都市対抗野球1回戦 ジェイプロジェクト対鷺宮製作所
2020.11.24 (火) 14時 東京ドーム
ジ 001000000 1
鷺 11000114X 8
[勝]平川、[S]野口、[敗]白崎
COVID19流行の影響で、7月から11月に開催が延期され、感染拡大対策で、企業によるスタンドでの応援なし、試合ごとで入場者入れ替えなど、例年とは勝手が違う運営。どんなものかと思って、試しに1試合行ってみた。とはいえ、混んでる試合はなるべく避けるつもりで、平日午後の第2試合へ。
鷺宮製作所は社会人野球では有名なチームだけど、ジェイプロジェクトってなんだ?、と思った。調べてみたら、名古屋の居酒屋グループの会社だそうで、都市対抗は久々の2回目の出場だったらしい。いい宣伝にはなってるんだろうか。
ジェイプロジェクト先発投手の白崎は、初回3安打で1失点。2回にも、ヒットとツーベースでもう1点を失った所で、早々に2番手・西納に交代。西納は三菱重工名古屋からの補強選手だったが、力投を見せた。右のサイドスロー、特徴のある投球フォームで、制球を乱す場面はあっても、粘りつよく投げ、鷺宮に追加点を許さなかった。ジェイプロジェクトが3回に2安打で1点返したこともあり、拮抗した試合の雰囲気になってきた。
しかし、6回に試合が大きく動いた。まずジェイプロジェクトが相手エラーに乗じて、1死3塁のチャンスを作ったが、後続を断たれ、同点ならず。
その裏、今度は鷺宮が、ヒットで出塁した走者が、ゲッツー崩れと野選の、二つの守備ミスで生還し、1点追加して突き放した。
野手の守備に足を引っ張られる結果になった西納は、7回も続投したが、先頭打者に死球を出し、次打者を三振に取った所で交代。この走者が、リリーフ投手の暴投2発で生還して、さらに得点差が広がる。そして8回のジェイプロジェクトは、3投手をつぎ込んだものの、1死球4安打で4点を失なった。
ジェイプロジェクトの打線は7回以降は、ほぼノーチャンスで、1-8で鷺宮製作所が勝った。
ジェイプロジェクトは、チーム力的に、ちょっと厳しかったように思えたけれど、製造業の大企業の野球部とかではない、こういうチームが都市対抗に出てくるのは、いいことなんじゃないかな、という気がする。
ちなみに、大音量、大人数での企業応援がない東京ドームは、スタンドも広々として、静かで、とても快適で、いつもとは、まるで別の大会のようだった。ただ、1試合ごとの入れ替えのせいで、ついでに複数の試合を見ていくことが出来ないのは、少し残念だったけれど。
どちらがいいのか、というのは、単純には言いにくい。都市対抗に関しては、熱心な観戦者というわけではなく、好きな所も好きでない所もひっくるめて、日頃とは違うものを見るというスタンスで、見に行っているので。
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