や海生哺乳類の見せ場がほとんどなかったのも期待と違った。
終盤の方で、お姫様の乗り物としてシャチが出てきて、来た来たと思ったけど、ほんのワンシーン。こういうふうな海の生き物たちが、どんどん動き回るような場面がもっとあるかなと考えてたんだけど、出てくるのは兵器みたいに重装備した鮫とかタツノオトシゴとかばっかりで、残念という感じ。

まあ、こっちが勝手に期待してたのと中身が違ったというだけなので、映画そのものがダメだったというつもりはない。
(2019.2.11)

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「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER」

公開初日に見に行った仮面ライダー映画。
エグゼイドはあまりにもピンと来なくてほとんど見ずじまいで、その流れでビルドも見てなかったから、仮面ライダーとは、しばらく疎遠にしていた(もっとも、去年のビルド&エグゼイドの映画版は、旧作のライダーたちが大々的に出るというので、観に行ったけど)。でも、今のジオウは平成仮面ライダー20周年記念作で、旧作の登場人物がいろいろ出てくるのに興味を引かれて、少し見ている。その流れで見に行った映画版。

ビルドとジオウが、周囲の人間が仮面ライダーのことを忘れていくという事件に遭遇して、平成仮面ライダーをまるごと虚構の存在にしてしまおうとする策謀があることを知る話。
元々、ビルドとジオウのシリーズの内容が、色物に走りすぎてないこともあって、今作はシリアスなストーリー展開が浮かずに、しっかりした話になっている。例によってタイムパラドックスものなので、細部の整合は相当ぐちゃぐちゃだと思うけれど、大枠は納得出来る(というか強引に納得させる)話にはなっている。
仮面ライダーは虚構の存在である、という現実をストーリーに取り込んで、逆手に取ってくる荒業は、20周年記念作に相応しい趣向だなと感じた。ライダーが戦っている「現実の」光景を、周囲の人間がライダーショーのように取り囲んで見ているという、二重三重に入り組んだ演出もあり、こんなことを理屈抜きにやれるのも、20年続いているシリーズならではと思った。
格闘シーンで一人一人のライダーをきっちり見せる演出も、達者で良かった。

ある意味、最大の見せ場だったのは、某俳優(^^;)の登場シーン(いまさら名前を伏せる必要もないと思うが、まあ、一応)。映画館内がどよめいたよ。あれはびっくりだった。この種の趣向があってもおかしくはないなと、思ってはいたんだけど、全く宣伝されていなかったからね。ここは、公開初日で、ネタバレする前に見に行って、本当に良かったと思った。

よい出来だったと思う。
(2018.12.22)

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